ヘイリー・スタインフェルドちゃんの主演作としては、「トランスフォーマー」のスピンオフ映画「バンブルビー」(2018年)の製作費の約1億3,500万ドルをも超えたブロックバスター級の巨額の約1億5,000万ドルが費やされた配信シリーズ「
ホークアイ」(全6話)の初回と第2話めのメガホンを託されたのは…
長寿コメディ番組「サタデー・ナイト・ライヴ」のディレクターとして知られるリース・トーマス(↓ 写真)ですが、初回の第1話めでは初登場の新しい主人公のケイト・ビショップのキャラクターを丁寧に紹介しながら、それに並行して、ホークアイのクリントの現在を折り重ねていき、全く別世界にいたはずのふたりが運命的にめぐり逢う結末へとたどり着く描き方は実に手際よく、物語をスムーズに展開していましたし…、
第2話めでは、のちの展開に向けての何かの伏線になっているのかもしれませんが、例のスーツを取り返すコメディ・シーンこそ、やや回り道のようにも思え、本当に必要だったのか、どうか?!は、ちょっと疑問ですが、第1話めでは一見して、単純のように思えた筋書きや登場人物の背景が次第に入り組んで、物語の謎が深まったところで、つづく…と期待を持たせて終わるクリフハンガーもお見事だったように思えます。そうした第1話と第2話の展開から…、
この「
ホークアイ」は、ヒーローものとしての派手なアクションの展開や、仰々しい謎解きを掲げて、視聴者の興味と好奇心をイタズラにあおるのではなく、あくまでも主人公のケイトとクリントの人物像を追いながら、ストーリーを進めていく…という本格的なドラマ志向の方向性が窺えたように思われますから、特にマーベル・ファンではない大人の映画通の方も楽しめる配信シリーズに仕上がっているのかもしれませんが、だとしたら…、
そのように創ることができるのも、やはり、若干13歳にして、名作西部劇「トゥルー・グリット」(2010年)の主演女優をつとめて、アカデミー賞の候補にあげられた演技の天才の
ヘイリー・スタインフェルドちゃんと、同じくオスカーの主演男優賞の候補にあげられた戦場映画の名作「ザ・ハート・ロッカー」(2010年)のジェレミー・レナーの演技達者のふたりが主演だからこそではないでしょうか…!!
さて、マーベル・ファンが期待のブラック・ウィドウのエレーナ=フローレンス・ピューはいつ、どんな形で、ふたりのホークアイに絡むのか…?!、これからの展開が本当に楽しみですね…!!
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