現在は
「マッドマックス」の主演作「フリオーサ」が全米公開中の
アニヤ・テイラー=ジョイは、初主演作のホラー映画の必見の傑作「ザ・ウィッチ」(2015年)を大きなスクリーンで観るなり、自分があまりにもブサイクなので、映画の主演作はこれ1本だけ…自分の女優のキャリアは始まると同時に終わった…と思った…などと自虐的に語っていましたが…、
その本人以外はブサイクだなんて思わない現代最高の女優のうちのひとりの ATJ を世に送りだしてくれた「ザ・ウィッチ」の現場で、製作のアシスタントをつとめ、兄のロバート・エガース監督をサポートした弟のサムと…、
兄のロバート・エガース監督が、バットマンのロバート・パティンソンを主演に迎えた「ザ・ライトハウス」(2019年)の脚本を、兄の監督と共同執筆した弟のマックスとが組んで…、
マックスとサムのエガース兄弟監督コンビとして、デビューを飾ることになった初監督のサイコ・ホラー映画
「ザ・フロント・ルーム」の予告編を、配給の A24 が初公開しました!!と書けば…、
前述の「ザ・ウィッチ」のほか、ブラック・ウィドウのピュー主演「ミッドソマー」(2019年)などで知られるクセのある異色ホラー映画のいわゆる “ A24 ホラー ” の最新作か…!!の位置づけとなる
「ザ・フロント・ルーム」は…、
元ハリー・ポッターのダニエル・ラドクリフ主演のホラー映画
「ザ・ウーマン・イン・ブラック」(2012年)の原作者のイギリスの作家 スーザン・ヒルが、2016年に出版した短編集「ザ・トラベリング・バッグ・アンド・アザー・ゴーストリー・ストリーズ」に収められた同名短編小説をもとにして…、
ホラー映画好きの方には、1998年公開のスラッシャー映画「ラスト・サマー 2」で知られる歌手のブランディ・ノーウッドが演じる主人公の妊婦のベリンダの夫=アンドリュー・バーナップ(配信シリーズ「アンダー・ザ・バナー・オブ・ヘヴン」2022年)のお父さんが亡くなり、故人の遺志にそって、遺された高齢のお母さんを引き取ることになったのですが…、
自分には聖霊が宿り、特別な力があると信じ込んでいる信心深い義母=キャスリン・ハンター(
「哀れなるものたち」2023年)との間で、お互いの肌の色が異なることもあり、主人公ベリンダはとかくトラブルを抱え込んでしまう…
…といった展開から、どうやらベリンダは義母は聖霊とは正反対の邪悪なものにとり憑かれていると察し、お腹の中の赤ちゃんを守らなければ…!!となるようですが、単に世間によくある嫁姑の確執に人種差別の問題が絡んで、複雑化しただけじゃないの?!、本当に邪悪なものなんて存在しているの?!、出産と子育てへの不安を抱えた妊婦の情緒不安定の妄想じゃないの…?!といった辺りの曖昧さが、サイコ・ホラーたるゆえん、そして、 A24 ホラーたるゆえんの病んだ見どころのように思われる
「ザ・フロント・ルーム」は、北米では新年度の始まりの9月の最初の週末の6日(金)から全米公開の予定です…!!
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