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Weekend Box Office 💰 November 15 - 17, 2024 : 11月15日~17日の全米映画ボックスオフィスTOP5


公開2週めの集客減が約−52%ですから、ホラー映画としては上々の動員を持続できたことになる「ヘレティク」の創り手の…

第4位 (2) 「ヘレティク」(推定1,050万ドル)

$5,167,153−(3,230館/$1,600)−$20,436,947

RT の評論家の支持率 93 % / Metacritic スコア 72 / 出口調査の CinemaScore C+

スコット・ベックとブライアン・ウッズの監督コンビ(「ア・クワイエット・プレイス」シリーズ原案 / SF サバイバル映画「65」2023年)によれば、続編の「ヘレティク 2」のアイディアがあるそうです!!、ただし、この「ヘレティク」の物語の結末から続く直接的な続編ではなくて…、


同じく宗教やカルトなんかをネタにして、観客が「居心地がよくない…」と不穏に感じ、けして、すっきりとは呑み込めない…という「流れを汲んで、性質の似た問題作」という意味合いにおいての続編だそうですが…、


作品の内容の高評価に加えて、1,000万ドル少々の安い製作費に対し、公開2週めの世界総額の興行成績が約2,542万ドルを売りあげている黒字確定ですし…、

このあとの配信市場でもヒットが期待できるだけに、いずれ「ヘレティク 2」が作られる可能性は高そうですね!!、それでも監督コンビの発言からすると…、

続編は別の新たな物語になるはずですから、ソフィーとクロエ・イースト、ヒュー・グラントたちの既存のキャストの再登場はなさそう…というのは、やや残念!!となっています。



*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

第1位 (初) 「レッド・ワン」(2億5,000万ドル超)

$34,073,449−(4,032館/$8,451)−$34,073,449

RT の評論家の支持率 33 % / Metacritic スコア 34 / 出口調査の CinemaScore A-


第2位 (1) 「ヴェノム: ザ・ラスト・ダンス」(1億2,000万ドル)

$7,355,000−(3,421館/$2,150)−$127,600,000

RT の評論家の支持率 36 % / Metacritic スコア 41 / 出口調査の CinemaScore B-



$5,400,000−(3,020館/$1,788)−$19,952,121

RT の評論家の支持率 89 % / Metacritic スコア 59 / 出口調査の CinemaScore A


第4位 (2) 「ヘレティク」(推定1,050万ドル)

$5,167,153−(3,230館/$1,600)−$20,436,947

RT の評論家の支持率 93 % / Metacritic スコア 72 / 出口調査の CinemaScore C+


第5位 (4) 「ザ・ワイルド・ロボット」(7,800万ドル)

$4,300,000−(2,894館/$1,486)−$137,773,000

RT の評論家の支持率 98 % / Metacritic スコア 85 / 出口調査の CinemaScore A


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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Weekend Box Office 💰 November 8 - 10, 2024 : 11月8日~10日の全米映画ボックスオフィスTOP5


ボブ・ディランと言えば、その伝説的なシンガーソングライター、そして、ノーベル文学賞を受賞した詩人の役に扮したティモシー・シャラメ(「ウォンカ 2」の製作に向けて、脚本の執筆が進められています)とエルたんが共演した音楽伝記映画の「ア・コンプリート・アンノウン」(12月25日全米メリー・クリスマス・ロードショー)が楽しみですが…、


ボブ・ディランが役者として、バイオレンス映画の神さまの故サム・ペキンパー監督(1984年没)の西部劇(↑)「パット・ギャレット・アンド・ビリー・ザ・キッド(邦題「ビリー・ザ・キッド / 21才の生涯」)」(1973年)に出演し、同映画に提供した名曲「Knockin' on Heaven's Door」つまり「天国への扉」を…、


ミュージシャンとしても活動している主演女優のソフィーが、彼女なりのアレンジで、この映画のために歌ってくれた「ヘレティク」版カバーの「天国への扉」(↓)の聴き応えも話題の…


天国ではなく、ヒュー・グラント演じるサイコ親父のリードさんの家のドアをノックしてしまったドアの選択の誤りから始まる恐怖を描いた異色のサイコ・ホラー映画を、いわゆる “ A24 ホラー ” の最新作として、全米公開した配給の A24 が公表した封切り成績は…、


