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Weekend Box Office 💰 December 20 - 22, 2024 : 12月20日~22日の全米映画ボックスオフィスTOP5


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

第5位に初登場の「ホームステド」は、いわゆる「キリスト教の信者の方向けの宗教映画」を製作してることで知られるエンジェル・スタジオの新作です。今週はじめの月曜日の先行上映と、実質的に初日の水曜日と翌木曜日の売り上げを公表せず、それらを名目上の初日の金曜日の成績に追加することで、封切り成績を水増しして、ご覧のように上位ランキングに浮上しています。

とにもかくにも、あの手この手を使って、封切り成績を膨らませて、興行ランキングの上位に登場すれば、当たり前の話として、タイトルを目立たせることができ、興行記事でも大きく採りあげてもらえるため、さらなる集客へとつなぐことができる…という狙いか…と理解すれば、「興行成績はもう厳密な数字のお話」ではなく、単に「宣伝の手練手管」のうちのひとつか…となるため…、


以前から言っているように「興行成績のニュースはフェイク・ニュース」になってしまいますし、興行成績の結果が、すなわち作品の評価であるかのように間違った受けとめ方をされて、そのあとの映画館の動員はもちろんのこと、配信市場や、Blu-ray などのセールスに悪影響を与える可能性を懸念すると…、

Netflix をはじめとする配信サービス各社は、言わば興行成績に相当する作品ごとの視聴の数を公表せず、秘匿して、それでまかり通っているんだから、映画館の封切りも興行成績を公表しなくてもよいのでは…と考えられ、例えば、クリント・イーストウッド監督の「陪審員 2番」のように数字が公表されない作品もあらわれ始めました(第三者の調べの推測ではヒットしています)。そんな興行成績をめぐる状況や…、

実際のところ、いまの年末に映画ファンのあいだで話題のヒット作は、映画館では上映されていないタロン・エッジャートン主演の Netflix 配信のアクション・スリラー「キャリーオン」ですから、映画鑑賞の主流がいよいよ、映画館から配信サービスに移ってしまった感もなくはありません…。よって、そうした映画の状況の一切合切を考慮すると…、

映画の興行記事って、もはや、わざわざ時間と手間ひまをかけて作る価値がある?!、読者の側にしても、まだ読む価値がある?!は、やや疑問…となってしまうため、興行記事は今年2024年末をもって、事実上の終わりとし、新年2025年からは単にランキングの結果だけを伝えるにとどめ…、

特筆に値するヒット作があれば、それに関してのみ、個別に記事を作る形式に変えることにしたいと思います。そうなるのも時代の移り変わり、世の中の移り変わりか…と承知し、ご理解いただければと願います。


製作するのに大金を必要とする映画はイチかバチかの大博打!!、だから「ボックス・オフィス・ウォッチャー」という黒字か赤字か?!、成績を吟味する「映画の楽しみ方のひとつ」が生まれたわけですが、近年のひたすら手堅く儲けることや効率のよさばかりを追求して、商業主義に偏った見かけ倒しの「その場限りの娯楽」の「あとに何も残らない」退屈な映画のつまらない作られ方からしても、「ボックス・オフィス・ウォッチャー」という映画の趣味はもう居場所がないですね…。


第1位 (初) 「ソニック・ザ・ヘッジホッグ 3」(1億2,200万ドル)

$62,000,000−(3,761館/$16,485)−$62,000,000

RT の評論家の支持率 86 % / Metacritic スコア 59 / 出口調査の CinemaScore A


第2位 (初) 「ムファサ: ザ・ライオン・キング」(2億ドル超)

$35,000,000−(4,100館/$8,537)−$35,000,000

RT の評論家の支持率 58 % / Metacritic スコア 56 / 出口調査の CinemaScore A-


第3位 (2) 「ウィキッド: Part I」(1億5,000万ドル)

$13,500,000−(3,296館/$4,096)−$383,916,000

RT の評論家の支持率 90 % / Metacritic スコア 73 / 出口調査の CinemaScore A


第4位 (1) 「モアナ 2」(1億9,300万ドル)

$13,100,000−(3,600館/$3,639)−$359,068,328

RT の評論家の支持率 65 % / Metacritic スコア 57 / 出口調査の CinemaScore A-


第5位 (初) 「ホームステド」(???ドル)

$6,066,710−(1,886館/$3,217)−$6,066,710

RT の評論家の支持率 40 % / Metacritic スコア 41 / 出口調査の CinemaScore B


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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Weekend Box Office 💰 December 13 - 15, 2024 : 12月13日~15日の全米映画ボックスオフィスTOP5


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

この週末の不吉な13日の金曜日に Netflix がリリースしたタロン・エッジャートン(「ロケットマン」2019年)主演の「ダイ・ハード」的なアクション・スリラーのクリスマス映画「キャリーオン」がおもしろい!!


