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Weekend Box Office 💰 February 7 - 9, 2025 : 2月7日~9日の全米映画ボックスオフィス


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

'Olivia Holt' と名前をサインした紙を持たなくても、顔を見ればわかるオリヴィアではなくて、ほんとうはこっそりと、うしろのジョシュ・ルーベン監督を写したかったらしいイタズラ的な写真からしても、オリヴィアがいれば、みんな愉快になっちゃう、いつものように楽しい現場!!

…だったんだろうなとうかがえるオリヴィア主演のロマコメなのに、ホラー・スラッシャー映画の「ハート😍アイズ」を全米公開したソニピが公表した封切り成績は、約850万ドルでした…

第2位 (初) 「ハート😍アイズ」(1,800万ドル)

$8,500,000−(3,102館/$2,740)−$8,500,000


RT の評論家の支持率 84 % / Metacritic スコア 62 / 出口調査の CinemaScore B-

…と書けば、先週の初登場第2位から、今週はもう第5位にまで転落してしまったソフィー主演の「コンパニオン」の今ひとつ…の封切り成績の約930万ドル(3,285館)よりも少ないじゃないか…


…と、ガッカリ…の感がしないでもありませんが、しかし、現地ニュー・オーリンズのシーザーズ・スーパードームでは今日の日曜日の2月9日に、スポーツのイベントのうち、全米が最も注目して、熱狂する NFL 頂上決戦の第59回のスーパー・ボウルの試合が開催されるため、この週末はそもそも映画館に観客がやって来ませんよ…と閑古鳥が鳴く閑散のタイミングですから、その圧倒的に不利のハンデを抱えながらも…、

少なくとも800万ドルは稼いでほしい…できれば、1,000万ドル前後なら、ありがたい…の期待値に対して、約850万ドルの封切り成績は、かろうじて、どうにか想定の範囲内におさまったことで、オリヴィアはひとまず、集客の要の主演女優のノルマを果たした!!と、前向きに評価することができそうですし…、

ロマコメのお笑いと血しぶきをあげるスラッシャー映画!!という両極端の要素を巧みに交えて、優れた娯楽作を作った手腕が注目されて、これからの活躍が期待されるジョシュ・ルーベン監督の「ハート😍アイズ」は、評論家と観客のどちらからも好評を博して…、

18歳から30代半ばまでの若い観客が約7割を占めた封切り興行の出口調査のスコアは、ホラー映画としては上出来の “ B- ” が与えられて、観客全体の約7割が支持をしていますから、このあとの配信市場では口コミに支えられて、ロングセラーのヒット作になりそうだけに…、

製作費の約1,800万ドルを回収して、黒字になるのでは…?!と推測すると、やっぱりオリヴィアは何をやっても、ホームランは打たないけれど、とりあえず出塁した結果は残していく器用だから、仕事が先につながっていく…、そこが現在27歳のオリヴィアが、10歳のときから地味に売れ続けているわけの、けして裏切らない安定だよね!!と、とりあえず、いつものように成功!!と言ってあげられそうなのに対して…、


今夏の誕生日がくれば、54歳だから、オリヴィアの2倍も長く人生を生きていることになるキー・ホイ・クァンが、ついにようやく、初めての主演!!の大役を与えられたアクション・コメディの「ラブ・ハーツ」を封切ったユニバーサル映画が公表した封切り成績は、約580万ドルでした…

第3位 (初) 「ラブ・ハーツ」(1,800万ドル)

$5,800,000−(3,055館/$1,899)−$5,800,000


RT の評論家の支持率 19 % / Metacritic スコア 35 / 出口調査の CinemaScore C+

…から、「ハート😍アイズ」とほぼ同じ規模の製作費の約1,800万ドルが使われた「ラブ・ハーツ」に想定された期待値が少なくとも800万ドル、できれば、1,000万ドル前後なら、ありがたい…と、つまり「ハート😍アイズ」とまったく同じ…を踏まえると、前述のように最低限のノルマを果たしたオリヴィアとは違って…、

残念ながら、キー・ホイ・クァンは主演スターの役割を果たすことができなかった…という気の毒になりますが、この「ハート😍アイズ」と「ラブ・ハーツ」、どちらもバレンタイン・デーにちなんだ集客を目指した両映画が明暗をわけたのは…、


「ハート😍アイズ」の観客の男女比が五分五分に対して、「ラブ・ハーツ」は男性のほうが、やや多いこと。18歳から30代半ばの若年層の観客が約7割のオリヴィアに対して、キー・ホイ・クァンは同年齢層が約5割にまで低下し、25歳以上の観客が多くなること。つまり…、

