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Weekend Box Office 💰 February 14 - 16, 2025 : 2月14日~16日の全米映画ボックスオフィス


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

北米で明日の週明けの月曜日(2月17日)は、大統領の日の祝日ですから、14日のバレンタイン・デーから始まった週末は、お休みが1日多い連休のロング・ウィークエンドです!!、よって、観客動員は明日を含めた4日間に分散されるため、週末3日間の興行成績だけを見ると、ちょっと少なくても仕方がないか…ともなる連休途中の事情を承知して頂いたうえで、まず、この週末の…

興行成績について、特筆しなければならないサプライズは、オリヴィアです!!、先週の初登場の第2位から新作2本に圧されて、今週第3位の「ハート😍アイズ」は順位こそ下がったものの、先週の封切り興行よりも約2割の動員を増して、逆に売りあげはアップしています!!と書けば…、

第3位 (2) 「ハート😍アイズ」(1,800万ドル)

$10,000,000−(3,102館/$3,224)−$21,531,000


RT の評論家の支持率 84 % / Metacritic スコア 62 / 出口調査の CinemaScore B-

バレンタイン・デーをテーマにしたロマコメだから、まさにバレンタイン・デーがやってきた週末の連休に観客を集めるのは別に不思議ではない…とも言われそうですが、ロマコメなのに血しぶきをあげるホラー・スラッシャー映画!!ですから、ホラー映画としては、お決まりの公開2週めの垂直落下として、7割近い観客を失っても当たり前…のセオリーや、マーベルのコミックヒーローのブロックバスター映画が封切られたのに、観客を奪われず、むしろ増えたの…?!という大逆転を踏まえると、わざわざ映画館に出かけて、お金を払うんだから、面白い映画を観ないと損だ!!


…といった賢明な観客が、不評のキャプテン・アメリカよりも、大ウケのオリヴィアのほうを選ぶ正しい選択をしてくれたのかなぁ…と思えなくもありませんし、「ハート😍アイズ」は面白い!!の口コミが拡がっているのは、もう間違いないのでは…!!、そして、製作費が約1,800万ドル…

…のジョシュ・ルーベン監督作は国内の興行だけで、2,000万ドル以上を稼ぐことができれば、その控えめなコストを回収し、黒字になるのは確実ですから、公開2週めにして、そのボーダーラインを超えた約2,153万ドルを売りあげているオリヴィアは、主演女優のノルマを立派に果たした実績をまた残したことになりますから…、

マーベルの TV シリーズの主演作「クローク & ダガー」(2018年〜19年)、TV シリーズの主演作「クルーエル・サマー」(2021年)、Prime Video の配信映画の主演作「トータリー・キラー」(2023年)、そして、ブロードウェイの舞台に進出したミュージカルの主演作「シカゴ」(2023年)

…と、4打席も連続して、地味に好評価の堅実なヒット!!に重ね、「ハート😍アイズ」も成功!!の5打席連続ヒット!!ですから、そもそもディズニーの看板娘のアイドルだけに歌って踊れるオリヴィアは、今のところ、あまり目立っていないけれど、でも実際のところは最も信頼できる安定した実力に強運を兼ね備えた主演女優のひとりかもしれない!!と、もっともっと彼女が注目されてもよいのでは…!!


…と、マーベルの戦うヒロインのタンディを圧倒することができなかったキャプテン・アメリカのアンソニー・マッキーの主演作「ブレイブ・ニュー・ワールド」の封切り成績の約8,850万ドルは冒頭でふれたように連休の途中…の事情もあり、いきなり大台の1億ドル超えは果たせず…、


$88,500,000−(4,105館/$21,559)−$88,500,000


RT の評論家の支持率 51 % / Metacritic スコア 42 / 出口調査の CinemaScore B-

シネマティック・ユニバースの過去の作品で言えば、「ドクター・ストレンジ」シリーズの第1作め(2016年)の同成績=約8,506万ドル(3,882館)や、「ブラック・ウィドウ」(2021年)の約8,037万ドル(4,160館)、「スパイダーマン」の第2作め「ファー・フロム・ホーム」(2019年)=約9,258万ドル(4,634館)あたりと同等の特に大ヒットではないけれど、だからと言って、沈没の不発でもない…と、つまりマーベル作品としては平凡な並のヒットの出足…といった位置づけですが…、