RT の評論家の支持率 86 % / Metacritic スコア 67 / 製作費は約4,700万ドル

…から、この週末は映画館には出かけず、自宅にいて「キャリーオン」を観るのがお薦めだよ!!


…の口コミが拡がっている悪影響もあるとは思われますが、アーロン・テイラー=ジョンソン主演のソニピ版マーベル・ユニバースのアンチ・ヒーロー映画「クレイヴン・ザ・ハンター」を…、


この年末年始の勝負映画として封切ったソニピが公表した封切り成績は、ダコタ・ジョンソン主演の「マダム・ウェブ」が、今春に記録したソニピ版マーベル・ユニバース史上最低の封切り成績の約1,534万ドル(4,013館)を更新して、さらに劣化したワーストの約1,100万ドルでしたから…、

第3位 (初) 「クレイヴン・ザ・ハンター」(1億3,000万ドル超)

$11,000,000−(3,211館/$3,426)−$11,000,000


RT の評論家の支持率 15 % / Metacritic スコア 35 / 出口調査の CinemaScore C

いわゆる「Amazon Prime Video の劇場公開映画」にあたるジェイソン・ステイサム主演の過激なアクション映画「ザ・ビーキーパー」(製作費は約4,000万ドル)の同成績=約1,658万ドル(3,303館)にも及ばなかったことになるため、冒頭でふれた「キャリーオン」のヒットも踏まえると、「マーベルのコミックヒーロー映画」の金看板とは、もう無縁でもいいから…、

既存の原作にもとづいていないオリジナルの娯楽に富んだユニークな作品を、そこそこの中規模の製作費で作ったほうが、飽きられてきた「マーベル」よりも、むしろ新味を感じさせて、ヒットするのでは?!と考えられなくもないので、ソニピが「スパイダーマン」の実写とアニメのシリーズは別として…、

同社版の失敗続きのマーベル・ユニバースは、この「クレイヴン・ザ・ハンター」を最後の作品にして、もう諦めて、打ち切りにするらしい…などと伝えられたのは、理にかなっているため納得の仕方ありませんね…。


第1位 (1) 「モアナ 2」(1億9,300万ドル)

$26,621,000−(4,000館/$6,655)−$337,516,469

RT の評論家の支持率 65 % / Metacritic スコア 57 / 出口調査の CinemaScore A-


第2位 (2) 「ウィキッド: Part I」(1億5,000万ドル)

$22,500,000−(3,689館/$6,099)−$359,038,000

RT の評論家の支持率 90 % / Metacritic スコア 73 / 出口調査の CinemaScore A


第3位 (初) 「クレイヴン・ザ・ハンター」(1億3,000万ドル超)

$11,000,000−(3,211館/$3,426)−$11,000,000

RT の評論家の支持率 15 % / Metacritic スコア 35 / 出口調査の CinemaScore C


第4位 (3) 「グラディエーター 2」(3億ドル超)

$7,800,000−(3,224館/$2,419)−$145,935,000

RT の評論家の支持率 71 % / Metacritic スコア 63 / 出口調査の CinemaScore B



$4,600,000−(2,602館/$1,768)−$4,600,000


RT の評論家の支持率 51 % / Metacritic スコア 54 / 出口調査の CinemaScore B


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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Weekend Box Office 💰 December 6 - 8, 2024 : 12月6日~8日の全米映画ボックスオフィスTOP5


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

第1位 (1) 「モアナ 2」(1億9,300万ドル)

$52,000,000−(4,200館/$12,381)−$300,039,013

RT の評論家の支持率 65 % / Metacritic スコア 57 / 出口調査の CinemaScore A-

第2位 (2) 「ウィキッド: Part I」(1億5,000万ドル)

$34,850,000−(3,885館/$8,970)−$320,509,000

RT の評論家の支持率 90 % / Metacritic スコア 73 / 出口調査の CinemaScore A

第3位 (3) 「グラディエーター 2」(3億ドル超)

