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Weekend Box Office 💰 October 4 - 6, 2024 : 10月4日~6日の全米映画ボックスオフィスTOP5


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

第1位 (初) 「ジョーカー 2」(2億ドル超)

$40,000,000−(4,102館/$9,751)−$40,000,000

RT の評論家の支持率 33 % / Metacritic スコア 45 / 出口調査の CinemaScore D

絶不評の「ジョーカー 2」は、ディスカバリーつまり昔はワーナーが単独で製作したものであり、DC スタジオのジェームズ・ガン社長が、ソーシャル・メディアを通じて、ファンからの質問に応じたように、DC コミックスのキャラクターは登場していない「ジョーカー」シリーズと、ガン社長とは一切、何の関係もありませんので、言わば類似品?!、それとも模造品?!の紛らわしい商法に騙されて、DC スタジオのコミック映画だとカン違いをしませんように…!!


第2位 (1) 「ザ・ワイルド・ロボット」(7,800万ドル)

$18,700,000−(3,997館/$4,679)−$63,984,000


RT の評論家の支持率 98 % / Metacritic スコア 85 / 出口調査の CinemaScore A

ドリームワークス・アニメの新しい代表作になりそうな大絶賛の「ザ・ワイルド・ロボット」は、公開2週めにして、世界総額の興行成績が大台の1億ドル突破を果たした約1億43万4,000ドル!!



$10,325,000−(3,576館/$2,887)−$265,506,148

RT の評論家の支持率 77 % / Metacritic スコア 62 / 出口調査の CinemaScore B+


第4位 (3) 「トランスフォーマーズ・ワン」(7,500万ドル)

$5,350,000−(3,106館/$1,722)−$47,221,000

RT の評論家の支持率 88 % / Metacritic スコア 62 / 出口調査の CinemaScore A


第5位 (5) 「スピーク・ノー・イーヴル」(1,500万ドル)

$2,800,000−(2,279館/$1,229)−$32,586,000

RT の評論家の支持率 85 % / Metacritic スコア 66 / 出口調査の CinemaScore B+



🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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Weekend Box Office 💰 September 27 - 29, 2024 : 9月27日~29日の全米映画ボックスオフィスTOP5


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

ロボットのアニメなら、オプティマス・プライムとメガトロンが若いころは親友の相棒だった!!の秘話を描いた「トランスフォーマー」シリーズの始まりの物語「トランスフォーマーズ・ワン」が先週に封切られたばっかりじゃないか…!!、どうして、配給のユニバーサル映画は公開時期を見直して、延期しないのか?!、自分から沈没を招いて、自滅するだけの愚かじゃないのか…?!

…などと言われ、疑問視された「ザ・ワイルド・ロボット」の封切り成績は、せいぜい 2,000万ドル前後の今ひとつ振るわない結果になるだろう…と予想されていましたが、ユニバーサル映画が公表した実際の封切り成績は、その予想を大きく超えた約3,500万ドルの大成功でした!!と書けば…、

第1位 (初) 「ザ・ワイルド・ロボット」(7,800万ドル)

$35,000,000−(3,962館/$8,834)−$35,000,000


RT の評論家の支持率 98 % / Metacritic スコア 85 / 出口調査の CinemaScore A

えッ?!、先週初公開の「トランスフォーマーズ・ワン」が稼いだ封切り成績は約2,461万ドル(3,978館)だったから、その人気タイトルよりも「ザ・ワイルド・ロボット」のほうが大ヒットなのか…!!というドンデン返し?!の大逆転!!を果たしたピーター・ブラウン作の同名児童書のアニメ映画化の封切り成績の約3,500万ドルは…、


9月に全米公開されたアニメ映画としては、ソニピの大ヒット作「ホテル・トランシルヴァニア」シリーズの第2作め(2015年)が叩き出した約4,846万ドル(3,754館)と、同シリーズの第1作め(2012年)が記録した約4,252万ドル(3,349館)に次いで、史上3番めの大ヒット!!の位置づけですから、邦訳本を出版する福音館書店が…

