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Billy's footnotes 💬 Day 255


「デューン」シリーズの第3作め「砂漠の救世主」の脚本執筆に着手して、構想を進めているヴィルヌーヴ監督が、ヴァニティ・フェア誌のインタビューのなかで、そのほかにも複数の企画を抱えていらっしゃいますよね?!と尋ねられ…、

過去を振り返って、昔はよかったなぁ…と思うのは、ぼくが次に何をするか?!なんて、誰も気にしていなかったことですね…というのは冗談ですが、注目されていなかったときは気楽でしたね。

…と、ちまたの監督たちが、マスコミから「次回作は?!」と容易に先々のことを尋ねられるベタな質問にうんざり…しているのと同様に苦笑してしまったらしいヴィルヌーヴ監督によれば…、


たくさんの企画を同時に抱え込むのは好きじゃないですね。ぼくはひとつのことに集中して、取り組みたいんです。だけど今は抱え込み過ぎていて、実際のところ、ぼくは「砂漠の救世主」のほかに「宇宙のランデヴー」にも着手して、少しずつですが、脚本の執筆を進めているんです。「クレオパトラ」も同様です。次回作はどれになるのか?!、カメラのうしろに戻るのを、とても楽しみにしています。


…とのことで、もう約3年近いまえにお伝えした SF の大家の故アーサー・C・クラーク作の「宇宙のランデヴー」あるいは「ランデヴー・ウィズ・ラーマ」の映画化は、そのあと続報がありませんでしたが、企画倒れになったのではなく、ヴィルヌーヴ監督は前進させていることが明らかになりましたし、ソニピから依頼された「クレオパトラ」(パラマウント映画の「クレオパトラ」とは別の企画です)の企画も継続されていましたから…、



「砂漠の救世主」よりあとの第4作めや第5作めは、自分以外のほかの創り手が取り組んでほしい…と、第3作めを最後にするつもりのヴィルヌーヴ監督ですが、「デューン」が終わっても、「監督、次回作は?!」と尋ねるまでもなく、「宇宙のランデヴー」や「クレオパトラ」といった話題の大作のお楽しみが続きそうですね…!!


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Billy's footnotes 💬 Day 180


「ブレードランナー」の最新作にあたる Amazon Prime Video の配信シリーズ「2099」の主人公に起用されたらしいことで、現在大注目のハンター・シェイファー 25歳が主演の…

ホラー映画の話題作「カッコウ」(今夏8月9日全米公開)の新しいポスターです!!、予告編は、下 ↓ の 🔗 リンク先をご覧ください…!!





「デューン」シリーズのヴィルヌーヴ監督の次回作にあたるブロックバスター映画の超大作の全米公開の予定が、再来年の2026年暮れの12月18日メリー・クリスマス・ロードショーに決定!!と…

「デューン」シリーズを製作・配給するレジェンダリー・ディスカバリーが発表したのは封切り日だけですが、恐らく同日に公開されるのはシリーズ第3作めの「砂漠の救世主」に違いない!!と「推定」されて、話題になっています…!!



リジー演じるワンダがスカーレット・ウィッチに生まれ変わったマーベル配信シリーズの第1作め「ワンダヴィジョン」(2021年)の結末のバトルで敗北し、魔女の力を失ったアグネスことアガサ(キャスリン・ハーン)が…、

ユニークな魔女たちの助けを得て、魔力を取り返そうとする奮闘を全9話にわたって描くよりも、「ホークアイ」(2021年)や「ムーン・ナイト」(2022年)、そして「ミズ・マーベル」(2022年)などのシーズン 2 の方こそ先に作ってほしかった…と言いたいマーベル・ファンが少なくないようですが、「ワンダヴィジョン」の続編にあたるスピンオフの配信シリーズ「アガサ・オール・アロング」つまり「ぜんぶアガサのせいなんだからね!!」の写真(↑)を…


英国の映画マガジン エンパイアが披露してくれました…!!、「ワンダヴィジョン」から引き続き、女性の脚本家のジャック・シェイファーつまり「ブラック・ウィドウ」(2021年)の原案者がクリエイターをつとめる「アガサ・オール・アロング」は、魔女だけにハロウィンのタイミングにあわせて、初秋の9月18日(水)に最初の2話をリリースのあと、残りの7話を水曜日ごとに更新して、最終回の第9話にたどり着くのは翌々月の11月6日の予定ですが…来年2025年春の3月に予定されている「デアデビル」のリリースまで、Disney+ のサブスクは一旦やめるわ…という方もいらっしゃるのかも…?!

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Billy's footnotes 💬 Day 136


えッ?!、「ジョン・ウィック」シリーズの次のスピンオフ映画は、リナ・サワヤマさんが主演する「アキラ」じゃなかったの…?!と、もしかするとガッカリされるファンの方もいるのかもしれませんが…、

北米で今日の水曜日(5月15日)に、同シリーズを製作・配給するライオンズゲートが、昨2023年に公開した第4作めの続編にあたるドニー・イェン主演のスピンオフ映画「ケイン(仮題)」の製作発表を行いました…!!