$12,450,000−(3,440館/$3,619)−$132,743,000

RT の評論家の支持率 71 % / Metacritic スコア 63 / 出口調査の CinemaScore B

第4位 (4) 「レッド・ワン」(2億5,000万ドル超)

$7,003,917−(3,150館/$2,223)−$85,785,481

RT の評論家の支持率 33 % / Metacritic スコア 34 / 出口調査の CinemaScore A-


第5位 (初) 「プシュパ 2」(5,905万ドル)

$4,800,000−(1,245館/$3,855)−$9,300,000


RT の評論家の支持率 -- % / Metacritic スコア -- / 出口調査の CinemaScore --

アッル・アルジュン主演の2021年に封切られたボリウッドのクライム・アクション映画のヒット作「プシュパ」の題名どおり「2」の続編です…!!

🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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Weekend Box Office 💰 November 29 - December 1, 2024 : 11月29日~12月1日の全米映画ボックスオフィスTOP5


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

約8年前の2016年に大ヒットしたディズニーのアニメ映画「モアナ」の「キャラクター・グッズなどの販促の CM ?!」として作られ始めた Disney+ の配信シリーズを「ダイジェスト化?!」し、「劇場公開映画のふり」をして封切られた「モアナ 2」もまた…、

第1位 (初) 「モアナ 2」(1億9,300万ドル)

$135,500,000−(4,200館/$32,262)−$221,000,000

RT の評論家の支持率 65 % / Metacritic スコア 57 / 出口調査の CinemaScore A-

先週にふれた「続編とシリーズものばっかりのハリウッド映画の終わりの断末魔」ですから、実際のところ「新作」という言葉の本当の意味にあたいする「新作映画ではない」ため、特筆する必要はないと思われるので、記事は書きません。それにしても、Disney+ 会員の方としては、サブスクの会費を払っているのに、そもそもは同配信サービス限定のはずの「配信コンテンツ」を観るために映画館に出かけなければならないのか…😔と…、


このディズニーが仕掛けた「二重払い」に疑問を持たれるかもしれませんし、ディズニーランドが高すぎて、遊びに行けない子どもたちが「ディズニーなんて大嫌いだ…」と憎しみを抱き始めた「重役の時給100万円に相当する高額報酬」を維持するために「ディズニーは富裕層だけの特権」になりつつある「尊大な商業主義」と同じ…と思われるかも…。

第2位 (1) 「ウィキッド: Part I」(1億5,000万ドル)

$80,000,000−(3,888館/$20,576)−$262,426,000

RT の評論家の支持率 90 % / Metacritic スコア 73 / 出口調査の CinemaScore A


第3位 (2) 「グラディエーター 2」(3億ドル超)

$30,700,000−(3,580館/$8,575)−$111,208,000

RT の評論家の支持率 71 % / Metacritic スコア 63 / 出口調査の CinemaScore B


第4位 (3) 「レッド・ワン」(2億5,000万ドル超)

$12,896,000−(3,432館/$3,758)−$76,056,000

RT の評論家の支持率 33 % / Metacritic スコア 34 / 出口調査の CinemaScore A-



$3,275,000−(1,779館/$1,841)−$32,000,049

RT の評論家の支持率 89 % / Metacritic スコア 59 / 出口調査の CinemaScore A


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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Weekend Box Office 💰 November 22 - 24, 2024 : 11月22日~24日の全米映画ボックスオフィスTOP5


今週の木曜日の11月28日は感謝祭のサンクスギビング・デー🦃だけに、その前後の連休に大動員を稼ぐ商売を狙って、いわゆる「イベント・ムービー」の「煽り立てる宣伝」で「話題をねつ造」して、「無理矢理に盛りあげる詐欺のブーム」のブロックバスター映画の超大作が封切られた…

*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

この週末のランキングは第1位〜第3位までが、実際のところ観れば、それぞれ娯楽に富んで、それなりに面白い好評!!とは言え、こだわりの映画通の方はもう、あまり興味や関心をお持ちになられないハリウッド映画のまさに商業まみれの商品…、そして、第4位はいわゆる「キリスト教の信者の方向けの宗教作品」ですから…、

第1位 (初) 「ウィキッド: Part I」(1億5,000万ドル)

$114,000,000−(3,888館/$29,321)−$114,000,000

RT の評論家の支持率 90 % / Metacritic スコア 73 / 出口調査の CinemaScore A

第2位 (初) 「グラディエーター 2」(3億ドル超)

