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Weekend Box Office 💰 June 7 - 9, 2024 : 6月7日~9日の全米映画ボックスオフィスTOP5


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

イマンちゃん主演のマーベル・シネマティック・ユニバース史上の最高傑作に位置づけられた配信シリーズ「ミズ・マーベル」(2022年)の初回(第1話)と最終回(第6話)を手がけた実績が大変に高評価されてるアディル&ビラルの監督コンビが、シリーズ通算第3作めにあたる前作「フォー・ライフ」(2020年)から続けて、連投のメガホンを託された第4作め「ライド・オア・ダイ」の…

封切り成績の最も最初の期待値は前作「3」が記録した約6,250万ドル(3,775館)と同等か、前作を上まわって、7,000万ドルを超えるのでは?!とまで言われたものの、次第にヒットの期待が縮小して、5,000万ドル前後の封切り成績の予想に落ち着いていった「4」は…、

エミリー・ブラントとライアン・ゴズリング共演の夏季興行の開幕映画「ザ・フォール・ガイ」の封切り成績が、あろうことか、3,000万ドルにすら届かない約2,775万ドル(4,002館)の沈没だったばかりか、アニヤ・テイラー=ジョイ主演の「マッドマックス」の「フリオーサ」も 3,000万ドルに届かない約2,633万ドル(3,804館)の沈没の連発だったことで、稼ぎ時のはずのサマーシーズンなのに、今年2024年の夏は観客が映画館に来ない…、映画鑑賞券の値段が高すぎる…(Day 159)の不況の危機的な現状を受けて…、


$56,000,000−(3,885館/$14,414)−$56,000,000


RT の評論家の支持率 64 % / Metacritic スコア 54 / 出口調査の CinemaScore A-

いったんは封切り成績の予想が、4,000万ドル前後にまで下落しましたが、製作・配給のソニピが公表した封切り成績は、前述の妥当な金額だと思われた5,000万ドル前後に相当する約5,600万ドルのヒットでした…!!、よって、前述の「フォール・ガイ」「フリオーサ」の同成績の2倍以上を稼いだ「ミズ・マーベル」の監督コンビは、今夏のかろうじてヒット作と言われる「猿の惑星」の封切り成績の約5,840万ドル(4,075館)に迫る大手柄を果たしたことになりますが…、


どうして、いったんは 4,000万ドル前後の予想に転落した「ライド・オア・ダイ」の封切り成績が持ち直したの?!というのは、少年隊はいつまで少年なのか?!とか、シブがき隊はいつまでガキなのか?!などと日本で言われたのと同様に、第1作めが1995年封切りだけに、もう約29年も昔に始まった古いシリーズなのに、いつまでボーイズなのか?!と、おちょくられるわりには…、

封切り興行の観客のおよそ半数が、18歳から30代半ばまでの若者層のいまのボーイズを集客しているオジサンたちの第4作めを観た観客の9割以上が支持をして、8割以上が周囲に薦める!!の出口調査であり、その絶賛の面白い!!の口コミがどうやら拡がったらしく、当日券が猛烈に売れ始めたことが、巻き返しを果たした理由のようですから、この「バッド・ボーイズ」シリーズを「ワイルド・スピード」にとって代わるモノにしようとしている!!と指摘されているソニピは、その「ワイルド・スピード」化に着々と成功しているのかもしれません?!、ただし…、


第4作めが約5,600万ドルの封切り成績を稼いだことで、今夏の観客が来ない状況ではヒット作!!だと言われても、前作「3」の同成績の約6,250万ドルからは下落していますし、前作が封切られたのは稼ぎ時の夏場ではなく、人びとが年末年始にお金をたくさん使ったことで、節約モードに入る閑散期の1月半ばだったばかりか、2020年1月の当時はコロナとか言う怪しいビョーキが流行ってるらしいから、気をつけないと…などと、人びとが警戒心を抱き始めたパンデミック突入の直前でしたから、それでも6,000万ドル以上を稼いでいたのか…と考えると…、

「ライド・オア・ダイ」の封切り成績の約5,600万ドルをヒット!!と見なすのは、ややハードルを下げすぎ…の感になってしまいますが、それでもパンデミックのステイホームのせいで、映画は自宅の配信でも楽しめる!!というデジタル時代の映画鑑賞の様式が定着したのに重ねて、いまの値上げラッシュ!!の物価高騰の生活苦のせいで、フツーのひとにはもう「高すぎる映画鑑賞券」を買い求める余裕がなくなった…の映画疲れの現状では、これをヒット!!と言って、昔ながらの映画界は自己満足しておくしか仕方がないのかもしれませんね…。


第2位 (1) 「ザ・ガーフィールド・ムービー」(6,000万ドル)

$10,000,000−(3,959館/$2,526)−$68,613,000

RT の評論家の支持率 37 % / Metacritic スコア 30 / 出口調査の CinemaScore B+


第3位 (3) 「IF(イフ)」(1億1,000万ドル)