第3位 (初) 「ヘレティク」(推定1,050万ドル)

$11,016,055−(3,221館/$3,420)−$11,016,055


RT の評論家の支持率 93 % / Metacritic スコア 72 / 出口調査の CinemaScore C+

予想されていた1,000万ドル前後の期待値に応じることができた約1,102万ドルでしたから、大統領選挙の話題に阻まれて、宣伝が浸透せず難しかった状況に重ねて、その選挙の結果が絶望的な悪夢だったことで、良識のあるひとたちは落ち込み、とても映画どころではない現状を踏まえると…

ソフィーとクロエ・イーストのモルモン教の宣教師コンビは大健闘!!と讃えられそうですし…、

スクリーンの数の違いがあるとは言え、A24 ホラーの昨2023年のヒット作「トーク・トゥ・ミー」の封切り成績=約1,043万ドル(2,340館)と同等だったことも大健闘だ!!と言えそうですし…、

評論家やジャーナリストといった知識人あるいは教養人たちが絶賛!!の一方、30代前後が約4割の大多数を占めた封切り興行の観客の出口調査のスコアは、ガッカリ…の金返せレベルの “ C+ ” と正反対の評価に…とつまり、その異色さゆえに賛否両論の是非が問われ、話題にされて、口コミが拡がり、息の長いロングセラーになる…という炎上商法?!めいていますが、ひとつの新しいカルチャーを創生していく A24 ホラーの必勝パターンに入っていますから…、


原案を提供したモンスター・ホラー映画「ア・クワイエット・プレイス」シリーズが大ヒット!!のスコット・ベックとブライアン・ウッズの監督コンビ(アダム・ドライヴァーとアリアナ・グリーンブラットちゃん共演の SF サバイバル映画「65」2023年)たちが、そもそも安い推定の製作費の約1,050万ドルを回収して、黒字を稼ぐのは間違いないのでは…!!、それにしても…、

出口調査の評価が絶不評なんだから、失敗作なんじゃないの…?!と思われる方もいるかもしれませんが、ニューヨークやロサンゼルス、サンフランシスコ、シカゴといった都会の洗練された人たちは別として、地方のアメリカ人はバカばっかり!!と世界があざ笑った大統領選挙の愚かな結果から、かくなるうえは同じく A24 作品のケイリー・スペニーちゃん熱演!!の「シビル・ウォー」

…の結末を現実にするしかないんじゃないの…?!とまで切羽詰まっていきそうな状況を踏まえると、マンハッタンの独立系の配給会社 A24 の作品の全米の評価はどうして、いつも真っ二つになるのか?!、実際のところ映画通をうならせる優れた作品が多いのに、どうして、一般の観客の評価は低いのか?!の事情や、「シビル・ウォー」がどうして「今年2024年最大の問題作」なのか?!のわけも、あらためて、ご理解いただけたのでは…?!



*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

第1位 (1) 「ヴェノム: ザ・ラスト・ダンス」(1億2,000万ドル)

$16,225,000−(3,905館/$4,155)−$114,819,000

RT の評論家の支持率 36 % / Metacritic スコア 41 / 出口調査の CinemaScore B-

前述のように大統領選挙から被る様々な悪影響に配慮して、映画スタジオの各社が作品を出し惜しみした…の事情もありますが、トム・ハーディ主演「ヴェノム」シリーズが3週連続の第1位!!をキープした3連覇は、この「ザ・ラスト・ダンス」が初めての新記録達成!!となっています!!



$11,100,000−(3,020館/$3,675)−$11,100,000

RT の評論家の支持率 89 % / Metacritic スコア 59 / 出口調査の CinemaScore A

いわゆる「キリスト教の信者の方向け」の「宗教作品」だから、ふつうの映画サイトでは紹介されない「ザ・チョーズン」シリーズの創り手のダラス・ジェンキンス監督が…、

児童文学者のバーバラ・ロビンソンの同名代表作(邦訳「悪ガキをほめよう」文研じゅべにーる)を当然、「キリスト教の信者の方向け」に映画化した…と書けば、そもそもクリスマスはキリストの聖誕を祝う祭りなんだから「キリスト教の宗教映画」になるのは当たり前!!と言われそうな…


