Billy's footnotes 💬 Day 336
世界に衝撃と笑撃を与えたアメリカ大統領選挙の投票の呆れるしかない絶望的な結果からすると、イギリス人のアレックス・ガーランド監督が「いまのアメリカの現実」を観察して、投影しつつ、あくまでも「報道」を主題に「近未来の寓話」として描いた「アメリカ分断の内戦」の物語は…、
これから数年先の近未来に本当に起きるかもしれない…の危機感が、今春の封切り時よりも増しただけに、そもそも「シビル・ウォー」は出来栄えが抜きん出ていることや、実質的に主人公にあたる報道カメラウーマン志望のジェシー役のケイリー・スペニーちゃんをはじめとする出演者たちの名演技、市街戦の迫力に満ちた描写などから、今年2024年公開映画のうち最も重要な必見作!!
…として、今年2024年に観た映画の第1位!!に位置づけたくなる映画ファンのひとが少なくないと思われますが、その様々な意味において、今年の「アメリカ映画」を代表する「シビル・ウォー」のジェシーつまりケイリー・スペニーちゃんに注目して、焦点をあて、映画の全体をダイジェストしたビデオ…は当然、「ネタバレ満載」ですから、すでに「シビル・ウォー」の映画をご覧になられた方だけ、来年2025年からのアメリカはどうなってしまうのか…?!と、あらためて不安と恐怖を抱きながら、お楽しみください…!!、ちなみに…
日本の事例で言えば、さしずめ「オウム真理教」みたいなものか…と言えそうな「トランプ狂信」つまり英語で言うと「トランプ・カルト」にハマっている狂信者や極右翼の思想にかぶれた者たちが武装して集った「トランプ軍」、つまり英語で言うと「トランプ・アーミー」の「民兵」…
…を投影して、モデルにしたらしい「白人男性至上主義」の「差別主義者」の「間違った愛国者」の「過激派」の冷血漢の人物を「即席の代役」として、いきなり引き受けたのに恐ろしい存在感を発揮したジェシー・プレモンス(「アントラーズ」2021年)から…、
出身地を尋問されたジェシー役のケイリー・スペニーちゃんが、彼女自身の出身地のミズーリ州を答えるや、それがウソでない証拠として、ミズーリ州のスローガンの「Show Me State」つまり「やって見せてくれの州」は、どうして、やって見せてくれなのか?!の由来を尋ねられたのに…
答えることができず、困ってしまうやりとりは、シナリオには書かれていなかったジェシー・プレモンスの即興だったから、本当に「Show Me State」の由来を知らないケイリー・スペニーちゃんは彼女自身の回答として、「知らない…」と言うしかなかった「生のリアクション」だそうです!!
そして、そんな自分の生まれ故郷の地元にまつわる由来や歴史なんか知らない現代的な若者のケイリー・スペニーちゃんのことを、「間違った愛国者」のジェシー・プレモンスが「こいつは100%のアメリカ人だ」と言うのも複雑な皮肉の効いた名ゼリフですね…!!
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