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Billy's footnotes 💬


格ゲー映画化「モータル・コンバット」シリーズのプロデューサーのトッド・ガーナーが、スコーピオンが放つ武器のクナイの写真(↓)をソーシャル・メディアに投稿したことで…、


真田広之さんが演じる同キャラクターが第2作めでも活躍するのか?!、それとも前作とは異なるスコーピオンが登場するのかも…?!などと憶測されて、話題になっています!!

俳優組合のストの影響を受けて、撮影を中断したことで当然、映画の完成が遅れるハメになった「モータル・コンバット 2」の全米公開日は今のところ未定…です。


今年2023年にアメリカで最も Google 検索された映画のトップ10です…!!

キリスト教の信者向けのロリコン退治の宗教映画って、何の話?!と思われた CIA のご愛読者の方も少なくないと思いますが、児童を人身売買する犯罪組織との戦いの実話を描いて、信者ではない観客の関心をかき集め、特に「右寄りの白人至上主義の間違った愛国者」に支持されたことで、「ミッション: インポッシブル」「インディアナ・ジョーンズ」「トランスフォーマー」「ワイルド・スピード」よりも動員し、今年2023年を代表する特大ヒット作に発展した「サウンド・オブ・フリーダム」が第3位!!のトップ 3 に入ったことと…、


原作にあたる同名のホラー・サバイバル・ゲームのファンのプレイヤーにだけウケればいい!!

…という開き直った映画化の取り組みが大成功!!して、想定を超えた思いがけない大ヒット!!になった「ファイブ・ナイツ・アット・フレディー'ズ」が第9位に入ってるのが、今年の目立った特徴と言えそうですね…!!


新年2024年に全米公開されるマーベルのヒーロー映画は「デッドプール 3」(↓ 新しい写真)の1本だけだし、DC のヒーロー映画は1本もない皆無…。

…ですから、映画のビジネスを専門とする市場分析の会社のアナリストじゃなくても、ごくフツーの映画ファンは誰でも当たり前に予想できることですが、来年の映画興行はやや不調…のマイナス成長になる見込みを、映画のビジネスを専門とする市場分析の会社のガワー・ストリート・アナリティクスが発表しました…。


俳優と脚本家の両組合のストライキが長期化し、映画やドラマの製作が休止と中止されて、作品の完成が遅れたり、封切りが延期された…と、つまり今年2023年に働かなかったことのツケが新年にまわってくる…という映画ファンは誰もが当たり前に予想していたことが、新年の映画不況の理由とされています。

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Weekend Box Office 💰 July 28 - 30, 2023 : 7月28日~30日の全米映画ボックスオフィスTOP5


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

第1位 (1) 「バービー」(1億4,500万ドル)

$93,000,000−(4,337館/$21,443)−$351,403,000

RT の評論家の支持率 90 % / Metacritic スコア 80 / 出口調査の CinemaScore A


第2位 (2) 「オッペンハイマー」(1億ドル)

$46,200,000−(3,647館/$12,668)−$174,060,000

RT の評論家の支持率 94 % / Metacritic スコア 89 / 出口調査の CinemaScore A

2018年夏に「X-Men」スピンオフのヒーロー映画の話題作として封切られるや、大人向けのR指定作品ながら、前作(2016年)を上まわる大ヒットになった「デッドプール 2」の公開2週めの成績は約4,346万ドル(4,349館)でしたが…、

やはり、同じく集客がやや難しくなる大人向けのR指定どころか、映画館の座席の回転率がよいとは言えない約3時間の長い上映時間を使って、原爆開発者の苦悩という地味なテーマをシリアスに描いたドラマ映画が娯楽満載のエンタメに徹した「デッドプール 2」を超えるなんて…!!と驚きの公開2週めの成績=約4,620万ドルを稼いだクリス監督の「オッペンハイマー」は…、


国内での売り上げが早くも約1億7,406万ドルに達し、戦争をテーマにした点が共通する「ダンケルク」(2017年)の国内の最終的な成績の約1億9,007万ドルに迫り、世界総額の成績が4億ドルを超えたので、製作費の約1億ドルを回収するのは間違いありませんから、映画は映画館で上映してこそ価値がある!!の正論の主張をクリス監督が自ら証明してくれた…!!と言えそうですね!!


第3位 (初) 「ホーンテッド・マンション」(1億5,000万ドル)

$24,200,000−(3,740館/$6,471)−$24,200,000

RT の評論家の支持率 41 % / Metacritic スコア 48 / 出口調査の CinemaScore B+

ディズニーランドの同名アトラクションをあらためて再映画化するにあたり、当初に起用したギレルモ・デル・トロ監督とライアン・ゴズリングのコンビを続けていれば、ライアン・ゴズリングは「バービー」に主演せず、同映画の大ヒットの影響を受けることはなかったかもしれない…


…ので、ギレルモ・デル・トロ監督の悪夢の「ホーンテッド・マンション」を作るべきだったかもしれないディズニーが公表したジャスティン・シミエン監督(「ディア・ホワイト・ピープル」2014年)の「ホーンテッド・マンション」の封切り成績は、3,000万ドルは超えるはず!!の予想に反して、まったく期待ハズレの約2,420万ドルだったことから…、


