*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。
$8,400,000−(3,536館/$2,376)−$69,222,020
「エクスペンダブルズ 4」の特攻部隊を返り討ちにして、3週連続の第1位を達成した恐怖の尼さん=製作費は約3,850万ドルは、世界総額の興行成績が約2億422万ドルに達したことで、メガホンを託されたマイケル・チャベス監督としては、自身の前作と同時にカンジュアリング・ユニバースの前作でもある本流シリーズの第3作め「ザ・デビル・メイド・ミー・ドゥ・イット」つまり…
「悪魔が私にやらせた」(2021年)の世界総額の興行成績=約2億27万ドルを超えて、自己ベストを更新したことになりますが、ただし、恐怖の尼さんの前作(2018年)が記録したカンジュアリング史上最大ヒットの世界総額の成績=約3億6,339万ドルには残念ながら、届きそうにないですね…。
全米公開の初日(22日)に先がけて、前日の木曜日(21日)の夕方の午後6時にスタートした前夜祭興行の売り上げが、元マッドマックスのメル・ギブソンを悪役にして、もう約9年前の2014年に封切られた前作「3」の前夜祭興行の成績=約87万5,000ドルに及ばない、ややガッカリの…
$8,300,000−(3,518館/$2,359)−$8,300,000
約75万ドルだったものの、それでも前作の封切り成績の約1,588万ドル(3,221館)と同等の金額を稼いでくれるはずと期待されていた「エクスペンダブルズ 4」でしたが、ライオンズゲートが公表した封切り成績が、あろうことか恐怖の尼さんのもう息切れ…の公開3週めの成績=約840万ドルに僅差の10万ドル少ない約830万ドルだったことで、スタローン隊長にとって最後の男祭りは初登場第1位を飾ることができず、シリーズ即死に近い敗北のデビューとなってしまいました…。
約3,483万ドル(3,270館)の封切り成績を稼いで、国内の売り上げが大台の1億ドル突破を果たした約1億307万ドルだった第1作め(2010年)に勢いづいて、すかさず作られた第2作め(2012年)の封切り成績が約2,859万ドル(3,316館)にまで低下し、最終的な国内の売り上げも約8,503万ドルにとどまった男祭りは、さらに続きの前作の第3弾の封切り成績が前述のように第1作めの半額以下にまで転落のばかりか、国内の成績は、その第1作めの封切り成績と大して変わらない約3,932万ドルの沈没だったものの、諸外国ではそこそこヒットし、海外から約1億7,014万ドルを稼いだことで、どうにか第4作めに到った下り坂の経緯を踏まえると…、
本国の北米ではもう明らかに男祭りが飽きられているため、「エクスペンダブルズ 4」も海外市場に希望を託すしかなさそうですが、主役の座がスタローン隊長から右腕のジェイソン・ステイサムに譲られたシリーズは、さらに次の第5作めに進むことができるのか?!、なお、ジャーナリストからは酷評の第4作めですが、シリーズのファンの方や、アクション映画好きの方々は前作と同等の大して変わらない内容と受けとめたものの、CG の質がダメダメの低すぎる点については、チープな映画に成り下がった…と、ため息をついてしまっているようです…。
$6,300,000−(3,305館/$1,906)−$25,352,729
$4,725,000−(3,270館/$1,445)−$81,261,243
第5位 (5) 「
バービー」(1億4,500万ドル)
$3,200,000−(2,634館/$1,215)−$630,450,000
🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。
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