$55,500,000−(3,573館/$15,533)−$55,500,000

RT の評論家の支持率 71 % / Metacritic スコア 63 / 出口調査の CinemaScore B

第3位 (1) 「レッド・ワン」(2億5,000万ドル超)

$13,284,603−(4,032館/$3,295)−$52,909,550

RT の評論家の支持率 33 % / Metacritic スコア 34 / 出口調査の CinemaScore A-

第4位 (初) 「ボンヘッファー」(???ドル)

$5,120,013−(1,900館/$2,695)−$5,120,013

RT の評論家の支持率 59 % / Metacritic スコア -- / 出口調査の CinemaScore A

第5位 (2) 「ヴェノム: ザ・ラスト・ダンス」(1億2,000万ドル)

$4,000,000−(2,558館/$1,564)−$133,825,000

RT の評論家の支持率 36 % / Metacritic スコア 41 / 出口調査の CinemaScore B-

もはや紹介や解説は特に必要ではなく、「記録破り」とか「新記録」と声高に言われるヒットも、IMAX 上映などのいわゆる「プレミアム上映」の「追加料金」などによって、水増しされた成績でしかなく、過去の本当にヒットした作品とは「興行の条件が違う」ため、本当に「記録破り」の「新記録」なの?!は、はなはだ疑問となり、「興行ニュースはフェイク・ニュース」のご時世ですから、今週は記事は書きませんが…、


感謝祭のサンクスギビングともなれば、今年2024年も残すところ、あとひと月ちょっとか…というわけで、年間興行ランキングが注目されて、いまのところの暫定の TOP10 が、ご覧 ↓ のように…

第1位インサイド・アウト 2」(2億ドル超)

6億5,298万194ドル

RT の評論家の支持率 92 % / Metacritic スコア 74 / 出口調査の CinemaScore A

第2位デッドプールウルヴァリン」(2億ドル超)

6億3,674万5,858ドル

RT の評論家の支持率 79 % / Metacritic スコア 56 / 出口調査の CinemaScore A

第3位デスピカブル・ミー 4」(1億ドル)

3億6,100万4,205ドル

RT の評論家の支持率 54 % / Metacritic スコア 50 / 出口調査の CinemaScore A


2億9,407万2,781ドル

RT の評論家の支持率 77 % / Metacritic スコア 62 / 出口調査の CinemaScore B+

第5位デューン : Part Two」(1億9,000万ドル)

2億8,214万4,358ドル

RT の評論家の支持率 94 % / Metacritic スコア 79 / 出口調査の CinemaScore A


第6位ツイスターズ」(1億5,500万ドル超)

2億6,776万2,265ドル

RT の評論家の支持率 78 % / Metacritic スコア 65 / 出口調査の CinemaScore A-


1億9,635万16ドル

RT の評論家の支持率 55 % / Metacritic スコア 47 / 出口調査の CinemaScore A-

第8位カンフー・パンダ 4」(8,500万ドル)

1億9,359万620ドル

RT の評論家の支持率 70 % / Metacritic スコア 56 / 出口調査の CinemaScore A-


1億9,357万3,217ドル

RT の評論家の支持率 64 % / Metacritic スコア 54 / 出口調査の CinemaScore A-


1億7,113万165ドル

RT の評論家の支持率 81 % / Metacritic スコア 66 / 出口調査の CinemaScore B

「続編」とか「シリーズもの」ばっかり…が指摘され、よくない話題になっています…。この「続編」とか「シリーズもの」ばっかりのアメリカ映画の状況を、どのように受けとめるのか?!は、ひと次第ですが、とりもなおさず、もはや紹介や解説は不要の同じ話のくり返しばっかり…というのは…、


指揮者や演奏家を変えて、過去の名曲をくり返すクラシック音楽や、演者を変えて、人気の演目をくり返す歌舞伎や能といった「古典芸能」と同じですから、「映画はもう古典芸能」の域だ…と言われても仕方がないため、新しい価値を創造して、生み出す前進の発展より、過去を美化して、振り返ってばかりは…、

「アメリカを再び偉大に」と「再び」とか言うけど、過去に偉大だったことがあるの?!と小バカにされたり、あの独裁者ヒトラーが「ドイツを再び偉大に」とまくし立てて、「国民を陶酔させたのと同じ詐欺」の「歴史はくり返す」か…と「恐怖」されたり、「ひとりよがり」と相手にされず、「無視」される「アメリカの病んだカン違い」の「アメリカの終わり」と同様に…