「ザ・ベスト・クリスマス・ペイジェント・エバー」を全米公開した配給のライオンズゲートが公表した封切り成績は、1,000万ドル以下の低い期待値を超えた約1,110万ドルでした…!!から…、


教会のお説教を通じて、映画を宣伝または布教し、鑑賞券を売りさばくことができる「宗教作品」は、いい金儲けになるぜ…!!のパターンのわけですが、そうした容易に稼ぐことができる「宗教作品」の儲けをより大きくするために、創り手たちが娯楽度を増して、宗教色を薄める…

…という本末転倒のひたすらカネ目当てか…の状況に入っていますから、この「ザ・ベスト・クリスマス・ペイジェント・エバー」も「宗教作品」として、ふつうの映画サイトでは、ほぼ採りあげられないものの、単にファミリー向けのクリスマス映画のコメディとして、お楽しみになられてもよいのかもしれませんが、ただし…、

「宗教作品」のお決まりとして、出口調査の高評価のスコア “ A ” を信じてはいけませんし、全米の観客は宗教に肯定的な作品には容易に高い評価を与えるが、「ヘレティク」のように宗教を疑問し、否定的な作品には容易に低い評価を与える…の傾向を踏まえると、神の名を掲げて、差別や暴力を肯定している共和党が大統領選挙に勝利し、神を否定してはいませんが、政治と宗教はもちろんのこと、宗教と科学や現実のデータを混同したりしない現代的に都会的な民主党が敗れ、アメリカ人は感情的なバカばかり!!と世界が腹を抱え、あざ笑っているのも理解できるかもしれません…。


…と、いみじくも、共に宗教をネタにしながら、異なる取り組み方の2本の新作映画への観客の評価が、大統領選挙の結果に比例したかのような皮肉の偶然について、複雑な思いのする週末のランキングとなっています…。


第3位 (初) 「ヘレティク」(推定1,050万ドル)

$11,016,055−(3,221館/$3,420)−$11,016,055

RT の評論家の支持率 93 % / Metacritic スコア 72 / 出口調査の CinemaScore C+


第4位 (2) 「ザ・ワイルド・ロボット」(7,800万ドル)

$6,650,000−(3,051館/$2,180)−$130,888,000

RT の評論家の支持率 98 % / Metacritic スコア 85 / 出口調査の CinemaScore A


第5位 (3) 「スマイル 2」(2,800万ドル)

$5,000,000−(2,822館/$1,772)−$60,540,000

RT の評論家の支持率 84 % / Metacritic スコア 67 / 出口調査の CinemaScore B


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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Weekend Box Office 💰 November 1 - 3, 2024 : 11月1日~3日の全米映画ボックスオフィスTOP5


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

大谷翔平選手の人気に支えられたプロ野球の頂上決戦のワールド・シリーズに動員の足を引っぱられた…の事情もあったとは言え、ついに完結編!!なのにシリーズ最低の封切り成績を記録した…

第1位 (1) 「ヴェノム: ザ・ラスト・ダンス」(1億2,000万ドル)

$26,100,000−(4,131館/$6,318)−$90,047,000


RT の評論家の支持率 36 % / Metacritic スコア 41 / 出口調査の CinemaScore B-

「ヴェノム 3」の「ザ・ラスト・ダンス」の心配された公開2週めの集客減は5割を切った約−49%ですから、前作「レット・ゼア・ビー・カーネイジ」(2021年)の約−65%、第1作め(2018年)の約−56%よりも動員を維持している…という良い意味において、期待を裏切った動員ぶりだけに…


先週は野球観戦だったファンが、この週末にやって来たか…といった感じですが、しかし、それ…

…でもいまだ、国内の成績の総額は大台の1億ドルに達しておらず、前2作のどちらも公開2週めには約1億4,000万ドル以上を稼いでいたのと比べると、やっぱりもう、以前ほどの勢いはないなぁ…

…と言われても仕方がないため、集客減を半減以下に抑えた…とは言え、あまり評価されないかもしれませんね…。


第2位 (3) 「ザ・ワイルド・ロボット」(7,800万ドル)

$7,550,000−(3,231館/$2,337)−$121,476,000

RT の評論家の支持率 98 % / Metacritic スコア 85 / 出口調査の CinemaScore A


第3位 (2) 「スマイル 2」(2,800万ドル)

