Weekend Box Office 💰 August 4 - 6, 2023 : 8月4日~6日の全米映画ボックスオフィスTOP5
*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。
第1位 (1) 「バービー」(1億4,500万ドル)
$53,000,000−(4,178館/$12,685)−$459,381,000
第2位 (初) 「メグ 2 : ザ・トレンチ」(1億2,900万ドル)
$30,000,000−(3,503館/$8,564)−$30,000,000
同日に封切られたディスカバリーの「バービー」とユニバーサル映画の「オッペンハイマー」が同時に大ヒット!!の驚きの大ブームの状況に、これは太刀打ちできそうにない…と判断したらしいソニピが、映画俳優組合のストという、そもそもピンハネをするブラック企業の自分たちが招いた身から出たサビの事態も含めて、「グラン・ツーリスモ」の全米公開を8月11日から25日に約2週間の延期をしたのとは裏腹に…、
どうせ半分は中国資本で作られた中国映画みたいなモノだし、出来栄えの評価も芳しくないから…と軽く扱うことにしたのか?!、自社の「バービー」に海洋アクション映画「メグ」の第2作め「ザ・トレンチ」をブツケたディスカバリーが公表したオープニング成績は約3,000万ドルでしたから、前作の同成績の約4,540万ドル(4,118館)から大きく数字を下げてしまいましたが…、
ウー・ジン(「ウルフ・オブ・ウォー」シリーズ)を国際的なスターとして売り出したい中国側の芸能界の都合から、超巨大なサメとのバトルを生き延びたヒロインのスーイン(リー・ビンビン)は死んだ…とされた設定に、前作のファンが複雑な心境の続編の封切り成績の予想は2,500万ドル前後だったので、ひとまず期待を超えた手堅いヒットを果たした「メグ 2」の世界総額の封切り成績は本国?!の中国で約2,050万ドルを稼いだのを含めて、約1億4,200万ドルとなっています…!!
第3位 (2) 「オッペンハイマー」(1億ドル)
$28,700,000−(3,612館/$7,946)−$228,519,000
今年2023年公開映画の最高傑作のひとつ!!の域を超えて、今世紀の最高傑作!!とか、映画史上の最も重要な作品のひとつ!!とまで称賛され始めただけに、今後の様々な映画賞の発表では…
最優秀作品賞 「オッペンハイマー」
最優秀監督賞 クリス・ノーラン
最優秀主演男優賞 キリアン・マーフィー
最優秀主演女優賞 エミリー・ブラント
最優秀助演男優賞 ロバート・ダウニー Jr.
最優秀監督賞 クリス・ノーラン
最優秀主演男優賞 キリアン・マーフィー
最優秀主演女優賞 エミリー・ブラント
最優秀助演男優賞 ロバート・ダウニー Jr.
…といった結果をひんぱんに目にするのでは…?!と期待され始めた原爆の父の苦悩を描いた約3時間のシリアスなドラマ映画が、あろうことかマーベルの大ヒット作「ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー」の第1作め(2014年)と同じペースの公開15日めに超大台の2億ドルを突破!!
いまの時点で国内の成績が約2億2,852万ドルの「オッペンハイマー」は、結末は夢か否か?!の「インセプション」(2010年)の最終的な同成績の約2億9,258万ドルを超えるかも…ですから、「ザ・ダークナイト」(2008年)=約5億3,499万ドル、「ザ・ダークナイト・ライズス」(2012年)=約4億4,814万ドルに次いで、クリス監督史上3番めのヒット作!!に発展するかもしれない…
「オッペンハイマー」の世界総額の成績は約5億5,289万ドルに達していますから、「インターステラー」(2014年)=約6億4,780万ドルに次いで、いまのところクリス監督史上5番めのヒット作!!の位置づけです!!、なお、「インターステラー」より上位の3作品は言うまでもなく、「ザ・ダークナイト・ライズス」、「ザ・ダークナイト」、そして、「インセプション」ですね…!!
第4位 (初) 「ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ: ミュータント・メイヘム」(7,000万ドル)
$27,950,000−(3,513館/$7,956)−$43,023,000
「スパイダーマン」の実写映画の製作を他社のディズニーに委託したソニピが、自分たちはアニメ映画の製作に取り組んで、「イントゥ・ザ・スパイダーバース」(2018年)を大成功させたのを見たパラマウント傘下のニコロデオンが、あぁ、その手があったか…!!とばかりに…、
Amazon の過激なヒーローもの「ザ・ボーイズ」シリーズや、ソニピのアニメ映画「ソーセージ・パーティ」(2016年)などをプロデュースして、大ヒットに導いた実績を持つ「ニンジャ・タートルズ」マニアのお笑い芸人セス・ローゲンを仕掛け人に起用し、ソニピが Netflix に転売したアニメ映画の傑作「ザ・ミッチェルズ vs.ザ・マシーンズ」(2021年)を共同監督したジェフ・ロウ監督…
…にメガホンを託した「ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ」の映画の最新作「ミュータント・メイヘム」、つまり「ミュータントの大騒動」を全米公開したパラマウント映画が公表した週末3日間のオープニング成績は約2,795万ドルでしたが、「バービー」と「オッペンハイマー」の2強を警戒して、週の半ばの水曜日を初日にした8月2日からの計5日間の封切り成績としては約4,302万ドルの大成功!!のしてやったりの結果となっています…!!
第5位 (3) 「ホーンテッド・マンション」(1億5,000万ドル)
$8,971,000−(3,740館/$2,399)−$42,021,000
🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。
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