アメリカ映画のうちのハリウッド映画はもう「時代をリードする」「流行」でも「カルチャー」でもなく、年老いたひとが過去の同じ思い出話を何度も何度もくり返し語るから、若者のみならず、新しい何かを求めるひとや、時間を有効に使いたいひとたちはもうウンザリ…と同じ退屈になってしまいそうですね…。


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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Weekend Box Office 💰 November 15 - 17, 2024 : 11月15日~17日の全米映画ボックスオフィスTOP5


公開2週めの集客減が約−52%ですから、ホラー映画としては上々の動員を持続できたことになる「ヘレティク」の創り手の…

第4位 (2) 「ヘレティク」(推定1,050万ドル)

$5,167,153−(3,230館/$1,600)−$20,436,947

RT の評論家の支持率 93 % / Metacritic スコア 72 / 出口調査の CinemaScore C+

スコット・ベックとブライアン・ウッズの監督コンビ(「ア・クワイエット・プレイス」シリーズ原案 / SF サバイバル映画「65」2023年)によれば、続編の「ヘレティク 2」のアイディアがあるそうです!!、ただし、この「ヘレティク」の物語の結末から続く直接的な続編ではなくて…、


同じく宗教やカルトなんかをネタにして、観客が「居心地がよくない…」と不穏に感じ、けして、すっきりとは呑み込めない…という「流れを汲んで、性質の似た問題作」という意味合いにおいての続編だそうですが…、


作品の内容の高評価に加えて、1,000万ドル少々の安い製作費に対し、公開2週めの世界総額の興行成績が約2,542万ドルを売りあげている黒字確定ですし…、

このあとの配信市場でもヒットが期待できるだけに、いずれ「ヘレティク 2」が作られる可能性は高そうですね!!、それでも監督コンビの発言からすると…、

続編は別の新たな物語になるはずですから、ソフィーとクロエ・イースト、ヒュー・グラントたちの既存のキャストの再登場はなさそう…というのは、やや残念!!となっています。



*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

第1位 (初) 「レッド・ワン」(2億5,000万ドル超)

$34,073,449−(4,032館/$8,451)−$34,073,449

RT の評論家の支持率 33 % / Metacritic スコア 34 / 出口調査の CinemaScore A-


第2位 (1) 「ヴェノム: ザ・ラスト・ダンス」(1億2,000万ドル)

$7,355,000−(3,421館/$2,150)−$127,600,000

RT の評論家の支持率 36 % / Metacritic スコア 41 / 出口調査の CinemaScore B-



$5,400,000−(3,020館/$1,788)−$19,952,121

RT の評論家の支持率 89 % / Metacritic スコア 59 / 出口調査の CinemaScore A


第4位 (2) 「ヘレティク」(推定1,050万ドル)

$5,167,153−(3,230館/$1,600)−$20,436,947

RT の評論家の支持率 93 % / Metacritic スコア 72 / 出口調査の CinemaScore C+


第5位 (4) 「ザ・ワイルド・ロボット」(7,800万ドル)

$4,300,000−(2,894館/$1,486)−$137,773,000

RT の評論家の支持率 98 % / Metacritic スコア 85 / 出口調査の CinemaScore A


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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Weekend Box Office 💰 November 8 - 10, 2024 : 11月8日~10日の全米映画ボックスオフィスTOP5


ボブ・ディランと言えば、その伝説的なシンガーソングライター、そして、ノーベル文学賞を受賞した詩人の役に扮したティモシー・シャラメ(「ウォンカ 2」の製作に向けて、脚本の執筆が進められています)とエルたんが共演した音楽伝記映画の「ア・コンプリート・アンノウン」(12月25日全米メリー・クリスマス・ロードショー)が楽しみですが…、


ボブ・ディランが役者として、バイオレンス映画の神さまの故サム・ペキンパー監督(1984年没)の西部劇(↑)「パット・ギャレット・アンド・ビリー・ザ・キッド(邦題「ビリー・ザ・キッド / 21才の生涯」)」(1973年)に出演し、同映画に提供した名曲「Knockin' on Heaven's Door」つまり「天国への扉」を…、


ミュージシャンとしても活動している主演女優のソフィーが、彼女なりのアレンジで、この映画のために歌ってくれた「ヘレティク」版カバーの「天国への扉」(↓)の聴き応えも話題の…


天国ではなく、ヒュー・グラント演じるサイコ親父のリードさんの家のドアをノックしてしまったドアの選択の誤りから始まる恐怖を描いた異色のサイコ・ホラー映画を、いわゆる “ A24 ホラー ” の最新作として、全米公開した配給の A24 が公表した封切り成績は…、


