*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。
さしものヴェノムも大谷翔平選手の人気には太刀打ちできなかったか…と、同選手が所属するロサンゼルス・ドジャースとニューヨーク・ヤンキースが激突!!のプロ野球の頂上決戦のワールド・シリーズの熱戦が続いていて、全米の特に男性はいま野球に夢中で、映画なんて、あとまわし…
…と、メジャー・リーグが映画興行の観客動員の足を引っ張っているらしい…現状を踏まえると来月11月の…と言っても、もう来週の火曜日に迫った5日に投票が行われる大統領選挙の予想される結果として、アベンジャーズのキャプテン・カーマラが勝利し、敗北するであろうトランプ容疑者が、またしても狂信者の民兵のトランプ軍の出動を促し、
ケイリー・スペニーちゃん出演の今年2024年最大の問題作
「シビル・ウォー」が現実になるのでは…?!の恐ろしい可能性を踏まえて…、
その不安の選挙後…の11月8日全米公開からの前倒しを決めて、大統領選挙前の10月25日に改めた製作・配給のソニピは、プロ野球の日程のことは考えなかったのか…?!という手抜かりになってしまいますが…、
トム・ハーディ主演の「ヴェノム」シリーズが幕を閉じる最終章の完結編にあたる「ザ・ラスト・ダンス」の封切り成績が、当初に期待されたシリーズ史上最大のいきなり1億ドル突破の大ヒットから大きく後退した予想の7,000万ドル前後から、さらに小さくなった直前予想の6,500万ドルにも届かなかった約5,100万ドルのガッカリ…の結果を、ソニピが公表しましたから…、
$51,000,000−(4,131館/$12,346)−$51,000,000
第1作めの「ヴェノム」の封切り成績の約8,026万ドル(4,250館)から飛躍した第2作め「レット・ゼア・ビー・カーネイジ」(2021年)が叩き出した同成績の約9,003万ドル(4,225館)が最高潮の人気のピークだったことになる「ヴェノム」シリーズは、あろうことか、これで観納め…のはずの完結編「ザ・ラスト・ダンス」が不発?!と言われても仕方のない感じだけに…、
前述のようなプロ野球や選挙とは無関係に、ヒーロー映画のブームは峠を越して、マーベルの人気はもう下火なんだ…というご指摘を受けてしまいそうですし、この「ザ・ラスト・ダンス」のように、まさかのあのヒーローやキャラたちが並行世界を超えて、続々と登場する!!のカメオ出演の大盤振る舞い?!を欠いてしまうと、もうヒーロー映画は以前のように大ヒットはしないのか?!と並行世界のファン・サービスが翻って、ジャンルをダメにしていったことも、あらためて問題視されそうです…。しかしながら…、
製作費に目を転じると第1作めの約1億1,600万ドル、第2作めの約1億1,000万ドルから、この「ヴェノム」シリーズは図に乗って、映画のスケールを大きく増したりすることはせず、第3作めも約1億2,000万ドルに抑えられているため、その約1億2,000万ドルの製作費に対して、国内の封切り成績が約5,100万ドルというのは、まったく順当な結果の立派!!であり、コミックヒーロー映画への過度な期待を慎むと、むしろ大成功!!と讃えられて然るべきなのでは…?!に加えて…、
世界最大の映画市場の中国の観客は「毒液」が大好き!!ですから、その中国で約4,600万ドルの封切り成績を稼いだのを含めた諸外国の売り上げの総額は、いきなり 1億ドルを突破!!の約1億2,400万ドルの大ヒット!!に国内の数字を足した世界総額の封切り成績は約1億7,500万ドル!!
よって、「ヴェノム」シリーズの完結編「ザ・ラスト・ダンス」は、国内では野球や選挙の悪影響を受けて、やや苦戦し、ガッカリ…の不発か?!のように思われますが、世界規模で見ると大成功のいきなり黒字確定!!と言えそうな国内外が明暗を分けた結果に…というのが実際の事情のようですから、必ずしもヒーロー映画のジャンルはもう終わり…だとは言えませんし、この「ヴェノム」シリーズも本当に終わりではないかもしれません…?!、なお、肝心の映画の出来栄え…
…については、完結編なんだから、もっとド派手なほうがよかった…と、「ザ・ラスト・ダンス」は地味すぎる…といったリアクションも言われていますが、封切り興行の出口調査では観客の約7割が支持をし、およそ半数の観客が周囲にもお薦めしたい!!と回答なので、これが初監督のデビュー作にあたる新人のケリー・マーセル監督には、ひとまず及第点が与えられて、これまでの脚本家の仕事に加え、これからは監督としても活躍されるのかもしれませんね…!!
