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Weekend Box Office 💰 April 12 - 14, 2024 : 4月12日~14日の全米映画ボックスオフィスTOP5


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

コッポラ監督といえば、お父さんの巨匠フランシスも娘ソフィアもエルたんが大好き!!なのに、どうして、現代最高の演技派女優のエルたんではなく、ソフィア監督は A24 配給の「プリシラ」(2023年)の主人公プリシラ役に、「パシフィック・リム・アップライジング」(2018年)の戦うヒロインのケイリー・スペニーちゃんを選んだの…?!のわけは…、

ケイリー・スペニーちゃんがエルたんに負けず劣らずの女優だから…はもちろんのこと、ソフィア監督の映画の常連のキルスティン・ダンストが、実際に自分が共演して圧倒され、その才能に目を見張ったケイリー・スペニーちゃんを同監督にお勧めしたから…!!でしたが…、

そのキルスティン・ダンストが演じる高名なフォトジャーナリストのリーと、そのリーに憧れて、自分もフォトジャーナリストになりたいと志望するケイリー・スペニーちゃんが演じるジェシー、そして、リーの同僚にあたるジョエル=ヴァグネル・モウラと、報道の古株の大ベテランであり、リーの師匠的な存在のサミー=スティーヴン・マッキンリー・ヘンダーソンの計4名が…、


ケイリー・スペニーちゃんとスティーヴン・マッキンリー・ヘンダーソンとは、アレックス・ガーランド監督が人工知能を採りあげた必見作「Devs」(2020年)でも共演したニック・オファーマンが演じる現実にはあり得ない第3期めだけに独裁者的な大統領の政権下で、ついに始まってしまった内戦のシビル・ウォーの渦中に問題の大統領を取材するべく、現政権に反旗を翻した分離独立派の軍勢よりも先にホワイトハウスにたどり着こうと急ぐ移動の旅の道中に…、

分断の内戦におちいった合衆国の断末魔を目撃する物語が、ベトナム戦争の渦中に正気を失って、ジャングルの奥地に独裁者よろしく自分の王国を築きあげたカーツ大佐(故マーロン・ブランド)のもとに向かうウィラード大尉(マーティン・シーン)が、その移動の道中に戦争の狂気を目撃する物語だった前述のフランシス・フォード・コッポラ監督の映画史上の問題作「地獄の黙示録」(1979年)を連想させることから、これは…

現代の新しい「地獄の黙示録」だ!!と例えるジャーナリストまでいるだけに、大統領選挙の今年2024年公開の新作映画を1本だけ観る、あるいは1本しか観てはダメとなれば、選ばれるのは恐らくは、このアレックス・ガーランド監督の問題作だろう!!と言えそうな「シビル・ウォー」を…、

第1位 (初) 「シビル・ウォー」(5,000万ドル)

$25,712,608−(3,838館/$6,699)−$25,712,608


RT の評論家の支持率 83 % / Metacritic スコア 77 / 出口調査の CinemaScore B-

単に同社史上最大規模の全米公開への挑戦のみならず、大手の映画スタジオではないインディーズ系の配給会社が取り扱った大人向けの R 指定映画としても史上最大規模の全米公開にあたる挑戦の3,838館で封切った A24 が公表したオープニング成績は、興行アナリストが予想していた上限の2,300万ドルを突破して、A24 史上最大封切りヒットの新記録を樹立した約2,571万ドルでした!!と書けば…、


マーベル原作のヒーロー映画なのに不発だった沈没の「ファンタスティック・フォー」(2015年)の同成績の約2,569万ドル(3,995館)、タイムループのホラー・コメディ「ハッピー・デス・デイ」(2017年)の同成績=約2,604万ドル(3,149館)と大して変わらないじゃないか…と特に大ヒットとは受けとめず、感心しないひともいるかもしれませんが、しかしながら…、

ハリウッドの大手ではないニューヨークの独立系の A24 としては、これまでの同社史上最大封切りヒットの不愉快なホラー映画のカルト作「ヘレディタリィ」(2018年)が記録した約1,358万ドル(2,964館)の数字を大きく上まわり、メジャー・スタジオのディスカバリーつまり昔はワーナーの第2位「ゴジラ x コング」AKA「ゴジラ・スープレックス」から IMAX シアターを奪いとっての言わば独立系がメジャーに勝利した新記録達成!!とも言えるだけに…、