第3位 (初) 「ヘレティク」(推定1,050万ドル)

$11,016,055−(3,221館/$3,420)−$11,016,055


RT の評論家の支持率 93 % / Metacritic スコア 72 / 出口調査の CinemaScore C+

予想されていた1,000万ドル前後の期待値に応じることができた約1,102万ドルでしたから、大統領選挙の話題に阻まれて、宣伝が浸透せず難しかった状況に重ねて、その選挙の結果が絶望的な悪夢だったことで、良識のあるひとたちは落ち込み、とても映画どころではない現状を踏まえると…

ソフィーとクロエ・イーストのモルモン教の宣教師コンビは大健闘!!と讃えられそうですし…、

スクリーンの数の違いがあるとは言え、A24 ホラーの昨2023年のヒット作「トーク・トゥ・ミー」の封切り成績=約1,043万ドル(2,340館)と同等だったことも大健闘だ!!と言えそうですし…、

評論家やジャーナリストといった知識人あるいは教養人たちが絶賛!!の一方、30代前後が約4割の大多数を占めた封切り興行の観客の出口調査のスコアは、ガッカリ…の金返せレベルの “ C+ ” と正反対の評価に…とつまり、その異色さゆえに賛否両論の是非が問われ、話題にされて、口コミが拡がり、息の長いロングセラーになる…という炎上商法?!めいていますが、ひとつの新しいカルチャーを創生していく A24 ホラーの必勝パターンに入っていますから…、


原案を提供したモンスター・ホラー映画「ア・クワイエット・プレイス」シリーズが大ヒット!!のスコット・ベックとブライアン・ウッズの監督コンビ(アダム・ドライヴァーとアリアナ・グリーンブラットちゃん共演の SF サバイバル映画「65」2023年)たちが、そもそも安い推定の製作費の約1,050万ドルを回収して、黒字を稼ぐのは間違いないのでは…!!、それにしても…、

出口調査の評価が絶不評なんだから、失敗作なんじゃないの…?!と思われる方もいるかもしれませんが、ニューヨークやロサンゼルス、サンフランシスコ、シカゴといった都会の洗練された人たちは別として、地方のアメリカ人はバカばっかり!!と世界があざ笑った大統領選挙の愚かな結果から、かくなるうえは同じく A24 作品のケイリー・スペニーちゃん熱演!!の「シビル・ウォー」

…の結末を現実にするしかないんじゃないの…?!とまで切羽詰まっていきそうな状況を踏まえると、マンハッタンの独立系の配給会社 A24 の作品の全米の評価はどうして、いつも真っ二つになるのか?!、実際のところ映画通をうならせる優れた作品が多いのに、どうして、一般の観客の評価は低いのか?!の事情や、「シビル・ウォー」がどうして「今年2024年最大の問題作」なのか?!のわけも、あらためて、ご理解いただけたのでは…?!



*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

第1位 (1) 「ヴェノム: ザ・ラスト・ダンス」(1億2,000万ドル)

$16,225,000−(3,905館/$4,155)−$114,819,000

RT の評論家の支持率 36 % / Metacritic スコア 41 / 出口調査の CinemaScore B-

前述のように大統領選挙から被る様々な悪影響に配慮して、映画スタジオの各社が作品を出し惜しみした…の事情もありますが、トム・ハーディ主演「ヴェノム」シリーズが3週連続の第1位!!をキープした3連覇は、この「ザ・ラスト・ダンス」が初めての新記録達成!!となっています!!



$11,100,000−(3,020館/$3,675)−$11,100,000

RT の評論家の支持率 89 % / Metacritic スコア 59 / 出口調査の CinemaScore A

いわゆる「キリスト教の信者の方向け」の「宗教作品」だから、ふつうの映画サイトでは紹介されない「ザ・チョーズン」シリーズの創り手のダラス・ジェンキンス監督が…、

児童文学者のバーバラ・ロビンソンの同名代表作(邦訳「悪ガキをほめよう」文研じゅべにーる)を当然、「キリスト教の信者の方向け」に映画化した…と書けば、そもそもクリスマスはキリストの聖誕を祝う祭りなんだから「キリスト教の宗教映画」になるのは当たり前!!と言われそうな…


