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Weekend Box Office 💰 September 20 - 22, 2024 : 9月20日~22日の全米映画ボックスオフィスTOP5


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。


$26,000,000−(4,172館/$6,232)−$226,848,000

RT の評論家の支持率 77 % / Metacritic スコア 62 / 出口調査の CinemaScore B+


第2位 (初) 「トランスフォーマーズ・ワン」(7,500万ドル)

$25,000,000−(3,978館/$6,285)−$25,000,000

RT の評論家の支持率 88 % / Metacritic スコア 62 / 出口調査の CinemaScore A

昨2023年の夏に公開した実写の映画としては、第7作めの「ライズ・オブ・ザ・ビースツ」の興行成績が振るわなかった「トランスフォーマー」シリーズが、元ピクサーのジョシュ・クーリー監督(「トイ・ストーリー 4」2019年)を起用して…、


いまから約38年も前の1986年に公開した「ザ・トランスフォーマーズ: ザ・ムービー」以来となる超久しぶりにアニメ映画に取り組み、オートボットのリーダーのオプティマス・プライムと、宿敵の悪のディセプティコンのボスのメガトロンは若い頃は、まさかの親友だった…!!という始まりの物語の秘話を…、


「ソー」シリーズの雷神ヘムジー、「エターナルズ」(2021年)のブライアン・タイリー・ヘンリー、「ブラック・ウィドウ」(2021年)のナットのスカーレット・ジョハンソンといったマーベルのキャストを声の出演者に起用して、描いた「トランスフォーマーズ・ワン」は…、


同じくマーベルの戦うヒロイン、ホークアイのヘイリー・スタインフェルドちゃんが主演し、シリーズ最高傑作と言われたスピンオフ映画「バンブルビー」(2018年)と同等か、それ以上かも!!の高評を博しただけあり、出口調査では観客の9割以上が満足をして、スコアは満点に近い “ A ” が与えられていますが、封切り成績としては…、

4,000万ドルを超えるのでは?!の期待を裏切って、約2,500万ドルしか稼ぐことができなかった、やっぱり振るわない結果となっていますが、1億ドル超どころか、2億ドルを超える巨額が投じられることもあった実写のブロックバスター映画の大作とは違って…、

公称の製作費は約7,500万ドルの控えめですから、同じく製作費が控えめの約1億ドルだった前述の「バンブルビー」以来の黒字を稼いでくれるかもしれませんし、「トランスフォーマー」のアニメ映画はおもしろい!!の口コミが拡がって、動員を持続する可能性もありそうです…!!


第3位 (2) 「スピーク・ノー・イーヴル」(1,500万ドル)

$5,900,000−(3,375館/$1,748)−$21,455,000

RT の評論家の支持率 85 % / Metacritic スコア 66 / 出口調査の CinemaScore B+



第4位 (初) 「ネヴァー・レット・ゴー」(2,000万ドル)

$4,500,000−(2,667館/$1,687)−$4,500,000

RT の評論家の支持率 63 % / Metacritic スコア 55 / 出口調査の CinemaScore C+

アレクサンドル・アジャ監督(「クロール」2019年)が、ハル・ベリーを主演に迎えたホラー映画「ネヴァー・レット・ゴー」を封切った配給のライオンズゲートとしては、当初の目論見の…


1,000万ドル前後には届かずとも、せめて 800万ドルは稼いでほしい期待値でしたが、実際の封切り成績は残念ながら約450万ドルの沈没でした…。思いがけない展開は、それなりに楽しめるし…、


ハル・ベリー扮する母ちゃんの正気を疑う双子の息子を演じた子役のパーシー・ダッグス 4世くんとアンソニー・B・ジェンキンスくんらの演技は観応えがある!!といった好意的な声もありますが、出口調査では…、

観客の支持は、せいぜい約6割にとどまり、スコアは金返せレベルの “ C+ ” ですから、よって本当にホラー好きのマニアの観客の多くは、このアジャ監督の新作ではなく、以下 ↓ のデミ・ムーア主演の評価の高い「ザ・サブスタンス」のほうを選んだのかもしれませんね…。


…というわけで、第5位のマーベルは飛ばして、第6位に初登場したのが、その…

第6位 (初) 「ザ・サブスタンス」(1,750万ドル)

$3,100,000−(1,949館/$1,591)−$3,100,000

RT の評論家の支持率 90 % / Metacritic スコア 77 / 出口調査の CinemaScore B

80年代を代表する人気映画のひとつであり、青春映画史上の最高傑作に位置づけられる「セント・エルモス・ファイアー」(1985年)や「きのうの夜は」(1986年)、思いがけない超特大のヒットを叩き出した「ゴースト」(1990年)(↓)に…、


トム・クルーズ、ジャック・ニコルソンと共演の「ア・フュー・グッドメン」(1992年)、そして、「G.I.ジェーン」(1997年)などで、セクシーな美人女優として…、


80年代から90年代にかけて、一世を風靡したデミ・ムーア現在61歳が、もう50代のババアだから…と番組から降ろされ、落ち目になったエアロビ界のかつてカリスマのインストラクターに扮し…、


チヤホヤされた若い頃のピチピチの自分に戻りたい…と願ったことから、闇市場に出まわる怪しい新薬に手を出してしまう…!!と果敢に自虐的な役どころに挑戦し、いま若くて、ピチピチのハリウッド版「デスノート」(2017年)のミサミサのマーガレット・クアリー現在29歳と共演し、見事に復帰を果たした「ザ・サブスタンス」は…、

