Posts

Showing posts with the label Horror

Billy's footnotes 💬 Day 113


今年2024年の夏はサマー・オブ・シャマラン!!、つまり、シャマラン夏祭り!!と銘打って…、

M・ナイト・シャマラン監督の愛娘イシャナの監督デビュー作「ザ・ウォッチャーズ」を初夏の6月7日全米公開!!に続けて、パパの最新作「トラップ」を真夏の8月9日から全米公開!!のディスカバリーつまり昔はワーナーが…、


娘のほうの新人シャマラン監督が、ダコタ・ファニングを主演に迎えた「ザ・ウォッチャーズ」の新しい予告編を披露してくれたので、チェックしておいてください…!!


A.M.シャイン作の同名小説の映画化「ザ・ウォッチャーズ」の紹介記事は、下 ↓ の 🔗 先です。


親バカのベテランのシャマラン監督の「トラップ」の予告編は、下 ↓ の 🔗 先です。






ジェナ・オルテガ主演の Netflix の大ヒット作「ウェンズデー」のイーニッド役で人気の…

エマ・マイヤーズ主演の「ア・グッド・ガール'ズ・ガイド・トゥ・マーダー」つまり「自由研究には向かない殺人」(全6話)の権利を Netflix が取得し、新しい写真を披露してくれました…!!


イギリスの YA 小説家 ホリー・ジャクソン作の小説シリーズ「ア・グッド・ガール'ズ・ガイド・トゥ・マーダー」のドラマ化は、製作の BBC の地元イギリスでは、BBC スリー作品として、今夏7月リリース予定ですが、アイルランド、ドイツ、オーストラリア、ニュー・ジーランド以外の諸外国では Netflix のオリジナル・シリーズとして、リリースされるそうです!!、お楽しみに…!!

🔄 Please reload the individual page when content won't show. / コンテンツが表示されない時は投稿のページを個別に再読み込みしてください。

Weekend Box Office 💰 April 19 - 21, 2024 : 4月19日~21日の全米映画ボックスオフィスTOP5


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

いまのアメリカの現実の「分断の危機」の元凶と言える「トランプ狂信」や「白人男性至上主義」「極右翼」の「間違った愛国者」を連想させる過激派の冷血漢の役どころに扮し、「お前ら、どういう類いのアメリカ人なんだよ?」と、あからさまに「差別」を言ってのけるシーンが、あろうことか遠慮なく予告編で紹介されて、全米にショックを与え、あたかも今秋の大統領選挙に向けて、警告を発したかのような大胆不敵が、観客動員につながるヒットの大きな要因になったばかりか…

第1位 (1) 「シビル・ウォー」(5,000万ドル)

$11,127,753−(3,929館/$2,832)−$44,884,414

RT の評論家の支持率 83 % / Metacritic スコア 77 / 出口調査の CinemaScore B-

実際のところ出番は少ないのに、いまの「壊れたアメリカ」を体現し、観客に強烈な印象を残したことから、「シビル・ウォー」を象徴する登場人物として、「もうひとりの主人公」になった感すらある名優ジェシー・プレモンス(「カインズ・オブ・カインドネス」北米6月21日公開)が…、


そもそもは「幼い子どもたちを家に置き去りにはしない」の夫婦の子育ての取り決めに則り、主演女優の妻のキルスティン・ダンストが撮影のときは主に育児を担当して、現場に同行する…という「子守り」の付き添いだったのに、「間違った愛国者」役の俳優が撮影直前に降板したことで困り果てたアレックス・ガーランド監督に「うちの旦那に頼んだら?」と、キルスティン・ダンストが提案したことから急遽、出演することになった!!という災い転じて福の経緯と、役作りも何もしていないのに見事な演技をしたジェシー・プレモンスの恐るべき力量が話題になっていますが…、


その「処刑」の場面の緊迫感を生々しく描くために、出演者を現実さながらのように孤立させようと考えたアレックス・ガーランド監督が、自分も含めてスタッフは遠ざかり、あえて離れたところから望遠レンズで撮影することにした演出が功を奏したらしく、ジェシー・プレモンスに向かって「俺たち同じアメリカ人じゃないか」と説得を試みるも、前述のように「お前ら、どういう類いのアメリカ人なんだよ?」と言い返されてしまうジャーナリストのジョエル役のヴァグネル・モウラ(「セルジオ」2020年)が…、