今週の以下 ↓ の第2位から第5位までのメジャー・スタジオが製作・配給の作品は全部がいわゆる焼き直しと言われる過去の人気タイトルの複製や続編であり、新作と謳いながらも実質的には新作ではない…どころか、第3位の「ゴーストバスターズ」は「温故知新のレガシー・シリーズ」などとのたまり、もう高齢者の昔のバスターズのキャストを再び登場させることで、ご年配のひとたちが昔はよかった…若い頃は自分も輝いていた…あぁ、青春時代にかえりたい…と後ろ向きの郷愁を誘う「懐かシネマ」のノスタルジック商法が仇となり、マッケンナ・グレースちゃんが演じる主人公のフィービーの物語に焦点を絞ってほしかった「いまの観客」からは支持されていないことが、興行成績が今ひとつ伸びない理由のようにも言われているのにくわえて…、

現在81歳の後期高齢者のハリソン・フォードが演じる冒険王が復活を果たしたアクション映画!!だなんて、本気で言っているんですか…?!と、世間がディズニーの正気を疑った「インディアナ・ジョーンズ」の第5作め(2023年)が案の定、興行的に沈没して、ディズニーが巨額の赤字を抱え込んだのに続けて、現在81歳の後期高齢者のハリソン・フォードの悪役がキャプテン・アメリカと対決する!!が売り?!の「キャプテン・アメリカ」の第4作め(来年2025年2月14日全米公開)の話題も盛りあがらない…などのように…、

若者がわざわざ、お金を払って、高齢者を観たいと思うだろうか?!とは考えないハリウッド老舗のメジャー・スタジオが「焼き直し」の「懐かシネマ」の「高齢者向け」の「新作ではない新作」を送り出し続け、巨額の宣伝費を使っての「イベント化」で、大衆を煽って集客するという「映画そのものの中身とは無関係の商売」に懲りもせず励むのに対し、前述の「ヘレディタリィ」のアリー・アスター監督のもっと異色の不愉快なホラー映画「ミッドソマー」(2019年)や、ダニエル・シャイナートとダニエル・クワンのコンビのダニエルズ監督の「エヴリスィング・エヴリウェア・オール・アット・ワンス」(2022年)などのとにかく「異色」のこれまでに観たことがないような「真に新しい新作」の「オリジナル映画」にこだわってきた…


…ことで、若者を中心とする「いまの観客」からの支持を地道に集めてきた A24 が同社史上最大の製作費の約5,000万ドルが投じられた「シビル・ウォー」の封切りに成功したのは、ついに時代にマッチした新興の独立系が老舗の大手を超えて、下剋上を果たした!!と、ほぼ同じ内容の大味なブロックバスター映画ばかり…に飽き飽きしていた映画通の方は喝采かもしれませんが、この…

男性の観客が約7割を占め、世代的には18歳から30代半ばまでの青年層の観客が約6割の「シビル・ウォー」が、興行アナリストの予想を超えた封切りヒットを叩き出すことができたのは、創り手のアレックス・ガーランド監督は映画のテーマはあくまでも「報道とは」とし、政治についての見解や表現は差し控えているものの、いまのアメリカが現実に抱えている「分断の危機」の国内の危うい政治状況をあからさまに投影し、同監督は「直近未来の寓話」と言うものの、今秋の大統領選挙の結果次第では来年2025年あるいは再来年の2026年に現実にこうなるかもしれない「アメリカの終わり」の恐怖を描いた今年2024年最もタイムリーな問題作のヤバすぎる映画!!と言われたことで…、


だったら、とりあえず観ておこう…と思ったらしいウォークインの観客が押しかけ、当日券が大量に売れたことで、数字がグングンと伸びたそうですが、だからと言って、口コミが期待できるかと言うと、出口調査では観客の支持は約4分の3にとどまり、周囲に鑑賞を薦めたいと回答したのは、せいぜい半数のため、スコアとしては “ ややガッカリ ” の “ B- ” の評価ですから大成功!!