嵐の夜、5つの木箱が無人島に流れついた。中にはどれも新品のロボットが入っていたが、壊れずに無事だったのは、1体だけだった。偶然にスイッチが入り、起動したロボットのロズは島で生き抜くために、まわりの野生動物たちを観察することで、サバイバル術を学んでいく。

初めはロズを怪物呼ばわりして、恐れていた動物たちだったが、ある日、ひょんなことから、ガンの赤ちゃんを育てることになったロズが孤軍奮闘するのを見て、しだいに心を開いていく。

すっかり野生のロボットとなったロズのもとに、ある日、3体のロボットを乗せた不気味な飛行船がやって来る。彼らの目的は?、そして、ロズの運命は…?!

ロボットが野生動物たちと共に生き抜いていく物語はまた、環境問題など私たちをとりまく様々なテーマについて話し合うキッカケを与えてくれる。

…と紹介している「野生のロボット」を、「千と千尋の神隠し」(2001年)などの宮崎駿監督の名作アニメで知られる日本のアニメ・スタジオのジブリだったら、どうアニメ映画化するのか…?!を拠りどころとして、ジブリ作品を意識した製作のドリームワークス・アニメーションの取り組み方は大正解だった!!


…ということになるスタジオジブリ…じゃなくて、ドリームワークス・アニメの「野生のロボット」を手がけたのは、ディズニー・アニメ「リロ & スティッチ」の人気キャラの生みの親として知られるほか、ドリームワークス・アニメの代表作「ヒックとドラゴン」シリーズの第1作め(2010年)や、ハリソン・フォード主演のディズニーの実写映画「野性の呼び声」(2020年)などのメガホンをとったクリス・サンダース監督。主人公のロボットのロズの声に…、


モンスター・ホラー映画「ア・クワイエット・プレイス」シリーズの「始まりの物語」のネコ映画「デイ・ワン」が、今夏に大ヒットになったルピタ・ニョンゴを起用した声の人選も大正解!!と大絶賛の「ザ・ワイルド・ロボット」は、13歳以下の児童が約3割ちょっとを占める封切り興行の観客の95%以上つまり、ほぼ全員が満足!!の出口調査の結果ですから…、

今年2024年公開アニメ映画のベスト①!!、もしくは今年2024年公開映画のベスト①かも…!!の頂点に位置づけられるのは間違いない!!と言われているだけに、この秋から始まる様々な映画賞の選考では、ディズニー・ピクサーの大ヒット作「インサイド・アウト 2」よりも、アニメの描写の質が高い!!と、アートの側面も高評価されている「ザ・ワイルド・ロボット」が…、

やっぱりドンデン返し?!の大逆転!!で、「インサイド・アウト 2」を抑え込んで、最優秀の長編アニメ映画賞を総なめするのでは…?!と予想され始めていますから、アニメはあんまり観ない…という映画通の方もチェックしてみたほうがよいかもしれませんね…!!



$16,040,000−(3,804館/$4,217)−$250,133,000

RT の評論家の支持率 77 % / Metacritic スコア 62 / 出口調査の CinemaScore B+


第3位 (2) 「トランスフォーマーズ・ワン」(7,500万ドル)

$9,300,000−(3,970館/$2,343)−$39,164,000

RT の評論家の支持率 88 % / Metacritic スコア 62 / 出口調査の CinemaScore A

「トランスフォーマーズ・ワン」は作品そのものは高評だけに、動員を持続するかと思われましたが、残念ながら、原作本が児童のあいだでは大人気のベストセラーになっている同じロボットものの「ザ・ワイルド・ロボット」のアニメ映画化に、すっかり観客を奪われてしまいましたね…。


第4位 (初) 「デヴァラ: Part 1」(2,400万ドル)

$5,600,000−(1,040館/$5,385)−$5,600,000

RT の評論家の支持率 -- % / Metacritic スコア -- / 出口調査の CinemaScore --


N.T.ラーマ・ラオ Jr.が、ひとり二役の主演をつとめたボリウッド映画のアクションものです!!