ドニー・イェン演じる盲目の殺し屋を主人公にして、どういう物語の展開を続けるのか?!などの具体的な詳細は伏せられていますが、シナリオを執筆するのは、Netflix のヒット作「アンブレラ・アカデミー」シリーズの脚本家のロバート・アスキンス。ドニーの地元の香港を舞台にして…、


来年2025年のうちに撮影を行う予定とのこと。「ジョン・ウィック」ファンの方はお楽しみに!!と言いたいところですが、最初のスピンオフ映画の「バレリーナ」失敗して、公開延期になっていますね…。



「デューン: シスターフッド」として、企画がスタートしたときは、映画の「デューン」シリーズのヴィルヌーヴ監督が関与し、自らメガホンをとるつもりでしたが、内容がくり返し見直され、暗礁に乗りあげて、製作スケジュールが遅れ混乱したことで、同監督が降板し、映画シリーズとはもう実際のところ直接的には関係がない…と言えそうな…


プリクエールの配信シリーズ「デューン: プロファスィ」(全6話)を今秋リリースしたいつもりの Max が、予告編を初公開したので、チラとご覧ください!!、単純に「魔女」という言い方で紹介されたりもする特別な能力を持つ女性たちの結社「ベネ・ゲセリット」は、どのようにして誕生したのか?!、ヴィルヌーヴ監督の映画の第1作め(2021年)から…


約1万年も前の遠い大昔にさかのぼって、始まりの物語を描いた「プロファスィ」の主な出演者は、エミリー・ワトソン(「奇跡の海」1996年)、オリヴィア・ウィリアムズ(「ゴースト・ライター」2010年)、マーク・ストロング(「キングスマン」シリーズ)といった顔ぶれです。

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Weekend Box Office 💰 April 12 - 14, 2024 : 4月12日~14日の全米映画ボックスオフィスTOP5


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

コッポラ監督といえば、お父さんの巨匠フランシスも娘ソフィアもエルたんが大好き!!なのに、どうして、現代最高の演技派女優のエルたんではなく、ソフィア監督は A24 配給の「プリシラ」(2023年)の主人公プリシラ役に、「パシフィック・リム・アップライジング」(2018年)の戦うヒロインのケイリー・スペニーちゃんを選んだの…?!のわけは…、

ケイリー・スペニーちゃんがエルたんに負けず劣らずの女優だから…はもちろんのこと、ソフィア監督の映画の常連のキルスティン・ダンストが、実際に自分が共演して圧倒され、その才能に目を見張ったケイリー・スペニーちゃんを同監督にお勧めしたから…!!でしたが…、

そのキルスティン・ダンストが演じる高名なフォトジャーナリストのリーと、そのリーに憧れて、自分もフォトジャーナリストになりたいと志望するケイリー・スペニーちゃんが演じるジェシー、そして、リーの同僚にあたるジョエル=ヴァグネル・モウラと、報道の古株の大ベテランであり、リーの師匠的な存在のサミー=スティーヴン・マッキンリー・ヘンダーソンの計4名が…、


ケイリー・スペニーちゃんとスティーヴン・マッキンリー・ヘンダーソンとは、アレックス・ガーランド監督が人工知能を採りあげた必見作「Devs」(2020年)でも共演したニック・オファーマンが演じる現実にはあり得ない第3期めだけに独裁者的な大統領の政権下で、ついに始まってしまった内戦のシビル・ウォーの渦中に問題の大統領を取材するべく、現政権に反旗を翻した分離独立派の軍勢よりも先にホワイトハウスにたどり着こうと急ぐ移動の旅の道中に…、

分断の内戦におちいった合衆国の断末魔を目撃する物語が、ベトナム戦争の渦中に正気を失って、ジャングルの奥地に独裁者よろしく自分の王国を築きあげたカーツ大佐(故マーロン・ブランド)のもとに向かうウィラード大尉(マーティン・シーン)が、その移動の道中に戦争の狂気を目撃する物語だった前述のフランシス・フォード・コッポラ監督の映画史上の問題作「地獄の黙示録」(1979年)を連想させることから、これは…

現代の新しい「地獄の黙示録」だ!!と例えるジャーナリストまでいるだけに、大統領選挙の今年2024年公開の新作映画を1本だけ観る、あるいは1本しか観てはダメとなれば、選ばれるのは恐らくは、このアレックス・ガーランド監督の問題作だろう!!と言えそうな「シビル・ウォー」を…、

第1位 (初) 「シビル・ウォー」(5,000万ドル)

$25,712,608−(3,838館/$6,699)−$25,712,608


RT の評論家の支持率 83 % / Metacritic スコア 77 / 出口調査の CinemaScore B-

単に同社史上最大規模の全米公開への挑戦のみならず、大手の映画スタジオではないインディーズ系の配給会社が取り扱った大人向けの R 指定映画としても史上最大規模の全米公開にあたる挑戦の3,838館で封切った A24 が公表したオープニング成績は、興行アナリストが予想していた上限の2,300万ドルを突破して、A24 史上最大封切りヒットの新記録を樹立した約2,571万ドルでした!!と書けば…、


マーベル原作のヒーロー映画なのに不発だった沈没の「ファンタスティック・フォー」(2015年)の同成績の約2,569万ドル(3,995館)、タイムループのホラー・コメディ「ハッピー・デス・デイ」(2017年)の同成績=約2,604万ドル(3,149館)と大して変わらないじゃないか…と特に大ヒットとは受けとめず、感心しないひともいるかもしれませんが、しかしながら…、