ジョゼ・パジーリャ監督(「ロボコップ」2014年)のブラジル映画「エリート・スクワッド」(2007年)が国際的に高評価されたことで、ハリウッド進出に成功し、現在はアメリカに暮らしている自分も「どういう類いのアメリカ人」だかわからない「移民」の「ガイジン」だけに、まるで本当に自分が「差別」されているかのような複雑な心境におちいって、辛いシーンだったが、それ以外のシーンでもアレックス・ガーランド監督は生々しい現実感を俳優たちにぶつけることにしたから、全体を通して、とても厳しい撮影だった…。


…などと語っている今年2024年最大の問題作が、メリッサ・バレラとキャスリン・ニュートンたち人気女優が出演のレディオ・サイレンスの「アビゲイル」を含めた全米公開の新作 3本を抑えて、大手ではない独立系の配給会社の…つまり、大手ではないから「シビル・ウォー」を封切ることができたと言い変えれそうな A24 としては、同社初の2週連続第1位の連覇を達成した快挙です!!、現時点での国内の売り上げの総額は…


約4,488万ドルですから、ケイリー・スペニーちゃんとしては「エイリアン」シリーズだけにヒットしそうな主演作「ロミュラス」の今夏8月16日全米公開を待たずして、この「シビル・ウォー」が「パシフィック・リム 2」(2018年)の最終的な国内成績の約5,987万ドルを超えて、自己ベストを更新するのかも…?!、ちなみに…、

現政権のバイデン・ハリスが言わば「トランプ狂信」と再戦して、再選を目指す格好になるのかもしれない今秋の大統領選挙の11月5日のあと、この「シビル・ウォー」めいた騒動が勃発し、映画どころではなくなってしまうかもしれない現実の「分断の危機」を考慮したソニピは、同社の今秋の勝負作のトム・ハーディ主演の「ヴェノム」シリーズの第3作め「ザ・ラスト・ダンス」の全米公開日を、11月8日から10月25日に前倒ししています…と書けば、そりゃ「シビル・ウォー」観るよな…と、2週連続第1位に納得されたのでは…!!


第2位 (初) 「アビゲイル」(2,800万ドル)

$10,200,000−(3,384館/$3,014)−$10,200,000

RT の評論家の支持率 82 % / Metacritic スコア 63 / 出口調査の CinemaScore B

「ザ・バットマン」(2022年)のマット・リーヴス監督が、クロエ・モレッツちゃんをもとは少年の美少女吸血鬼の役に起用したリメイク・ホラー映画の傑作「レット・ミー・イン」(2010年)の封切り成績の約515万ドル(2,021館)は、現在のお金の価値にすると約731万ドルですし…、

プロデューサーのチャド・ヴィレラと、マット・ベティネッリ=オルピンとタイラー・ジレットの両監督が組んだトリオのユニット “ レディオ・サイレンス ” の映画はおもしろい!!と知れ渡ることになった花嫁(サマラ・ウィービング)の命がけのかくれんぼの死闘を描いた「レディ・オア・ノット」(2019年)の同成績は約802万ドル(2,855館)でしたから、それらの実績を踏まえると…


レディオ・サイレンスが少女吸血鬼との死闘を描いたホラー・アクション「アビゲイル」を配給したユニバーサル映画が公表した封切り成績が約1,020万ドルだったのは、まぁ、そんなものか…とは思えなくはないものの、レディオ・サイレンスの映画はおもしろい!!の口コミは、同ユニットが手がけた…


「スクリーム」シリーズ復活の第5作め(2022年)と第6作め(2023年)の大成功の連続で、さらに強まり、より拡散されましたから、その「スクリーム」から続けて、メリッサ・バレラと組んだ「アビゲイル」に寄せられた大きな期待に対して、作品そのものの出来栄えは、レディオ・サイレンスのブランドを損なうことなく、高評価を獲得し、見事に応じてくれたのに…、

2,000万ドル前後の封切り成績を稼ぐのでは…?!の予想に対しては、その半分の売り上げでしたから、まったく期待ハズレと見なせる残念のわけですが、同じくユニバーサル映画が配給して、同じく高評価を博したデヴ・パテル初監督・主演の「モンキー・マン」=約1,012万ドル(3,029館)と、ほぼ同じ結果だったことや…、


