Weekend Box Office 💰 December 15 - 17, 2023 : 12月15日~17日の全米映画ボックスオフィスTOP5
*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。
「デューン」(2021年)の続きの「後編」(新年2024年3月1日全米公開)が楽しみなティモシー・シャラメを主演に起用して、「パディントン」シリーズのポール・キング監督が…、
第1位 (初) 「ウォンカ」(1億2,500万ドル)
$39,000,000−(4,203館/$9,279)−$39,000,000
故ロアルド・ダール作の児童文学「チョコレート工場の秘密」(1964年出版)の前日譚のプリクエールにあたる「始まりの物語」を独自に創作した、つまりオリジナル・ストーリーのミュージカル映画「ウォンカ」の封切り成績は約3,900万ドルでした…!!
ミュージカル映画ですよ!!と言うと、今どきの観客は引いて、興味を示さず、観たがらない…というテスト試写から学んだ教訓をもとに、ミュージカルの要素をあえて封印し、 ジーン・ワイルダー主演の名作「夢のチョコレート工場」(1971年)と、ティム・バートン監督の代表作「チャーリーとチョコレート工場」(2005年)の両映画のプリクエールにあたるファンタジー映画として宣伝した方針が功を奏した格好の「ウォンカ」は…、
「デューン」の封切り成績の約4,101万ドル(4,125館)と同等の4,000万ドル〜4,500万ドルの範囲を稼ぐのでは…?!と予想されていましたから、約3,900万ドルの結果は、わずかとは言え期待値の最低に届かず、ティモシー・シャラメとしては主演作の封切り成績の自己ベスト記録を更新できなかったわけですが、しかしながら出口調査では…、
封切りの観客全体の4割に近い25歳以下の若年層が “ A ” のスコアを与える好評ですし、この映画のメインのターゲットの12歳以下の児童に限れば、9割近くが大よろこびして、約7割のキッズたちが面白かったよ!!と言いふらすつもりだそうですから、さすがは「パディントン」の監督だけに、口コミに大きな期待が持てるため…、
これからのクリスマスと年末年始の休暇を通して、動員を持続し、今年2023年の大ヒットの人気作のひとつに発展しそうですが、ただし、前述のティム・バートン監督の今とは真逆の季節の真夏に封切られて、のちに主演作の「ソウル・サーファー」(2011年)が大ヒットになるアナソフィア・ロブちゃんがカワイイ!!と話題になった出世作「チャーリーとチョコレート工場」の封切り成績の約5,618万ドル(3,770館)は…、
現在のお金の価値に換算すると約8,762万ドルにあたりますから、今年を代表する特大のヒット作「オッペンハイマー」が同じく夏場に叩き出した封切り成績の約8,246万ドル(3,610館)よりも「チョコレート工場」で盛りあがっていたのか…!!
…となるため、鑑賞料金が大きく値上がりしたことも踏まえると、やはり、映画は昔ほどにはもう動員できないのかなぁ…という別の結論にもたどり着くかもしれません…。
第2位 (2) 「ザ・ハンガー・ゲームズ: ザ・バラッド・オブ・ソングバーズ・アンド・スネークス」(1億3,000万ドル)
$5,800,000−(3,291館/$1,762)−$145,238,861
第3位 (1) 「ザ・ボーイ・アンド・ザ・ヘロン」(???万ドル)
$5,172,602−(2,325館/$2,225)−$23,143,285
第4位 (3) 「ゴジラ・マイナス・ワン」(1,500万ドル以下)
$4,880,000−(2,622館/$1,861)−$34,257,586
第5位 (4) 「トロールズ・バンド・トゥギャザー」(9,500万ドル)
$4,000,000−(3,157館/$1,267)−$88,663,000
🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。
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