ハリウッドの大手ではないニューヨークの独立系の A24 としては、これまでの同社史上最大封切りヒットの不愉快なホラー映画のカルト作「ヘレディタリィ」(2018年)が記録した約1,358万ドル(2,964館)の数字を大きく上まわり、メジャー・スタジオのディスカバリーつまり昔はワーナーの第2位「ゴジラ x コング」AKA「ゴジラ・スープレックス」から IMAX シアターを奪いとっての言わば独立系がメジャーに勝利した新記録達成!!とも言えるだけに…、

今週の以下 ↓ の第2位から第5位までのメジャー・スタジオが製作・配給の作品は全部がいわゆる焼き直しと言われる過去の人気タイトルの複製や続編であり、新作と謳いながらも実質的には新作ではない…どころか、第3位の「ゴーストバスターズ」は「温故知新のレガシー・シリーズ」などとのたまり、もう高齢者の昔のバスターズのキャストを再び登場させることで、ご年配のひとたちが昔はよかった…若い頃は自分も輝いていた…あぁ、青春時代にかえりたい…と後ろ向きの郷愁を誘う「懐かシネマ」のノスタルジック商法が仇となり、マッケンナ・グレースちゃんが演じる主人公のフィービーの物語に焦点を絞ってほしかった「いまの観客」からは支持されていないことが、興行成績が今ひとつ伸びない理由のようにも言われているのにくわえて…、

現在81歳の後期高齢者のハリソン・フォードが演じる冒険王が復活を果たしたアクション映画!!だなんて、本気で言っているんですか…?!と、世間がディズニーの正気を疑った「インディアナ・ジョーンズ」の第5作め(2023年)が案の定、興行的に沈没して、ディズニーが巨額の赤字を抱え込んだのに続けて、現在81歳の後期高齢者のハリソン・フォードの悪役がキャプテン・アメリカと対決する!!が売り?!の「キャプテン・アメリカ」の第4作め(来年2025年2月14日全米公開)の話題も盛りあがらない…などのように…、

若者がわざわざ、お金を払って、高齢者を観たいと思うだろうか?!とは考えないハリウッド老舗のメジャー・スタジオが「焼き直し」の「懐かシネマ」の「高齢者向け」の「新作ではない新作」を送り出し続け、巨額の宣伝費を使っての「イベント化」で、大衆を煽って集客するという「映画そのものの中身とは無関係の商売」に懲りもせず励むのに対し、前述の「ヘレディタリィ」のアリー・アスター監督のもっと異色の不愉快なホラー映画「ミッドソマー」(2019年)や、ダニエル・シャイナートとダニエル・クワンのコンビのダニエルズ監督の「エヴリスィング・エヴリウェア・オール・アット・ワンス」(2022年)などのとにかく「異色」のこれまでに観たことがないような「真に新しい新作」の「オリジナル映画」にこだわってきた…


…ことで、若者を中心とする「いまの観客」からの支持を地道に集めてきた A24 が同社史上最大の製作費の約5,000万ドルが投じられた「シビル・ウォー」の封切りに成功したのは、ついに時代にマッチした新興の独立系が老舗の大手を超えて、下剋上を果たした!!と、ほぼ同じ内容の大味なブロックバスター映画ばかり…に飽き飽きしていた映画通の方は喝采かもしれませんが、この…

男性の観客が約7割を占め、世代的には18歳から30代半ばまでの青年層の観客が約6割の「シビル・ウォー」が、興行アナリストの予想を超えた封切りヒットを叩き出すことができたのは、創り手のアレックス・ガーランド監督は映画のテーマはあくまでも「報道とは」とし、政治についての見解や表現は差し控えているものの、いまのアメリカが現実に抱えている「分断の危機」の国内の危うい政治状況をあからさまに投影し、同監督は「直近未来の寓話」と言うものの、今秋の大統領選挙の結果次第では来年2025年あるいは再来年の2026年に現実にこうなるかもしれない「アメリカの終わり」の恐怖を描いた今年2024年最もタイムリーな問題作のヤバすぎる映画!!と言われたことで…、


だったら、とりあえず観ておこう…と思ったらしいウォークインの観客が押しかけ、当日券が大量に売れたことで、数字がグングンと伸びたそうですが、だからと言って、口コミが期待できるかと言うと、出口調査では観客の支持は約4分の3にとどまり、周囲に鑑賞を薦めたいと回答したのは、せいぜい半数のため、スコアとしては “ ややガッカリ ” の “ B- ” の評価ですから大成功!!