第5位 (3) 「スピーク・ノー・イーヴル」(1,500万ドル)

$4,300,000−(2,661館/$1,616)−$28,140,000

RT の評論家の支持率 85 % / Metacritic スコア 66 / 出口調査の CinemaScore B+


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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Weekend Box Office 💰 September 20 - 22, 2024 : 9月20日~22日の全米映画ボックスオフィスTOP5


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。


$26,000,000−(4,172館/$6,232)−$226,848,000

RT の評論家の支持率 77 % / Metacritic スコア 62 / 出口調査の CinemaScore B+


第2位 (初) 「トランスフォーマーズ・ワン」(7,500万ドル)

$25,000,000−(3,978館/$6,285)−$25,000,000

RT の評論家の支持率 88 % / Metacritic スコア 62 / 出口調査の CinemaScore A

昨2023年の夏に公開した実写の映画としては、第7作めの「ライズ・オブ・ザ・ビースツ」の興行成績が振るわなかった「トランスフォーマー」シリーズが、元ピクサーのジョシュ・クーリー監督(「トイ・ストーリー 4」2019年)を起用して…、


いまから約38年も前の1986年に公開した「ザ・トランスフォーマーズ: ザ・ムービー」以来となる超久しぶりにアニメ映画に取り組み、オートボットのリーダーのオプティマス・プライムと、宿敵の悪のディセプティコンのボスのメガトロンは若い頃は、まさかの親友だった…!!という始まりの物語の秘話を…、


「ソー」シリーズの雷神ヘムジー、「エターナルズ」(2021年)のブライアン・タイリー・ヘンリー、「ブラック・ウィドウ」(2021年)のナットのスカーレット・ジョハンソンといったマーベルのキャストを声の出演者に起用して、描いた「トランスフォーマーズ・ワン」は…、


同じくマーベルの戦うヒロイン、ホークアイのヘイリー・スタインフェルドちゃんが主演し、シリーズ最高傑作と言われたスピンオフ映画「バンブルビー」(2018年)と同等か、それ以上かも!!の高評を博しただけあり、出口調査では観客の9割以上が満足をして、スコアは満点に近い “ A ” が与えられていますが、封切り成績としては…、

4,000万ドルを超えるのでは?!の期待を裏切って、約2,500万ドルしか稼ぐことができなかった、やっぱり振るわない結果となっていますが、1億ドル超どころか、2億ドルを超える巨額が投じられることもあった実写のブロックバスター映画の大作とは違って…、

公称の製作費は約7,500万ドルの控えめですから、同じく製作費が控えめの約1億ドルだった前述の「バンブルビー」以来の黒字を稼いでくれるかもしれませんし、「トランスフォーマー」のアニメ映画はおもしろい!!の口コミが拡がって、動員を持続する可能性もありそうです…!!


第3位 (2) 「スピーク・ノー・イーヴル」(1,500万ドル)

$5,900,000−(3,375館/$1,748)−$21,455,000

RT の評論家の支持率 85 % / Metacritic スコア 66 / 出口調査の CinemaScore B+



第4位 (初) 「ネヴァー・レット・ゴー」(2,000万ドル)

$4,500,000−(2,667館/$1,687)−$4,500,000

RT の評論家の支持率 63 % / Metacritic スコア 55 / 出口調査の CinemaScore C+

アレクサンドル・アジャ監督(「クロール」2019年)が、ハル・ベリーを主演に迎えたホラー映画「ネヴァー・レット・ゴー」を封切った配給のライオンズゲートとしては、当初の目論見の…


1,000万ドル前後には届かずとも、せめて 800万ドルは稼いでほしい期待値でしたが、実際の封切り成績は残念ながら約450万ドルの沈没でした…。思いがけない展開は、それなりに楽しめるし…、


ハル・ベリー扮する母ちゃんの正気を疑う双子の息子を演じた子役のパーシー・ダッグス 4世くんとアンソニー・B・ジェンキンスくんらの演技は観応えがある!!といった好意的な声もありますが、出口調査では…、

