Weekend Box Office 💰 August 18 - 20, 2023 : 8月18日~20日の全米映画ボックスオフィスTOP5
配信と違って、映画館は天気の影響を受けてしまいますから、ハリケーン・ヒラリーの西海岸接近にともない、この週末は出かけずに念のため、災害の備えをしようか…という人たちもいたに違いないことを念頭において、各映画の成績はお手柔らかに見てあげてください…⛈
*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。
第1位 (初) 「ブルー・ビートル」(1億400万ドル)
$25,400,000−(3,871館/$6,562)−$25,400,000
「ブルー・ビートル」の封切り成績については、現在28歳だけれど、地元ブラジルの芸能界で子役からキャリアをスタートしたので、芸歴23年!!のギョーカイ大ベテランのヒロイン、ジェニー役のブルーナ・マルケジーニ ↓ をタップするか、上 ↑ の 🔗 文字のリンクをタップして下さい!!
第2位 (1) 「バービー」(1億4,500万ドル)
$21,500,000−(4,003館/$5,371)−$567,132,865
第3位 (2) 「オッペンハイマー」(1億ドル)
$10,600,000−(3,321館/$3,192)−$285,221,735
世界総額の成績が「インターステラー」(2014年)の約6億4,780万ドルを超えて、ついに7億ドルを突破し、約7億1,782万ドルにまで達した「オッペンハイマー」は…、
出演者のひとりのラミ・マレックが、伝説的ロック・バンドのクイーンの故フレディ・マーキュリー役を演じた「ボヘミアン・ラプソディ」(2018年)が記録した伝記映画史上最高の大ヒット!!の世界総額の興行成績の約8億8,221万ドルに次ぐ、歴代第2位!!だけに、果たして、原爆の父の故 J. ロバート・オッペンハイマー博士が故フレディ・マーキュリーを超えるのか…?!
…の期待が寄せられることになりますが、いずれにしろ、ラミ・マレックは伝記映画の歴代興行成績の世界ランキング第1位と第2位の両方に出演した伝記映画の名優ということになりますね…!!
第4位 (3) 「ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ: ミュータント・メイヘム」(7,000万ドル)
$8,425,000−(3,004館/$2,805)−$88,130,087
第5位 (初) 「ストレイズ」(4,600万ドル)
$8,300,000−(3,223館/$2,575)−$8,300,000
アフリカ系のマイルス・モラレスが主人公の「スパイダーマン」の並行世界のアニメ映画シリーズのみならず、やはり動物ネタの「コケイン・ベア」が今春の全米公開で大ウケした仕掛け人コンビのプロデューサー、フィル・ロードとクリス・ミラーが…、
クリステン・ウィグとアニー・マモローのコンビが主演したコメディ映画「バーブ・アンド・スター」(2021年)のジョシュ・グリーンバウム監督を起用して、本来であれば子ども向けのはずの「しゃべる犬映画」を大人向けに仕上げた「ストレイズ」を配給したユニバーサル映画としては…
前述の「コケイン・ベア」に続く大ヒットを期待したはずですが、声優にお笑いの大御所ウィル・フェレルはじめ、ジェイミー・フォックス、グレタ・リー、アイラ・フィッシャー、ランドール・パークら豪華な声ぶれをそろえたものの、大人の観客が「しゃべる犬映画」を観るはずもなく…、
そんなに安くはない製作費の約4,600万ドルに対して、封切り成績は沈没のたったの約830万ドルでしたから、ユニバーサル映画は第3位のクリス・ノーラン監督の「オッペンハイマー」の大ヒットが稼いでくれた儲けが、この「しゃべる犬映画」で帳消しか…などと言われても仕方のない結果となっています…。
🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。
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