$6,800,000−(3,235館/$2,102)−$52,687,000

RT の評論家の支持率 84 % / Metacritic スコア 67 / 出口調査の CinemaScore B


第4位 (4) 「コンクレイヴ」(2,000万ドル)

$5,300,000−(1,796館/$2,951)−$15,222,000


RT の評論家の支持率 92 % / Metacritic スコア 79 / 出口調査の CinemaScore B+

先週の初公開の封切り成績が、たったの約660万ドル…と、けして大きな数字ではなかった…の事情に加えて、観客がアラフォーから50代以上の大人ばかりだけに、封切り興行に焦って、駆けつけたりはせず、それぞれのペースで、徐々に映画館にやって来る…という動員の傾向、そして…、


ついに次の火曜日の11月5日が大統領選挙の投票日ですから、キリスト教会における大統領と言えそうな法王を選ぶ選挙をめぐる聖職者たちのスキャンダラスな内幕を描いた「選挙の映画」の…

「コンクレイヴ」が、2週めの集客減をたったの約2割以下に抑えた健闘ぶりとなっています…!!


第5位 (初) 「ヒア」(5,000万ドル)

$5,000,000−(2,647館/$1,889)−$5,000,000

RT の評論家の支持率 35 % / Metacritic スコア 41 / 出口調査の CinemaScore B-

マイケル・ダグラス(「アントマン」シリーズ)とキャスリーン・ターナー(「私がウォシャウスキー」1991年)が共演した「ロマンシング・ストーン」(1984年)や、マイケル・J・フォックス(「摩天楼はバラ色に」1987年)とクリストファー・ロイド(「ノーバディ」シリーズの第2作めが来年2025年8月全米公開)が迷コンビを組んだ「バック・トゥ・ザ・フューチャー」トリロジーなどで知られるほか…、


ベテランの映画ファンの方には初期の傑作のナンシー・アレン(「キャリー」1976年)がメイン・キャストの「抱きしめたい」(1987年)や、カート・ラッセル(「潮風のいたずら」1987年)と故ジャック・ウォーデン(「チャンス」1979年)が共演した「ユーズド・カー」(1980年)が好まれる映画史上最高の創り手のうちのひとりのロバート・ゼメキス監督が…、


リチャード・マクガイア作のたった6ページだけのすごくショートの同名短篇コミック(1989年)を長編化した同名のグラフィック・ノベル(2014年)をもとにして、ゼメキス監督の数ある代表作のなかでも最も大ヒットして、社会現象レベルのブームを巻き起こした「フォレスト・ガンプ」(1994年)の脚本家のエリック・ロス(ヴィルヌーヴ監督の「デューン」2021年)と組んだ…

…どころか、「フォレスト・ガンプ」の主人公フォレスト・ガンプのトム・ハンクスと「フォレスト・ガンプ」のヒロインのジェニーのロビン・ライト(「ワンダーウーマン」シリーズ)たちを主演に迎えて…と、つまり「フォレスト・ガンプ」の創り手たちと役者たちがあらためて集った!!


…と言われると期待せずにはいられない「ヒア」あるいは「ヒヤ」、つまり「ここで」を全米公開した配給のソニピ、つまりトライスターが公表した封切り成績は製作費の約5,000万ドル超に対して、たったの約500万ドルだけ…という「フォレスト・ガンプ」とは正反対のまったくガッカリ…の結果となっています…。ひとつの場所だけ、つまり「ここで」だけの限定された土地での移り変わりの歴史上の出来事を追っていく…という演劇めいた設定の実験映画に取り組んだ挑戦心は評価できるものの、映画の醍醐味のひとつの動きは欠いてしまう定点カメラの映画に今どきのフツーの観客が興味を抱くわけもなく…、


55歳以上の観客が封切り興行の半数を占める…ですから、先にふれた「ロマンシング・ストーン」や「バック・トゥ・ザ・フューチャー」どころか「抱きしめたい」や「ユーズド・カー」も初公開の封切り時に映画館で観た世代のベテランの映画ファンばっかりか…と解釈できる「ここで」…

…を観ようと思ったのは?!の質問に対して、約7割に近い観客がトム・ハンクス主演作だから…と答えたのを踏まえると、観客の約7割が「ここで」を支持している…の出口調査の結果はあまり信頼できず、「ここで」を優れた作品だと高く評価した観客の割合いとしては、まったく少数派の約1割を切ってる…ことのほうが参考になりそうですから、9割以上の観客は退屈に思ったらしい…と承知すれば…、

製作費の約5,000万ドル超に対して、その約1割の約500万ドルだけ…の封切り成績も皮肉に納得できそうかもしれません…?!