$8,000,000−(3,582館/$2,233)−$93,520,000

RT の評論家の支持率 50 % / Metacritic スコア 46 / 出口調査の CinemaScore A


第4位 (初) 「ザ・ウォッチャーズ」(???ドル)

$7,000,000−(3,351館/$2,089)−$7,000,000

RT の評論家の支持率 30 % / Metacritic スコア 48 / 出口調査の CinemaScore C-

今夏8月9日全米公開のパパ・ナイト・シャマラン監督のスリラー映画の最新作「トラップ」とあわせて、今年の夏はシャマラン祭りだ!!、ワッショイ!!を盛りあげたいディスカバリーつまり昔はワーナーが封切ったシャマラン祭り第1弾!!の…


パパ・シャマラン監督が「助監督」をつとめて、娘のイシャナ・ナイト・シャマランを「監督」にした「世襲」の監督デビュー作にあたるダコタ姉ちゃん主演のホラー映画「ザ・ウォッチャーズ」の封切り成績は予想の1,200万ドル前後を大きく下まわったばかりか、1,000万ドルを切ったことで、とうていワッショイ!!と盛りあがることはできない、たったの約700万ドルの沈没でした。しかしながら…、


前述の「トラップ」では、別の娘の長女の歌手サレカをテイラー・スウィフトやレディー・ガガのようなスーパースターの歌姫の役に起用し、現実に自分の娘をテイラー・スウィフトやレディー・ガガのようなスーパースターにしたい!!と希望している親バカのパパ・シャマラン監督が、娘のイシャナのために仕掛人のプロデューサーとして、パパが製作費を自己負担した…、つまり、シャマラン家の自主製作映画?!の「ザ・ウォッチャーズ」を…、


配給のディスカバリーに約3,000万ドルの高値で売りつける商談に成功していますから…というのは、「ザ・ウォッチャーズ」の実際の製作費は恐らく 3,000万ドルも使っておらず、いわゆる低予算映画の域に近いものでしょうから、パパ・ナイト・シャマラン監督は自己負担した製作費を回収して、黒字を稼いだのでは?!と憶測できるため、封切り成績がたったの約700万ドルの沈没でも、シャマラン家にとってはヒット!!の大成功になったものと思われます…。と書けば…、

どうして、配給のディスカバリーは、封切り興行の観客の半数近くが支持をせず、7割に近い観客が周囲に薦めない…と出口調査で回答した…と早い話が、シャマランだけに?!、案の定の大ドンデン返し?!のトンデモ展開のオチがくだらないと罵られ、こんなモノ観るのは時間の無駄使い!!と絶不評の口コミが言われてしまっている「ザ・ウォッチャーズ」に約3,000万ドルも払ったの…?!が気になりますが、前述の「トラップ」の親バカぶりも含めて認めることで…、


2015年公開のシャマラン復活作!!と好評を博した「ザ・ビジット」から、現在はヤング・フリオーサとして知られるアニヤ・テイラー=ジョイがヒロインだった「スプリット」(2016年)と続編の「グラス」(2019年)、そして、やはり、シャマラン的な大ドンデン返し?!のオチはさておき、映画の出来映えは共に高評価だった「オールド」(2021年)と「ノック・アット・ザ・キャビン」(2023年)と、過去の計5作品をユニバーサル映画を通じて発表し、成功を重ねてきたパパ・シャマラン監督の…


「シャマラン」という名前がもはや人気タイトル!!と言えるほど、よく知られた「シャマラン」のブランドを手に入れることができるのであれば、この「ザ・ウォッチャーズ」のみならず、シャマラン祭りだ!!、ワッショイ!!の第2弾「トラップ」の封切り興行の成否は特に大事なことではなく、そのあとの二次三次の市場でも一定の稼ぎが期待できて、寿命の長い「シャマラン」作品を自社のライブラリーに加えることこそが、むしろ長い目で見て、重要だったのでは…?!

…と推測して、理解することができますが、それでも「ザ・ウォッチャーズ」の沈没は単に映画の内容がダメダメとか、いまは「映画鑑賞券が高過ぎ」の映画疲れだから…ではなく、また「世襲」の「親バカ」か…、こうして「新しい階級社会」が形作られてしまうんだ…と世間が呆れ果て、落胆したことが大きく影響しているはず…のため、「シャマラン」の名前の価値も下がっていくかもしれません…。



$5,400,000−(3,155館/$1,712)−$149,772,773

RT の評論家の支持率 81 % / Metacritic スコア 66 / 出口調査の CinemaScore B


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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🧡 Pretty Girls 🍒 chaeeunstar



Photo Credit: @chaeeunstar. All Rights Reserved.