…と書けば、どうして “ ややガッカリ ” の半数は薦めない “ B- ” が大成功なのか…?!と当然、疑問されますが、前述のブラック・ウィドウのピューが主演した「ミッドソマー」は、さらに低い評価の “ C+ ”、「ヘレディタリィ」は金返せレベルのサイテー評価の “ D+ ” だったように、「焼き直し」の「イベント化」された「懐かシネマ」の「大味なブロックバスター映画」ばかり観ているような「最大公約数的な大衆」の観客が、この映画はよくわからない…、自分にはついていけない…と首を振って理解に苦しんだり、こんな物語は受け入れられない…と憤りを感じる一方、こんなスゴい映画は観たことなかった…!!と圧倒的に賛同するひとたちもいる…と、つまり観客の賛否が「分断」されて、意見が対立し、あえて「万人受けはしない」で、「物議をかもす綱渡り」のところを A24 は狙っていますから…、


大手の「大味なブロックバスター映画」は「封切り前の宣伝がねつ造した話題」がピークだけど、映画の中身で勝負の A24 作品は、封切りから日にちが経つにつれて、カルト映画に発酵し、語られ続け、次第に評価が高まっていく…という「話題は封切りのあとから…」のパターンだよね…!!と心得ている映画通の方は、封切り興行の観客の半数が、う〜ん…と悩んでしまったらしいのはよい手応えだ!!と受けとめて、大成功か!!と思ったに違いないからですね…!!

キルスティン・ダンストは主演女優賞、ケイリー・スペニーちゃんは助演女優賞、スティーヴン・マッキンリー・ヘンダーソンは助演男優賞、キルスティン・ダンストの私生活での夫のジェシー・プレモンスも助演男優賞と、それぞれ映画賞の候補になっても不思議ではない「シビル・ウォー」を、あなたはよいとうなづくのか、それともダメだと首を横に振るのか?!、自分はどちらの半数に入るのか、とりあえず試しにご覧になられてはいかがでしょう?!とオチを結ぶと、なるほど、それが「A24 商法」か…!!と、ご理解いただけたのでは…!!

大手の「焼き直し」ですが、ケイリー・スペニーちゃん主演!!だから信頼したい「エイリアン」シリーズの復活作「ロミュラス」は今夏8月16日全米公開!!、予告編はコチラです…!!



第2位 (1) 「ゴジラ x コング : ザ・ニュー・エンパイア」(1億3,500万ドル)

$15,450,000−(3,847館/$4,016)−$157,932,000

RT の評論家の支持率 55 % / Metacritic スコア 47 / 出口調査の CinemaScore A-



$5,800,000−(3,350館/$1,731)−$96,967,000

RT の評論家の支持率 42 % / Metacritic スコア 46 / 出口調査の CinemaScore B+


第4位 (5) 「カンフー・パンダ 4」(8,500万ドル)

$5,500,000−(3,104館/$1,772)−$173,688,000

RT の評論家の支持率 70 % / Metacritic スコア 56 / 出口調査の CinemaScore A-


第5位 (6) 「デューン : Part Two」(1億9,000万ドル)

$4,320,000−(2,401館/$1,799)−$272,104,000

RT の評論家の支持率 94 % / Metacritic スコア 79 / 出口調査の CinemaScore A


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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Weekend Box Office 💰 March 29 - 31, 2024 : 3月29日~31日の全米映画ボックスオフィスTOP5


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

いわゆる「新日正統派ストロングスタイル」の流れをくむ「カール・ゴッチ直伝」の投げ技を放つゴジラが登場!!などと「昭和プロレス」にちなんだ言い方もできる…

前作「Vs. コング」(2021年)から続けて、連投のメガホンをとったアダム・ウィンガード監督が「ショーワ」つまり日本語で言うと「昭和」をテーマのひとつにして、俗に「怪獣プロレス」などと揶揄されたりもする「昭和ゴジラ」のストロングスタイル?!を採り入れたことが、賛否の物議をかもして、ソーシャル・メディアの大きな話題になった、つまりバズった口コミが、功を奏したのかもしれませんが…、

第1位 (初) 「ゴジラ x コング : ザ・ニュー・エンパイア」(1億3,500万ドル)

$80,000,000−(3,861館/$20,720)−$80,000,000


RT の評論家の支持率 55 % / Metacritic スコア 47 / 出口調査の CinemaScore A-

当日券が爆売れしてるレジェンダリー・ピクチャーズ製作の「ゴジラ x コング : ザ・ニュー・エンパイア」を、キリストの復活を讃えるイースターの復活祭の連休だけに、動員が見込める書き入れ時の勝負作として、全米公開した配給のディスカバリーが公表した封切り成績は、約8,000万ドルの大ヒットでした…!!


6,000万ドル台の予想を大きく超えた「ニュー・エンパイア」が叩き出した封切り成績の約8,000万ドルは、今年2024年の全米興行では、今月3月のはじめに同じくディスカバリーが封切った同じくレジェンダリー・ピクチャーズ製作「デューン 2」が記録した今年最大封切り成績の約8,251万ドルに迫った今年2番めの封切り大ヒット!!、そして…、


ハリウッド版「ゴジラ」と言うよりは、今やゴジラも登場する「コング」シリーズと言ったほうがよさそうな怪獣バースの作品としては、恐竜バースの「ジュラシック」シリーズの新しい創り手に就任したギャレス・エドワーズ監督が「東宝のゴジラ」の「日本映画」を意識し、怪獣王を恐怖の守護神として、シリアスに描いたことで、ゴジラ・ファンから大絶賛された全米再上陸の第1作め「ゴジラ」(2014年)が記録した約9,319万ドル(3,952館)に次いで、怪獣バース史上でも2番めの封切り大ヒット!!