同じくホラー映画の同じく高評価を博した「ザ・ファースト・オーメン」が、沈没の封切り成績の約835万ドル(3,375館)のあと、口コミは拡がっても、動員にはつながらず、即座にランキングから消えていった前例からすると、「アビゲイル」がこれから浮上するとは思えないため…、


映画好きから支持される高評の良い映画を作っても、特に大きな話題の「イベント化」に到らなければ、興行の動員には結びつかず、口コミの効果は配信市場でのセールスに現われる…という鑑賞料金が高過ぎるいまの「映画館での封切りは配信に向けての宣伝活動にしか過ぎない」のパターンに「モンキー・マン」「オーメン」も「アビゲイル」も入ってしまうのかもしれませんね…。


第3位 (2) 「ゴジラ x コング : ザ・ニュー・エンパイア」(1億3,500万ドル)

$9,455,000−(3,658館/$2,585)−$171,617,000

RT の評論家の支持率 55 % / Metacritic スコア 47 / 出口調査の CinemaScore A-



$9,025,000−(2,845館/$3,172)−$9,025,000

RT の評論家の支持率 73 % / Metacritic スコア 57 / 出口調査の CinemaScore A-

今日も仕事は大変だったし、疲れたから、ビールでも呑みながら、現実のウサを忘れて、何も考えずに楽しめるアクション映画の痛快娯楽作はないの?!といった方には打ってつけのガイ・リッチー監督の戦争実話をもとにした「ザ・ミニストリィ・オブ・アンジェントゥルマンリィ・ウォーフェア」つまり「紳士にあるまじき卑劣なこともやってのける特別な戦争行為をまかなう野郎ども」の封切り成績は約903万ドルでした…。と書けば…、


今の Amazon Prime Video の顔と言える大ヒット作「リーチャー」シリーズのアラン・リッチソンや「スネーク・アイズ」(2021年)のヘンリー・ゴールディング、「アンビュランス」(2022年)のエイザ・ゴンザレスさんといった人気の出演者を集めて…、

映画の作品としては特に目新しいところはないものの、その変化球ではない直球ド真ん中勝負みたいな映画のあり方が、むしろ良いとして、好評を博した出口調査では観客のほぼ全員に近い約9割が支持をした割りには…、


今ひとつ振るわない封切り成績…と、ガッカリされそうですが、「全米興行成績」は厳密に言えば「北米興行成績」であり、本当は外国のはずのカナダの売り上げを含めていますが、このタイトルの長い映画は、カナダでは Amazon Prime Video オリジナルの配信映画の扱いとなっています…。


よって、仮りにカナダでも映画館で上映されていたなら、リーチャーがゴジラとコングに負けることはなく、第2位「アビゲイル」と同等の封切り成績だったかも?!ですが、前述のようにビールでも呑みながら気楽に鑑賞したい方にとっては、大人の男性向けのアクションものを売りとする Amazon Prime Video のほうがよいのかもしれませんし、やっぱり、アラン・リッチソンの出演作だからアマプラなのか…!!と、ご理解されたのでは…!!


第5位 (初) 「Spy × Family Code: White」(???ドル)

$4,875,000−(2,009館/$2,427)−$4,875,000


RT の評論家の支持率 96 % / Metacritic スコア 66 / 出口調査の CinemaScore A

日本の映画スタジオの東宝が、昨2023年末に日本で封切った遠藤達哉さん原作のアニメ映画を全米公開した配給のクランチロール、つまり昔はファニメーションの要するにソニピが公表した封切り成績は約488万ドルでした。このように…


東宝や東映の作品が全米興行成績の上位ランキングにたやすく食い込めるようになった背景には、鑑賞料金の高騰による映画離れと、大手スタジオのハリウッド映画は過去の映画の焼き直しの同じ映画のくり返し、創り手も出演者も高齢化…といった事情がある…と考えると、第1位の「シビル・ウォー」の「アメリカの終わり」と一緒に「アメリカ映画も終わり」なのかもしれませんね…。

🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

🔄 Please reload the individual page when content won't show. / コンテンツが表示されない時は投稿のページを個別に再読み込みしてください。

💙 Amiah Miller



彼女の代表作の「ウォー・フォー・ザ・プラネット・オブ・ジ・エイプス」(2017年)を手がけた20世紀スタジオの系列のサーチライト・ピクチャーズの作品だけに…


期待してよいかもしれない過去の1930年代を舞台にしたホラー・スリラーの配信映画「ホールド・ユア・ブリーズ」のリリースが楽しみなアマイア・ミラーちゃん 現在19歳です…!!、共演者は「ラン」(2020年)のサラ・ポールソン、「ファンタスティック・フォー」(2025年7月全米公開)のエボン・モス=バクラックほか…です。

🔄 Please reload the individual page when content won't show. / コンテンツが表示されない時は投稿のページを個別に再読み込みしてください。

Billy's footnotes 💬 Day 108



CIA のご愛読者の常連のみなさんには、クロエ・モレッツちゃんの親友のひと!!として知られるマイカ・モンロー(「ザ・フィフス・ウエーブ」2016年「グレタ」2018年)は…


ホラー映画ファンには、「イット・フォロウズ」(2015年)のひと!!として知られるだけに期待をせずにはいられないホラー・スリラー映画の主演作「ロングレッグス」が、またしても新たに謎めいた予告編をリリースしてくれました!!、グリム童話のホラー映画化「グレーテルとヘンゼル」(2020年)のオズ・パーキンス監督の新作で、マイカが演じている主人公は…


FBI 捜査官のリー・ハーカー。その新人ながら有能なリーが連続殺人鬼の未解決事件の捜査に取り組んで、オカルトがらみの証拠を発見したばかりか、殺人鬼との間に私的なつながりを見い出してしまう「ロングレッグス」は、北米では今夏7月12日封切り!!、問題の連続殺人鬼を演じているのは怪優のニコラス・ケイジです…!!



もう約16年昔の2008年に封切られて、大ヒットになったティムール・ベクマンベトフ監督の代表作「ウォンテッド」では、ジェームズ・マカヴォイ演じる主人公ウェスリーの職場の…


同僚であり親友のくせに、ウェスリーを裏切って、ウェスリーの恋人キャシー(クリステン・ヘイガー)とエッチしていたサイテー野郎だけに、キーボードでぶん殴られていたバリー役の…


クリス・プラットが「ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー」と「ジュラシック・ワールド」の両トリロジーの大成功を経て、ティムール・ベクマンベトフ監督の映画の主役に大出世した!!

…という言い方もできる Amazon Prime Video の劇場公開映画「マーシー」の撮影が始まったクランクインを同監督がアナウンスしてくれました!!、「デューン」シリーズのレベッカ・ファーガソンとホラー映画のトンデモないカルト作「マリグナント」(2021年)が大ウケしたアナベル・ウォーリスが共演の近未来を舞台にした SF アクション映画は、クリスが演じる刑事が濡衣を晴らすために奮闘する物語。いまのところ封切りと配信の日程は未定です。続報をお楽しみに…!!

🔄 Please reload the individual page when content won't show. / コンテンツが表示されない時は投稿のページを個別に再読み込みしてください。

Weekend Box Office 💰 April 5 - 7, 2024 : 4月5日~7日の全米映画ボックスオフィスTOP5


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

「西遊記」の孫悟空の元ネタ?!とも言われるインドの猿神 ハヌマーンの神話から原案を構想し、脚本を共同執筆したプロデューサーの若き名優デヴ・パテルが、自らの主演作として、実際に製作を進めるにあたり、ウルヴァリンのヒュー・ジャックマンを共演者に迎えた…

SF 映画「チャッピー」(2015年)のニール・ブロムカンプ監督にメガホンをとってほしいと打診したところ、デヴの熱意が込められた企画だけに当の本人が監督をしてはどうかと言われ、断られた経緯から初監督に挑むことになったアクション・スリラーの復讐映画「モンキー・マン」は…、


当初に予定した2020年はじめの撮影開始が、当時のコロナ禍の悪影響をうけ、見送らざるを得なくなり、製作費の約1,000万ドルの出資者(社)らが撤退しようとしたため、いったんは製作中止に陥りそうになった危機を乗り越えて、約1年後の翌2021年の春に撮影を終え、完成のメドがついたところで…、