…と書けば、どうして “ ややガッカリ ” の半数は薦めない “ B- ” が大成功なのか…?!と当然、疑問されますが、前述のブラック・ウィドウのピューが主演した「ミッドソマー」は、さらに低い評価の “ C+ ”、「ヘレディタリィ」は金返せレベルのサイテー評価の “ D+ ” だったように、「焼き直し」の「イベント化」された「懐かシネマ」の「大味なブロックバスター映画」ばかり観ているような「最大公約数的な大衆」の観客が、この映画はよくわからない…、自分にはついていけない…と首を振って理解に苦しんだり、こんな物語は受け入れられない…と憤りを感じる一方、こんなスゴい映画は観たことなかった…!!と圧倒的に賛同するひとたちもいる…と、つまり観客の賛否が「分断」されて、意見が対立し、あえて「万人受けはしない」で、「物議をかもす綱渡り」のところを A24 は狙っていますから…、


大手の「大味なブロックバスター映画」は「封切り前の宣伝がねつ造した話題」がピークだけど、映画の中身で勝負の A24 作品は、封切りから日にちが経つにつれて、カルト映画に発酵し、語られ続け、次第に評価が高まっていく…という「話題は封切りのあとから…」のパターンだよね…!!と心得ている映画通の方は、封切り興行の観客の半数が、う〜ん…と悩んでしまったらしいのはよい手応えだ!!と受けとめて、大成功か!!と思ったに違いないからですね…!!

キルスティン・ダンストは主演女優賞、ケイリー・スペニーちゃんは助演女優賞、スティーヴン・マッキンリー・ヘンダーソンは助演男優賞、キルスティン・ダンストの私生活での夫のジェシー・プレモンスも助演男優賞と、それぞれ映画賞の候補になっても不思議ではない「シビル・ウォー」を、あなたはよいとうなづくのか、それともダメだと首を横に振るのか?!、自分はどちらの半数に入るのか、とりあえず試しにご覧になられてはいかがでしょう?!とオチを結ぶと、なるほど、それが「A24 商法」か…!!と、ご理解いただけたのでは…!!

大手の「焼き直し」ですが、ケイリー・スペニーちゃん主演!!だから信頼したい「エイリアン」シリーズの復活作「ロミュラス」は今夏8月16日全米公開!!、予告編はコチラです…!!



第2位 (1) 「ゴジラ x コング : ザ・ニュー・エンパイア」(1億3,500万ドル)

$15,450,000−(3,847館/$4,016)−$157,932,000

RT の評論家の支持率 55 % / Metacritic スコア 47 / 出口調査の CinemaScore A-



$5,800,000−(3,350館/$1,731)−$96,967,000

RT の評論家の支持率 42 % / Metacritic スコア 46 / 出口調査の CinemaScore B+


第4位 (5) 「カンフー・パンダ 4」(8,500万ドル)

$5,500,000−(3,104館/$1,772)−$173,688,000

RT の評論家の支持率 70 % / Metacritic スコア 56 / 出口調査の CinemaScore A-


第5位 (6) 「デューン : Part Two」(1億9,000万ドル)

$4,320,000−(2,401館/$1,799)−$272,104,000

RT の評論家の支持率 94 % / Metacritic スコア 79 / 出口調査の CinemaScore A


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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Weekend Box Office 💰 April 5 - 7, 2024 : 4月5日~7日の全米映画ボックスオフィスTOP5


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

「西遊記」の孫悟空の元ネタ?!とも言われるインドの猿神 ハヌマーンの神話から原案を構想し、脚本を共同執筆したプロデューサーの若き名優デヴ・パテルが、自らの主演作として、実際に製作を進めるにあたり、ウルヴァリンのヒュー・ジャックマンを共演者に迎えた…

SF 映画「チャッピー」(2015年)のニール・ブロムカンプ監督にメガホンをとってほしいと打診したところ、デヴの熱意が込められた企画だけに当の本人が監督をしてはどうかと言われ、断られた経緯から初監督に挑むことになったアクション・スリラーの復讐映画「モンキー・マン」は…、


当初に予定した2020年はじめの撮影開始が、当時のコロナ禍の悪影響をうけ、見送らざるを得なくなり、製作費の約1,000万ドルの出資者(社)らが撤退しようとしたため、いったんは製作中止に陥りそうになった危機を乗り越えて、約1年後の翌2021年の春に撮影を終え、完成のメドがついたところで…、


“ インドを舞台にした「ジョン・ウィック」” の娯楽に徹した作品だとカン違いしていた Netflix が約3,000万ドルの値をつけ、買い上げてくれたので、監督・主演のみならず製作者のデヴ・パテルは出資者(社)らの投資を無事に回収できたのかなと思われますが、しかしながら…、

実際に出来あがった映画は単に娯楽に徹したものではなく、いま世界中で社会問題になっている「貧富の格差」を含めたインドの階級社会を痛烈に批判し、その社会体制を維持している政治への怒りが込められた社会派の側面を持っていたため、“ インドが舞台の「ジョン・ウィック」” なのに当の映画大国のインドでは配信できそうにない…

