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Weekend Box Office 💰 September 22 - 24, 2023 : 9月22日~24日の全米映画ボックスオフィスTOP5


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

第1位 (1) 「ザ・ナン 2」(3,850万ドル)

$8,400,000−(3,536館/$2,376)−$69,222,020

RT の評論家の支持率 45 % / Metacritic スコア 48 / 出口調査の CinemaScore C+

「エクスペンダブルズ 4」の特攻部隊を返り討ちにして、3週連続の第1位を達成した恐怖の尼さん=製作費は約3,850万ドルは、世界総額の興行成績が約2億422万ドルに達したことで、メガホンを託されたマイケル・チャベス監督としては、自身の前作と同時にカンジュアリング・ユニバースの前作でもある本流シリーズの第3作め「ザ・デビル・メイド・ミー・ドゥ・イット」つまり…


「悪魔が私にやらせた」(2021年)の世界総額の興行成績=約2億27万ドルを超えて、自己ベストを更新したことになりますが、ただし、恐怖の尼さんの前作(2018年)が記録したカンジュアリング史上最大ヒットの世界総額の成績=約3億6,339万ドルには残念ながら、届きそうにないですね…。


全米公開の初日(22日)に先がけて、前日の木曜日(21日)の夕方の午後6時にスタートした前夜祭興行の売り上げが、元マッドマックスのメル・ギブソンを悪役にして、もう約9年前の2014年に封切られた前作「3」の前夜祭興行の成績=約87万5,000ドルに及ばない、ややガッカリの…

第2位 (初) 「エクスペンダブルズ 4」(1億ドル)

$8,300,000−(3,518館/$2,359)−$8,300,000


RT の評論家の支持率 16 % / Metacritic スコア 29 / 出口調査の CinemaScore B-

約75万ドルだったものの、それでも前作の封切り成績の約1,588万ドル(3,221館)と同等の金額を稼いでくれるはずと期待されていた「エクスペンダブルズ 4」でしたが、ライオンズゲートが公表した封切り成績が、あろうことか恐怖の尼さんのもう息切れ…の公開3週めの成績=約840万ドルに僅差の10万ドル少ない約830万ドルだったことで、スタローン隊長にとって最後の男祭りは初登場第1位を飾ることができず、シリーズ即死に近い敗北のデビューとなってしまいました…。


約3,483万ドル(3,270館)の封切り成績を稼いで、国内の売り上げが大台の1億ドル突破を果たした約1億307万ドルだった第1作め(2010年)に勢いづいて、すかさず作られた第2作め(2012年)の封切り成績が約2,859万ドル(3,316館)にまで低下し、最終的な国内の売り上げも約8,503万ドルにとどまった男祭りは、さらに続きの前作の第3弾の封切り成績が前述のように第1作めの半額以下にまで転落のばかりか、国内の成績は、その第1作めの封切り成績と大して変わらない約3,932万ドルの沈没だったものの、諸外国ではそこそこヒットし、海外から約1億7,014万ドルを稼いだことで、どうにか第4作めに到った下り坂の経緯を踏まえると…、


本国の北米ではもう明らかに男祭りが飽きられているため、「エクスペンダブルズ 4」も海外市場に希望を託すしかなさそうですが、主役の座がスタローン隊長から右腕のジェイソン・ステイサムに譲られたシリーズは、さらに次の第5作めに進むことができるのか?!、なお、ジャーナリストからは酷評の第4作めですが、シリーズのファンの方や、アクション映画好きの方々は前作と同等の大して変わらない内容と受けとめたものの、CG の質がダメダメの低すぎる点については、チープな映画に成り下がった…と、ため息をついてしまっているようです…。


第3位 (2) 「ア・ホーンティング・イン・ヴェニス」(6,000万ドル)

$6,300,000−(3,305館/$1,906)−$25,352,729

RT の評論家の支持率 79 % / Metacritic スコア 63 / 出口調査の CinemaScore B


第4位 (3) 「イコライザー 3」(7,000万ドル)

$4,725,000−(3,270館/$1,445)−$81,261,243

RT の評論家の支持率 76 % / Metacritic スコア 57 / 出口調査の CinemaScore A


第5位 (5) 「バービー」(1億4,500万ドル)

$3,200,000−(2,634館/$1,215)−$630,450,000

RT の評論家の支持率 90 % / Metacritic スコア 80 / 出口調査の CinemaScore A


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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Today's Photo - Sunday, September 24, 2023




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Today's Fail🤦‍♀️今日の失敗 🐱🤭




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🧡 Pretty Girls 🍒 ksenia_model2016



Photo Credit: @ksenia_model2016. All Rights Reserved.