タイトルの「キャプテン・アメリカ」とは裏腹に、物語の主軸は約17年昔の2008年に公開された「インクレディブル・ハルク」の後日談に、事実上の打ち切りになった「エターナルズ」(2021年)の後始末?!めいた要素を追加したものであり…、


キャプテン・アメリカのドラマではないピントはずれだし、劇場公開映画のブロックバスター大作というよりは、下手なテレビ映画や配信シリーズのダイジェストを観ているような安っぽさ…などと酷評されていますから、出足の封切り成績は、ひとまず、まぁまぁ…だったものの、動員を継続できるのか…?!は疑問されています。そして…、

ディズニーが公表した製作費の約1億8,000万ドルに、撮り直しの諸経費と宣伝費を上乗せした総額のコストは恐らく3億ドルを超えているだろう…と、ウワサされている巨額を取り返すためには世界総額の興行成績が少なくとも、8億ドルを突破しなければなりませんが、残念ながら…、

そこまでの大ヒットを叩き出せる魅力も見どころもない…とされる「キャプテン・アメリカ 4」は、ビジネスとしては失敗…の赤字映画になりそう…と予想されていますから、いまのキャプテン・アメリカが本当にアベンジャーズのリーダーでいいの?!というツッコミも、また言われそうですね。


第2位 (初) 「パディントン・イン・ペルー」(9,000万ドル)

$13,000,000−(3,890館/$3,342)−$13,000,000

RT の評論家の支持率 94 % / Metacritic スコア 65 / 出口調査の CinemaScore A

地元の英国では昨2024年の秋に封切られた「くまのパディントン」シリーズの第3作め「パディントン・イン・ペルー」を、大統領の日の祝日を含めた週末の勝負作として、ファミリー向けに全米公開した配給のソニピが公表した封切り成績は約1,300万ドルでした…!!、もう約10年前の…


2015年1月半ばに全米公開された第1作めの封切り成績は約1,897万ドル(3,303館)、2018年の同じく1月半ばに映画館に登場した第2作めの同成績は約1,100万ドル(3,702館)でしたが…、


お金の価値の変化のインフレ率に応じて、それぞれの成績を換算すると、第1作めは現在のお金にすると約2,549万ドルを稼いでいたことになりますし、第2作めは約1,408万ドルを売りあげていたことになります。よって、第3作めの封切り成績の約1,300万ドルは、第1作めのほぼ半分…ということになりますし、第2作めからも、やや後退しているわけですが、しかしながら…、

北米で明日の祝日の月曜日に映画館に出かけよう!!というファミリーも当然いるはずですから、明日の大統領の日の売りあげの見込みを含めた週末4日間の成績としては、恐らく約1,600万ドル前後になるのでは…と予想されてる第3作めの封切り成績は、実際のところ第2作めを超えそうだ!!と評価することができるかもしれません。なお、前述のように諸外国ではもう、とっくに公開された「パディントン・イン・ペルー」は世界総額の成績としては、1億ドルを超えた約1億897万ドルを稼いでいるため、すでにヒット作となっています…!!


第3位 (2) 「ハート😍アイズ」(1,800万ドル)

$10,000,000−(3,102館/$3,224)−$21,531,000

RT の評論家の支持率 84 % / Metacritic スコア 62 / 出口調査の CinemaScore B-


第4位 (1) 「ドッグ・マン」(4,000万ドル)

$9,730,000−(3,334館/$2,918)−$66,816,000

RT の評論家の支持率 76 % / Metacritic スコア 64 / 出口調査の CinemaScore A


第5位 (初) 「ナタ 2」(8,270万ドル)

$7,300,000−(660館/$11,061)−$7,300,000

RT の評論家の支持率 -- % / Metacritic スコア -- / 出口調査の CinemaScore --

少年ジャンプに連載(1996年〜2000年)された藤崎竜さん作の同名コミックや、1979年に公開されたアニメ映画の「ナーザの大暴れ」の原作としても知られる中国の明の時代に世に出たとされる神怪小説の古典「封神演義」を元ネタにし、2019年に大ヒットになった「ナタ(哪吒之魔童降世)」の続編です…!!、世界最大の映画市場の中国では先月1月末に、いわゆる旧正月の目玉映画…