…ですから、キングギドラ、モスラ、ラドンの出現が見どころだった「キング・オブ・ザ・モンスターズ」(2019年)の封切り成績の約4,778万ドル(4,108館)と、コロナ禍の影響を受け、封切り同時配信の「配信映画」の扱いだった前述の「Vs. コング」の同成績=約3,220万ドル(3,064館)の低迷から大きく巻き返したことになりますが、ただし…、


キング・コングが初登場した「スカル・アイランド」(2017年)の封切り成績の約6,103万ドル(3,846館)は、物価高騰のご時世にあわせて、いまのお金の価値にすると約7,753万ドルに相当する大ヒット!!になるため、それと同等の封切り成績を「ニュー・エンパイア」が稼いだことで、怪獣バースはパンデミックも含めた浮き沈みのすえ、ようやく元の軌道に戻ったのかな?!と受けとめることもできるのかもしれません。なお、東宝の本家「ゴジラ」の最も新作の…

「マイナス・ワン」(2023年)を除いて、それよりも前の過去の「ゴジラ」シリーズでは、やはり「昭和ゴジラ」に注目し、実験映画の趣きがあった「ゴジラ対ヘドラ」(1971年)がお気に入りのほか、「平成ゴジラ」のなかでは最も「昭和ゴジラ」的な「vs デストロイア」(1995年)に感激したと語っているアダム・ウィンガード監督の「ハリウッド版の昭和ゴジラ」を意識した…

「ニュー・エンパイア」は、ジャーナリストからは CG の怪獣プロレスのバカバカしい幼稚な映画と冷笑され、こんなもの観るのはお金と時間の無駄使い…と酷評されていますが、20代の半ばから30代の半ばまでの男性の観客が半数以上を占めた封切り興行の観客全体の約96%以上つまり、ほぼ全員が期待どおり!!あるいは期待以上!!と回答して、大絶賛の支持を集めた出口調査の…

スコアはサイコー!!に近い “ A- ” ですから、問題?!の「ゴジラ・スープレックス」について、ジャーナリストと一般大衆の観客の見方は大きくかけ離れ、観客は「怪獣プロレス」が気に入ったらしい大ヒット!!からすると、アダム・ウィンガード監督の「ショーワ」にこだわる!!の取り組みはビジネスの面においては、とにもかくにも話題になって、ウケることで、当日券が爆売れのいきなり集客!!の結果へとつながる大正解になったのかもしれませんね。



$15,700,000−(4,345館/$3,613)−$73,401,000

RT の評論家の支持率 42 % / Metacritic スコア 46 / 出口調査の CinemaScore B+


第3位 (2) 「デューン : Part Two」(1億9,000万ドル)

$11,100,000−(3,437館/$3,230)−$252,390,000

RT の評論家の支持率 94 % / Metacritic スコア 79 / 出口調査の CinemaScore A


第4位 (3) 「カンフー・パンダ 4」(8,500万ドル)

$10,200,000−(3,582館/$2,848)−$151,652,000

RT の評論家の支持率 70 % / Metacritic スコア 56 / 出口調査の CinemaScore A-


第5位 (4) 「イマキュレト」(900万ドル)

$3,265,000−(2,362館/$1,382)−$11,128,192

RT の評論家の支持率 73 % / Metacritic スコア 56 / 出口調査の CinemaScore C

第1位のハリウッド版のショーワ・ゴジラと同じく、映画の内容の辻つまや出来栄えはさておき、とにもかくにも話題になって、バズることで、集客する!!というソーシャル・メディアを意識したらしい今なりの映画作りの姿勢については賛否がわかれると思いますが…、

エッチなお姉さんの愉快なシドニー・スウィーニーだけに、そのトンデモ?!が許される感のある「イマキュレト」は、ホラー映画お決まりの公開2週めの垂直落下ではなく、4割を切った約−39%の集客減ですから、まずまずの健闘です…!!、キリストの復活を讃えるイースターの…


復活祭の連休だけど、神の復活とかあるわけない…という宗教なんか信じない方向け?!の「イマキュレト」を、あろうことか、女性の牧師さんたちと一緒にシドニーが鑑賞する…!!


…という挑戦的に愉快な宣伝活動のプロモ・ビデオをあわせて、お楽しみください…!!

🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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Billy's footnotes 💬 Day 84






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Weekend Box Office 💰 March 22 - 24, 2024 : 3月22日~24日の全米映画ボックスオフィスTOP5


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

エッチなお姉さんのシドニー・スウィーニーが製作・主演のいきなり話題騒然のトンデモ・ホラー映画「イマキュレト」が第4位に初登場ですが当然、トンデモのネタバレは書きません…!!