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

🔄 Please reload the individual page when content won't show. / コンテンツが表示されない時は投稿のページを個別に再読み込みしてください。

Weekend Box Office 💰 October 18 - 20, 2024 : 10月18日~20日の全米映画ボックスオフィスTOP5


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

ホラー映画なのに笑顔が絶えない?!のミスマッチなアイディアが大ウケして、おととしの2022年の秋に大ヒットになった前作「スマイル」は、約2,261万ドル(3,650館)の封切り成績を稼いで、国内の成績は最終的に大台の1億ドルを突破した約1億594万ドルにまで達しましたし…、

同じく2022年ながら、夏に封切られたスコット・デリクソン監督のホラー映画の傑作「ブラック・フォン」は約2,363万ドル(3,150館)の封切り成績を稼いで、国内の成績は最終的に1億ドルを目前とした約9,012万ドルでしたから…、

第1位 (初) 「スマイル 2」(2,800万ドル)

$23,000,000−(3,619館/$6,355)−$23,000,000


RT の評論家の支持率 84 % / Metacritic スコア 67 / 出口調査の CinemaScore B

来年2025年には「スカイダンスつまり昔はパラマウント映画」などと書くことになりそうなパラマウント映画の重役たちが、よっしゃ!!、1億ドル目指せるぞ!!と思わず、両手が握りこぶしになったかもしれない「スマイル 2」の封切り成績の約2,300万ドルを、業務提携している製作会社のスカイダンスと合併し、スカイダンス側が舵を取って、経営の立て直しを目指すパラマウント映画が公表しました…!!とは言え…、


前作は約1,700万ドルの安い製作費だったのに対し、ナオミ・スコット(この「2」にカメオ出演してくれたドリュー・バリモアが製作総指揮の「チャーリーズ・エンジェル」2019年)が演じる主人公のスカイ・ライリーを歌姫のスーパースターに設定したことで、物語の規模を増し、ディズニー映画の「アラジン」(2019年)でも知られたナオミの歌とダンスも楽しめるミュージカルの要素もチョイ足しされた続編の…


「スマイル 2」の製作費は約2,800万ドルにまで膨らんでいますから、仮りに最終的に前作と同等の1億ドル前後の巨額を稼いでも、実際の儲けは前作にはおよばず、減少するはずですが…、

しかしながら、同じく続編にミュージカルを追加した「ジョーカー 2」が、今年2024年公開映画のワースト第1位!!と罵られ、ミュージカル化に失敗し、観客が映画の途中で帰ってしまう…のとは裏腹に、架空の歌姫ながらスカイ・ライリーの魅力がもてはやされている「スマイル 2」は…


前作から引き続き連投したパーカー・フィン監督の映画作りの腕が増して、前作よりも面白いし、本当によく出来たホラー映画!!と讃えられ、出口調査のスコアも前作の “ B- ” から上昇した “ B ” が与えられ、封切り興行の観客の 7割以上が満足をして、支持していますから…、

その好評の口コミに支えられて、客足を維持し、本当に前作同様の 1億ドル突破の成功を目指せるかもしれないので、ホラー映画なのに笑顔が絶えない?!なんて、突飛なアイディアが連続して、ウケるはずないよ…、どうせ二番煎じだろう…と「2」の出来栄えを疑って、あなどっていた方も、まずは試しに実際にご覧になられてみてはいかがでしょう…!!、なお、この封切り成績の…


上出来の結果からすると、いずれはスカイダンスつまり今はパラマウント映画が「スマイル 2」の驚きの結末から続く第3弾の大作?!の製作決定を発表するのは、まず間違いないはずです…!!


