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Weekend Box Office 💰 September 13 - 15, 2024 : 9月13日~15日の全米映画ボックスオフィスTOP5


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。


$51,600,000−(4,575館/$11,279)−$188,006,000

RT の評論家の支持率 77 % / Metacritic スコア 62 / 出口調査の CinemaScore B+


第2位 (初) 「スピーク・ノー・イーヴル」(1,500万ドル)

$11,500,000−(3,375館/$3,407)−$11,500,000

RT の評論家の支持率 85 % / Metacritic スコア 66 / 出口調査の CinemaScore B+

おととしの2022年お正月開催の第38回めのサンダンス映画祭で披露されるや、センセーショナルな話題になったデンマーク発の同名映画(邦題は「胸騒ぎ」)は、児童虐待の要素を含む残酷な物語だけに、CIA では紹介するのがためらわれた問題作(↓ 予告編)ですが…、


そのアタマおかしい系のホラー・スリラー映画を、ダニエル・ラドクリフ主演のホラー映画「黒衣の女」(2012年)で知られるジェームズ・ワトキンス監督が、シャマラン監督の「スプリット」(2017年)と続編「グラス」(2019年)で、多重人格のアタマおかしい系のキャラを見事に演じたジェームズ・マカヴォイを主演に起用して、リメイクしたとされる新しい「スピーク・ノー・イーヴル」を全米公開した配給のユニバーサル映画が公表した封切り成績は当初に予想された…


期待値の1,500万ドル以上には届かなかったものの、控えめな製作費の約1,500万ドルに対しては、ひとまず充分な出足と言える約1,150万ドルでした…!!から、この過激な「スピーク・ノー・イーヴル」は映画館よりも、むしろ配信市場で大ウケするだろうな…と想像すると…、


実際の製作を手がけたホラー映画量産プロダクションのブラムハウスとしては、今年2024年に先行して、すでに封切った「ナイト・スイム」「イマジナリィ」「アフレイド」の3作品が不評の連続空振りだけに三振アウト…の窮地を脱し、久しぶりに名実ともにヒット!!の成功作を放てそうなことになりますが…、

先に「リメイクしたとされる…」という書き方をしたのは、イギリスを舞台にした新しい「スピーク・ノー・イーヴル」は、スクート・マクネイリー(ギャレス・エドワーズ監督デビュー作の自主製作映画「モンスターズ」2010年)演じる夫のベンと、マッケンジー・デイヴィス(「ターミネーター: ダーク・フェイト」2019年のサイボーグ戦士)演じる妻ルイーズのダルトン夫妻の間に亀裂が生じて…、

愛娘のアグネスちゃん=アリックス・ウェスト・レフラーちゃん(↑)現在13歳(「ザ・グッド・ナース」2022年のジェシカ・チャステインの娘役)が不安を抱え込んでしまったことから…、

イタリア旅行の旅先で偶然に知りあった同郷のナイスガイのパディ医師=ジェームズ・マカヴォイと妻のキアラ=アシュリン・フランシオーシ(「デメテル号の最期の航海」2023年)の夫婦の誘いに応じて、彼らが所有する人里離れた田園地帯の屋敷に出かけることで、気分転換をはかり、破局を免れようと願うのですが…、


ダルトン夫妻とアグネスちゃんは、イタリアの旅先とは別人のようなパディとキアラの無神経かつ慇懃無礼の一線を超えた支配的な振る舞いのせいで、イライラを通り越し、恐怖を感じ始めるばかりか、生まれつき舌が短いから話すことができない…

…と説明された息子のアント=子役のダン・ハフくんの存在にも曰くつきの疑問を抱いてしまう…といった物語の前提を紹介する半ばぐらいまでの件りは、オリジナルのデンマーク映画とほぼ同じなのですが…、


そこから先の別の新たな結末に到るクライマックスの展開が、まったく違うので、オリジナル映画をご覧になられた方は、えッ?!、これ本当にリメイクなの?!と驚くことになるため、単に焼き直しのリメイクではなく、元ネタの「スピーク・ノー・イーヴル」とは似て非なる存分に観応えのある「新作映画」に仕立てあげたことで、ジェームズ・ワトキンス監督の手腕が高評されていると同時に、ジェームズ・マカヴォイの鬼気迫る怪優ぶりが絶讃されていますから…、

不愉快な気持ちになってしまう…のを、あらかじめ覚悟のうえで、ホラー・スリラー系のサイコなカルト作がお好きの方だけ、お楽しみになられてはいかがでしょう…?!


第3位から第5位は丸ごと省略。第3位はマーベルだけど、宣伝がポルノの要素をはらんだヤリ過ぎのため紹介できません。第4位と第5位は極右翼の危険な愛国の思想や人種差別の正当化につながるため、今秋に大統領選挙が控えていることも踏まえると紹介できません。そして、第6位は通常通り飛ばして…、


第7位 (4) 「エイリアン: ロミュラス」(8,000万ドル)

$2,400,000−(1,950館/$1,231)−$101,276,041

RT の評論家の支持率 81 % / Metacritic スコア 64 / 出口調査の CinemaScore B+

ケイリー・スペニーちゃん主演の「エイリアン」の復活作「ロミュラス」は公開5週めにして、ついに先週の第4位から下位ランキングの第7位にまで転落してしまいましたが…、

国内の売り上げは大台の1億ドル突破!!を果たした約1億128万ドルに達しましたし、世界総額の成績は現時点で約3億1,786万ドルですから、あくまでも見た目の数字としては…ですが、「プロメテウス」(2012年)に次ぐシリーズ2番めのヒット作!!の座に落ち着きそうですね…!!