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Billy's footnotes 💬 Day 160


漫画家の武内直子さんが生まれた1967年よりも前の1950年代に「美少女戦士セーラームーン」が、70mm のフィルムで撮影されたシネマスコープの大作映画として作られていたならば…?!


…などと人工知能の AI に指示のプロンプトを与えてみたら、どんなものが生成されるのか…?!、イギリスの AI のYouTuber、Warden Cinematics さんが生成してくれた予告編をご覧ください!!




とってもカワイい!!と男女のどちらからも支持されてるアリアナ・グリーンブラットちゃん16歳(「インフィニティ・ウォー」のサノスの娘のリトル・ガモラ)の最新作「ボーダーランズ」が…

本編シーンの見せ場のひとつのアクション・クリップをリリースしました!!、もう約3年も前の2021年6月にクランクアップした同名人気ゲームの映画化は、昨2023年の初めに追加の撮影を行うにあたって、当時すでにイーライ・ロス監督(↑写真)がスラッシャー映画「サンクスギビング」(2023年)の製作に突入していたことから、スケジュールがカブってしまったため…、


「ターミネーター」シリーズ通算第6作め「ダーク・フェイト」(2019年)のティム・ミラー監督にお願いし、ロス監督の代わりにメガホンをとって頂いた…と伝えられています。


果たして、ご覧の本編シーンを手がけたのがロス監督か、それともミラー監督なのか?!は何とも言えませんが、仮りに前者とすると、アクションの見せ場の演出を得意とするミラー監督に助っ人をお願いしたのは、必ずしも前述のようなスケジュールの不都合だけではないだろう…と、映画通の方はミラー監督が投入された真の事情をお察しになられたかも…。「ボーダーランズ」は、ライオンズゲートの勝負映画として、今夏8月9日全米公開の予定です。しかし、上 ↑ の本編シーンをご覧になられた方の多くが、この映画は配信を待とう…とチケット代の節約をお決めになられたとしても不思議ではありません…。なお、上 ↑ の写真の左はクリーグ役のフロリアン・ムンテアヌです。「シャンチー」(2021年)が代表作ですから、アリアナちゃんとはマーベルつながりですね…!!

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🧡 Pretty Girls 🍒 sonua564



Photo Credit: @sonua564. All Rights Reserved.

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Billy's footnotes 💬 Day 159



マーベルの「ドクター・ストレンジ」(2016年)の大ヒットや、ホラー映画の近年の傑作のひとつ「ザ・ブラック・フォン」(2021年)などで知られるほか、現在はヤング・フリオーサアニヤ・テイラー=ジョイが主演の Apple TV+ の配信映画「ザ・ゴージ」の仕上げの作業に取り組んでいるスコット・デリクソン監督のソーシャル・メディアの投稿が、映画ファンのあいだで大きな話題となり、いわゆるバズっています。と言っても…

同監督の問題の投稿は、今から約8年前の2016年に、クエンティン・タランティーノ監督が語った発言を持ち出したものです。そのタランティーノ監督の発言とは…

これをもう自分は80年代から、ずっと言い続けているんだけど、映画のチケット代は昔はみんな、5ドルだったんだ。それがさぁ、いきなり、6.50ドルから 7ドル、7.25ドル、そして、7.50ドルへと値上げされていったんだ。映画にとって大事なことは労働者階級にとっての芸術であり続けることなのにさぁ…。

…とのことで、約8年前の当時のアメリカの映画鑑賞料金の平均値は約8.65ドルでしたが、その時点でもう、すでに映画のチケットは値上げをし過ぎたため、労働者階級の…つまり庶民の「ふつうのひと」にとっては気楽に買い求められるものではなくなった…と、タランティーノ監督から警告されていた事実を、スコット・デリクソン監督が指摘してくれたわけですが…、


その過去の高すぎる鑑賞料金の約8.65ドルから、さらに値上げが続けられ、北米のいまの映画鑑賞料金の平均値が約10.78ドル(約1,689円)にまで上昇したばかりか、そこに加えて、Netflix や前述の Apple TV+ のような配信サービスが普及して、それらのサブスク代の負担が映画ファンのサイフを圧迫していることもあり、今夏の全米映画興行は軒並み振るわず、言わば「映画疲れ」に入ってしまったらしい状況については、前回の「全米映画ボックスオフィスTOP5」で…、


フツーの映画ファンのひとたちが、どう思っているのか?!、フツーの声を引用して、お伝えしましたが、どうやら、ぼくビリーと同じ危機感を抱いてくれていたらしいスコット・デリクソン監督によるタランティーノ監督の発言の引用に、大勢の映画ファンが共感し、怒りや絶望の声をあげていますから、北米のみならず世界中の映画館は至急に一度、値下げの試みをしてみたほうがよいのではないでしょうか?!、タランティーノ監督は、映画鑑賞はお高くとまったものではなく、万人の誰でもが気楽に楽しめる「大衆娯楽」であり続けるべきだとも語っています…!!

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