「エヴリスィング・エヴリウェア・オール・アット・ワンス」(2022年)の成功で復活を果たし、若者からも支持されているとは言え、やっぱり、「インディアナ・ジョーンズ」の第2作め「魔宮の伝説」(1984年)と「グーニーズ」(1985年)といった過去の子役時代の大ヒット作でこそ知られるキー・ホイ・クァンのファンは、本人と同様に年齢層が高めの男性か…となると…、

アクション映画を好む男性は同時にスポーツ観戦も好む傾向にありがち…となり、前述のように、いわゆるスーパーボウル・サンデーですから、アクション・コメディ「ラブ・ハーツ」は「ハート😍アイズ」よりも不利になり、ロマコメのホラー・スラッシャー映画のほうは、もう今どきスーパーボウルに熱狂なんて…と冷めている、どちらかと言うとオタク志向の若い観客を狙っただけに、「ハート😍アイズ」のほうが「ラブ・ハーツ」よりもヒットするのは当たり前か…と思うと…、

マイノリティのアジア系のキー・ホイ・クァンはあらかじめ勝ち目のない勝負をさせられたみたいで、何だか、可哀想な気がしないでもありませんが、だからと言って、スーパーボウルを避けて、別のタイミングに封切っていたら、ヒットした?!となると、残念なことに出口調査のスコアが、この映画を選んで失敗だった…の域に入る “C+” の「ラブ・ハーツ」は、周囲に鑑賞を薦めたい…と回答が約4割ですから、半数以上の観客がお薦めできません…

…の失敗作と見なされた不評を踏まえると、むしろ、ヒットしそうにない映画だから、不発の沈没が当たり前のタイミングに、敗戦処理投手的に捨てられたか…と考えると、ウケている「ハート😍アイズ」とは違って、口コミを期待することもできそうにないため、キー・ホイ・クァンが主演を任されるのは、これが最初で最後になってしまうかも…?!、う〜ん、現実はきびしいですね…。


第1位 (1) 「ドッグ・マン」(4,000万ドル)

$13,700,000−(3,887館/$3,525)−$54,102,000

RT の評論家の支持率 76 % / Metacritic スコア 64 / 出口調査の CinemaScore A


第2位 (初) 「ハート😍アイズ」(1,800万ドル)

$8,500,000−(3,102館/$2,740)−$8,500,000

RT の評論家の支持率 84 % / Metacritic スコア 62 / 出口調査の CinemaScore B-


第3位 (初) 「ラブ・ハーツ」(1,800万ドル)

$5,800,000−(3,055館/$1,899)−$5,800,000

RT の評論家の支持率 19 % / Metacritic スコア 35 / 出口調査の CinemaScore C+


第4位 (3) 「ムファサ: ザ・ライオン・キング」(2億ドル超)

$3,924,000−(2,945館/$1,332)−$235,206,192

RT の評論家の支持率 58 % / Metacritic スコア 56 / 出口調査の CinemaScore A-


第5位 (2) 「コンパニオン」(1,000万ドル)

$3,020,000−(3,285館/$919)−$15,487,000

RT の評論家の支持率 93 % / Metacritic スコア 72 / 出口調査の CinemaScore B+


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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Watch ▶ the Trailer for Jonathan Eusebio's Action Comedy 'Love Hurts' starring Ke Huy Quan and Ariana DeBose


今から約40年前の1984年に大ヒットした「インディアナ・ジョーンズ」の第2作め「魔宮の伝説」で、当時13歳にして、子役デビューを飾ったベトナム出身のキー・ホイ・クァン現在54歳が…、

ついにようやく主役の座を初めて与えられたアクション・コメディ映画の主演作「ラブ・ハーツ」、つまり「愛は痛いよ」を来年2025年の春のバレンタイン・デーのデート映画として、全米公開する配給のユニバーサル映画が予告編を初公開してくれました…!!、キー・ホイ・クァンが演じる…


主人公のマーヴィンはウィスコンシン州のミルウォーキー郊外で、不動産業を営み、その人当たりのよい人徳が功を奏して、成功したビジネスマン…のはずが、彼には絶対に隠し通さなければならない黒い歴史の過去があった…!!というわけで、かつては…


