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Weekend Box Office 💰 March 21 - 23, 2025 : 3月21日~23日の全米映画ボックスオフィス


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

第1位 (初) 「ディズニーの白雪姫」(驚愕の巨額の2億7,000万ドル超)

$43,000,000−(4,200館/$10,238)−$43,000,000

RT の評論家の支持率 44 % / Metacritic スコア 50 / 出口調査の CinemaScore B+

この「白雪姫」をめぐっては、人権や国際紛争など、そもそもファンタジーのプリンセス映画とは無関係の政治や思想の領域の問題が、次から次へと多く取り沙汰されてしまい、それらにイチイチ関わるのは、単に映画を楽しみたい第三者には「人生の時間の無駄使い」の「不毛」でしかない「厄介」であり、もうウンザリ…の興ざめとなり、面白くありませんし、特に紹介に値する優れた描写の作品にも観えなかったため、採りあげるのをやめました。そうした興ざめのもとの…


「注目を集めるために他者をこきおろす」「必要以上に語りすぎの余計な発言をしてしまう、つまり語るに落ちる」「揚げ足とり的な指摘をする小賢しさ」「不適切な言葉の選び方や受けとめ方」といった「ソーシャル・メディア時代の混迷」とでも言うしかない「口は災いのもと」の「間違った話題作り」が、映画を封切り前…どころか、作られる前から評価を下し、よってたかって、作品をなぶり殺しにしてしまうのは「小人閑居して不善を為す」以外の何ものでもないと思います。


第2位 (2) 「ブラック・バッグ」(5,000万ドル)

$4,400,000−(2,713館/$1,622)−$14,880,000

RT の評論家の支持率 97 % / Metacritic スコア 85 / 出口調査の CinemaScore B



$4,100,000−(2,900館/$1,414)−$192,117,391

RT の評論家の支持率 51 % / Metacritic スコア 42 / 出口調査の CinemaScore B-


第4位 (3) 「ミッキー 17」(1億1,800万ドル)

$3,900,000−(2,584館/$1,509)−$40,222,000

RT の評論家の支持率 79 % / Metacritic スコア 72 / 出口調査の CinemaScore B


第5位 (1) 「ノボカイン」(1,800万ドル)

$3,760,000−(3,369館/$1,116)−$15,769,000

※ いわゆるロシアメリカ映画にあたる作品と見なし、CIA では紹介していません。

RT の評論家の支持率 82 % / Metacritic スコア 59 / 出口調査の CinemaScore B


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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Billy's footnotes 💬 Day 81, 2025



「エイリアン」シリーズケイリー・スペニーちゃん主演作「ロミュラス」(2024年)のクールなアート・ポスターを描いてくれた作者は、インドネシアのスラウェシ島のマカッサルにお住まいのグラフィック・デザイナーのアミン・ジューゴさんです…!!、そして…、


下 ↓ は、その「ロミュラス」撮影時のケイリー・スペニーちゃんのスナップショットです…!!

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Billy's footnotes 💬 Day 80, 2025


Watch ▶ the Trailer for Embeth Davidtz's 'Don't Let's Go to the Dogs Tonight' starring Lexi Venter, based on Alexandra Fuller's Memoir of the same name 🇿🇼👧

「シンドラーのリスト」(1993年)や「マチルダ」(1996年)といった1990年代の人気作の数々に出演し、最近では M・ナイト・シャマラン監督の「オールド」(2021年)で、トーマシン・マッケンジー役を演じたことや、「アメイジング・スパイダーマン」シリーズのアンドリュー・ガーフィールドのお母さん役のひとでしょ!!として知られる女優のエンベス・デイヴィッツは…、

インディアナ州で生まれたものの、幼少期に家族が南アフリカ共和国に移り住んだことから、まず始めに南アフリカで、女優のキャリアを築き、成功したことで、ハリウッドに進出した…と言わば逆輸入?!みたいな南アフリカ国籍のアメリカ人という言い方になるひとですから、そうした…

自分と似た生い立ちの英国生まれのローデシアつまり現在のジンバブエ共和国育ちの同世代の同性の作家アレクサンドラ・フラー(↑写真)に共感を抱いたらしく、著者がローデシアでの暮らしを綴った同名の回想録(2001年出版)の映画化に取り組んで、主人公のボボちゃんこと原作者アレクサンドラ=新人の子役レクシー・ベンターちゃんのお母さんの役を自ら演じ、初メガホンに挑んだエンベス・デイヴィッツ監督デビュー作の…


「ドン'ト・レッ'ツ・ゴー・トゥ・ザ・ドッグス・トゥナイト」つまり犬の映画だと間違われそうな「今夜は犬たちのところに行くのはやめておきましょうね」を、北米で今夏7月11日から限定公開で封切るソニピが予告編を初公開したので、映画通の方はぜひ、チェックしておいてください!!