“ インドを舞台にした「ジョン・ウィック」” の娯楽に徹した作品だとカン違いしていた Netflix が約3,000万ドルの値をつけ、買い上げてくれたので、監督・主演のみならず製作者のデヴ・パテルは出資者(社)らの投資を無事に回収できたのかなと思われますが、しかしながら…、

実際に出来あがった映画は単に娯楽に徹したものではなく、いま世界中で社会問題になっている「貧富の格差」を含めたインドの階級社会を痛烈に批判し、その社会体制を維持している政治への怒りが込められた社会派の側面を持っていたため、“ インドが舞台の「ジョン・ウィック」” なのに当の映画大国のインドでは配信できそうにない…

…と難色を示した Netflix が二の足を踏んで、あろうことかオクラ入りのピンチを迎えてしまった「モンキー・マン」を観た同じく社会派の側面を持つホラー映画の達人のジョーダン・ピール監督(「アス」2019年)が、映画の出来栄えに感銘をうけ、デヴ・パテル初監督の主演作を埋もれさせてはいけない!!、この重要なアクション映画は世に送り出されるべき!!と思ったことから…、

第2位 (初) 「モンキー・マン」(1,000万ドル)

$10,150,000−(3,029館/$3,351)−$10,150,000


RT の評論家の支持率 87 % / Metacritic スコア 71 / 出口調査の CinemaScore B+

自分がホームグラウンドにしているユニバーサル映画に掛けあって、Netflix から約1,000万ドルの安値で買い取ることができた「モンキー・マン」を “ あのジョーダン・ピール監督がプロデュースのインドを舞台にした「ジョン・ウィック」” と宣伝し、全米公開したユニバーサル映画が公表した封切り成績は約1,015万ドルでした…!!、よって、映画館側の取り分を差し引くと…、


とにもかくにも「コンテンツ」が欲しいだけだから、映画の内容をよく調べもせず買い取る Netflix に払った約1,000万ドルの半分位を、ユニバーサル映画は回収できたことになるばかりか、10代の後半から30代半ばあたりまでの男性の観客に好評を博して、支持されている「モンキー・マン」は、このあとの配信市場でのヒットが予想できそうですし、仮りにインド公開を見送ったとしても、そのほかの海外市場からの売り上げだけでも、映画の権利を安く手に入れたユニバーサル映画が最終的に黒字の利益をあげるのは、もはや火を見るよりも明らかなので…、

厳密に言えば製作そのものではなく、あくまでも「劇場公開の仕掛け人」としてのプロデューサーにあたる大恩人のジョーダン・ピール監督について、「絨毯の下で踏みつけにされてたものを、暖炉のうえの飾りつけにしてくれたんだ!!」と語るデヴ・パテルの熱意の企画は実り、初監督に成功したことで、これからは創り手としても期待されそうですし、これまでの演技派の若き名優の位置づけのみならず、これからはアクション映画のヒーローとしての活躍も楽しみですね…!!

…と、今年2024年公開映画のベスト①にあげる人もいそうな「モンキー・マン」の紆余曲折の経緯を振り返ると、だから、ニール・ブロムカンプ監督とは名コンビの「チャッピー」のチャッピーのシャールト・コプリーが出演しているのか…!!というのも理解できたのでは…!!


第1位 (1) 「ゴジラ x コング : ザ・ニュー・エンパイア」(1億3,500万ドル)

$31,700,000−(3,948館/$8,029)−$135,038,000

RT の評論家の支持率 55 % / Metacritic スコア 47 / 出口調査の CinemaScore A-


第2位 (初) 「モンキー・マン」(1,000万ドル)

$10,150,000−(3,029館/$3,351)−$10,150,000

RT の評論家の支持率 87 % / Metacritic スコア 71 / 出口調査の CinemaScore B+



$9,000,000−(3,835館/$2,347)−$88,864,000

RT の評論家の支持率 42 % / Metacritic スコア 46 / 出口調査の CinemaScore B+


第4位 (初) 「ザ・ファースト・オーメン」(3,000万ドル)

$8,363,000−(3,375館/$2,478)−$8,363,000

RT の評論家の支持率 77 % / Metacritic スコア 65 / 出口調査の CinemaScore C

「ローマの休日」(1953年)や「アラバマ物語」(1962年)といった映画史上の至極の名作で知られる伝説的な名優の故グレゴリー・ペックと、同じく名作「酒とバラの日々」(1962年)で知られる美人女優の故リー・レミックが演じたソーン夫妻が、悪魔の息子を養子に迎えてしまう…!!


