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Billy's footnotes 💬 Day 79, 2025


Watch ▶ the Trailer for the biopic of the late Russian journalist Anna Politkovskaya 'Words of War', produced by Sean Penn and starring Maxine Peake, Jason Isaacs and Ciarán Hinds 🇷🇺😔

現在の俗にいう「ロシアメリカ」、つまり旧アメリカ合衆国を支配する黒幕として、「オレンジ色の狂人」の大統領、イーロン・マスク真大統領を操っている?!ばかりか、庶民が悲鳴をあげている物価の極端な高騰を含め世界を様々に混乱に陥れている諸悪の根源だ…💢などと、まことしやかに言われるロシアの独裁者プーチンが放った刺客…だと全世界が信じている暗殺者の凶弾によって、お母さんを殺害された娘のヴェーラ・ポリトコフスカヤさんの著書「母、アンナ : ロシアの真実を暴いたジャーナリストの情熱と人生」(2023年出版)を出版する NHK 出版によれば…、

アンナ・ポリトコフスカヤ(↑)。彼女が殺されたのはプーチンの誕生日だった。娘は語る…。

「わたしの母はロシア当局にとってのみならず、一般の人たちにとっても、つねに居心地の悪さを感じさせる人だった。兵士や犯罪組織、そして、戦争という「肉挽き機」に巻きこまれた一般市民について、残酷な真実をありのままに報じ、苦悩や流血、死、ばらばらになった肉体、打ち砕かれた希望を文字にした…」

ロシアを代表するリベラル紙「ノーヴァヤ・ガゼータ」の記者アンナ・ポリトコフスカヤは、死の間際まで、第二次チェチェン戦争やプーチン政権下のロシアにおける汚職や犯罪、「沈黙の掟」についてペンを執り続け、2006年10月7日に、アンナがモスクワ中心部の自宅アパートで殺害されると、その姿はたちまち言論の自由の象徴となった。

当時26歳だった娘ヴェーラ(↑)は、その日以降、兄イリヤーと共に、正義のために戦ってきた。そして、ロシアの司法機関の緩慢や杜撰、矛盾する情報やあまりに理不尽な憶測といった問題を、身をもって経験してきた。それでも彼女は、母アンナの遺した教訓「勇敢でありなさい。そして、すべての物事を然るべき名前で呼ぶのです。独裁者は独裁者と…」を人々の記憶にとどめるために戦い続けてきた。

ロシアのウクライナ侵攻が始まると、ポリトコフスカヤという名は再び殺害の脅迫の対象となり、ヴェーラは家族とともに、行先を伏せて国外へ移り住むことを余儀なくされた。彼女が本書の執筆を決意したのは、母アンナがその腕に抱くことの叶わなかった孫である自身の娘、そして、全世界の記憶に、母の物語を刻みたかったからだ。プーチンの政治を歯に衣着せずに批判し、人々を脅かす「大ロシア帝国」構想の立役者となった元 KGB 将校によって、ロシアで行われてきた人権侵害を怯むことなく告発した、ひとりの女性の唯一無二の物語を…。


…といった次第で、この娘のヴェーラさんの著書が原作というわけではありませんが、彼女の母の暗殺された故アンナ・ポリトコフスカヤさんの真摯なジャーナリストとしての生き様を描いた実話映画「ワーズ・オブ・ウォー」つまり「戦争の言葉」を、北米で 5月2日に封切る Neon 傘下のデカール・リリーシングが、予告編を初公開してくれたので、大人の映画ファンの方はぜひ、チェックしておいてください…!!


前述の腰抜けの「オレンジ色の狂人」や「真大統領」とは違い、ウクライナ侵攻が始まるや、即座に戦場に飛び込んで、ウクライナのゼレンスキー大統領をサポートし、現地の様子を伝えてくれた怖いもの知らずの「正アメリカ人」のショーン・ペン監督(映画史上の最高傑作のひとつだけど、観るとトラウマになるので、お薦めできない「イントゥ・ザ・ワイルド」2007年)が…


仕掛け人のプロデューサーをつとめて、英国テレビ界のベテランのジェームズ・ストロング監督にメガホンを託した「戦争の言葉」で…、

故アンナさん役を演じたのは、「ザ・セオリー・オブ・エブリスィング」(2014年)やミニシリーズ「セイ・ナッシング」(Disney+ 配信中)などのマキシン・ピーク。娘ヴェーラさんの役は「ブリムストーン」のナオミ・バトリックが演じているほか、必見の傑作「ホテル・ムンバイ」(2019年)などのジェイソン・アイザックス、おもしろいけれど、やっぱりトラウマになるから観ないほうがいいテレビシリーズ「ザ・テラー」(2018年)などのキーラン・ハインズ、それから「高慢と偏見とゾンビ」(2016年)などのエリー・バンバーといった観応えある共演者がそろっていますから…

ロシアの独裁者のプーチンがどれだけ恐ろしい人物なのか…や、そのプーチンの右腕と左腕のように言われる「オレンジ色の狂人」や「マスク真大統領」が、どれだけ危険な存在なのか…といった現在の世界が直面している危機なんかには興味のない方も、単に大人向けの社会派のドラマ映画として、お楽しみ頂けるかもしれませんね…!!


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