昨2024年の晩夏に開催された第51回めのテリュライド映画祭でのプレミア上映が大絶賛を博して、成功し、そのあと、トロント国際映画祭でも高評価を与えられた「今夜は犬たちのところに行くのはやめておきましょうね」の同名原作を要約した本の要約アプリの Bookey によれば…、

著者のアレクサンドラ・フラーは、アフリカでの波乱に満ちた子ども時代を誠実かつ優雅に描写しています。彼女の鋭く、時にユーモアを交えた文体を通じて、厳しい環境での成長の難しさを乗り越え、逆境の中に喜びを見い出す見事な才能を明らかにしています。フラーのデビュー作は、生々しい感情と魅力的な物語が見事に融合したものであり、愛と苛立ちを交えつつ家族の極めて特別な経験を振り返ることで、厳しいが魅力的な土地での生活を探求しています。

…とのことで、1970年代の半ばを舞台とし、当時8歳のボボちゃんの視点から、いわゆるローデシア紛争の内戦を通じて、白人政権による独裁支配が終わりを迎えていくなかで、白い肌のアフリカ人の自分たちは何者か…といった微妙な立場に戸惑いながら、ボボちゃんが自我を成長させていく姿などが描かれているそうですから、やや過激な描写が含まれているため、大人向けの R 指定の視聴制限を与えられているものの、ディズニーの実写版の何とかよりも、ご家族で鑑賞してみる価値のある学びを得られる作品かもしれませんね。


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Billy's footnotes 💬 Day 79, 2025


Watch ▶ the Trailer for the biopic of the late Russian journalist Anna Politkovskaya 'Words of War', produced by Sean Penn and starring Maxine Peake, Jason Isaacs and Ciarán Hinds 🇷🇺😔

現在の俗にいう「ロシアメリカ」、つまり旧アメリカ合衆国を支配する黒幕として、「オレンジ色の狂人」の大統領、イーロン・マスク真大統領を操っている?!ばかりか、庶民が悲鳴をあげている物価の極端な高騰を含め世界を様々に混乱に陥れている諸悪の根源だ…💢などと、まことしやかに言われるロシアの独裁者プーチンが放った刺客…だと全世界が信じている暗殺者の凶弾によって、お母さんを殺害された娘のヴェーラ・ポリトコフスカヤさんの著書「母、アンナ : ロシアの真実を暴いたジャーナリストの情熱と人生」(2023年出版)を出版する NHK 出版によれば…、

アンナ・ポリトコフスカヤ(↑)。彼女が殺されたのはプーチンの誕生日だった。娘は語る…。

「わたしの母はロシア当局にとってのみならず、一般の人たちにとっても、つねに居心地の悪さを感じさせる人だった。兵士や犯罪組織、そして、戦争という「肉挽き機」に巻きこまれた一般市民について、残酷な真実をありのままに報じ、苦悩や流血、死、ばらばらになった肉体、打ち砕かれた希望を文字にした…」

ロシアを代表するリベラル紙「ノーヴァヤ・ガゼータ」の記者アンナ・ポリトコフスカヤは、死の間際まで、第二次チェチェン戦争やプーチン政権下のロシアにおける汚職や犯罪、「沈黙の掟」についてペンを執り続け、2006年10月7日に、アンナがモスクワ中心部の自宅アパートで殺害されると、その姿はたちまち言論の自由の象徴となった。

当時26歳だった娘ヴェーラ(↑)は、その日以降、兄イリヤーと共に、正義のために戦ってきた。そして、ロシアの司法機関の緩慢や杜撰、矛盾する情報やあまりに理不尽な憶測といった問題を、身をもって経験してきた。それでも彼女は、母アンナの遺した教訓「勇敢でありなさい。そして、すべての物事を然るべき名前で呼ぶのです。独裁者は独裁者と…」を人々の記憶にとどめるために戦い続けてきた。

ロシアのウクライナ侵攻が始まると、ポリトコフスカヤという名は再び殺害の脅迫の対象となり、ヴェーラは家族とともに、行先を伏せて国外へ移り住むことを余儀なくされた。彼女が本書の執筆を決意したのは、母アンナがその腕に抱くことの叶わなかった孫である自身の娘、そして、全世界の記憶に、母の物語を刻みたかったからだ。プーチンの政治を歯に衣着せずに批判し、人々を脅かす「大ロシア帝国」構想の立役者となった元 KGB 将校によって、ロシアで行われてきた人権侵害を怯むことなく告発した、ひとりの女性の唯一無二の物語を…。


…といった次第で、この娘のヴェーラさんの著書が原作というわけではありませんが、彼女の母の暗殺された故アンナ・ポリトコフスカヤさんの真摯なジャーナリストとしての生き様を描いた実話映画「ワーズ・オブ・ウォー」つまり「戦争の言葉」を、北米で 5月2日に封切る Neon 傘下のデカール・リリーシングが、予告編を初公開してくれたので、大人の映画ファンの方はぜひ、チェックしておいてください…!!