…という1976年公開のホラー映画の大ヒット作「ザ・オーメン」の前日譚の「はじまりの物語」を求めていた映画ファンは特にいなかったようですから、「不必要なプリクエール」などと罵られていた「オーメン」シリーズの通算第6作めにあたる「ザ・ファースト・オーメン」の…

メガホンを託されたアーカーシャ・スティーヴンソン監督は、「不必要なプリクエール」や今さら「オーメン」なんて古臭い…と誰も期待しない向かい風に立ち向かって、意外にもよいホラー映画を作った…!!と逆転の好評価を獲得しましたが…、


いかんせん、「オーメン」の「はじまりの物語」に関心を抱く観客は案の定、少ないわけですし、尼さんの主人公が恐ろしい陰謀に直面する!!という物語が似ているだけに、映画の見た目もよく似ている今週は第9位にまで転落のエッチなお姉さんのシドニー・スウィーニー製作・主演のトンデモ・ホラー映画「イマキュレト」がウケて、話題になったばかりなので、せめて…


公開時期を遅らせるべきだったディズニーが、20世紀スタジオ製作の製作費が約3,000万ドルの「ザ・ファースト・オーメン」を全米公開した封切り成績は、当初の予定通り Disney+ オリジナルの配信映画にしておけばよかったと後悔したくなるような沈没の約836万ドルでした…。よって…、

ネタバレになるため、詳しくは書きませんが、「オーメン」の単に「はじまりの物語」のみならず、冒頭でふれた悪魔の息子の物語と並行する別の物語の展開をほのめかした新シリーズの第1作めに想定されていたらしい「ファースト」の続編の「セカンド」や「サード」が作られるかどうか?!は何とも言えませんね…。


第5位 (4) 「カンフー・パンダ 4」(8,500万ドル)

$7,850,000−(3,398館/$2,310)−$166,057,000

RT の評論家の支持率 70 % / Metacritic スコア 56 / 出口調査の CinemaScore A-


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

🔄 Please reload the individual page when content won't show. / コンテンツが表示されない時は投稿のページを個別に再読み込みしてください。

Billy's footnotes 💬 Day 95



続編の企画が進められてるらしい話題を先週末の金曜日(Day 89)にお伝えしたカルト人気のホラー・スリラー映画「レディ・オア・ノット」(2019年)のレディオ・サイレンス、つまりマット・ベティネッリ=オルピンとタイラー・ジレットの監督コンビが…、

1936年公開の古典ホラー「ドラキュラの娘(邦題「女ドラキュラ」)」を下敷きにして、バレリーナの少女吸血鬼=アリーシャ・ウィアーちゃん(「マチルダ・ザ・ミュージカル」2022年)を誘拐してしまった悪党どもの災難を描いた「アビゲイル」(4月19日全米公開)の前売り鑑賞券を…


北米で今日の木曜日の4月4日に発売したユニバーサル映画が、メリッサ・バレラとダン・スティーヴンス、ケヴィン・デュランドたちが内輪もめの渦中に、キャスリン・ニュートンがアビゲイルの異常な行動に気づくも、時すでに遅し、少女バレリーナが吸血鬼の正体をさらけ出すことに…!!


…の本編シーンとドルビー版の新しいポスターをリリースしてくれました…!!

🔄 Please reload the individual page when content won't show. / コンテンツが表示されない時は投稿のページを個別に再読み込みしてください。

Watch the Full Trailer for Tilman Singer's Horror 'Cuckoo' starring Hunter Schafer and Dan Stevens


先週の木曜日の3月28日(Day 88)に新しいポスターを紹介して、新しい予告編をお楽しみに!!と告知しておいたハンター・シェイファー(「ザ・ハンガー・ゲームズ」2023年)が主演の…

ホラー映画「カッコウ」の全長版の予告編を、配給の Neon がリリースしてくれました…!!