「ザ・ベスト・クリスマス・ペイジェント・エバー」を全米公開した配給のライオンズゲートが公表した封切り成績は、1,000万ドル以下の低い期待値を超えた約1,110万ドルでした…!!から…、


教会のお説教を通じて、映画を宣伝または布教し、鑑賞券を売りさばくことができる「宗教作品」は、いい金儲けになるぜ…!!のパターンのわけですが、そうした容易に稼ぐことができる「宗教作品」の儲けをより大きくするために、創り手たちが娯楽度を増して、宗教色を薄める…

…という本末転倒のひたすらカネ目当てか…の状況に入っていますから、この「ザ・ベスト・クリスマス・ペイジェント・エバー」も「宗教作品」として、ふつうの映画サイトでは、ほぼ採りあげられないものの、単にファミリー向けのクリスマス映画のコメディとして、お楽しみになられてもよいのかもしれませんが、ただし…、

「宗教作品」のお決まりとして、出口調査の高評価のスコア “ A ” を信じてはいけませんし、全米の観客は宗教に肯定的な作品には容易に高い評価を与えるが、「ヘレティク」のように宗教を疑問し、否定的な作品には容易に低い評価を与える…の傾向を踏まえると、神の名を掲げて、差別や暴力を肯定している共和党が大統領選挙に勝利し、神を否定してはいませんが、政治と宗教はもちろんのこと、宗教と科学や現実のデータを混同したりしない現代的に都会的な民主党が敗れ、アメリカ人は感情的なバカばかり!!と世界が腹を抱え、あざ笑っているのも理解できるかもしれません…。


…と、いみじくも、共に宗教をネタにしながら、異なる取り組み方の2本の新作映画への観客の評価が、大統領選挙の結果に比例したかのような皮肉の偶然について、複雑な思いのする週末のランキングとなっています…。


第3位 (初) 「ヘレティク」(推定1,050万ドル)

$11,016,055−(3,221館/$3,420)−$11,016,055

RT の評論家の支持率 93 % / Metacritic スコア 72 / 出口調査の CinemaScore C+


第4位 (2) 「ザ・ワイルド・ロボット」(7,800万ドル)

$6,650,000−(3,051館/$2,180)−$130,888,000

RT の評論家の支持率 98 % / Metacritic スコア 85 / 出口調査の CinemaScore A


第5位 (3) 「スマイル 2」(2,800万ドル)

$5,000,000−(2,822館/$1,772)−$60,540,000

RT の評論家の支持率 84 % / Metacritic スコア 67 / 出口調査の CinemaScore B


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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Weekend Box Office 💰 November 1 - 3, 2024 : 11月1日~3日の全米映画ボックスオフィスTOP5


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

大谷翔平選手の人気に支えられたプロ野球の頂上決戦のワールド・シリーズに動員の足を引っぱられた…の事情もあったとは言え、ついに完結編!!なのにシリーズ最低の封切り成績を記録した…

第1位 (1) 「ヴェノム: ザ・ラスト・ダンス」(1億2,000万ドル)

$26,100,000−(4,131館/$6,318)−$90,047,000


RT の評論家の支持率 36 % / Metacritic スコア 41 / 出口調査の CinemaScore B-

「ヴェノム 3」の「ザ・ラスト・ダンス」の心配された公開2週めの集客減は5割を切った約−49%ですから、前作「レット・ゼア・ビー・カーネイジ」(2021年)の約−65%、第1作め(2018年)の約−56%よりも動員を維持している…という良い意味において、期待を裏切った動員ぶりだけに…


先週は野球観戦だったファンが、この週末にやって来たか…といった感じですが、しかし、それ…

…でもいまだ、国内の成績の総額は大台の1億ドルに達しておらず、前2作のどちらも公開2週めには約1億4,000万ドル以上を稼いでいたのと比べると、やっぱりもう、以前ほどの勢いはないなぁ…

…と言われても仕方がないため、集客減を半減以下に抑えた…とは言え、あまり評価されないかもしれませんね…。


第2位 (3) 「ザ・ワイルド・ロボット」(7,800万ドル)

$7,550,000−(3,231館/$2,337)−$121,476,000

RT の評論家の支持率 98 % / Metacritic スコア 85 / 出口調査の CinemaScore A


第3位 (2) 「スマイル 2」(2,800万ドル)

$6,800,000−(3,235館/$2,102)−$52,687,000

RT の評論家の支持率 84 % / Metacritic スコア 67 / 出口調査の CinemaScore B


第4位 (4) 「コンクレイヴ」(2,000万ドル)