お金をかけた宣伝がねつ造した勢いではなく、実際に映画を観た観客のこの映画はおもしろい!!のお薦めの口コミからヒットした近年まれの真の大ヒット作「エニワン・バット・ユー」の大成功で知られるエッチなお姉さんの…

1997年生まれの現在26歳のシドニーが、12歳のときに暮らしていたワシントン州のスポケーンで、いわゆる低予算ホラーのゾンビ映画のコメディ「ゾンビーズ・オブ・マス・デストラクション」(2010年)がロケを行うにあたって、地元在住の子役を探していると知り、オーディションを受けてみたい!!と思ったことから…、


弁護士のお母さんと医療関係の仕事に就いているお父さんの堅実な両親の承諾を得るため、両親が納得する交渉の手段として、女優になるための五か年計画書を提出し、説き伏せたそうですから、エッチなお姉さんの愉快な女優のキャラとは違って、実は幼いころから計画を練って行動する知恵のある冷静なひとだったらしいシドニーが…、

ソニー・マーベルの戦うヒロイン映画の勝負作「マダム・ウェブ」に出演したのは、女優としてのキャリアを積むためではなく、2020年に起業した製作会社のフィフティ・フィフティ・フィルムズの代表として、ソニピつまりコロムビア・ピクチャーズの経営陣の上層部と話ができるコネを築くことが目的だったので、「マダム・ウェブ」が不評のすえ、興行的に沈没しても、ビジネスパーソンの自分にとっては意味のある成功だった!!と語るシドニー社長が…、

過去の2014年にオーディションを受けるも、企画が頓挫して、作られなかったホラー映画の権利を買いあげて、脚本家を雇用し、シナリオの内容を改めると同時に「ザ・ヴォイヤァズ」(2021年)でも組んだ間柄のマイケル・モーハン監督を巻き込んで、製作費が約900万ドルの低予算ホラーの映画プロジェクトをまとめあげ、出資者(社)を募り、自ら主演をつとめ自主製作したトンデモ・ホラー映画の配給権を売却し、儲けた!!

第4位 (初) 「イマキュレト」(900万ドル)

$5,360,000−(2,354館/$2,277)−$5,360,000


RT の評論家の支持率 73 % / Metacritic スコア 56 / 出口調査の CinemaScore C

…という経緯から、映画エンタメ業界関係者(社)は、シドニー社長の映画ビジネスの手腕のほうにこそ注目した「イマキュレト」を、フィフティ・フィフティ・フィルムズから買った配給の Neon が公表した封切り成績は約536万ドルだけ…のパッとしない結果ですし…、


もしも、また再びスパイダーウーマンのジュリア役を演じるのであれば、「スパイダーマン」の本流シリーズのヒロインの MJ つまりミシェル・ジョーンズ役のゼンデイヤと共演したいと語る根拠のゼンデイヤと共演して、シドニーの顔と名前が世間に知られることになった出世作の TV シリーズ「ユーフォリア」の視聴者層とよく似た…

女性の観客が男性の観客を上まわって、半数以上を占め、その女性たちのうちの約4分の3が、18歳から30代半ばまでの若い世代だった…とつまり、エッチなお姉さんキャラの女優シドニーは意外にも同世代の同性から支持されてることが窺える「イマキュレト」の封切り興行の観客全体のうち、約6割弱しか満足しておらず、周囲に鑑賞を薦めますかの問いには約3割しか前向きに回答していないため、出口調査のスコアは、ホラー映画のお決まりの “ C ” ながら…、

大衆向けのエッチなお姉さんのウケ狙いのキャラとは正反対の実は映画通の玄人に支持される演技派の本格女優のシドニーだけに、むしろジャーナリストのほうが高評している逆転の評価の「イマキュレト」は前述のように製作費の回収が容易のいわゆる低予算ホラーですし…、

マイケル・モーハン監督と組んだ Amazon 配信の前作「ザ・ヴォイヤァズ(観察者)」が、そんなわけないだろ!!とツッコミを入れずにはいられない大ドンデン返し?!のくり返しのトンデモ・スリラーだったのと同様に、要するに今の時代はウケて、ソーシャル・メディアでバズればいいんでしょ?!と、シドニー社長が割り切った感の「イマキュレト」も、そんなわけないだろ!!の…

トンデモ展開のあげく、過激な結末にいたる映画のネタバレが、この週末の大きな話題になっていますから、このあとの配信市場でヒットするのは間違いなさそうだけに、ブロックバスター映画の大作は別として、中規模以下の映画にとって、映画館で封切りの興行は実際のところ、配信リリースに向けて、作品に箔をつけるための「宣伝活動」でしかないと指摘されてる実態を踏まえると…


物語の辻つまや作品の出来栄えの質はさておき、とにもかくにも、人びとがビックリして、話題のネタになるような映画を安く作り、SNS でバズって、配信で儲ける!!という、若いだけあって、いまの時代の世相にマッチしたシドニー社長の映画ビジネスのお手並みに、映画エンタメ業界関係者(社)が、これは見習わなければ…となるのも納得!!が、このいきなり話題作にバケた「イマキュレト」から言えるオチかということになりますね…!!、ちなみに「イマキュレト」の…

封切り成績の約536万ドルは、ふつうに見れば、沈没の惨敗ですが、しかし、主に小品の異色作を取り扱うところが、同業他社の A24 と似ているため、混同してしまう映画ファンの方もいるかもしれない配給の Neon が、これまでに最も成功したヒット作は…

パク・ソダムたん「パラサイト」(2019年)が稼いだ約5,337万ドルですが、そのポン・ジュノ監督が貧富の格差を描いた問題作が、たったの3館だけの限定公開からスタートして、封切り成績は約39万ドルだったように、まずは限定公開から…が常の Neon が、いきなり全米公開に踏み切った「イマキュレト」は、同社にとっては、同社史上最大の封切りヒット!!と言える結果にはなっています。



$45,200,000−(4,345館/$10,403)−$45,200,000

RT の評論家の支持率 42 % / Metacritic スコア 46 / 出口調査の CinemaScore B+

温故知新のレガシー・シリーズの第1作め、つまり前作「アフターライフ」(2021年)の封切り成績=約4,401万ドル(4,315館)を超えた「ゴーストバスターズ」史上2番めの封切りヒット!!