観客の支持は、せいぜい約6割にとどまり、スコアは金返せレベルの “ C+ ” ですから、よって本当にホラー好きのマニアの観客の多くは、このアジャ監督の新作ではなく、以下 ↓ のデミ・ムーア主演の評価の高い「ザ・サブスタンス」のほうを選んだのかもしれませんね…。


…というわけで、第5位のマーベルは飛ばして、第6位に初登場したのが、その…

第6位 (初) 「ザ・サブスタンス」(1,750万ドル)

$3,100,000−(1,949館/$1,591)−$3,100,000

RT の評論家の支持率 90 % / Metacritic スコア 77 / 出口調査の CinemaScore B

80年代を代表する人気映画のひとつであり、青春映画史上の最高傑作に位置づけられる「セント・エルモス・ファイアー」(1985年)や「きのうの夜は」(1986年)、思いがけない超特大のヒットを叩き出した「ゴースト」(1990年)(↓)に…、


トム・クルーズ、ジャック・ニコルソンと共演の「ア・フュー・グッドメン」(1992年)、そして、「G.I.ジェーン」(1997年)などで、セクシーな美人女優として…、


80年代から90年代にかけて、一世を風靡したデミ・ムーア現在61歳が、もう50代のババアだから…と番組から降ろされ、落ち目になったエアロビ界のかつてカリスマのインストラクターに扮し…、


チヤホヤされた若い頃のピチピチの自分に戻りたい…と願ったことから、闇市場に出まわる怪しい新薬に手を出してしまう…!!と果敢に自虐的な役どころに挑戦し、いま若くて、ピチピチのハリウッド版「デスノート」(2017年)のミサミサのマーガレット・クアリー現在29歳と共演し、見事に復帰を果たした「ザ・サブスタンス」は…、

今年2024年5月に開催された第77回めのカンヌ国際映画祭のプレミア上映で、いわゆる “ ボディ・ホラー ”、つまり人体が変貌する恐怖をネタにしたホラー映画としては、 デヴィッド・クローネンバーグ監督の「ザ・フライ」(1986年)以来の傑作のカルト作ではないか…!!と大絶賛を博し、メガホンをとったフランス映画界のコラリー・ファルジャ監督(「リベンジ」2018年)が自ら執筆したシナリオに脚本賞まで与えられたものの…、

ホラー映画としては、上映時間がやや長過ぎ…の約2時間20分もあるトンデモ展開(事前に何も知らないほうがよいと思います)のグロテスクなボディ・ホラーに難色…を示して、公開を見送ることにしたユニバーサル映画に代わって、配給権を取得した英国の配信サービスの Mubi が、2,000館を切った約1,949館の控えめな全米公開に踏み切った結果の封切り成績は約310万ドルだけ…の言わば沈没…ですが…、


とかく見た目ばっかり重要視されがち…の女性をめぐる様々な問題を提起した作品ながら、デミ・ムーアと同世代のおばさんではなく、そうした女性への見方について、最も考えてみなければならないかもしれない18歳から30代半ばまでの青年層の男性の観客を最も多く集めただけでなく、出口調査によれば、約8割に近い観客が支持をして、納得していますから、 “ ボディ・ホラー ” の体裁をとった創り手たちの狙いは、まんまとドンピシャだった…!!と言えそうですし…、

前述のように大手の配給会社が難色…の「ザ・サブスタンス」の劇場公開にあえて挑んで、異色作の存在を知ってもらい、話題を拡げることができた宣伝効果を踏まえると、配信サービスの Mubi としては、このあとの本番?!の配信市場でのロングランのヒットが期待できるのでは…!!


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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Weekend Box Office 💰 June 30 - July 2, 2023 : 6月30日~7月2日の全米映画ボックスオフィスTOP5


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
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$60,000,000−(4,600館/$13,043)−$60,000,000

RT の評論家の支持率 68 % / Metacritic スコア 57 / 出口調査の CinemaScore B+


上 ↑ の 🔗 文字のリンク、または下 ↓ のやっぱり、ハリソン・フォードの老け顔は隠されているポスターをタップしてください…!!



