Billy's footnotes 💬 Day 159
マーベルの「ドクター・ストレンジ」(2016年)の大ヒットや、ホラー映画の近年の傑作のひとつ「ザ・ブラック・フォン」(2021年)などで知られるほか、現在はヤング・フリオーサのアニヤ・テイラー=ジョイが主演の Apple TV+ の配信映画「ザ・ゴージ」の仕上げの作業に取り組んでいるスコット・デリクソン監督のソーシャル・メディアの投稿が、映画ファンのあいだで大きな話題となり、いわゆるバズっています。と言っても…
同監督の問題の投稿は、今から約8年前の2016年に、クエンティン・タランティーノ監督が語った発言を持ち出したものです。そのタランティーノ監督の発言とは…
これをもう自分は80年代から、ずっと言い続けているんだけど、映画のチケット代は昔はみんな、5ドルだったんだ。それがさぁ、いきなり、6.50ドルから 7ドル、7.25ドル、そして、7.50ドルへと値上げされていったんだ。映画にとって大事なことは労働者階級にとっての芸術であり続けることなのにさぁ…。
…とのことで、約8年前の当時のアメリカの映画鑑賞料金の平均値は約8.65ドルでしたが、その時点でもう、すでに映画のチケットは値上げをし過ぎたため、労働者階級の…つまり庶民の「ふつうのひと」にとっては気楽に買い求められるものではなくなった…と、タランティーノ監督から警告されていた事実を、スコット・デリクソン監督が指摘してくれたわけですが…、
その過去の高すぎる鑑賞料金の約8.65ドルから、さらに値上げが続けられ、北米のいまの映画鑑賞料金の平均値が約10.78ドル(約1,689円)にまで上昇したばかりか、そこに加えて、Netflix や前述の Apple TV+ のような配信サービスが普及して、それらのサブスク代の負担が映画ファンのサイフを圧迫していることもあり、今夏の全米映画興行は軒並み振るわず、言わば「映画疲れ」に入ってしまったらしい状況については、前回の「全米映画ボックスオフィスTOP5」で…、
フツーの映画ファンのひとたちが、どう思っているのか?!、フツーの声を引用して、お伝えしましたが、どうやら、ぼくビリーと同じ危機感を抱いてくれていたらしいスコット・デリクソン監督によるタランティーノ監督の発言の引用に、大勢の映画ファンが共感し、怒りや絶望の声をあげていますから、北米のみならず世界中の映画館は至急に一度、値下げの試みをしてみたほうがよいのではないでしょうか?!、タランティーノ監督は、映画鑑賞はお高くとまったものではなく、万人の誰でもが気楽に楽しめる「大衆娯楽」であり続けるべきだとも語っています…!!
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