…などと煽るマスコミの書き方について、「ゴーストバスターズ」史上最大の封切りヒットを叩きだした女版「ゴーストバスターズ」(2016年)の同成績の約4,602万ドルは、インフレを考慮し、いまのお金の価値に換算すると約5,968万ドルのヒットだったことになるけれど…、


それでも製作費を回収できず、赤字のため、その第1作めだけで終わった女版の大失敗や、前作の「アフターライフ」が全米公開された約3年近い前の2021年秋頃はまだ、人々がコロナ感染を警戒していたため、今ひとつの成績でも大目に見てもらえたのと、女版の失敗の前例をもとに製作費を約半分に近い約7,500万ドルにまで引き下げたことで、辛うじて、首の皮がつながった…


…の経緯を振り返ると、懲りずにまた製作費を引き上げて、1億ドル突破のブロックバスター映画に戻した「フローズン・エンパイア」の封切り成績の約4,520万ドルが、「ゴーストバスターズ」シリーズ史上2番めの封切りヒット!!だなどと自慢げに言うことができるのか…?!の判断は…、

CIA のご愛読者の賢明なみなさんにお任せしますが、製作・配給のソニピは、エッチなお姉さんのシドニー・スウィーニー、イザベラ・マーセッドちゃん、そして、この「ゴーストバスターズ」にも出演のセレステ・オコナーちゃんたち若い素敵な女優たちを集めましたよ!!のアピールが功を奏しなかったマーベルの戦うヒロイン映画「マダム・ウェブ」の不発に続けて…、

マッケンナ・グレースちゃん、エミリー・アリン・リンドちゃん、そして、前述のセレステ・オコナーちゃんたち若い素敵な女優たちを集めました!!が取り柄の「フローズン・エンパイア」も、パッとしない感じですし、大衆向けに当たり障りなく作られただけの緩急に欠ける退屈なブロックバスター映画の典型みたいな大味のただの「商品」のように酷評した声が少なくないものの…、

封切りに駆けつける観客の大多数は「ゴーストバスターズ」の熱心なファンですから、出口調査では約8割の観客が支持の好評価ながら、ただし、「アフターライフ」の約9割からは低下していますから、仮りにシリーズを継続するのであれば、映画の規模を再び縮小して、マッケンナ・グレースちゃん演じる主人公のフィービーに焦点をしぼり、温故知新の「知新」を描くことに努めたほうがよいのかもしれませんね…。


第2位 (2) 「デューン : Part Two」(1億9,000万ドル)

$17,600,000−(3,437館/$5,121)−$233,359,000

RT の評論家の支持率 94 % / Metacritic スコア 79 / 出口調査の CinemaScore A


第3位 (1) 「カンフー・パンダ 4」(8,500万ドル)

$16,800,000−(3,805館/$4,415)−$133,237,000

RT の評論家の支持率 70 % / Metacritic スコア 56 / 出口調査の CinemaScore A-


第4位 (初) 「イマキュレト」(900万ドル)

$5,360,000−(2,354館/$2,277)−$5,360,000

RT の評論家の支持率 73 % / Metacritic スコア 56 / 出口調査の CinemaScore C


第5位 (3) 「アーサー・ザ・キング」(1,900万ドル)

$4,360,000−(3,003館/$1,452)−$14,630,255


RT の評論家の支持率 65 % / Metacritic スコア 55 / 出口調査の CinemaScore A

マーク・ウォールバーグが主演をつとめ、「シャンチー」のシムと「ワイルド・スピード」シリーズのナタリー・エマニュエルが共演し、先週の初登場第3位だったスポーツ感動実話の犬映画は…


観客の大多数が支持しただけに、もっと大ヒットしてもよいのに第5位に転落…の矛盾の状況も、「イマキュレト」でふれたように、映画館の興行は、このあとの配信市場に向けての「宣伝活動」にしか過ぎない…と見なす売り手の側が集客の努力を積極的にしないのに加えて、映画鑑賞料金が高騰したことで、特別な価値を打ち出した「イベント映画」にしか足を運ばなくなってきた観客の側も、この映画は配信で観ればいいと判断したからだ…などとも言われています…。ですから…、

えッ?!、シドニー・スウィーニー「エニワン・バット・ユー」観てないの?!、どうして?!ぐらいに口コミの圧が強くならないと、もうダメなのかもしれませんね…。


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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Weekend Box Office 💰 March 15 - 17, 2024 : 3月15日~17日の全米映画ボックスオフィスTOP5


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

マーク・ウォールバーグとシャンチーのシムが共演の感動実話の犬映画が第3位に初登場です!!