…として封切られるや、瞬く間にトンデモない大動員を集めて、アメリカのドルで言えば、約13億7,000万ドルを超える巨額を稼いで、ニンテンドーのアニメ映画「スーパー・マリオ・ブラザーズ・ムービー」(2023年)の世界総額の興行成績=約13億5,915万ドルを追い抜いてしまい、今のところアニメ映画史上では第3番め!!の超ウルトラ特大ヒット作!!にまで急上昇したどころか…、

史上第1位のディズニー・ピクサー作品「インサイド・アウト 2」が昨2024年の夏に稼いだ記録の約16億9,886万ドルをも突破して、アニメ映画史上の最大ヒット作の頂点に新たに君臨するのは、まず間違いがないだろう…と言われています…!!


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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Weekend Box Office 💰 February 7 - 9, 2025 : 2月7日~9日の全米映画ボックスオフィス


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

'Olivia Holt' と名前をサインした紙を持たなくても、顔を見ればわかるオリヴィアではなくて、ほんとうはこっそりと、うしろのジョシュ・ルーベン監督を写したかったらしいイタズラ的な写真からしても、オリヴィアがいれば、みんな愉快になっちゃう、いつものように楽しい現場!!

…だったんだろうなとうかがえるオリヴィア主演のロマコメなのに、ホラー・スラッシャー映画の「ハート😍アイズ」を全米公開したソニピが公表した封切り成績は、約850万ドルでした…

第2位 (初) 「ハート😍アイズ」(1,800万ドル)

$8,500,000−(3,102館/$2,740)−$8,500,000


RT の評論家の支持率 84 % / Metacritic スコア 62 / 出口調査の CinemaScore B-

…と書けば、先週の初登場第2位から、今週はもう第5位にまで転落してしまったソフィー主演の「コンパニオン」の今ひとつ…の封切り成績の約930万ドル(3,285館)よりも少ないじゃないか…


…と、ガッカリ…の感がしないでもありませんが、しかし、現地ニュー・オーリンズのシーザーズ・スーパードームでは今日の日曜日の2月9日に、スポーツのイベントのうち、全米が最も注目して、熱狂する NFL 頂上決戦の第59回のスーパー・ボウルの試合が開催されるため、この週末はそもそも映画館に観客がやって来ませんよ…と閑古鳥が鳴く閑散のタイミングですから、その圧倒的に不利のハンデを抱えながらも…、

少なくとも800万ドルは稼いでほしい…できれば、1,000万ドル前後なら、ありがたい…の期待値に対して、約850万ドルの封切り成績は、かろうじて、どうにか想定の範囲内におさまったことで、オリヴィアはひとまず、集客の要の主演女優のノルマを果たした!!と、前向きに評価することができそうですし…、

ロマコメのお笑いと血しぶきをあげるスラッシャー映画!!という両極端の要素を巧みに交えて、優れた娯楽作を作った手腕が注目されて、これからの活躍が期待されるジョシュ・ルーベン監督の「ハート😍アイズ」は、評論家と観客のどちらからも好評を博して…、

18歳から30代半ばまでの若い観客が約7割を占めた封切り興行の出口調査のスコアは、ホラー映画としては上出来の “ B- ” が与えられて、観客全体の約7割が支持をしていますから、このあとの配信市場では口コミに支えられて、ロングセラーのヒット作になりそうだけに…、

製作費の約1,800万ドルを回収して、黒字になるのでは…?!と推測すると、やっぱりオリヴィアは何をやっても、ホームランは打たないけれど、とりあえず出塁した結果は残していく器用だから、仕事が先につながっていく…、そこが現在27歳のオリヴィアが、10歳のときから地味に売れ続けているわけの、けして裏切らない安定だよね!!と、とりあえず、いつものように成功!!と言ってあげられそうなのに対して…、