…と難色を示した Netflix が二の足を踏んで、あろうことかオクラ入りのピンチを迎えてしまった「モンキー・マン」を観た同じく社会派の側面を持つホラー映画の達人のジョーダン・ピール監督(「アス」2019年)が、映画の出来栄えに感銘をうけ、デヴ・パテル初監督の主演作を埋もれさせてはいけない!!、この重要なアクション映画は世に送り出されるべき!!と思ったことから…、

第2位 (初) 「モンキー・マン」(1,000万ドル)

$10,150,000−(3,029館/$3,351)−$10,150,000


RT の評論家の支持率 87 % / Metacritic スコア 71 / 出口調査の CinemaScore B+

自分がホームグラウンドにしているユニバーサル映画に掛けあって、Netflix から約1,000万ドルの安値で買い取ることができた「モンキー・マン」を “ あのジョーダン・ピール監督がプロデュースのインドを舞台にした「ジョン・ウィック」” と宣伝し、全米公開したユニバーサル映画が公表した封切り成績は約1,015万ドルでした…!!、よって、映画館側の取り分を差し引くと…、


とにもかくにも「コンテンツ」が欲しいだけだから、映画の内容をよく調べもせず買い取る Netflix に払った約1,000万ドルの半分位を、ユニバーサル映画は回収できたことになるばかりか、10代の後半から30代半ばあたりまでの男性の観客に好評を博して、支持されている「モンキー・マン」は、このあとの配信市場でのヒットが予想できそうですし、仮りにインド公開を見送ったとしても、そのほかの海外市場からの売り上げだけでも、映画の権利を安く手に入れたユニバーサル映画が最終的に黒字の利益をあげるのは、もはや火を見るよりも明らかなので…、

厳密に言えば製作そのものではなく、あくまでも「劇場公開の仕掛け人」としてのプロデューサーにあたる大恩人のジョーダン・ピール監督について、「絨毯の下で踏みつけにされてたものを、暖炉のうえの飾りつけにしてくれたんだ!!」と語るデヴ・パテルの熱意の企画は実り、初監督に成功したことで、これからは創り手としても期待されそうですし、これまでの演技派の若き名優の位置づけのみならず、これからはアクション映画のヒーローとしての活躍も楽しみですね…!!

…と、今年2024年公開映画のベスト①にあげる人もいそうな「モンキー・マン」の紆余曲折の経緯を振り返ると、だから、ニール・ブロムカンプ監督とは名コンビの「チャッピー」のチャッピーのシャールト・コプリーが出演しているのか…!!というのも理解できたのでは…!!


第1位 (1) 「ゴジラ x コング : ザ・ニュー・エンパイア」(1億3,500万ドル)

$31,700,000−(3,948館/$8,029)−$135,038,000

RT の評論家の支持率 55 % / Metacritic スコア 47 / 出口調査の CinemaScore A-


第2位 (初) 「モンキー・マン」(1,000万ドル)

$10,150,000−(3,029館/$3,351)−$10,150,000

RT の評論家の支持率 87 % / Metacritic スコア 71 / 出口調査の CinemaScore B+



$9,000,000−(3,835館/$2,347)−$88,864,000

RT の評論家の支持率 42 % / Metacritic スコア 46 / 出口調査の CinemaScore B+


第4位 (初) 「ザ・ファースト・オーメン」(3,000万ドル)

$8,363,000−(3,375館/$2,478)−$8,363,000

RT の評論家の支持率 77 % / Metacritic スコア 65 / 出口調査の CinemaScore C

「ローマの休日」(1953年)や「アラバマ物語」(1962年)といった映画史上の至極の名作で知られる伝説的な名優の故グレゴリー・ペックと、同じく名作「酒とバラの日々」(1962年)で知られる美人女優の故リー・レミックが演じたソーン夫妻が、悪魔の息子を養子に迎えてしまう…!!