$11,500,000−(3,405館/$3,377)−$339,872,000

RT の評論家の支持率 95 % / Metacritic スコア 86 / 出口調査の CinemaScore A


第3位 (2) 「エレメンタル」(2億ドル)

$11,300,000−(3,650館/$3,096)−$88,778,805

RT の評論家の支持率 76 % / Metacritic スコア 59 / 出口調査の CinemaScore A


第4位 (4) 「ノー・ハード・フィーリングス」(4,500万ドル)

$7,500,000−(3,208館/$2,338)−$29,311,000

RT の評論家の支持率 67 % / Metacritic スコア 58 / 出口調査の CinemaScore B+

ジェン主演のちょっとエッチな大人向けのコメディ映画は先週の初公開から、ほぼ半分にあたる−50%の集客減ですから、ブロックバスター映画を相手に、まずまずの健闘ですし…、


世界総額の成績は製作費の約4,500万ドルを超えて、5,000万ドル目前の約4,931万ドルにまで達しています…!!、よくも悪くも注目されて、物議をかもしている話題作?!だけに、このあとの配信市場でのヒットが確実視できそうですから、最終的に黒字におさまる手堅い結果を残す成功になるのではないでしょうか…!!



$7,000,000−(2,852館/$2,454)−$136,110,000

RT の評論家の支持率 53 % / Metacritic スコア 42 / 出口調査の CinemaScore A-


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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Weekend Box Office 💰 June 23 - 25, 2023 : 6月23日~25日の全米映画ボックスオフィスTOP5


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。


$19,300,000−(3,785館/$5,099)−$317,051,000

RT の評論家の支持率 95 % / Metacritic スコア 86 / 出口調査の CinemaScore A

コミックヒーロー映画疲れ…といった言葉がささやかれ始めて、ヒーローものはもう飽きられた…という見方の人たちもいますが、「アクロス・ザ・スパイダーバース」が公開4週めにして、ピクサーの「エレメンタル」を相手どったアニメ映画バトルの興行対決を制し…、

首位に返り咲いた結果からすると、単にコミックヒーロー映画疲れ…ではなくて、ヒーローものの人気は健在だけど、観客のジャンルを観る目が肥えたことで、作品の中身のクォリティが以前よりも問われている…ということかもしれませんね!!、なお、「アクロス・ザ・スパイダーバース」の現時点の国内の売り上げの約3億1,705万ドルは、雷神ヘムジー主演の「ソー」シリーズの第3作め「ラグナロク」(2017年)の国内での最終的な成績の約3億1,506万ドルを超えています…!!


第2位 (2) 「エレメンタル」(2億ドル)

$18,463,000−(4,035館/$4,576)−$65,514,915

RT の評論家の支持率 76 % / Metacritic スコア 59 / 出口調査の CinemaScore A



$15,265,000−(4,256館/$3,587)−$87,644,000

RT の評論家の支持率 67 % / Metacritic スコア 56 / 出口調査の CinemaScore B


第4位 (初) 「ノー・ハード・フィーリングス」(4,500万ドル)

$15,100,000−(3,208館/$4,707)−$15,100,000

ジェンが演じる主人公のマディは、バーテンダーと Uber の運転手とを兼業することで、どうにか暮らしをやりくりしていたが、税金の支払いがもとで、大事な商売道具のクルマを差し押さえられてしまう…!!

…の困った始まりから、大学入学が目前なのに世慣れしておらず、自分の殻に閉じこもった息子のパーシー=アンドリュー・バース・フェルドマン(Disney+「ハイスクール・ミュージカル: ザ・ミュージカル」シリーズ)とデートして、息子の殻を破り、一人前の男にしてくれたら、報酬として、クルマを進呈するというヘリコプター・ペアレンツ、つまり過保護な両親(マシュー・ブロデリックとローラ・ベナンティ)からの妙な求人をネットの掲示板で見つけたマディは、これ幸いと飛び乗るのだったが…!!