今年2024年5月に開催された第77回めのカンヌ国際映画祭のプレミア上映で、いわゆる “ ボディ・ホラー ”、つまり人体が変貌する恐怖をネタにしたホラー映画としては、 デヴィッド・クローネンバーグ監督の「ザ・フライ」(1986年)以来の傑作のカルト作ではないか…!!と大絶賛を博し、メガホンをとったフランス映画界のコラリー・ファルジャ監督(「リベンジ」2018年)が自ら執筆したシナリオに脚本賞まで与えられたものの…、

ホラー映画としては、上映時間がやや長過ぎ…の約2時間20分もあるトンデモ展開(事前に何も知らないほうがよいと思います)のグロテスクなボディ・ホラーに難色…を示して、公開を見送ることにしたユニバーサル映画に代わって、配給権を取得した英国の配信サービスの Mubi が、2,000館を切った約1,949館の控えめな全米公開に踏み切った結果の封切り成績は約310万ドルだけ…の言わば沈没…ですが…、


とかく見た目ばっかり重要視されがち…の女性をめぐる様々な問題を提起した作品ながら、デミ・ムーアと同世代のおばさんではなく、そうした女性への見方について、最も考えてみなければならないかもしれない18歳から30代半ばまでの青年層の男性の観客を最も多く集めただけでなく、出口調査によれば、約8割に近い観客が支持をして、納得していますから、 “ ボディ・ホラー ” の体裁をとった創り手たちの狙いは、まんまとドンピシャだった…!!と言えそうですし…、

前述のように大手の配給会社が難色…の「ザ・サブスタンス」の劇場公開にあえて挑んで、異色作の存在を知ってもらい、話題を拡げることができた宣伝効果を踏まえると、配信サービスの Mubi としては、このあとの本番?!の配信市場でのロングランのヒットが期待できるのでは…!!


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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Billy's footnotes 💬 Day 184


天災ワニ映画「クロール」(2019年)などのホラー映画の創り手 アレクサンドル・アジャ監督が、ハル・ベリー(「X-Men」の元ストーム)を主演にして、ロープで文字どおり結びつけられた…

母と双子の息子たちの絆の謎と恐怖を描いた最新作「ネヴァー・レット・ゴー」(今秋9月27日全米公開)の新しいポスター!!、予告編は下 ↓ の 🔗 リンク先です…!!




ホラー映画の今夏の話題作のひとつ「カッコウ」が、来月の8月2日に全米公開のハンター・シェイファーと、「エヴリスィング・エヴリウェア・オール・アット・ワンス」(2022年)のミシェル・ヨーをダブル主演とする Amazon Prime Video の「ブレードランナー」の配信シリーズ「2099」

…の撮影が、中央ヨーロッパのチェコ共和国の首都プラハで、ついにクランクインし、新たに追加された出演者のひとりとして、2009年生まれのカテリン・ローズ・ダウニーちゃん現在15歳の名前が発表されました…!!と書けば…、


カテリンちゃんは誰?!という方が少なくないかも…ですが、彼女はジョーイ・キングちゃん主演のクレイジー・ノンストップ・アクション映画「ザ・プリンセス」(2022年)で、ジョーイの妹のリトル・プリンセスを演じて、活躍をしたほか、昨2023年の秋に大ヒットしたカンジュアリング・ユニバースの恐怖の尼さんと尼ちゃんが再戦の…


「ザ・ナン 2」でも注目された将来有望の女の子です!!、「ブレードランナー」の配信シリーズ「2099」の続報をお楽しみに…!!


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Watch ▶ the Trailer for Alexandre Aja's upcoming horror film 'Never Let Go' starring Halle Berry


そもそもは石黒一雄さん作の小説の映画化「ネヴァー・レット・ミー・ゴー」(2010年)つまり「わたしを離さないで」で知られるマーク・ロマネク監督がメガホンをとる「マザー・ランド」というタイトルのホラー映画の企画だったのが…、

同監督が降板したあとを、「ハイ・テンション」(2003年)や「クロール」(2019年)などのホラー映画のヒットメーカーとして知られるフランス出身のアレクサンドル・アジャ監督が引き継いだことで、「ネヴァー・レット・ミー・ゴー」の「ミー」つまり「わたしを…」がない…ですから、単に「離さないで」を意味するタイトルの「ネヴァー・レット・ゴー」に変えることができた…、


ハル・ベリー主演の「ネヴァー・レット・ゴー」の予告編を、彼女とは「ジョン・ウィック 3」の「パラベラム」(2019年)や、「ムーンフォール」(2022年)でも組んだ間柄のライオンズゲートが初公開してくれました…!!、「デッドプールウルヴァリン」(7月26日全米公開)のショーン・レヴィ監督が仕掛け人のプロデューサーをつとめていることでも注目のホラー映画は…、


家の外の世界は恐ろしい魔物の悪霊に支配されているから、わたしたち家族は団結して、けして=ネヴァー、お互いを離してはいけない=レット・ゴーと、家族の「絆」を文字通り「綱」のロープにして、お互いを家に文字通り結びつける母ちゃん=ハル・ベリーは正気なのか…?!

…と、母ちゃんの不気味な説得を何年間も信じ続けてきた二卵性の双子の息子=子役のパーシー・ダッグス 4世くんとアンソニー・B・ジェンキンスくんたちが、ついに疑いを抱いて、家族の神聖な絆が手放されてしまったことから、恐ろしい展開になだれ込む!!というシャマラン的な物語らしいホラー映画の「ネヴァー・レット・ゴー」は、初秋の9月27日から全米公開です!!

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