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Weekend Box Office 💰 May 19 - 21, 2023 : 5月19日~21日の全米映画ボックスオフィスTOP5


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

ルーカス・ブラックが主演をつとめて、物語の舞台がアジアだったことから言わば番外編にあたる作品ながら、シリーズ史上の最高傑作にあげる人が少なくない第3作め「トーキョー・ドリフト」(2006年)の封切り成績=約2,397万ドル(3,027館)は文字通り別の話だけに、興行成績も別の話とすれば…、

第1位 (初) 「ファスト X」(3億4,000万ドル)

$67,500,000−(4,046館/$16,683)−$67,500,000

RT の評論家の支持率 54 % / Metacritic スコア 55 / 出口調査の CinemaScore B+

シリーズ史上最低のワーストの封切り成績は「ワイルド・スピード」がどういう映画なのか…?!が知られていなかった故ポール・ウォーカー主演の第1作めの約4,009万ドル(2,628館)です。その約22年も昔の2001年公開当時の金額を現在の価値に換算すると約6,838万ドル相当になりますから、第10作めの封切り成績の約6,750万ドルはワースト記録を更新した事実上の新たな最低…と受けとめることができなくもありません。


そして、そもそも主人公のブライアン=故ポール・ウォーカーが登場した最期の作品であり、シリーズのファンが事実上の最終章にあたる完結編と見なしている第7作め(2015年)がシリーズ最高の封切り成績の約1億4,719万ドル(4,004館)を叩き出したのをピークとして、その後は第8作め(2017年)=約9,879万ドル(4,310館)、第9作め(2021年)は約7,004万ドル(2021年)と封切り成績の数字を落としていますから、第10作めが若干とは言え、さらに後退を続けたことで、「ワイルド・スピード」の人気はもうガス欠気味…と言われているのも仕方なさそうです。ただし…、

映画の質や物語はどうでもよくて、とにかく、ド派手なアクションを観るだけ…を好む世界最大の映画市場の中国では本国のアメリカよりも大ヒット(中国の封切り成績は約7,830万ドル)しているのをはじめ諸外国ではまだウケていますから、世界総額の封切り成績はいきなり巨額の3億ドルを突破した約3億1,889万ドルを荒稼ぎしているものの、果たして、トンデモない巨額製作費の約3億4,000万ドル超を取り返すことができるのか…?!と言うと、やや疑問であり、赤字の火の車になるのがオチかもしれません…?!



$31,980,000−(4,450館/$7,187)−$266,522,579

RT の評論家の支持率 81 % / Metacritic スコア 65 / 出口調査の CinemaScore A

第1作め(2014年)の公開3週めの成績は約2,512万ドル(3,697館)、前作の「Vol.2」(2017年)の同売り上げは約3,465万ドルでしたから、ジェームズ・ガン監督の「ガーディアンズ」シリーズとしては完結編の「Vol.3」の約3,198万ドルは前作に近い金額を稼いで、ほぼ同等の好調と見なすことができそうです!!、しかしながら…、


トータルの成績としては前作が公開3週めの時点で、3億ドルを突破した約3億139万ドルだったのに対して、「Vol.3」は約2億6,652万ドルですから、かなり引けをとっていることになるため、「Vol.2」の最終的な国内での成績=約3億8,981万ドルには及ばないかもしれませんね…。



$9,800,000−(3,540館/$2,768)−$549,291,000

RT の評論家の支持率 56 % / Metacritic スコア 47 / 出口調査の CinemaScore A



$3,000,000−(3,513館/$854)−$13,125,000

RT の評論家の支持率 47 % / Metacritic スコア 48 / 出口調査の CinemaScore B


第5位 (4) 「イーヴル・デッド・ライズ」(1,900万ドル)

$2,375,000−(2,173館/$1,093)−$64,106,000

RT の評論家の支持率 84 % / Metacritic スコア 69 / 出口調査の CinemaScore B


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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Weekend Box Office 💰 May 12 - 14, 2023 : 5月12日~14日の全米映画ボックスオフィスTOP5


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

コミック・アーティストの Cheddarbacon Studios さんが、感動の余韻があとを引いて、何日も消えない…と、ご自身の「Vol.3」を観た経験を描いた4コマ漫画に同意して、共感せずにはいられない方が少なくない…