スゴ腕の殺し屋として、兄弟のナックルズ=ダニエル・ウー(「トゥーム・レイダー」2018年)と組み、裏社会で暗躍していたマーヴィンは、ナックルズを裏切ったローズ=アリアナ・デボーズ(「クレイヴン・ザ・ハンター」12月13日全米公開)を殺さずに逃してやったらしいことで、自分も兄弟を裏切ってしまった…の事情から姿を隠し、不動産業者としての別の人生を生きていたのですが、あろうことか、ローズが現れたばかりか、ナックルズにも居所を知られたマーヴィンは過去に立ち向かい、兄弟との確執にケリをつける「愛の痛み」の戦いに挑むことに…!!と…

平凡なおじさんが実はスゴ腕の…!!のミスマッチな意外の展開から、ボブ・オデンカーク主演の「ノーバディ」シリーズに似てる…と、パクリを連想するのも無理はない「ラブ・ハーツ」を実際に製作したのは、その「ノーバディ」シリーズや、キアヌ・リーブス主演の大ヒット作「ジョン・ウィック」シリーズの成功で知られる製作会社の 87ノース、つまり今夏はライアン・ゴズリングが主演の「ザ・フォール・ガイ」がウケたデヴィッド・リーチ監督の製作会社ですから、パクリではないものの、ひたすら目を楽しませるアクションの醍醐味がウリの同社だけに、物語は二の次…となり、同じようなパターンの物語をくり返しているわけか…となる「ラブ・ハーツ」の…

メガホンを託されて、監督デビューを果たしたのは、前述の「ジョン・ウィック」シリーズはもちろんのこと、メアリー・エリザベス・ウィンステッドが主演の「ケイト」(2021年)、デヴィッド・ハーバー主演の「バイオレント・ナイト」(2022年)といった 87ノースが製作したアクション映画の見せ場をコーディネイトしてきたスタントマンのジョナサン・エウセビオ。全米公開は来年早春の2月7日の予定ですから、同日公開予定のオリヴィア主演のホラーのロマコメ「ハート😍アイズ」と観客を奪いあう興行バトルを戦うことになりそうです…!!


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Full Trailer for Disney+ series 'American Born Chinese' starring Ben Wang, Michelle Yeoh ■「アベンジャーズ」の新たな創り手に抜擢された「シャンチー」のクレットン監督が、「エヴリスィング・エヴリウェア・オール・アット・ワンス」の出演者を集めて、異世界とのバトルを描いたアクション・コメディの Disney+ 配信シリーズ「アメリカン・ボーン・チャイニーズ」の全長版の予告編 ! !


ダニエル・シャイナートとダニエル・クワンのコンビのダニエルズ監督たちが並行世界をテーマにした傑作「エヴリスィング・エヴリウェア・オール・アット・ワンス」(2022年)の…

ミシェル・ヨー、ステファニー・スー、そして、キー・ホイ・クァンたちを起用して、並行世界と似て非なる異世界とのバトルに異文化理解のテーマが重ねられたらしい Disney+ の配信シリーズ「アメリカン・ボーン・チャイニーズ」の原作にあたる漫画家ジーン・ルエン・ヤン作の同名グラフィック・ノベル(2006年出版)を邦訳出版する花伝社によれば…、


白人になりたいと憧れる中国系移民2世のジン・ワン。台湾出身の親友ウェイチェン。白人高校生のダニー。その「従弟」チンキー。アメリカのハイスクールを舞台に、彼らの物語が「西遊記」や「論語」「トランスフォーマー」?!などと運命的に混ざりあう!!、アメリカ社会の「ステレオタイプな中国人」を確信犯的に描き、中国人のアイデンティティを問うた話題作。


…とのことで、ドラマ化にあたり “ 台湾出身 ” のところが、“ 中国出身 ” に変えられたことをめぐる批難の政治的な議論はさておき、「シャンチー」(2021年)のお見事な出来栄えの手腕が買われて、コミックヒーロー大集合映画「アベンジャーズ」シリーズの第5作め「ザ・カン・ダイナスティ」(再来年2025年5月2日全米公開)のメガホンを託されたデスティン・ダニエル・クレットン監督が仕掛け人のプロデューサーをつとめて、自らもメガホンをとった!!にこそ注目して、話題にして頂きたい「アメリカン・ボーン・チャイニーズ」(全8話)は、来月5月末の24日の水曜日に初回をリリース!!の配信スタート!!、主人公のジン役に起用されたのは、同じく Disney+ の配信映画「チャン・キャン・ダンク」(2023年)のベン・ワン。ウェイチェン役はジミー・リウ(Netflixの「華燈初上」2021年)です…!!、D+ 会員の方はお楽しみに…!!

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