今夏の誕生日がくれば、54歳だから、オリヴィアの2倍も長く人生を生きていることになるキー・ホイ・クァンが、ついにようやく、初めての主演!!の大役を与えられたアクション・コメディの「ラブ・ハーツ」を封切ったユニバーサル映画が公表した封切り成績は、約580万ドルでした…

第3位 (初) 「ラブ・ハーツ」(1,800万ドル)

$5,800,000−(3,055館/$1,899)−$5,800,000


RT の評論家の支持率 19 % / Metacritic スコア 35 / 出口調査の CinemaScore C+

…から、「ハート😍アイズ」とほぼ同じ規模の製作費の約1,800万ドルが使われた「ラブ・ハーツ」に想定された期待値が少なくとも800万ドル、できれば、1,000万ドル前後なら、ありがたい…と、つまり「ハート😍アイズ」とまったく同じ…を踏まえると、前述のように最低限のノルマを果たしたオリヴィアとは違って…、

残念ながら、キー・ホイ・クァンは主演スターの役割を果たすことができなかった…という気の毒になりますが、この「ハート😍アイズ」と「ラブ・ハーツ」、どちらもバレンタイン・デーにちなんだ集客を目指した両映画が明暗をわけたのは…、


「ハート😍アイズ」の観客の男女比が五分五分に対して、「ラブ・ハーツ」は男性のほうが、やや多いこと。18歳から30代半ばの若年層の観客が約7割のオリヴィアに対して、キー・ホイ・クァンは同年齢層が約5割にまで低下し、25歳以上の観客が多くなること。つまり…、

「エヴリスィング・エヴリウェア・オール・アット・ワンス」(2022年)の成功で復活を果たし、若者からも支持されているとは言え、やっぱり、「インディアナ・ジョーンズ」の第2作め「魔宮の伝説」(1984年)と「グーニーズ」(1985年)といった過去の子役時代の大ヒット作でこそ知られるキー・ホイ・クァンのファンは、本人と同様に年齢層が高めの男性か…となると…、

アクション映画を好む男性は同時にスポーツ観戦も好む傾向にありがち…となり、前述のように、いわゆるスーパーボウル・サンデーですから、アクション・コメディ「ラブ・ハーツ」は「ハート😍アイズ」よりも不利になり、ロマコメのホラー・スラッシャー映画のほうは、もう今どきスーパーボウルに熱狂なんて…と冷めている、どちらかと言うとオタク志向の若い観客を狙っただけに、「ハート😍アイズ」のほうが「ラブ・ハーツ」よりもヒットするのは当たり前か…と思うと…、

マイノリティのアジア系のキー・ホイ・クァンはあらかじめ勝ち目のない勝負をさせられたみたいで、何だか、可哀想な気がしないでもありませんが、だからと言って、スーパーボウルを避けて、別のタイミングに封切っていたら、ヒットした?!となると、残念なことに出口調査のスコアが、この映画を選んで失敗だった…の域に入る “C+” の「ラブ・ハーツ」は、周囲に鑑賞を薦めたい…と回答が約4割ですから、半数以上の観客がお薦めできません…

…の失敗作と見なされた不評を踏まえると、むしろ、ヒットしそうにない映画だから、不発の沈没が当たり前のタイミングに、敗戦処理投手的に捨てられたか…と考えると、ウケている「ハート😍アイズ」とは違って、口コミを期待することもできそうにないため、キー・ホイ・クァンが主演を任されるのは、これが最初で最後になってしまうかも…?!、う〜ん、現実はきびしいですね…。


第1位 (1) 「ドッグ・マン」(4,000万ドル)

$13,700,000−(3,887館/$3,525)−$54,102,000

RT の評論家の支持率 76 % / Metacritic スコア 64 / 出口調査の CinemaScore A


第2位 (初) 「ハート😍アイズ」(1,800万ドル)

$8,500,000−(3,102館/$2,740)−$8,500,000

RT の評論家の支持率 84 % / Metacritic スコア 62 / 出口調査の CinemaScore B-


第3位 (初) 「ラブ・ハーツ」(1,800万ドル)