お父さん=マートン・チョーカシュ(「アメイジング・スパイダーマン 2」2014年)と、父が再婚した新しいお母さん=ジェシカ・ヘンウィック(「アンダーウォーター」2020年)、そして、義理の妹のアルマ=子役のミラ・リューちゃんと一緒に、アメリカを離れて、ドイツのアルプスで暮らすことになった主人公のグレッチェン=ハンター・シェイファーが遭遇する謎めいた恐怖は、映画のタイトルになっている鳥の「カッコウ」は…


ほかの種の野鳥の巣にひそかに卵を産みつけたあと、その巣の主を怯えさせることで、いつの間にか増えた卵の存在から注意をそらして、気づかせないようにする策を弄し、孵化から餌を与え育てる育児の一切合切を押しつけてしまう托卵(たくらん)というズルい習性を持っている…。

…というカッコウの托卵のたくらみが謎のヒントになっているらしい「カッコウ」は今夏8月9日から全米公開!!、お父さんの上司であり、グレッチェンの異母姉妹の話すことができないアルマに興味を示すケーニヒ氏の役を演じてるのは、同じくホラー映画の「アビゲイル」が再来週末の4月19日全米公開のダン・スティーヴンス。メガホンをとったのは、ドイツ出身のティルマン・シンガー監督(「ルス」2018年)です…!!、ホラー映画好きの方はお楽しみに…!!

🔄 Please reload the individual page when content won't show. / コンテンツが表示されない時は投稿のページを個別に再読み込みしてください。

Weekend Box Office 💰 March 29 - 31, 2024 : 3月29日~31日の全米映画ボックスオフィスTOP5


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

いわゆる「新日正統派ストロングスタイル」の流れをくむ「カール・ゴッチ直伝」の投げ技を放つゴジラが登場!!などと「昭和プロレス」にちなんだ言い方もできる…

前作「Vs. コング」(2021年)から続けて、連投のメガホンをとったアダム・ウィンガード監督が「ショーワ」つまり日本語で言うと「昭和」をテーマのひとつにして、俗に「怪獣プロレス」などと揶揄されたりもする「昭和ゴジラ」のストロングスタイル?!を採り入れたことが、賛否の物議をかもして、ソーシャル・メディアの大きな話題になった、つまりバズった口コミが、功を奏したのかもしれませんが…、

第1位 (初) 「ゴジラ x コング : ザ・ニュー・エンパイア」(1億3,500万ドル)

$80,000,000−(3,861館/$20,720)−$80,000,000


RT の評論家の支持率 55 % / Metacritic スコア 47 / 出口調査の CinemaScore A-

当日券が爆売れしてるレジェンダリー・ピクチャーズ製作の「ゴジラ x コング : ザ・ニュー・エンパイア」を、キリストの復活を讃えるイースターの復活祭の連休だけに、動員が見込める書き入れ時の勝負作として、全米公開した配給のディスカバリーが公表した封切り成績は、約8,000万ドルの大ヒットでした…!!


6,000万ドル台の予想を大きく超えた「ニュー・エンパイア」が叩き出した封切り成績の約8,000万ドルは、今年2024年の全米興行では、今月3月のはじめに同じくディスカバリーが封切った同じくレジェンダリー・ピクチャーズ製作「デューン 2」が記録した今年最大封切り成績の約8,251万ドルに迫った今年2番めの封切り大ヒット!!、そして…、


ハリウッド版「ゴジラ」と言うよりは、今やゴジラも登場する「コング」シリーズと言ったほうがよさそうな怪獣バースの作品としては、恐竜バースの「ジュラシック」シリーズの新しい創り手に就任したギャレス・エドワーズ監督が「東宝のゴジラ」の「日本映画」を意識し、怪獣王を恐怖の守護神として、シリアスに描いたことで、ゴジラ・ファンから大絶賛された全米再上陸の第1作め「ゴジラ」(2014年)が記録した約9,319万ドル(3,952館)に次いで、怪獣バース史上でも2番めの封切り大ヒット!!