RT の評論家の支持率 67 % / Metacritic スコア 58 / 出口調査の CinemaScore B+

…といったお話の「ノー・ハード・フィーリングス」つまり「根に持ったりしないでね、恨みっこはなしよ」を意味するタイトルの大人向けエッチ系コメディ映画を封切ったソニピが公表したオープニング成績は約1,510万ドルですから、メガホンをとったジーン・スタプニツキー監督としては、前作の小学生トリオが主人公なのに大人向けだったハレンチなコメディ映画のケッサク「グッド・ボーイズ」(2019年)の封切り成績=約2,140万ドル(3,204館)から数字を大きく下げてしまった残念な結果となっていますが…、


ジャック・ブラックとグウィネス・パルトローが共演し、肥満を笑いのネタにしていたファレリー兄弟監督の「シャロウ・ハル(愛しのローズマリー)」(2001年)なんかがウケた過去とは違い、Twitter に代表されるソーシャル・メディアの差別と誹謗中傷の言いたい放題にうんざり…のご時世だけに、架空の人物とはいえ、ある特定のタイプの人をネタにして、笑いものにするのは無神経に見えてしまい、笑えないどころか、眉をひそめられ、快く思われませんから…、

要するに古臭くて笑えず、スベっている…、才能と時間の無駄使い…などと、ジャーナリストからは絶不評のコメディ映画が、今ひとつヒットしなかったのも当然かもしれませんが、ただし、同性に好かれるジェン主演作だけに、女性の観客の方が若干多い出口調査の評価は 8割以上が満足して、楽しんでいるため、このコメディ映画を観たかった人にはウケたことになるものの…、




そもそもシリアスなドラマ映画の小品を得意とする演技派女優の顔とは裏腹に、素の本人は天然の爆笑キャラのジェンだけに当然、ミスティークが主演の本格的なコメディ映画に期待した映画通の方としては、ジェンはやっぱり前作の「コーズウェイ」(2022年)みたいな人間ドラマに主演したほうがよいと思われるかもしれません…?!



$11,600,000−(3,523館/$3,293)−$122,948,000

RT の評論家の支持率 53 % / Metacritic スコア 42 / 出口調査の CinemaScore A-

さらに続き…の次の第8作めが楽しみな超ロボット生命体のバトルは公開3週めにして、前作にあたるヘイリー・スタインフェルドちゃん主演の「バンブルビー」(2018年)の国内での最終的な売り上げの約1億2,720万ドルに迫った約1億2,295万ドルを稼いでいますから…、

さらに前作のイザベラ・マーセッドちゃんがヒロインだった「ザ・ラスト・ナイト」(2017年)の同じく国内での最終的な成績の約1億3,017万ドルを超えるのも、もはや確実と言えそうです…!!


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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Weekend Box Office 💰 June 16 - 18, 2023 : 6月16日~18日の全米映画ボックスオフィスTOP5


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。


$55,100,000−(4,234館/$13,014)−$55,100,000

RT の評論家の支持率 67 % / Metacritic スコア 56 / 出口調査の CinemaScore B


北米で今日の日曜日の6月18日の父の日と明日の月曜日のジューンティース=アメリカの奴隷制度が終わりを迎えたとされる歴史を振りかえり、自由を讃える国民の祝日をからめた連休のロング・ウィークエンドに家族で楽しめるアニメ映画として…、

傘下のピクサー・アニメーション・スタジオが製作した長編アニメ映画としては、27本めにあたる「エレメンタル」を封切ったディズニーが公表した週末3日間の稼ぎの封切り成績が約2,950万ドルだったことから、ピクサー初期の20世紀の90年代に公開された「トイ・ストーリー」(1995年)と続編の「2」(1999年)、「ア・バグ'ズ・ライフ」(1998年)を除いた21世紀に入ってからの作品としては、最も不発だったスパイダーマンのトムの声の主演作「オンワード」(2020年)の封切り成績の約3,912万ドルを下まわり、ピクサー史上最低のワースト封切り成績を更新してしまいました…。昨2022年の同時期つまり父の日とジューンティースの連休に公開した…