第2位 (2) 「ザ・ワイルド・ロボット」(7,800万ドル)

$10,100,000−(3,829館/$2,638)−$101,717,000

RT の評論家の支持率 98 % / Metacritic スコア 85 / 出口調査の CinemaScore A


第3位 (1) 「テリファー 3」(200万ドル)

$9,307,881−(2,762館/$3,370)−$36,215,033

RT の評論家の支持率 78 % / Metacritic スコア 61 / 出口調査の CinemaScore B

スラッシャー映画やスプラッター映画が大好き!!のマニアにだけウケればいい!!と割り切った独立系の配給会社が封切った製作費たった約200万ドルのいわゆる超低予算のインディーズ映画が、まさかの初登場第1位!!


…を飾った先週のセンセーショナルなデビューが、映画興行の歴史に残るインディーズがメジャーを倒した下剋上の大逆転の大事件!!ともてはやされ、デヴィッド・ハワード・ソーントン演じるホラー・キャラクターの恐怖のピエロのアート・ザ・クラウン(↑)への世間の関心が高まり…、


これまでマニア向けのカルト映画だった「テリファー」シリーズが認められた大勝利!!に、主演女優のローレン・ラヴェラも感激!!(↓)の「テリファー 3」の公開 2週めは、さすがに…


同じホラー・ジャンルの話題作「スマイル 2」が封切られたことで、第3位に後退ですが、しかし、ホラー映画にありがちの公開 2週めの垂直落下の転落で、アッという間に消え失せる…とはならず、集客減を半減の約−51%に抑えていますから、ピエロの映画を観るなら、今年2024年公開サイテー映画のワースト第1位!!とブーイングの「ジョーカー 2」ではなく、「テリファー 3」を観ろ!!の口コミが、さらに拡がっているようですね…!!



$5,000,000−(3,251館/$1,538)−$283,973,000

RT の評論家の支持率 77 % / Metacritic スコア 62 / 出口調査の CinemaScore B+


わずか計5館だけの先週の限定公開での封切り大ヒット!!のおかげで、映画の格付けサイト Rotten Tomatoes の観客の支持率がほぼ満点の 99%!!

…にまで急上昇し、ジャーナリストたちも★★★★★ 5つの満点の感激レビューを熱く語る(↓)ことで、あらためて…、

第5位 (18) 「ウィ・リヴ・イン・タイム」(???ドル)

$4,185,758−(985館/$4,250)−$4,506,030


RT の評論家の支持率 80 % / Metacritic スコア 61 / 出口調査の CinemaScore --

この秋に映画通が絶対に観るべき映画の第1位!!のように言われるわけが、おのずと理解されるピューとアンドリュー・ガーフィールド共演の今年2024年公開映画の最も泣ける映画の第1位!!とも言われる恋愛映画の珠玉の感動作「ウィ・リヴ・イン・タイム」が…、


スクリーンの数を約985館にまで増やした!!とは言え、小規模な全米公開にしかすぎないのに、それでも第5位にまで赤丸急上昇です!!、相性抜群のブラック・ウィドウスパイダーマンの両者にとって、それぞれの代表作はもう過去のブームになりつつあるマーベルのヒーロー映画から、このより素敵な「ウィ・リヴ・イン・タイム」に変わりそうかも…!!😅


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

🔄 Please reload the individual page when content won't show. / コンテンツが表示されない時は投稿のページを個別に再読み込みしてください。

Weekend Box Office 💰 October 11 - 13, 2024 : 10月11日~13日の全米映画ボックスオフィスTOP5


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

今年2024年公開映画の最も泣ける映画の第1位!!に位置づけられそうな前評判だけに、あなたは絶対に泣く!!、ピューとアンドリュー・ガーフィールドの名演技を観て、泣かずにはいられないはず!!をアピールしたいらしい配給の A24 が…、


ニューヨークとロサンゼルスの AMC 系の計5館だけの限定公開での封切り興行にやって来てくれた観客に、どうぞ、これで涙と鼻水をぬぐってください!!と特製の「大丈夫じゃなくても大丈夫」ティッシュを配布したことも話題の…

ジョン・クローリー監督(シアーシャ・ローナンちゃん主演「ブルックリン」2015年)の恋愛映画の珠玉の感動作「ウィ・リヴ・イン・タイム」の封切り成績は約22万5,911ドルでした…!!