…かもしれないジェームズ・ガン監督の「ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー」シリーズとしては完結編の封切り成績が期待されたほど振るわなかったことについて、前回の興行レポートの最後に「絶賛の口コミが拡がり、だったら、やっぱり映画館で観よう!!と、これから動員が伸びる可能性も存分にあるのでは…」と書きましたが、どうやら、上 ↑ の4コマ漫画のように様々な形で口コミが拡がってくれたらしく、先週の初公開と比較した2週めの集客減の割り合いを…


$60,500,000−(4,450館/$13,596)−$213,201,000


RT の評論家の支持率 81 % / Metacritic スコア 65 / 出口調査の CinemaScore A

「シャンチー」(2021年)が記録した約−54%よりも少ない約−49%に抑えたことで、ちょっと驚きの動員持続力を発揮した「Vol.3」が、同じく公開2週めの集客減が約−67%だった「ドクター・ストレンジ 2」(2022年)の2週めの成績=約6,176万ドル(4,534館)に迫った約6,050万ドルを稼いで、追い上げましたから、出足は今ひとつだったものの、やっぱり粘り強いヒット作になるかもしれませんね!!、ちなみに「ガーディアンズ」シリーズ前2作「Vol.1」(2014年)と「Vol.2」(2017年)の公開2週めの集客減は共に約−55%でしたから、自己ベスト更新の有終の美となっています…!!


なお、下 ↓ は、マーベルお墨付きのグラフィック・デザイナー、マット・ファーガソンさん

…が描いてくれた「スター・ウォーズ」の「ジェダイの帰還」(1983年)風の「Vol.3」のアート・ポスターです…!!



$13,000,000−(3,800館/$3,421)−$535,959,000

RT の評論家の支持率 56 % / Metacritic スコア 47 / 出口調査の CinemaScore A



$6,500,000−(3,508館/$1,853)−$6,500,000

RT の評論家の支持率 47 % / Metacritic スコア 48 / 出口調査の CinemaScore B

主演の4人の大女優カルテットのジェーン・フォンダ(「ジュリア」1977年)が最高齢の85歳、ダイアン・キートン(「ザ・ゴッドファーザー」トリロジー)は77歳、キャンディス・バーゲン(「結婚ゲーム」1979年)も77歳、そして、最も若いメアリー・スティーンバージェン(「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3」1990年)は70歳ですから、お母さんと言うより、おばあさんの世代になりそうですが…、


そのベテラン女優たちが演じる親友4人組が集う「ブック・クラブ」、つまり読書会が官能恋愛小説「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」を採り上げたことで、年甲斐もなく刺激を受けた高齢の女性たちが…!!という展開がウケて、思いがけないヒットになった前作(2018年)から続けて、ビル・ホルダーマン監督がメガホンをとり、イタリアに海外旅行する騒動を描いた続編「ザ・ネクスト・チャプター」を…


北米で今日の日曜日の5月14日の母の日にあわせて封切ったフォーカス・フィーチャーズでしたが、残念ながら前作の封切り成績の約1,358万ドル(2,781館)の半分の約650万ドルしか稼ぐことができませんでした…。同じくジェーン・フォンダが主演のカルテットのひとりとして、リリー・トムリン83歳、サリー・フィールド76歳、リタ・モレノ80歳と共演した、まったく似たタイプの映画の「80・フォー・ブレイディ」が、鑑賞料金を値下げすることで観客を呼び込むヒットの成功を今春2月に果たしたばかりですから、フォーカス・フィーチャーズは封切りのタイミングを見直すべきだったかもしれません…。


第4位 (3) 「イーヴル・デッド・ライズ」(1,900万ドル)

$3,728,000−(2,821館/$1,322)−$60,188,000

RT の評論家の支持率 84 % / Metacritic スコア 69 / 出口調査の CinemaScore B


第5位 (4) 「神さま、わたしマーガレットです」(3,000万ドル)

$2,500,000−(2,365館/$1,057)−$16,477,000

RT の評論家の支持率 99 % / Metacritic スコア 86 / 出口調査の CinemaScore A


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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