…という1976年公開のホラー映画の大ヒット作「ザ・オーメン」の前日譚の「はじまりの物語」を求めていた映画ファンは特にいなかったようですから、「不必要なプリクエール」などと罵られていた「オーメン」シリーズの通算第6作めにあたる「ザ・ファースト・オーメン」の…

メガホンを託されたアーカーシャ・スティーヴンソン監督は、「不必要なプリクエール」や今さら「オーメン」なんて古臭い…と誰も期待しない向かい風に立ち向かって、意外にもよいホラー映画を作った…!!と逆転の好評価を獲得しましたが…、


いかんせん、「オーメン」の「はじまりの物語」に関心を抱く観客は案の定、少ないわけですし、尼さんの主人公が恐ろしい陰謀に直面する!!という物語が似ているだけに、映画の見た目もよく似ている今週は第9位にまで転落のエッチなお姉さんのシドニー・スウィーニー製作・主演のトンデモ・ホラー映画「イマキュレト」がウケて、話題になったばかりなので、せめて…


公開時期を遅らせるべきだったディズニーが、20世紀スタジオ製作の製作費が約3,000万ドルの「ザ・ファースト・オーメン」を全米公開した封切り成績は、当初の予定通り Disney+ オリジナルの配信映画にしておけばよかったと後悔したくなるような沈没の約836万ドルでした…。よって…、

ネタバレになるため、詳しくは書きませんが、「オーメン」の単に「はじまりの物語」のみならず、冒頭でふれた悪魔の息子の物語と並行する別の物語の展開をほのめかした新シリーズの第1作めに想定されていたらしい「ファースト」の続編の「セカンド」や「サード」が作られるかどうか?!は何とも言えませんね…。


第5位 (4) 「カンフー・パンダ 4」(8,500万ドル)

$7,850,000−(3,398館/$2,310)−$166,057,000

RT の評論家の支持率 70 % / Metacritic スコア 56 / 出口調査の CinemaScore A-


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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Weekend Box Office 💰 March 29 - 31, 2024 : 3月29日~31日の全米映画ボックスオフィスTOP5


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

いわゆる「新日正統派ストロングスタイル」の流れをくむ「カール・ゴッチ直伝」の投げ技を放つゴジラが登場!!などと「昭和プロレス」にちなんだ言い方もできる…

前作「Vs. コング」(2021年)から続けて、連投のメガホンをとったアダム・ウィンガード監督が「ショーワ」つまり日本語で言うと「昭和」をテーマのひとつにして、俗に「怪獣プロレス」などと揶揄されたりもする「昭和ゴジラ」のストロングスタイル?!を採り入れたことが、賛否の物議をかもして、ソーシャル・メディアの大きな話題になった、つまりバズった口コミが、功を奏したのかもしれませんが…、

第1位 (初) 「ゴジラ x コング : ザ・ニュー・エンパイア」(1億3,500万ドル)

$80,000,000−(3,861館/$20,720)−$80,000,000


RT の評論家の支持率 55 % / Metacritic スコア 47 / 出口調査の CinemaScore A-

当日券が爆売れしてるレジェンダリー・ピクチャーズ製作の「ゴジラ x コング : ザ・ニュー・エンパイア」を、キリストの復活を讃えるイースターの復活祭の連休だけに、動員が見込める書き入れ時の勝負作として、全米公開した配給のディスカバリーが公表した封切り成績は、約8,000万ドルの大ヒットでした…!!


6,000万ドル台の予想を大きく超えた「ニュー・エンパイア」が叩き出した封切り成績の約8,000万ドルは、今年2024年の全米興行では、今月3月のはじめに同じくディスカバリーが封切った同じくレジェンダリー・ピクチャーズ製作「デューン 2」が記録した今年最大封切り成績の約8,251万ドルに迫った今年2番めの封切り大ヒット!!、そして…、


ハリウッド版「ゴジラ」と言うよりは、今やゴジラも登場する「コング」シリーズと言ったほうがよさそうな怪獣バースの作品としては、恐竜バースの「ジュラシック」シリーズの新しい創り手に就任したギャレス・エドワーズ監督が「東宝のゴジラ」の「日本映画」を意識し、怪獣王を恐怖の守護神として、シリアスに描いたことで、ゴジラ・ファンから大絶賛された全米再上陸の第1作め「ゴジラ」(2014年)が記録した約9,319万ドル(3,952館)に次いで、怪獣バース史上でも2番めの封切り大ヒット!!