第2位 (初) 「エレメンタル」(2億ドル)

$29,500,000−(4,035館/$7,311)−$29,500,000


RT の評論家の支持率 76 % / Metacritic スコア 59 / 出口調査の CinemaScore A

元キャプテン・アメリカのクリスの声の主演作「ライトイヤー」が、2億ドル超えの巨額の製作費に対して、全世界の興行成績の総額が約2億1,877万ドルしか稼げず、不発の失敗に終わった赤字に続く、2年連続の不発になりそうですから、もはやピクサーの人気と魅力は消え失せて、ブランドの価値も失墜したのでは…と言われても仕方のない結果を出した「エレメンタル」は…、


肌の色や文化の違いといった人びとの多様性を、けして、ひとつになることはない火と水のキャラに投影した設定がわかりやすいのはよいけれど、あまりにも発想が単純の幼稚すぎて、目新しさを欠いてしまい、まるで学校の道徳の時間に観させられる教育アニメみたい…などと、そもそも感心されず、物語の焦点も火と水のラブ・ストーリーに絞りきらず、散漫な作品になってしまった…と不評ですが、しかし、出口調査の観客の評価では、85%以上のひとたちが好意的に受けとめ、満足をし、12歳以下の児童に限れば、9割以上が大よろこびの満点に近いスコアの “ A ” ですから…、


映画館に出かけるのはやめて、Disney+ の配信開始を待って、自宅で観よう…!!と当のピクサーの代表の CCO であり、おまけの短編アニメ「カールじいさんのデート」の前日譚にあたる「Up カールじいさんの空飛ぶ家」(2009年)で知られるピート・ドクター監督が、この「エレメンタル」の興行は言わば Disney+ のサブスクを勧める宣伝活動であって、家族そろって映画館に出かけるのは経済的負担が大きいから、映画館には出かけず、Disney+ で観て下さいと、何だか不発をごまかすみたいな苦しい発言をされているので、映画館に出かけてはいけません?!…というディズニー・ピクサーは観客をバカにしているの…?!というオチとなっています。



$27,800,000−(3,873館/$7,178)−$280,383,000

RT の評論家の支持率 95 % / Metacritic スコア 86 / 出口調査の CinemaScore A



$20,000,000−(3,680館/$5,435)−$100,622,000

まだ観ていない人にはネタバレになるため、あえて詳しくは書きませんが、アンソニー・ラモスが演じる主人公ノアに待ち受けていた予想外のまったくサプライズの期待を持たせた幕切れの…


RT の評論家の支持率 53 % / Metacritic スコア 42 / 出口調査の CinemaScore A-

その後…を描いて、「トランスフォーマー」の世界観をもっとアクション映画!!に拡大する続編を引き続き、手がけるにあたって、パラマウント映画と契約更新の交渉を始めたスティーヴン・ケイプル Jr. 監督(「クリード 2」2018年)の「ライズ・オブ・ザ・ビースツ」は…


先週の初公開から約-67%の観客を失ってしまいましたが、国内の成績はひとまず大台の1億ドルを突破しましたし、世界総額の成績は3億ドル目前の約2億7,492万ドルとなっています!!、いずれにしろ、つぎのシリーズ通算第8作めの製作も内定ですから、「トランスフォーマー」ファンの方は引き続き、お楽しみに…!!


第5位 (3) 「ザ・リトル・マーメイド」(2億5,000万ドル)

$11,600,000−(3,480館/$3,333)−$253,559,129

RT の評論家の支持率 67 % / Metacritic スコア 59 / 出口調査の CinemaScore A


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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Weekend Box Office 💰 June 9 - 11, 2023 : 6月9日~11日の全米映画ボックスオフィスTOP5


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。


$60,500,000−(3,678館/$16,449)−$60,500,000

RT の評論家の支持率 53 % / Metacritic スコア 42 / 出口調査の CinemaScore A-


「トランスフォーマー 7」の封切り成績については、上 ↑ の 🔗 文字のリンク、または下 ↓ のポスターをタップしてください…!!