$5,800,000−(3,055館/$1,899)−$5,800,000

RT の評論家の支持率 19 % / Metacritic スコア 35 / 出口調査の CinemaScore C+


第4位 (3) 「ムファサ: ザ・ライオン・キング」(2億ドル超)

$3,924,000−(2,945館/$1,332)−$235,206,192

RT の評論家の支持率 58 % / Metacritic スコア 56 / 出口調査の CinemaScore A-


第5位 (2) 「コンパニオン」(1,000万ドル)

$3,020,000−(3,285館/$919)−$15,487,000

RT の評論家の支持率 93 % / Metacritic スコア 72 / 出口調査の CinemaScore B+


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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Weekend Box Office 💰 January 31 - February 2, 2025 : 1月31日~2月2日の全米映画ボックスオフィス


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

謎の民泊ホラーの監督作「バーバリアン」(2022年)が大ウケしたことから、創り手として一躍、注目を集めた俳優のザック・クレッガー(ダコタ・ジョンソンと共演したエッチ系の青春コメディ「デート・アンド・スイッチ(邦題「僕達のヴァージン白書」)」2014年など)が、仕掛け人のプロデューサーをつとめ、新人のドリュー・ハンコック監督(↓ 写真)にメガホンを託した SF ホラーのブラックな恋愛コメディ?!「コンパニオン」を封切ったディスカバリーつまり昔はワーナーが公表した…

オープニング成績は約950万ドルですから、う〜ん…今ひとつ、パッとしないなぁ…と思われそうですが、そもそも予想されてたのは、700万ドルから1,000万ドルのあいだの低い期待値でしたから、製作費も安い約1,000万ドルの「コンパニオン」は、ほぼ想定通りの結果を出したわけか…と言えることになりますし…、

第2位 (初) 「コンパニオン」(1,000万ドル)

$9,500,000−(3,285館/$2,892)−$9,500,000


RT の評論家の支持率 93 % / Metacritic スコア 72 / 出口調査の CinemaScore B+

どうして、この映画を選んだんですか…?!の出口調査の問いに対して、封切り興行の観客の4人にひとり、つまり約25%の観客が、ソフィーの主演作だから!!と回答だけに、ケイリー・スペニーちゃん「シビル・ウォー」2024年)と並んで、いま要注目の女優はソフィー・サッチャー!!

…というのが、TV シリーズ「イエロージャケッツ」の大ヒット!!もあり、世間に浸透してきたかもしれないソフィー現在24歳の前作にあたる A24 ホラー「ヘレティク」(2024年)の封切り成績は約1,083万ドル(3,362館)、さらに前作のキング原作ホラー「ザ・ブギーマン」(2023年)の同成績は約1,236万ドル(3,205館)でしたから…、


「コンパニオン」の宣伝プロモーションが、ネタバレを避けるために、映画の内容をややボヤかすしかなかったハンデを踏まえると、前2作から、やや劣りはしたものの、ほぼ同等と言える数字を稼いだことで、主演女優のソフィーはノルマを果たした!!と讃えられそうですし…、

25歳以下の女性の9割以上、つまり若い女性の観客のほぼ全員が支持をし、25歳以上のアラサーの男女の観客の8割以上が支持をして、総合のスコアの “ B+ ” よりも、ワンランク高い “ A- ” を与えた出口調査の絶賛からすると、これから…

実際に映画を観たひとたちのお薦めの口コミが拡がって、映画館の動員は好調を維持するかもしれませんし、配信市場ではロングセラーのヒット作になるのでは?!と期待できそうですから、出足の封切り成績の今ひとつ…はすぐに取り返して、すでにほぼ確定の黒字を伸ばす大成功に発展するかもしれませんね…!!

なお、念のためですが、この「コンパニオン」に興味を持たれた方は、展開のくわしいネタバレを食らうまえに、できるだけ早く、自分の目で映画をお楽しみください…!!