…ですから、キングギドラ、モスラ、ラドンの出現が見どころだった「キング・オブ・ザ・モンスターズ」(2019年)の封切り成績の約4,778万ドル(4,108館)と、コロナ禍の影響を受け、封切り同時配信の「配信映画」の扱いだった前述の「Vs. コング」の同成績=約3,220万ドル(3,064館)の低迷から大きく巻き返したことになりますが、ただし…、


キング・コングが初登場した「スカル・アイランド」(2017年)の封切り成績の約6,103万ドル(3,846館)は、物価高騰のご時世にあわせて、いまのお金の価値にすると約7,753万ドルに相当する大ヒット!!になるため、それと同等の封切り成績を「ニュー・エンパイア」が稼いだことで、怪獣バースはパンデミックも含めた浮き沈みのすえ、ようやく元の軌道に戻ったのかな?!と受けとめることもできるのかもしれません。なお、東宝の本家「ゴジラ」の最も新作の…

「マイナス・ワン」(2023年)を除いて、それよりも前の過去の「ゴジラ」シリーズでは、やはり「昭和ゴジラ」に注目し、実験映画の趣きがあった「ゴジラ対ヘドラ」(1971年)がお気に入りのほか、「平成ゴジラ」のなかでは最も「昭和ゴジラ」的な「vs デストロイア」(1995年)に感激したと語っているアダム・ウィンガード監督の「ハリウッド版の昭和ゴジラ」を意識した…

「ニュー・エンパイア」は、ジャーナリストからは CG の怪獣プロレスのバカバカしい幼稚な映画と冷笑され、こんなもの観るのはお金と時間の無駄使い…と酷評されていますが、20代の半ばから30代の半ばまでの男性の観客が半数以上を占めた封切り興行の観客全体の約96%以上つまり、ほぼ全員が期待どおり!!あるいは期待以上!!と回答して、大絶賛の支持を集めた出口調査の…

スコアはサイコー!!に近い “ A- ” ですから、問題?!の「ゴジラ・スープレックス」について、ジャーナリストと一般大衆の観客の見方は大きくかけ離れ、観客は「怪獣プロレス」が気に入ったらしい大ヒット!!からすると、アダム・ウィンガード監督の「ショーワ」にこだわる!!の取り組みはビジネスの面においては、とにもかくにも話題になって、ウケることで、当日券が爆売れのいきなり集客!!の結果へとつながる大正解になったのかもしれませんね。



$15,700,000−(4,345館/$3,613)−$73,401,000

RT の評論家の支持率 42 % / Metacritic スコア 46 / 出口調査の CinemaScore B+


第3位 (2) 「デューン : Part Two」(1億9,000万ドル)

$11,100,000−(3,437館/$3,230)−$252,390,000

RT の評論家の支持率 94 % / Metacritic スコア 79 / 出口調査の CinemaScore A


第4位 (3) 「カンフー・パンダ 4」(8,500万ドル)

$10,200,000−(3,582館/$2,848)−$151,652,000

RT の評論家の支持率 70 % / Metacritic スコア 56 / 出口調査の CinemaScore A-


第5位 (4) 「イマキュレト」(900万ドル)

$3,265,000−(2,362館/$1,382)−$11,128,192

RT の評論家の支持率 73 % / Metacritic スコア 56 / 出口調査の CinemaScore C

第1位のハリウッド版のショーワ・ゴジラと同じく、映画の内容の辻つまや出来栄えはさておき、とにもかくにも話題になって、バズることで、集客する!!というソーシャル・メディアを意識したらしい今なりの映画作りの姿勢については賛否がわかれると思いますが…、

エッチなお姉さんの愉快なシドニー・スウィーニーだけに、そのトンデモ?!が許される感のある「イマキュレト」は、ホラー映画お決まりの公開2週めの垂直落下ではなく、4割を切った約−39%の集客減ですから、まずまずの健闘です…!!、キリストの復活を讃えるイースターの…


復活祭の連休だけど、神の復活とかあるわけない…という宗教なんか信じない方向け?!の「イマキュレト」を、あろうことか、女性の牧師さんたちと一緒にシドニーが鑑賞する…!!


…という挑戦的に愉快な宣伝活動のプロモ・ビデオをあわせて、お楽しみください…!!

🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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Billy's footnotes 💬 Day 86


この週末の3月29日に全米公開の「ゴジラ x コング : ザ・ニュー・エンパイア」の人間の出演者は地味な顔ぶれだけに、ハリウッドで昨日の月曜日(Day 85)に、TCL チャイニーズ・シアターで…

…行われた世界初公開のプレミア上映に登場して目立ち、華を添えてくれたキャスリンです!!、中華版の新しい予告編をあわせて、ご覧ください…!!、なお、キャスリンの最新作は…


レディオ・サイレンスの監督作だから、オタク映画のファンが待ちわびているヴァンパイア映画のホラー・アクション「アビゲイル」です!!、来月4月19日から全米公開!!