ウィ・リヴ・イン・タイム」(???ドル)

$225,911−(5館/$45,182)−$225,911


RT の評論家の支持率 80 % / Metacritic スコア 61 / 出口調査の CinemaScore --

1 館あたり平均の売り上げは約4万5,182ドルですから、この週末に最も映画館の座席を埋めた映画はどれですか?!という見方においては第1位!!の幸先のよいデビューを飾っています…!!


インディーズのフィルムメイカー、つまり短篇の自主製作映画作りに取り組んでいたデイミアン・レオーネ監督が、2008年に発表した「ザ・ナインス・サークル」からのスピンオフとして、2011年に発表した「テリファー」を発展させた長編の商業映画のデビュー作「オール・ハロウズ・イヴ」(2013年)から、あらためてスピンオフした…

「テリファー」の長編映画化(2016年)が、スラッシャー映画やスプラッター映画と呼ばれる過激なジャンルのホラー映画が大好きのマニアにウケて、カルト映画に祭りあげられようとしていることに着目した独立系のエンタメ企業のシネヴァースが…、


同社グループの傘下におさめたホラー映画サイトの代表と言える Bloody Disgusting を通じて、続編の「テリファー 2」(2022年)の製作・配給に乗りだし、Bloody Disgusting を愛読しているホラー映画オタクにだけウケればいい!!と、あえて世間を無視して、割り切ることで、お金を使わずに済む宣伝に取り組んだことが逆に功を奏して…、


本当にホラー映画の好きな人だけが観ている「テリファー」はスゴいらしい!!の口コミに拍車がかかり、ついに「いまマニアのあいだで話題のカルト映画」として認知されたことから、前述の…

これまでの経緯のとおり、恐怖のピエロのアート・ザ・クラウン(デヴィッド・ハワード・ソーントン)ばっかり描いてきた…!!とも言えそうなデイミアン・レオーネ監督が「テリファー」シリーズを極めた最高傑作!!として、大絶賛の第3作めは…、

第1位 (初) 「テリファー 3」(200万ドル)

$18,300,000−(2,514館/$7,279)−$18,300,000


RT の評論家の支持率 78 % / Metacritic スコア 61 / 出口調査の CinemaScore B

製作費はたった約200万ドルの超低予算映画ですから、いきなり黒字確定の約1,830万ドルの封切り成績を稼いで、まさかの初登場第1位!!に君臨し、製作費が 2億ドル超の巨額の今週第3位の別のピエロを垂直落下の転落に追い込み、葬った!!と、独立系配給会社のインディーズ映画が、ハリウッドのメジャー・スタジオのブロックバスター超大作を倒した下剋上の大逆転!!が、映画興行史上の大事件?!のひとつとして、話題が拡がっています…!!

実際のところ、やや不評だった前作「2」から続けて、ローレン・ラヴェラが演じる “ ファイナル・ガール ” つまり “ 最後まで生き残るヒロイン ” のシエンナ・ショウが活躍する第3作めは、25歳以下の観客の約6割ちょっとが、「テリファー」行こうぜ…!!と仲間を誘い、グループで鑑賞するイベントのテリファー祭り化!!したことで、当日券が爆売れ!!し、インディーズがメジャーを倒す下剋上の大逆転につながったようですが…、


果たして、その勢いがどこまで持続するのか?!、ホラー映画にありがちの公開2週めの垂直落下の集客減が怖いものの、スラッシャーやスプラッターのジャンルでは、まずあり得ないと言えそうなレベルの好評価の出口調査のスコア “ B ” を獲得している「テリファー 3」は、封切り興行の観客の約8割が支持し、約6割が周囲にも鑑賞を薦める!!と回答ですから…、

仮りに映画館の興行の寿命は早々と衰えたとしても、この後の配信市場では息の長い人気のロングセラーのヒット作になりそうですね…!!、なお、言うまでもなく、次の「テリファー 4」の製作は当然もう決定済み!!、シリーズのファンの方はお楽しみに…!!


第2位 (2) 「ザ・ワイルド・ロボット」(7,800万ドル)

$13,450,000−(3,854館/$3,490)−$83,737,000


RT の評論家の支持率 98 % / Metacritic スコア 85 / 出口調査の CinemaScore A

今年2024年公開アニメ映画のベスト①!!あるいは今年2024年公開映画のベスト①!!と言われる超絶賛の「ザ・ワイルド・ロボット」は製作費の約7,800万ドルに対し、世界総額の興行成績が…


その約2倍に近い約1億4,846万ドルにまで達し、クリス・サンダース監督が連投する予定の続編の第2作めの製作に向けての構想が、すでに「公式」に始まっていることを、同監督が明らかにしてくれています…!!


