テレビ版「X-Men」の「リージョン」のクリエイターとして知られるノア・ホーリーが仕掛け人をつとめる「
エイリアン」の配信シリーズは…、
シガーニー・ウィーバーが主演した本流シリーズより前の過去の時代にさかのぼったプリクエールの「プロメテウス」(2012年)=2089年と、続編「コブナント」(2017年)=2104年との間に
地球に起きた出来事を描くらしいことから、キャサリン・ウォーターストン主演の後者の映画を観た方は、いったい、どうやって、エイリアンのゼノモーフを地球に登場させることができるのか…?!
…と疑問してしまう設定の謎解きを楽しみにされているはずですが、その Hulu / Disney+ の「
エイリアン」配信シリーズが、アジアの微笑みの国タイのバンコクに製作拠点を置いて、現地の複数のスタジオを貸し切り、膨大な数の照明機材をレンタルして、撮影の準備を進めていることが明らかになりましたが(via
Variety)、しかしながら…、
先々月5月2日に始まった全米脚本家組合のストの労使交渉が決着せず、いまだ続行中…に重ねて、北米で今日の7月13日の木曜日に全米映画俳優組合もスト開始を決めましたから、肝心のメインの出演者たちが仕事できなくなることで、「エイリアン」配信シリーズは大々的に貸し切ったスタジオと機材をどうするんだよ?!、本格的に始まる前に製作中止?!、それとも組合に所属していないマイナーの役者たちのシーンから撮影するの…?!と、いきなり製作続行が困難におちいることになりそうです…。そもそもは…、
今年2023年の Hulu / Disney+ の目玉プログラムのひとつとして配信するはずだったのが、コロナ禍の悪影響を受けて、製作が遅れた「
エイリアン」は、またストのせいで足踏みか…のわけですが、映画やテレビの現場としては俳優やタレントたちが来ない…の致命的な状況ですから、すでに撮影を始めていた「
モータル・コンバット 2」(全米公開日未定)をはじめ、ほとんどの映画のプロジェクトが停滞することで、ようやくコロナ禍から立ち直り始めた映画界はまた元の木阿弥…の悲惨になってしまいそうです…。
なお、脚本家組合のストの悪影響を受けて、新作映画の話題やニュースは減っていますが、人気のスターたちが表舞台から消えてしまうことで、デマやウワサはさておき、さらにニュースは減ってしまうかも…と残念に思うと、とりあえず、ハリウッドのストの大きな争点の人工知能の AI、特に生成系をめぐる是非の議論は、創作という人ならではの仕事を将来的に奪いそう…どころか、こうして今日の時点でもう、映画ファンの楽しみが奪われようとしてるんだから、是非の二者択一は数々の SF スリラーの映画が描いてきたように人工知能は人間の敵の「非」になってしまうのかもしれませんね…。
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