Weekend Box Office 💰 May 20 - 22, 2022 : 5月20日~22日の全米映画ボックスオフィスTOP5


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。


$31,600,000−(4,534館/$6,970)−$342,080,485

RT の評論家の支持率 75 % / Metacritic スコア 61 / 出口調査の CinemaScore B+



第2位 (初) 「ダウントン・アビー: ア・ニュー・エラ」(4,000万ドル)

$16,020,000−(3,820館/$4,194)−$16,020,000


RT の評論家の支持率 85 % / Metacritic スコア 63 / 出口調査の CinemaScore A

50代以上のご年配の方々は、若者よりも感染のリスクが高いから、不要不急の外出を慎重に控える傾向にある…といったパンデミック事情から昨2021年末の公開を見送った続編は、パンデミック前の2019年9月末公開だった前作の製作費の約2,000万ドルの2倍の約4,000万ドルを費やしましたが、封切り成績は前作の約3,103万ドル(3,079館)の半分の約1,602万ドルに減ってしまいました…。


第3位 (2) 「ザ・バッド・ガイズ」(8,000万ドル)

$6,100,000−(3,705館/$1,646)−$74,365,375

RT の評論家の支持率 85 % / Metacritic スコア 64 / 出口調査の CinemaScore A

第4位 (3) 「ソニック・ザ・ヘッジホッグ 2」(9,000万ドル)

$3,940,114−(2,943館/$1,339)−$181,002,000

RT の評論家の支持率 67 % / Metacritic スコア 47 / 出口調査の CinemaScore A


ブラック・ウィドウのフローレンス・ピューが主演した白夜のホラー映画の異色作「ミッド・ソマー」(2019年)を観て、スゴい映画なので、ビックリした…🤯と感心した映画通の方は、でも…、

第5位 (初) 「メン」(???ドル)

$3,293,030−(2,212館/$1,489)−$3,293,030


RT の評論家の支持率 75 % / Metacritic スコア 66 / 出口調査の CinemaScore D+

その「ミッド・ソマー」の出口調査の観客の評価のスコアは、金返せレベルの “ C+ ” でしたが…と言われたら、ふだん時代遅れのベタな大衆娯楽作ぐらいしか観てないような人が、ホラー映画だと聞いて、ワクワクし、ノコノコと映画館に来てしまったら、金返せのリアクションは仕方ない…と理解するかもしれないので、「ミッド・ソマー」と同じ A24 ホラーの「メン」のダメダメの “ D+ ” スコアも気にしないはずですが…、


アレックス・ガーランド監督の前作「アナイアレイション」(2018年)は、雷神ナタリー・ポートマンや、同じくマーベルのキャストのテッサ・トンプソン、ベネディクト・ウォンらが出演していたこともあり、やはり振るわないまでも約1,107万ドル(2,012館)を稼いでいましたが、「メン」は 集客力は期待できないジェシー・バックリーとロリー・キニアの共演作ですから、まったく不発は仕方ないですね…。なお、そもそも脚本家の同監督は、重責を抱えて、何かと雑事も多い監督業は一旦お休みし、また元の脚本家の仕事に専念したい…とのことです。

映画の鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、現在は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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