なお、ご覧のお写真は、ケイリー・スペニーちゃんがフォトジャーナリストを志す役どころを演じた今年2024年最大の問題作「シビル・ウォー」の現場では、いわゆる「映画の公式の写真」を撮影する本職のほかに、報道カメラマンに扮して、カメオ出演したのに加え、さらに写真家の立場から役作りのアドバイスまで与えてくれた…

大ベテランのマーレイ・クローズさんが現場にも連れてくる人気者の愛犬マグナスくんと「ロミュラス」撮影時のキャストとの記念写真ですが…、

ケイリー・スペニーちゃんがパルス・ライフルを抱えて、マグナスくんを抱っこの姿は今さら言うまでもなく、下 ↓ の「エイリアン」の戦うヒロインの大先輩シガーニー・ウィーバーのリプリーのおなじみの写真を再現したパロディそれともオマージュ?!のお茶目となっていますね…!!


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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Weekend Box Office 💰 August 11 - 13, 2023 : 8月11日~13日の全米映画ボックスオフィスTOP5


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

第1位 (1) 「バービー」(1億4,500万ドル)

$33,700,000−(4,178館/$8,066)−$526,309,000

RT の評論家の支持率 90 % / Metacritic スコア 80 / 出口調査の CinemaScore A


第2位 (3) 「オッペンハイマー」(1億ドル)

$18,800,000−(3,761館/$4,999)−$264,269,000

RT の評論家の支持率 94 % / Metacritic スコア 89 / 出口調査の CinemaScore A

映画は映画館で観るもの!!という昔ながらの当たり前にこだわり続けるクリス監督が突きつけた「封切りから100日間は映画館でのみ上映し、配信などしてはいけない!!」の条件について…、

原爆の父の苦悩という地味なテーマの約3時間の長尺のドラマ映画が、果たして、100日間も興行を続けられるのか…?!と疑問した方は少なくなかったのでは…と思われますが、そのユニバーサル映画が引き受けた「100日間上映」の約4分の1に達した本日24日めも「オッペンハイマー」は好調に加えて…、


映画の創り手や出演者の仕事に対して、あろうことか、金なら払わん!!のメジャー・スタジオ側の強欲の理不尽が招いた全米映画俳優組合と全米脚本家組合のストの長期化により、いずれ新作の供給が滞るのは目に見えているだけに、各社が近日公開予定の新作の封切りを延期し、温存し始めると、おのずと旧作の人気作を上映し続けるしかないため、クリス監督の「100日間上映」の条件は皮肉にも容易に達成されるのではないでしょうか…!!、なお、全米脚本家組合に所属している脚本家のクリス監督もストライキ中ですから、次回作の構想などは保留…となっています。



$15,750,000−(3,950館/$3,987)−$72,790,000

RT の評論家の支持率 96 % / Metacritic スコア 74 / 出口調査の CinemaScore A


第4位 (2) 「メグ 2 : ザ・トレンチ」(1億2,900万ドル)

$12,700,000−(3,604館/$3,524)−$54,137,000

RT の評論家の支持率 29 % / Metacritic スコア 40 / 出口調査の CinemaScore B-



$6,500,000−(2,715館/$2,394)−$6,500,000

RT の評論家の支持率 48 % / Metacritic スコア 52 / 出口調査の CinemaScore B-

ブラム・ストーカー作の古典ホラー小説「ドラキュラ」(1897年出版)の一部を膨らませて、映画化した「デメテル号の最期の航海」を全米公開した配給のユニバーサル映画が公表した封切り成績は、たったの約650万ドルだけに題名通り、これが最期の航海の沈没になった感のデメテル号の…


舵をとったアンドレ・ウーヴレダル監督が、パンデミック前の2019年夏の同時期に封切った同じくホラー映画「スケアリィ・ストーリーズ・トゥ・テル・イン・ザ・ダーク」のオープニング成績は約2,092万ドル(3,135館)でしたから、そのギレルモ・デル・トロ監督プロデュースが売りだった前作と比べて、「デメテル号」は上映館数が少なめ…に加え、「オッペンハイマー」と「バービー」の大ブーム、ともに公開2週めの「ニンジャ・タートルズ」と「メグ 2」が好調、それにホラー映画を観るなら、「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソン監督が「単に良く出来た映画ではない、とてもとても良く出来た映画なんだ!!」と絶賛して、近年のホラー映画の最高傑作のひとつに位置づけた今週第7位の必見「トーク・トゥ・ミー」を観たほうがいい!!、それから…


この週末に Netflix が、ワンダーウーマンのガル・ガドット主演のスパイ・アクションの配信映画「ハート・オブ・ストーン」(↓)をリリースした…!!


…と、ライバルが多過ぎ…の逆風の悪条件が重なった気の毒ながら、宇宙船ではなく帆船を舞台にして、ゼノモーフではなくドラキュラに襲われる乗組員の恐怖を描いた「デメテル号」は、つまり「エイリアン」の亜流か…と受けとめられ、ジャーナリストと観客の両方から不評だけに、沈没は仕方ありませんが、しかし、吸血鬼を変に美化せず、恐ろしいモンスター(↓)として描いたことで、ホラー映画のマニアにはウケているため、一見の価値もないわけではありません…!!


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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Trailer for André Øvredal's Vampire Horror 'The Last Voyage of the Demeter' 🧛‍♂️😱


上 ↑ の🚩文字のリンク、または下 ↓ のポスターをタップしてください…!!


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