イマンちゃん主演のマーベル史上の最高傑作「ミズ・マーベル」(2022年)のアディル&ビラルの監督コンビが手がけた…ということは、つまり単に…、


前作(2020年)から続けて、監督コンビが続投した「バッド・ボーイズ」の第4作めは今夏6月7日から全米公開です。




トム・ホランドがこの夏、いきなり地元ロンドンのウエスト・エンドで、シェイクスピアの演劇「ロミオとジュリエット」の舞台に立つことにしたのは、今夏に予定されていたはずの「スパイダーマン」の第4作めの撮影が…、

その映画の内容をめぐって、製作・配給のソニピと、実際に映画を製作するディズニー・マーベルとのあいだで意見が分かれ、いつものように両社の対立が続いたことで、クランクインが見送りになり、スケジュールが空いてしまったからだよね…などと裏読みしていた方には特に驚きではない予定どおりかと思われますが…、


映画ジャーナリストのジェフ・スナイダーが、そのホーム・トリロジーまたはハイスクール・トリロジーの続編にあたる「スパイダーマン 4」の撮影が、「ロミオとジュリエット」が終演したあとの今秋の9月から10月のころにかけて、スタートし、メガホンをとる創り手の候補には…

「ワイルド・スピード」シリーズの大ヒットで知られるジャスティン・リン監督の名前が含まれているらしい…に加え、前述のトリロジーのヒロインのゼンデイヤが引き続き、第4作めにも出演するらしい未確認情報を伝えてくれました!!、仮りにこのジェフの未確認情報に間違いがなければ、今夏のサンディエゴ・コミコンのマーベルのプレゼンのイベントは「スパイダーマン 4」についての大発表!!になるのかもしれませんね…!!

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Billy's footnotes 💬 Day 73


Amazon 傘下の MGM が製作ですから、Amazon Prime Video の劇場公開映画という言い方になる…

「デューン」シリーズのレベッカ・ファーガソンが主演女優をつとめ、「ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー」のクリス・プラットと共演し、「ウォンテッド」(2008年)のティムール・ベクマンベトフ監督がメガホンをとることで期待大の…


SF アクション映画「マーシー」の全米公開日が来年2015年夏の8月15日に決定です…!!、近未来を舞台にして、クリスが演じる刑事が濡衣を晴らすため奮闘する物語と伝えられています…!!


コングとゴジラがミスマッチな凸凹コンビを結成する相棒モノ怪獣映画の「ゴジラ x コング : ザ・ニュー・エンパイア」が…


今月3月末の29日全米公開に向けて、前売り鑑賞券の販売をスタートし、その告知の宣伝プロモーションとして、最終版の予告編を披露してくれました…!!



ジョシュ・ブローリンが主演をつとめて、イモージェン・プーツ、ルイス・プルマンらが共演し、一昨年の2022年春に話題にはなったミステリアスな SF ドラマ「アウター・レンジ」の…


シーズン 2 の全7話を再来月の5月16日の木曜日に、いきなり全話まとめてリリースする予定を、Amazon Prime Video が発表しました!!、配信シリーズにとって、毎週更新ではなく、いきなり全話を配信する…

つまり宣伝の手間をかけない…は、よい兆しではない可能性があり得ますが、シーズン 1 を観て、おもしろいと思った人がいたとしたなら、お楽しみに…!!

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Billy's footnotes 💬 Valentine’s Day (Day 45)


「ザ・スーサイド・スクワッド」(2021年)のラットキャッチャー、「ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー Vol.3」(2023年)のウラ、つまり、ジェームズ・ガン監督がお気に入りの…

ダニエラ・メルシオールが主演女優の最新作「ロードハウス」のキャラクター・ポスター!!


ジェイク・ジレンホールのお相手をつとめたリメイク映画は来月3月21日(木)に Amazon Prime Video からリリースです…!!、予告編はコチラ!!


現時点では題名未定のため、仮りに「ワンとリュウの企画」とだけ呼ばれる…

ホラー映画の達人のジェームズ・ワン監督が仕掛け人をつとめ、シャンチーのシム・リュウが主演するテクノ・スリラーの配信シリーズの製作決定を、TCA(テレビジョン・クリティックス・アソシエイション)主催のプレス・イベントで、NBC ユニバーサルが発表しました…!!