$5,300,000−(1,796館/$2,951)−$15,222,000


RT の評論家の支持率 92 % / Metacritic スコア 79 / 出口調査の CinemaScore B+

先週の初公開の封切り成績が、たったの約660万ドル…と、けして大きな数字ではなかった…の事情に加えて、観客がアラフォーから50代以上の大人ばかりだけに、封切り興行に焦って、駆けつけたりはせず、それぞれのペースで、徐々に映画館にやって来る…という動員の傾向、そして…、


ついに次の火曜日の11月5日が大統領選挙の投票日ですから、キリスト教会における大統領と言えそうな法王を選ぶ選挙をめぐる聖職者たちのスキャンダラスな内幕を描いた「選挙の映画」の…

「コンクレイヴ」が、2週めの集客減をたったの約2割以下に抑えた健闘ぶりとなっています…!!


第5位 (初) 「ヒア」(5,000万ドル)

$5,000,000−(2,647館/$1,889)−$5,000,000

RT の評論家の支持率 35 % / Metacritic スコア 41 / 出口調査の CinemaScore B-

マイケル・ダグラス(「アントマン」シリーズ)とキャスリーン・ターナー(「私がウォシャウスキー」1991年)が共演した「ロマンシング・ストーン」(1984年)や、マイケル・J・フォックス(「摩天楼はバラ色に」1987年)とクリストファー・ロイド(「ノーバディ」シリーズの第2作めが来年2025年8月全米公開)が迷コンビを組んだ「バック・トゥ・ザ・フューチャー」トリロジーなどで知られるほか…、


ベテランの映画ファンの方には初期の傑作のナンシー・アレン(「キャリー」1976年)がメイン・キャストの「抱きしめたい」(1987年)や、カート・ラッセル(「潮風のいたずら」1987年)と故ジャック・ウォーデン(「チャンス」1979年)が共演した「ユーズド・カー」(1980年)が好まれる映画史上最高の創り手のうちのひとりのロバート・ゼメキス監督が…、


リチャード・マクガイア作のたった6ページだけのすごくショートの同名短篇コミック(1989年)を長編化した同名のグラフィック・ノベル(2014年)をもとにして、ゼメキス監督の数ある代表作のなかでも最も大ヒットして、社会現象レベルのブームを巻き起こした「フォレスト・ガンプ」(1994年)の脚本家のエリック・ロス(ヴィルヌーヴ監督の「デューン」2021年)と組んだ…

…どころか、「フォレスト・ガンプ」の主人公フォレスト・ガンプのトム・ハンクスと「フォレスト・ガンプ」のヒロインのジェニーのロビン・ライト(「ワンダーウーマン」シリーズ)たちを主演に迎えて…と、つまり「フォレスト・ガンプ」の創り手たちと役者たちがあらためて集った!!


…と言われると期待せずにはいられない「ヒア」あるいは「ヒヤ」、つまり「ここで」を全米公開した配給のソニピ、つまりトライスターが公表した封切り成績は製作費の約5,000万ドル超に対して、たったの約500万ドルだけ…という「フォレスト・ガンプ」とは正反対のまったくガッカリ…の結果となっています…。ひとつの場所だけ、つまり「ここで」だけの限定された土地での移り変わりの歴史上の出来事を追っていく…という演劇めいた設定の実験映画に取り組んだ挑戦心は評価できるものの、映画の醍醐味のひとつの動きは欠いてしまう定点カメラの映画に今どきのフツーの観客が興味を抱くわけもなく…、


55歳以上の観客が封切り興行の半数を占める…ですから、先にふれた「ロマンシング・ストーン」や「バック・トゥ・ザ・フューチャー」どころか「抱きしめたい」や「ユーズド・カー」も初公開の封切り時に映画館で観た世代のベテランの映画ファンばっかりか…と解釈できる「ここで」…

…を観ようと思ったのは?!の質問に対して、約7割に近い観客がトム・ハンクス主演作だから…と答えたのを踏まえると、観客の約7割が「ここで」を支持している…の出口調査の結果はあまり信頼できず、「ここで」を優れた作品だと高く評価した観客の割合いとしては、まったく少数派の約1割を切ってる…ことのほうが参考になりそうですから、9割以上の観客は退屈に思ったらしい…と承知すれば…、

製作費の約5,000万ドル超に対して、その約1割の約500万ドルだけ…の封切り成績も皮肉に納得できそうかもしれません…?!


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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