前述の腰抜けの「オレンジ色の狂人」や「真大統領」とは違い、ウクライナ侵攻が始まるや、即座に戦場に飛び込んで、ウクライナのゼレンスキー大統領をサポートし、現地の様子を伝えてくれた怖いもの知らずの「正アメリカ人」のショーン・ペン監督(映画史上の最高傑作のひとつだけど、観るとトラウマになるので、お薦めできない「イントゥ・ザ・ワイルド」2007年)が…


仕掛け人のプロデューサーをつとめて、英国テレビ界のベテランのジェームズ・ストロング監督にメガホンを託した「戦争の言葉」で…、

故アンナさん役を演じたのは、「ザ・セオリー・オブ・エブリスィング」(2014年)やミニシリーズ「セイ・ナッシング」(Disney+ 配信中)などのマキシン・ピーク。娘ヴェーラさんの役は「ブリムストーン」のナオミ・バトリックが演じているほか、必見の傑作「ホテル・ムンバイ」(2019年)などのジェイソン・アイザックス、おもしろいけれど、やっぱりトラウマになるから観ないほうがいいテレビシリーズ「ザ・テラー」(2018年)などのキーラン・ハインズ、それから「高慢と偏見とゾンビ」(2016年)などのエリー・バンバーといった観応えある共演者がそろっていますから…

ロシアの独裁者のプーチンがどれだけ恐ろしい人物なのか…や、そのプーチンの右腕と左腕のように言われる「オレンジ色の狂人」や「マスク真大統領」が、どれだけ危険な存在なのか…といった現在の世界が直面している危機なんかには興味のない方も、単に大人向けの社会派のドラマ映画として、お楽しみ頂けるかもしれませんね…!!


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Billy's footnotes 💬 Day 78, 2025


Watch ▶ New Trailer for Len Wiseman's 'From the World of John Wick: Ballerina' 💥

映画の作品そのものは、まったくの失敗作らしい…との残念な前評判が言われてるだけに、あまり大きな期待は持てませんが…、

一昨年の2023年に封切られた第4作めをもって、「ジョン・ウィック」の本流シリーズは、ひとまず幕切れ…を迎えたものの、キアヌ・リーブスのジョンがカメオ出演してくれたことや、「ザ・バイクライダーズ」(2023年)のノーマン・リーダスが参戦!!、そして…、


例の殺し屋専用ホテルのコンシエルジュのシャロン役を演じて、シリーズのファンから愛された故ランス・レディックさん(2023年没)の文字通り最期の出演作…の遺作になってしまったから観ておきたいスピンオフ映画の「バレリーナ」は初夏の6月6日から全米公開!!、失敗したと言われているレン・ワイズマン監督(「アンダーワールド」シリーズ)に代わって、「ジョン・ウィック」の本来の創り手のチャド・スタエルスキ監督が撮り直しの仕上げに成功したことを祈るばかりです。



New BTS Featurette for Christopher Landon's AirDrop Thriller 'Drop' starring Meghann Fahy, Brandon Sklenar and Violett Beane 📲😱

先週の日曜日の3月9日に、サウス・バイ・サウスウエスト映画祭で催したプレミア上映の結果が…

「ハッピー・デス・デイ」シリーズのクリストファー・ランドン監督が、またやってくれた…!!と大好評を博して、主演のメーガン・フェイヒー(テレビシリーズ「ザ・ホワイト・ロータス」)とブレンドン・スクレナー(「エミリー・ザ・クリミナル」2022年)の演技が絶賛され…、


映画の格付けサイト Rotten Tomatoes でのジャーナリストの支持率が現在のところ、ホラー・スリラー系としては高めの 87%を獲得してることから、かなり面白い映画らしいぞ!!と、映画好きの期待が急上昇している話題の「ドロップ」を、来月の4月11日に全米公開する配給のユニバーサル映画が、新しいプロモ・ビデオを披露してくれたので、チェックしておいてください…!!



New 'Welcome to Satylite City' Featurette for Geremy Jasper's Post-Apocalyptic Rock Opera 'O'Dessa' starring Sadie Sink, Kelvin Harrison Jr. and Regina Hall 🎸❤️‍🔥

終末世界の未来を舞台に、家宝を取り返すための冒険の旅に出た主人公の農家の娘のオデッサが、危険に満ちた奇妙奇天烈な街にたどり着いて、真実の愛と出会い、彼女の歌の力が試される運命の試練に挑むことになるロック・オペラのミュージカル映画!!


…のセイディー・シンクちゃん主演作「オデッサ」は、北米のカレンダーでは明日ですが、時差のある日本ではもう今日の3月20日の春分の日に日本版の Disney+ に登場です!!、祝日のお休みに何しよう…?!とお考えのサブスク会員の方はお楽しみになられては…!!

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