第1位 (初) 「ドッグ・マン」(4,000万ドル)

$36,000,000−(3,885館/$9,266)−$36,000,000


RT の評論家の支持率 76 % / Metacritic スコア 64 / 出口調査の CinemaScore A


第2位 (初) 「コンパニオン」(1,000万ドル)

$9,500,000−(3,285館/$2,892)−$9,500,000

RT の評論家の支持率 93 % / Metacritic スコア 72 / 出口調査の CinemaScore B+


第3位 (2) 「ムファサ: ザ・ライオン・キング」(2億ドル超)

$6,113,000−(3,180館/$1,922)−$229,510,210

RT の評論家の支持率 58 % / Metacritic スコア 56 / 出口調査の CinemaScore A-


第4位 (3) 「ワン・ノブ・ゼム・デイズ」(1,400万ドル)

$6,000,000−(2,306館/$2,602)−$34,450,000

RT の評論家の支持率 97 % / Metacritic スコア 73 / 出口調査の CinemaScore A-


第5位 (1) 「フライト・リスク」(1,000万ドル)

$5,600,000−(3,161館/$1,772)−$20,907,918

RT の評論家の支持率 21 % / Metacritic スコア 38 / 出口調査の CinemaScore C


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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Weekend Box Office 💰 January 24 - 26, 2025 : 1月24日~26日の全米映画ボックスオフィス


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

映画界のひとたちと映画通、つまり世間よりも一歩先を行きたい玄人が将来に期待している女優のカリーナ・リャンリメイク版「バッド・ジーニアス」2024年)が出演してることも含めて、この週末に全米公開された映画のうち最も要注目作の…

スティーヴン・ソダーバーグ監督の実験的なホラー映画「プレゼンス」つまり「存在」は、スクリーンの数が約1,750館と少ないこともあり、残念ながら上位に浮上することはできず、封切り成績はたったの約342万ドルだけ…の初登場第6位ながら、製作費はもっと少ない約200万ドルですから、赤字におちいることはなさそうですが…、


評論家やジャーナリストからは絶賛の一方、フツーの観客からは、ホラー映画というよりも、家族についてのドラマ映画に幽霊の要素を追加したか…などと退屈に受けとめられてしまい、出口調査のスコアは、こんな映画を選んで、失敗だった…という後悔の ' C+ ' となっています。よって、このあとの配信市場でも…

万人ウケの大衆的なヒットはあまり期待できそうにありませんが、映画通の方からは支持されて、いずれカルト人気の作品になるのかもしれません。


第1位 (初) 「フライト・リスク」(1,000万ドル)

$12,000,000−(3,161館/$3,796)−$12,000,000

RT の評論家の支持率 21 % / Metacritic スコア 38 / 出口調査の CinemaScore C


第2位 (1) 「ムファサ: ザ・ライオン・キング」(2億ドル超)

$8,700,000−(3,420館/$2,544)−$221,073,045

RT の評論家の支持率 58 % / Metacritic スコア 56 / 出口調査の CinemaScore A-


第3位 (2) 「ワン・ノブ・ゼム・デイズ」(1,400万ドル)

$8,000,000−(2,675館/$2,991)−$25,091,000


RT の評論家の支持率 97 % / Metacritic スコア 73 / 出口調査の CinemaScore A-


第4位 (4) 「ソニック・ザ・ヘッジホッグ 3」(1億2,200万ドル)

$5,500,000−(3,097館/$1,776)−$226,096,000

RT の評論家の支持率 86 % / Metacritic スコア 59 / 出口調査の CinemaScore A


第5位 (6) 「モアナ 2」(1億9,300万ドル)

$4,300,000−(2,550館/$1,686)−$450,040,500

RT の評論家の支持率 65 % / Metacritic スコア 57 / 出口調査の CinemaScore A-


第6位 (初) 「プレゼンス」(200万ドル)

$3,415,000−(1,750館/$1,951)−$3,415,000


RT の評論家の支持率 86 % / Metacritic スコア 78 / 出口調査の CinemaScore C+


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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Billy's footnotes 💬 Day 20, 2025


New International Poster for 'Captain America: Brave New World' 🔥

来月2月14日の全米公開のオープニング成績の見込みが、いまの時点では、9,000万ドル前後だそうですから、あくまでも見た目の数字としては…、


「キャプテン・アメリカ」シリーズの第2作め「ザ・ウィンター・ソルジャー」(2014年)の封切り成績の約9,502万ドル(3,938館)に近いヒットになるのかもしれないシリーズ第4作め…

…ですが、アンソニー・マッキーの2代目のキャプテン・アメリカの主演シリーズとしては、実際のところ第1作めにあたる「ブレイブ・ニュー・ワールド」の海外版の新しいポスターとデジタル・スポットです…!!