第3位 (1) 「ジョーカー 2」(2億ドル超)

$7,055,000−(4,102館/$1,720)−$51,611,000

RT の評論家の支持率 33 % / Metacritic スコア 45 / 出口調査の CinemaScore D



$7,050,000−(3,408館/$2,069)−$275,617,000

RT の評論家の支持率 77 % / Metacritic スコア 62 / 出口調査の CinemaScore B+


いわゆるバック・シンガーのコーラスをつとめている優れた歌唱力を持ちながらも無名の歌手たちにスポットを当て、音楽業界をテーマにした「20フィート・フロム・スターダム」つまり「バックコーラスの歌姫たち」(2013年)のヒットで知られるドキュメンタリー映画の創り手のモーガン・ネヴィル監督が…、

第5位 (初) 「ピース・バイ・ピース」(1,600万ドル)

$3,800,000−(1,865館/$2,038)−$3,800,000


RT の評論家の支持率 81 % / Metacritic スコア 62 / 出口調査の CinemaScore A

ユニバーサル映画のアニメの人気作「怪盗グルー」シリーズ第2作め(2013年)の主題歌「Happy」の大ヒットで、映画ファンには知られているはずのファレル・ウィリアムスの音楽伝記映画を得意の実写のドキュメンタリーや、エルたんが主演女優のボブ・ディランの音楽伝記映画「ア・コンプリート・アンノウン」(12月25日全米公開)のような劇映画ではなく、LEGO アニメ化する…!!


…というユニークな切り口から取り組んだ「ピース・バイ・ピース」を約1,865館で上映の控えめな規模の全米公開したフォーカス・フィーチャーズつまりユニバーサル映画が公表した封切り成績は約380万ドルでした!!、製作費も約1,600万ドルと控えめの「ピース・バイ・ピース」の出口調査の評価は観客の 8割以上が支持する好評の “ A ” のスコアとなっています…!!


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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Weekend Box Office 💰 October 4 - 6, 2024 : 10月4日~6日の全米映画ボックスオフィスTOP5


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

第1位 (初) 「ジョーカー 2」(2億ドル超)

$40,000,000−(4,102館/$9,751)−$40,000,000

RT の評論家の支持率 33 % / Metacritic スコア 45 / 出口調査の CinemaScore D

絶不評の「ジョーカー 2」は、ディスカバリーつまり昔はワーナーが単独で製作したものであり、DC スタジオのジェームズ・ガン社長が、ソーシャル・メディアを通じて、ファンからの質問に応じたように、DC コミックスのキャラクターは登場していない「ジョーカー」シリーズと、ガン社長とは一切、何の関係もありませんので、言わば類似品?!、それとも模造品?!の紛らわしい商法に騙されて、DC スタジオのコミック映画だとカン違いをしませんように…!!


第2位 (1) 「ザ・ワイルド・ロボット」(7,800万ドル)

$18,700,000−(3,997館/$4,679)−$63,984,000


RT の評論家の支持率 98 % / Metacritic スコア 85 / 出口調査の CinemaScore A

ドリームワークス・アニメの新しい代表作になりそうな大絶賛の「ザ・ワイルド・ロボット」は、公開2週めにして、世界総額の興行成績が大台の1億ドル突破を果たした約1億43万4,000ドル!!



$10,325,000−(3,576館/$2,887)−$265,506,148

RT の評論家の支持率 77 % / Metacritic スコア 62 / 出口調査の CinemaScore B+


第4位 (3) 「トランスフォーマーズ・ワン」(7,500万ドル)

$5,350,000−(3,106館/$1,722)−$47,221,000

RT の評論家の支持率 88 % / Metacritic スコア 62 / 出口調査の CinemaScore A


第5位 (5) 「スピーク・ノー・イーヴル」(1,500万ドル)

$2,800,000−(2,279館/$1,229)−$32,586,000

RT の評論家の支持率 85 % / Metacritic スコア 66 / 出口調査の CinemaScore B+



🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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