ユニバーサル映画の配信サービス Peacock からリリースされる予定の「ワンとリュウの企画」は、シムが演じる主人公の影の諜報組織のアナリストが、脳をハッキングされてしまい、自分が見るもの聞くもの総てが、未知のハッカーに筒抜けに…!!のピンチにおちいったことで当然、振る舞いが困難になりながらも、黒幕を突きとめようとする過程で、忠誠心を試されるそうです…!!


ハリウッド版「ゴジラ」の…というよりは、ゴジラも登場する「キング・コング」の最新作!!というほうが、しっくり来るのかもしれない「Vs. コング」(2021年)から続けて…、


アダム・ウィンガード監督にメガホンを託した「ゴジラ x コング: ザ・ニュー・エンパイア」を、来月3月末の29日から全米公開する製作のレジェンダリーが、新しい予告編とポスターを披露してくれました…!!


いわゆる地球空洞説を採用して、前作で紹介された地下のコングの世界のミステリを、地下だけに文字どおり掘り下げる展開にあわせ、コングとゴジラが脅威に立ち向かうため、「リーサル・ウェポン」シリーズをお手本にしたミスマッチの凸凹コンビを組むことに!!と、怪獣の相棒映画?!に進化?!、それとも退化?!するのが見どころだそうです…!!



マーベル配信シリーズの「ワンダヴィジョン」(2021年)が絶賛されたマット・シャックマン監督がメガホンをとる劇場公開映画「ファンタスティック・フォー」(2025年全米公開したいつもり)で、主人公にあたるリード・リチャーズ役のペドロ・パスカルの共演者として…、

旧作ではジェシカ・アルバ社長が演じたインヴィジブル・ウーマンのスーザン・ストーム役に起用したのは「ミッション: インポッシブル」シリーズなどのヴァネッサ・カービー!!


旧作ではキャプテン・アメリカのクリスが演じたヒューマン・トーチのジョニー・ストームの役に起用したのは「ア・クワイエット・プレイス」シリーズの始まりの物語の最新作「デイ・ワン」が今夏6月28日から全米公開のジョセフ・クイン!!

旧作ではマイケル・チクリスが演じたザ・シングのベン・グリム役に起用したのは、Hulu / Disney+ のコメディ・ドラマの配信シリーズ「ザ・ベア」のエボン・モス=バクラック!!


…と、ディズニー・マーベルが北米で今日の2月14日のバレンタイン・デーにちなんだ最も最初の愛のポスターにあわせて、ファンタスティック・フォーのメンバーを公式に発表しました…!!


上 ↑ の「ファンタスティック・フォー」のレトロなデザインの愛のバレンタイン・ポスターで…、

エボン・モス=バクラックが演じる岩石男のザ・シングが読んでる雑誌が、どうやら1963年12月、つまり故ケネディ大統領暗殺事件のあとに発売されたライフ誌のように見受けられることから、「ファンタスティック・フォー」の物語は、同年から翌1964年にかけての時代設定ではないか?!と、マーベル・ファンたちが早速、指摘をしてくれています…!!

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Billy's footnotes 💬 Iko Uwais's Birthday (Day 43)


インドネシアのジャカルタではもう昨日ですが、北米では今日の週明け月曜日の2月12日は…

インドネシア発のノンストップ・クレイジー・アクション映画の「ザ・レイド」シリーズが国際的に大ウケしたことで、今やハリウッド映画でも大活躍の…


昨2023年は「エクスペンダブルズ」の第4作めに登場したアクション・スターのイコ・ウワイスが、1983年にジャカルタで生まれたお誕生日です…!!


インドが舞台の「ジョン・ウィック」と言われる過激アクションの復讐映画「モンキー・マン」を今春4月5日全米公開するユニバーサル映画が、若き名優だけに自ら主演を兼ねた監督デビュー作を撮影中のデヴ・パテル監督のメイキング・フォト(↑)を披露してくれたので…、


昨日紹介できなかったデヴ・パテル主演の「モンキー・マン」のスーパーボウル・スポットをあわせて、ご覧ください…!!




前作の「Vs. コング」(2021年)から続けて、連投のメガホンをとったアダム・ウィンガード監督が大好きな「リーサル・ウェポン」シリーズをお手本にして、ゴジラとコングにミスマッチな相棒のコンビを組ませることにしたらしい…


怪獣モノのバディ・ムービー「ゴジラ x コング: ザ・ニュー・エンパイア」(今春3月29日全米公開)が、英国の映画マガジンのエンパイアを通じて、新しいイメージを披露してくれました!!、近日解禁の新しい予告編をお楽しみに…!!

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