Teaser Trailer for Jaume Collet-Serra's Creepy Horror 'The Woman in the Yard' starring Danielle Deadwyler 😱

昨2024年末から今年25年にかけて、世に出た新作のうち、映画好きから支持された傑作と言えば、エルたん出演の音楽伝記映画「ア・コンプリート・アンノウン」とロバート・エガース監督のリメイク・ホラー「ノスフェラトゥ」をあげる映画通の方が多いはずですが、しかし、最もウケて…、

最もたくさんの人に観られた事実上のおもしろ映画の No.1!!の大ヒット作と言うなら、Netflix 配信のタロン・エッジャートン主演のアクション・スリラーのクリスマス映画「キャリーオン」が断トツですから…、

その「キャリーオン」の創り手のジャウム・コレット=セラ監督と、ロス市警のエレーナ刑事の役を演じたダニエル・デッドワイラー(↑)が連続して、チームを組んだ新作ですよ!!と言えば…


がぜん興味深くなる謎めいたホラー映画の最新作「ザ・ウーマン・イン・ザ・ヤード」つまり「庭の女」の予告編をご覧ください…!!、約70秒だけ…の短い先行版の予告編は、「庭の女」の物語について、何もふれていませんが、夫を交通事故で亡くしたばかりか、自らも重傷をおった主人公のラモーナ=ダニエル・デッドワイラーが…、


それでも挫けずに、14歳の息子と6歳の娘の子育てに励んでいる町はずれの自宅の農家の前庭に、ある日、こつ然と現われた黒衣の女は何ものなのか…?!、そして、その謎の黒衣の女が不気味に警告する「今日がその日だ…」の意味とは…?!

…といった次第で、あらすじ紹介を言われても、どういうホラー映画なのか?!、いまひとつピンときませんが、ジャウム・コレット=セラ監督は過去に、孤児の少女が実は…!!のトンデモ展開のカルト作「オーファン」(2009年)つまり「エスター」や、サメ映画の最高傑作のひとつの「ザ・シャロウズ」(2016年)などを手がけ、ホラー映画のマニアからも支持されている創り手のひとりでもありますから、そうしたセラ監督の実績を踏まえると、これはとりあえず観るよな…のリストに加えてもらえそうな「庭の女」は、今春の3月28日から全米公開!!、この手の謎めいた映画のお決まりとして、ネタバレにはご用心です…!!

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Weekend Box Office 💰 January 17 - 19, 2025 : 1月17日~19日の全米映画ボックスオフィス


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

反トランプの勇敢な女優のキキ・パーマー(「ハスラーズ」2019年、「ノープ」2022年)と歌手の SZA を主人公の相棒コンビに迎えて、新人ローレンス・ラモント監督が初の長編映画のメガホンを握った相棒コメディ「ワン・ノブ・ゼム・デイズ」は、まったく期待されていませんでしたが…、

第1位 (初) 「ワン・ノブ・ゼム・デイズ」(1,400万ドル)

$11,600,000−(2,675館/$4,336)−$11,600,000


RT の評論家の支持率 97 % / Metacritic スコア 73 / 出口調査の CinemaScore A-

出口調査では、25歳以下の若い女性たちの97%以上…つまり、ほぼ全員が支持する大ウケの共感を集めて、まさかのいきなり初登場第1位の大逆転!!、北米で明日の週明けの月曜日(20日)が、 公民権運動の指導者の故キング牧師を讃える祝日のマーチン・ルーサー・キング・Jr.・デーですから、アフリカ系の女性たちが主人公の映画には絶好の連休のタイミングに加えて…、