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What to Watch on Streaming 🎬 Brian Duffield's Alien Invasion Thriller 'No One Will Save You' starring Kaitlyn Dever on Disney+ 🇯🇵 ケイトリン・ディーヴァーひとり芝居 ! ! のセリフなしのエイリアン地球侵略の実験映画「誰もあなたを助けはしない」は映画通必見のカルト作か、それとも愚作 ? !、Disney+ 賛否両論の配信中 ! !


ケイトリン・ディーヴァーが文字どおりの単独主演!!というだけで、映画通は興味がそそられる「ノー・ワン・ウィル・セイヴ・ユー」つまり「誰もあなたを助けはしない」が、この週末に北米では Hulu から、日本を含めた諸外国では Disney+ から配信リリースされました…!!



クリステン・スチュワート主演の海底サバイバルのモンスター・ホラー「アンダーウォーター」(2020年)の脚本家ブライアン・ダフィールドが、もちろん自ら執筆のシナリオをもとにメガホンをとった SF サイコ・ホラー映画は約93分の短めの作品ですが、その視聴時間を費やす価値があるかというと、賛否は分かれそうです。というのも案の定、ユニークな作品を送り出すことには定評の20世紀スタジオ製作だけあって、「誰もあなたを助けはしない」は通り一遍の配信映画の娯楽作ではなく、名脚本家があえてセリフはなし!!の現代的なサイレント映画に挑んだ「実験映画」として創られていました…!!となれば…、


いわゆる若手の演技派の代表格に位置づけられるケイトリンが、どうして、エイリアンと対決することにしたの?!のわけは、セリフなしの難しい役どころだったから挑み甲斐があったのでは?!と容易に察することができそうと同時に、ケイトリン主演だから成立した企画か…!!と理解することもできそうですが、セリフなしのエイリアンと戦う映画と言えば即座に…、

現実に耳が聴こえないため、話すことができないミリセント・シモンズちゃんを重要な役どころに置いたことで、セリフが極端に少ないエミリー・ブラント主演の大ヒット作「ア・クワイエット・プレイス」シリーズと比較されてしまい、ジャック・ライアン監督が「家族の絆」という目に見えて、わかりやすい共感の要素をていねいに描いたことで、観客はエイリアンに襲われる家族に感情移入して、ハラハラできたのに対し、「誰もあなたを助けはしない」は、ケイトリンが演じる主人公ブリンはどうして、ボッチなのか?!のわけを含めた人物像を謎めかしたことで、その秘密に興味を惹かれた人もいる一方、よくわからないままに展開するから、作品の世界に入り込めず、サスペンスの場面なのに冷めて観てしまい、ハラハラできない…と否定的に評されてもいますが…、

SF やホラーのオタク系ジャンル映画のお好きな方にとっては、エイリアンの造形も含めて、充分に楽しめる内容が詰まっていたと好意的に観ることもできますし、エイリアンの地球侵略モノなのにセリフはなし!!の「実験映画」の「小品」は、ケイトリンの相変わらずの名演技に支えられて、映画通の方には一見の価値が絶対あるものとお薦めできます。しかしながら…、


ブリンはどうして、ボッチになったのか?!の謎解きに入る物語のクライマックスの「転」から「決」にかけての描写が、やはり「実験的」ですから、目の肥えた映画通の方は監督の意図を汲み取って、「誰もあなたを助けはしない」のタイトルの意味はそういう逆説だったのか…!!、スゴい皮肉だなぁ…と、現実の社会では SNS の誹謗中傷を通じて、明るみに出てしまった感のある人間の冷たい本性と、侵略者のエイリアンとでは、どっちが怖いのか?!を考えこんでしまうかもしれませんが、えッ、どういうこと?!、よく意味がわからないよ!!と置いてけぼりを食らったようになった人は、そのまんま映画が終わってしまうので、何だ、これ?!、最後がダメだな…と愚作に思えてしまうかもしれません。よって、冒頭のように…、

約93分間の視聴時間を費やす価値があるかどうか?!の賛否はわかれる…となってしまう次第ですが、ちょっと風変わりな映画が観たい人や、ブライアン・ダフィールド監督の意欲的な実験映画の取り組みに興味を持てる映画通の方、そして、ケイトリンの名前があれば要チェック!!と彼女の演技が観たい人には文字どおりのケイトリンひとり芝居!!に近い約93分間は本当に楽しい!!と思います。それにしても、ネタバレになるので、あいまいに書きますが、例の問題の親友役の女優が現実にケイトリンの親友のクロエ・モレッツちゃんだったら大ウケしたのに…!!と、クローがカメオ出演すればよかったのに…!!というのは、ちょっと残念です…!!

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