…ですから、キングギドラ、モスラ、ラドンの出現が見どころだった「キング・オブ・ザ・モンスターズ」(2019年)の封切り成績の約4,778万ドル(4,108館)と、コロナ禍の影響を受け、封切り同時配信の「配信映画」の扱いだった前述の「Vs. コング」の同成績=約3,220万ドル(3,064館)の低迷から大きく巻き返したことになりますが、ただし…、


キング・コングが初登場した「スカル・アイランド」(2017年)の封切り成績の約6,103万ドル(3,846館)は、物価高騰のご時世にあわせて、いまのお金の価値にすると約7,753万ドルに相当する大ヒット!!になるため、それと同等の封切り成績を「ニュー・エンパイア」が稼いだことで、怪獣バースはパンデミックも含めた浮き沈みのすえ、ようやく元の軌道に戻ったのかな?!と受けとめることもできるのかもしれません。なお、東宝の本家「ゴジラ」の最も新作の…

「マイナス・ワン」(2023年)を除いて、それよりも前の過去の「ゴジラ」シリーズでは、やはり「昭和ゴジラ」に注目し、実験映画の趣きがあった「ゴジラ対ヘドラ」(1971年)がお気に入りのほか、「平成ゴジラ」のなかでは最も「昭和ゴジラ」的な「vs デストロイア」(1995年)に感激したと語っているアダム・ウィンガード監督の「ハリウッド版の昭和ゴジラ」を意識した…

「ニュー・エンパイア」は、ジャーナリストからは CG の怪獣プロレスのバカバカしい幼稚な映画と冷笑され、こんなもの観るのはお金と時間の無駄使い…と酷評されていますが、20代の半ばから30代の半ばまでの男性の観客が半数以上を占めた封切り興行の観客全体の約96%以上つまり、ほぼ全員が期待どおり!!あるいは期待以上!!と回答して、大絶賛の支持を集めた出口調査の…

スコアはサイコー!!に近い “ A- ” ですから、問題?!の「ゴジラ・スープレックス」について、ジャーナリストと一般大衆の観客の見方は大きくかけ離れ、観客は「怪獣プロレス」が気に入ったらしい大ヒット!!からすると、アダム・ウィンガード監督の「ショーワ」にこだわる!!の取り組みはビジネスの面においては、とにもかくにも話題になって、ウケることで、当日券が爆売れのいきなり集客!!の結果へとつながる大正解になったのかもしれませんね。



$15,700,000−(4,345館/$3,613)−$73,401,000

RT の評論家の支持率 42 % / Metacritic スコア 46 / 出口調査の CinemaScore B+


第3位 (2) 「デューン : Part Two」(1億9,000万ドル)

$11,100,000−(3,437館/$3,230)−$252,390,000

RT の評論家の支持率 94 % / Metacritic スコア 79 / 出口調査の CinemaScore A


第4位 (3) 「カンフー・パンダ 4」(8,500万ドル)

$10,200,000−(3,582館/$2,848)−$151,652,000

RT の評論家の支持率 70 % / Metacritic スコア 56 / 出口調査の CinemaScore A-


第5位 (4) 「イマキュレト」(900万ドル)

$3,265,000−(2,362館/$1,382)−$11,128,192

RT の評論家の支持率 73 % / Metacritic スコア 56 / 出口調査の CinemaScore C

第1位のハリウッド版のショーワ・ゴジラと同じく、映画の内容の辻つまや出来栄えはさておき、とにもかくにも話題になって、バズることで、集客する!!というソーシャル・メディアを意識したらしい今なりの映画作りの姿勢については賛否がわかれると思いますが…、

エッチなお姉さんの愉快なシドニー・スウィーニーだけに、そのトンデモ?!が許される感のある「イマキュレト」は、ホラー映画お決まりの公開2週めの垂直落下ではなく、4割を切った約−39%の集客減ですから、まずまずの健闘です…!!、キリストの復活を讃えるイースターの…


復活祭の連休だけど、神の復活とかあるわけない…という宗教なんか信じない方向け?!の「イマキュレト」を、あろうことか、女性の牧師さんたちと一緒にシドニーが鑑賞する…!!


…という挑戦的に愉快な宣伝活動のプロモ・ビデオをあわせて、お楽しみください…!!

🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

🔄 Please reload the individual page when content won't show. / コンテンツが表示されない時は投稿のページを個別に再読み込みしてください。