ホワイトハウスの政権交代の節目にキキ・パーマーの主演作が封切られて、想定外の絶賛のヒットなのか…!!というのもナイスなコメディ映画は…、

SZA のボーイフレンドが家賃のお金を持ち逃げしたことから、住まいを追い出されては大変!!のルームメイト同士のキキ・パーマーと SZA が、家主から定められた午後6時のタイムリミットまでに、どうにかして家賃の1,500ドル=約23万4,427円を工面しようと悪戦苦闘する物語です!!の…


…一方、初登場第1位のヒットが期待されていた「狼男」の現代化「ウルフ・マン」は、その現代化が裏目に出て、現実的に取り組み過ぎたせいで、「狼男」の映画らしい魅力が失われてしまったばかりか、単にホラーとしても、まったく怖くない…と苦笑されて、嫌われ、あえなく沈没…。ただし…

「狼男」とは無関係の近年の健康や衛生をめぐる社会問題の「感染」をネタにしたドラマの映画としては、それなりによく出来たタイムリーな作品として、前向きに認めている見方もあります。


第2位 (2) 「ムファサ: ザ・ライオン・キング」(2億ドル超)

$11,530,000−(3,555館/$3,243)−$205,828,338

RT の評論家の支持率 58 % / Metacritic スコア 56 / 出口調査の CinemaScore A-


第3位 (初) 「ウルフ・マン」(2,500万ドル)

$10,550,000−(3,354館/$3,145)−$10,550,000

RT の評論家の支持率 54 % / Metacritic スコア 51 / 出口調査の CinemaScore C-



第4位 (3) 「ソニック・ザ・ヘッジホッグ 3」(1億2,200万ドル)

$8,600,000−(3,306館/$2,601)−$216,498,000

RT の評論家の支持率 86 % / Metacritic スコア 59 / 出口調査の CinemaScore A


第5位 (1) 「デン・オブ・スィーブズ 2 : パンテラ」(4,000万ドル)

$6,600,000−(3,008館/$2,194)−$26,175,028

RT の評論家の支持率 62 % / Metacritic スコア 60 / 出口調査の CinemaScore B+


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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Weekend Box Office 💰 January 10 - 12, 2025 : 1月10日~12日の全米映画ボックスオフィス


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

第1位 (初) 「デン・オブ・スィーブズ 2 : パンテラ」(4,000万ドル)

$15,022,909−(3,008館/$4,994)−$15,022,909


RT の評論家の支持率 62 % / Metacritic スコア 60 / 出口調査の CinemaScore B+

ジェラルド・バトラーが主演して、2018年1月に全米でヒットしたクライム・アクション映画の「デン・オブ・スィーブズ」が…、



西ヨーロッパのベルギーの首都ブリュッセルに次ぐ第2の大都市のアントウェルペンで、2003年春の2月15日から16日の週末にかけて、犯行が実行され、アントウェルペン・ダイヤモンド・センターから、1億ドル以上ものダイヤモンドや金銀などの宝飾品が盗まれたことから、「史上最大級の強盗事件」とか「世紀の大強盗」などと、マスコミにはやし立てられた犯罪実話

…をネタに採用して、物語の下敷きにした続編の第2作めです。創り手は前作から引き続き、連投のメガホンを託されたクリスチャン・グーデガスト監督です。


第2位 (1) 「ムファサ: ザ・ライオン・キング」(2億ドル超)

$14,221,527−(3,620館/$3,929)−$189,799,006

RT の評論家の支持率 58 % / Metacritic スコア 56 / 出口調査の CinemaScore A-


第3位 (2) 「ソニック・ザ・ヘッジホッグ 3」(1億2,200万ドル)

$11,354,612−(3,582館/$3,170)−$204,869,808

RT の評論家の支持率 86 % / Metacritic スコア 59 / 出口調査の CinemaScore A


第4位 (3) 「ノスフェラトゥ」(5,000万ドル)

$6,895,875−(3,082館/$2,237)−$81,903,220

RT の評論家の支持率 86 % / Metacritic スコア 78 / 出口調査の CinemaScore B-



第5位 (4) 「モアナ 2」(1億9,300万ドル)

$6,537,432−(3,170館/$2,062)−$434,892,640

RT の評論家の支持率 65 % / Metacritic スコア 57 / 出口調査の CinemaScore A-


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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