第1位 (1) 「カンフー・パンダ 4」(8,500万ドル)

$30,000,000−(4,067館/$7,376)−$107,744,000


RT の評論家の支持率 70 % / Metacritic スコア 56 / 出口調査の CinemaScore A-


第2位 (2) 「デューン : Part Two」(1億9,000万ドル)

$29,100,000−(3,847館/$7,564)−$205,318,000


RT の評論家の支持率 94 % / Metacritic スコア 79 / 出口調査の CinemaScore A


第3位 (初) 「アーサー・ザ・キング」(1,900万ドル)

$7,500,000−(3,003館/$2,498)−$7,500,000

RT の評論家の支持率 65 % / Metacritic スコア 55 / 出口調査の CinemaScore A

1976年に北欧のスウェーデンに生まれ、大自然を舞台に多様な競技をこなして、体力の限界に挑戦する長距離レースのいわゆる「アドベンチャー・レース」の選手として活躍したアスリートの…


ミカエル・リンドノードさんが自らの実体験をもとにして、2016年に発表し、世界中で愛読されたノンフィクションの著書「アーサー」を「ジャングルの極限レースを走った犬 アーサー」と題し、邦訳出版した早川書房の紹介によれば…

野良犬がジャングルの奥地で、最愛の家族となる人に出会った、感動の実話。


2014年11月のアドベンチャー・レース世界選手権のエクアドル大会。ミカエルたち4人のスウェーデン・チームの前に泥にまみれ傷だらけながらも、気高さを感じさせる1匹の野良犬が現われた。
同情したミカエルは、自分のミートボールを分け与えることにした。気まぐれにあげたご飯。それだけだった。だが、このとき絆が生まれた。その犬は険しい山道でも、激しい川下りでもミカエルたちの後をついてきた。金色の毛をもち、威厳すらある犬は「アーサー」と名づけられる。

ぼろぼろの野良犬1匹と数百kmの悪路で疲れきった人間4人。これが僕らのチーム。誰も欠けることなくゴールをするんだ…!!
世界中が驚き、涙した奇跡の出来事をつづるベストセラー・ノンフィクション、待望の邦訳。


…とのことで、1971年生まれのマーク・ウォールバーグがミカエルさんの役を演じた待望の映画化「アーサー・ザ・キング」は、「シャンチー」のシム、「ワイルド・スピード」シリーズのナタリー・エマニュエルといった人気者をチームの仲間の共演者に迎えたこともあり、少なくとも…、

1,000万ドル前後の封切り成績を稼ぐのでは…?!と期待されましたが、配給のライオンズゲートが公表した金額は、ややガッカリ…の約750万ドルでした…。主演のみならず製作も兼ねたマークとは Apple TV+ 配信のアクション・コメディ「ザ・ファミリー・プラン」(2023年)でも組んだ間柄のサイモン・セラン・ジョーンズ監督がメガホンをとり、マークの代表作のひとつ「ローン・サバイバー」(2014年)でも共演したアリ・スリマンが、4人のチームのひとりに加わった…


「アーサー・ザ・キング」は、ほれ、ここで泣けとばかりのあざとい「お涙ちょうだい」の演出を陳腐に感じると、苦笑それとも失笑?!するしかない古めかしい感動押しつけの実話の犬映画化と酷評するジャーナリストの皮肉な見方もありますが…、

封切り興行の観客の約4割を占める25歳以上の大人の女性の9割以上が大満足の最高評価を与えて、同じく約4割を占める25歳以上の大人の男性の9割近くも大満足の最高評価を与えた結果の出口調査のスコアは最高の “ A ” ですから、観客全体の約8割は奇跡の感動実話の犬映画化に涙して、支持をし、その約8割に近い人たちが「周囲にも鑑賞をお薦めする」と回答しています!!、よって…

こうした「感動実話」の「泣ける話」の「犬映画」は大好物です!!とか、映画を観て泣くとストレス発散になる!!という映画ファンの方には打ってつけかもしれない「アーサー・ザ・キング」は、製作費が約1,900万ドルと控えめなこともあり、VFX の視覚効果が満足にできていないところが観受けられる…といった指摘もされていますが、その安い製作費のおかげで、期待値以下の成績でも大きなダメージを被ることはなく、口コミが功を奏して、配信市場でヒットするのでは…?!


マーク・ウォールバーグがマーク・ウォールバーグっぽいキャラを熱く演じ、シムもシムらしく、ナタリーもナタリーらしく魅力的!!と評されてますから、それぞれの役者本人のファンの方と、愛犬家のみなさんはお楽しみになられてはいかがでしょう…!!


第4位 (3) 「イマジナリィ」(1,200万ドル)

$5,600,000−(3,118館/$1,796)−$19,081,668

RT の評論家の支持率 35 % / Metacritic スコア 35 / 出口調査の CinemaScore C+

本来のホラー映画としての価値ではなくて、Disney+ の現代版「飛べないアヒル」の「マイティ・ダックス」シリーズのマヤ役のテーゲン・バーンズ16歳が出演している!!という…


ニッチなアイドル映画としての価値が見いだせる「イマジナリィ」は、先週初公開の封切り成績が妥当とはいえ、その金額が大きくなかったため、公開2週めの集客減が垂直落下の墜落ではなく、約−44%に抑えられた健闘となっています…!!


第5位 (4) 「カブリーニ」(5,000万ドル)

$2,814,183−(2,850館/$987)−$13,003,109

RT の評論家の支持率 90 % / Metacritic スコア 51 / 出口調査の CinemaScore A

第5位はキリスト教の信者の方向けの宗教作品ですから紹介していません。


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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