$9,400,000−(3,624館/$2,594)−$40,714,000
前作「スマイル」(2022年)は薄気味悪い笑顔のイメージがバズったことで、公開2週めの集客減が約−18%だけ!!の驚異の動員持続力でしたが、その前作よりおもしろい!!と、まさかの大絶賛どころか…、
「パワー・レンジャーズ」(2017年)や「チャーリーズ・エンジェル」(2019年)、「アラジン」(2019年)といった、これまでのどの代表作よりもナオミ・スコットの演技力が高評価されているものの、先週の大成功の封切りから約6割の観客を失ってしまった「スマイル 2」ですが…、
垂直落下のいきなり消える…もあり得るジャンルのホラー映画としては大健闘!!と、さらに笑顔が増えそうな公開2週めの成績となっています…!!
$6,500,000−(1,753館/$3,708)−$6,500,000
封切り興行の観客のおよそ半数近くが、55歳前後の熟年の世代…だそうですから、さしずめ日本のおじさんだったら、選挙の駆け引きってのは根比べなんだよ…とかダジャレの親父ギャグを言ってしまいそうな…
いわゆるローマ法王が死去したのを受けて、そのカトリック教会のトップの首長の座を我がものにせんとする後任候補の選挙戦のスキャンダラスな内幕をテーマにしたミステリ・スリラー映画の「コンクレイヴ」または「コンクラーヴェ」を、第1位の「ヴェノム 3」でもふれたように…、
アメリカ大統領選挙の投票を目前にしたタイミングに全米公開したフォーカス・フィーチャーズ、つまりユニバーサル映画が公表した封切り成績は、1,000万ドルに満たない約650万ドルですから、いきなり沈没か…と思われそうですが、スクリーンの数が約1,753館と公開規模が控えめなことや、前述のように主にアラフォーから50代以上の大人の観客をターゲットとした宗教がらみの教皇選挙の映画…という地味な印象を踏まえると、むしろ、初登場第3位!!の結果は驚きのヒット!!
…と称賛できそうな「コンクレイヴ」は、ケイト・ウィンスレットが主演女優の故マイケル・アプテッド監督の戦争スリラー「エニグマ」(2001年)や、ユアン・マクレガー主演のロマン・ポランスキー監督の政治スリラー「ザ・ゴースト・ライター」(2010年)などの原作者として、映画好きに知られる英国の作家兼政治評論家のロバート・ハリスが、2016年に発表した同名小説の映画化。
「ザ・メニュー」(2022年)のレイフ・ファインズ、「スポットライト」(2015年)のスタンリー・トゥッチ、「インターステラー」(2014年)などのジョン・リスゴー、「かぼちゃ大王」(1993年)のセルジオ・カステリット、そして、「ワイルド・アット・ハート」(1990年)のイザベラ・ロッセリーニといった観応えの役者たちを集めて、メガホンをとったのは「西部戦線異状なし」(2022年)が絶賛されたエドワード・ベルガー監督だけに…、
出口調査では約9割に近い観客が満足をして、約6割以上の観客が周囲にも鑑賞を薦めたいと回答の高評ですから、様々な映画賞をめぐって、この秋から始まる賞獲りのレースでは常に候補作にあげられるのは必至だろう…と期待をこめて、予想されています…!!
$6,500,000−(3,427館/$1,897)−$111,368,000
$4,848,132−(2,964館/$1,636)−$11,760,401
マーベル・デビューを飾った
「ブラック・ウィドウ」(2021年)でも、エレーナの少女時代を演じる子役のヴァイオレット・マクグロウちゃんと役作りについて、真剣に話しあい、子どもエレーナと大人エレーナが同一人物に観えるように演技の打ち合わせをしていたピューだったら当然…
…と受けとめるブラック・ウィドウのファンの方もいるかもしれませんが、今年2024年公開の最も泣いてしまう映画の第1位!!などと言われる恋愛映画の感動作「ウィ・リヴ・イン・タイム」で、幼い娘のエラ役を演じてくれた子役のグレース・デラニーちゃんから、わたしがだいしゅきなのは
「パディントン」よ…🧸と、顔合わせの時に言われたのを参考にして…、
夫のトバイアス役のアンドリュー・ガーフィールドと打ち合わせて、グレースちゃんの撮影初日に
パディントンのぬいぐるみをプレゼントすることで、本当のパパとママのように大好きになってもらえるように役作りの努力をしていたママのやさしいアルマとエラちゃんです…!!
🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。
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