ジェームズ・ガン監督の「ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー」シリーズとしては完結編にあたる第4位のディズニー・マーベルの今夏の大ヒット作「Vol.3」が、全米公開初日(5月5日)に叩き出した約4,810万ドル(4,450館)を超えた…

約5,181万ドル(4,313館)を稼いだことで、今のところ今年2023年では最大の初日ヒットを記録した暫定の第1位!!に、いきなり浮上した「アクロス・ザ・スパイダーバース」は、トム・ホランド主演の実写の「スパイダーマン」第3作めにあたる新旧シリーズ集大成「ノー・ウェイ・ホーム」(2021年)のあろうことか、いきなり大台の1億ドルを突破した初日売り上げの約1億2,196万ドル(4,336館)にこそ敵わなかったものの、第1作め「ホームカミング」(2017年)=約5,078万ドル(4,348館)と第2作め「ファー・フロム・ホーム」(2019年)=約3,926万ドル(4,634館)の初日売り上げは超えたことで、まさに…


$55,425,000−(4,332館/$12,794)−$225,446,000


RT の評論家の支持率 95 % / Metacritic スコア 86 / 出口調査の CinemaScore A

実写のマーベル・シネマティック・ユニバースに引けをとらないヒーロー映画の大ヒット作に発展していますが、前作「イントゥ・ザ・スパイダーバース」(2018年)の国内での最終的な売り上げの約1億9,017万ドルを早くも公開2週めにして超えた約2億2,545万ドルを稼いでいる「アクロス・ザ・スパイダーバース」の2週めの成績の約5,543万ドルは、初登場第1位「トランスフォーマー」シリーズ通算第7作め「ライズ・オブ・ザ・ビースツ」の封切り成績の約6,050万ドルに肉迫していますから、北米で明日の週明けの月曜日(12日)に発表される厳密な精算を経た週末成績の結果では第1位と第2位が入れ替わってしまったとしても、不思議ではないですね!!、なお、ハリウッド映画のアニメ作品としては…


史上最長の上映時間にあたる約2時間20分の「アクロス・ザ・スパイダーバース」は、約2時間7分の「トランスフォーマー 7」よりも映画館の座先の回転率がよくないことや、IMAX 上映などの割高な特別興行の上映館数が多い「トランスフォーマー 7」の顧客単価の平均値が約13.51ドルに対し、「スパイダーマン」は約12.49ドルと、やや不利ですが、トータルの上映館数では大きく勝っているため、実際に動員している観客の数は超ロボット生命体よりも多いのかもしれません…!!


第3位 (2) 「ザ・リトル・マーメイド」(2億5,000万ドル)

$22,790,000−(4,320館/$5,275)−$228,810,339

RT の評論家の支持率 67 % / Metacritic スコア 59 / 出口調査の CinemaScore A



$7,028,000−(3,175館/$2,214)−$335,400,769

RT の評論家の支持率 81 % / Metacritic スコア 65 / 出口調査の CinemaScore A


第5位 (3) 「ザ・ブギーマン」(3,500万ドル)

$6,917,000−(3,205館/$2,158)−$24,737,895

RT の評論家の支持率 62 % / Metacritic スコア 56 / 出口調査の CinemaScore B-

公開2週めには垂直落下式に観客を大きく失ってしまいかねないホラー映画なのに、「トランスフォーマー」、「スパイダーマン」、そして、同じディズニー作品「リトル・マーメイド」の上位の3つのブロックバスター映画を相手に、そもそも配信映画だった「ザ・ブギーマン」が集客減を約-44%に抑えたのは立派!!として、ロブ・サヴェージ監督(↑)と主人公の姉妹を演じたソフィー(↑)とヴィヴィアンちゃん(↓)をホメてあげることができそうかもしれません…!!


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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