エディ・マーフィを主演に担ぎ出すも、興行が不発に終わり、シリーズ化には到らなかった2003年公開の旧作「ホーンテッド・マンション」の封切り成績=約2,428万ドル(3,122館)と同等の同じ結果のくり返しになってしまいましたが、約20年も昔の…

2003年当時の約2,428万ドルは現在のお金の価値に換算すると約3,983万ドルになるため、そのウケなかった旧作と似たようなコメディを作っても同じ失敗のくり返しだから、ギレルモ・デル・トロ監督のようなホラー映画の達人の斬新なヴィジョンの持ち主に託すべきだったのでは…?!という誰でもわかりそうなことが、ディズニーの重役にはわからなかった「ホーンテッド・マンション」の鑑賞を周囲にも薦めたいと回答した観客は約6割しかいなかったので、客足が伸びるとは思えないロザリオ・ドーソン主演作は、Disney+ での配信ヒットに望みを託すしかなさそうです…。


第4位 (3) 「サウンド・オブ・フリーダム」(1,450万ドル)

$12,409,300−(3,411館/$3,638)−$148,972,065

RT の評論家の支持率 76 % / Metacritic スコア 60 / 出口調査の CinemaScore A+



$10,725,000−(3,191館/$3,361)−$139,233,000

RT の評論家の支持率 96 % / Metacritic スコア 81 / 出口調査の CinemaScore A


第6位 (初) 「トーク・トゥ・ミー」(450万ドル)

$10,028,632−(2,340館/$4,286)−$10,028,632

RT の評論家の支持率 95 % / Metacritic スコア 76 / 出口調査の CinemaScore B+

キャンドルに火を灯して、エンバーミングつまり防腐処理された手と握手し、「わたしに話しかけてください」と言えば、霊がやって来るから「あなたを受け入れます」と言って、霊を憑依させる戦慄の体験を味わうものの、90秒を過ぎないうちにキャンドルの火を消し、「もう扉を閉じます」と霊を追い払わなければ、霊がこの世にとどまってしまう…!!


…という降霊会にハマった若者たちの恐怖を描いたオーストラリア発の大絶賛を博しているホラー映画「トーク・トゥ・ミー」を、いわゆる “ A24 ホラー ” つまり映画通や若者に支持される現代的に新しい趣向のホラー映画のブランドの新作として封切った配給の A24 が公表した封切り成績は、いかんせん上映館数が少ないため、「ミッション: インポッシブル」に僅差で敗れた第6位でしたが、映画通の方はぜひ、これから観る予定のラインナップに加えておいてください…!!

「トーク・トゥ・ミー」をデビュー作として、メガホンをとった将来性に期待大の新人監督は、YouTuber の RackaRacka として知られる双子のダニーとマイケルのフィリッポウ兄弟です…!!


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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Billy's footnotes 💬


70年代のアメリカ映画を代表する傑作の故高倉健さん準主演の「ザ・ヤクザ」(1975年)や、ロリコンをテーマに採り入れたことでも物議をかもしたロバート・デ・ニーロ主演の「タクシードライバー」(1976年)の脚本を執筆したほか、日本では上映禁止だったものの、海賊版の裏ビデオ?!がレンタルビデオ屋さんの棚に並んでいた故緒形拳さん主演の異色作「ミシマ」(1985年)のメガホンをとるなど、スキャンダラスな映画の創り手として知られるポール・シュレイダー監督(↑)が…


マーゴット・ロビー主演の話題の「バービー」を観ようと映画館に出かけたところ、あいにく満席だったため、代わりに妙に大ヒットしているキリスト教の信者に向けて、児童を人身売買する犯罪組織の実話を描いたロリコン退治の宗教映画「サウンド・オブ・フリーダム」を鑑賞したところ…

そんなに神さまのお説教臭くもなく、ハリウッドの伝統的なメッセージ映画のスタイルを単純かつ効果的に踏襲した興味深い映画だった…と評されていますが、突き詰めると白人はヒーロー!!として、白人を神の救世主扱いしているそうですから、過激に間違った愛国心を抱きがちの右寄りの人たちから猛烈に支持されているのは、そういうことなのか…!!と納得できそうですね…🤔

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Weekend Box Office 💰 July 21 - 23, 2023 : 7月21日~23日の全米映画ボックスオフィスTOP5


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

第1位 (初) 「バービー」(1億4,500万ドル)

$155,000,000−(4,243館/$36,531)−$155,000,000

RT の評論家の支持率 90 % / Metacritic スコア 80 / 出口調査の CinemaScore A

近代アメリカ映画の最高傑作のひとつの「レディ・バード」(2017年)とアメリカ映画史上の最高傑作のひとつの「若草物語」(2019年)を手がけた女優のグレタ・ガーウィグ監督の新作だけに…


大絶賛を博している「バービー」が稼いだとされる封切り成績の約1億5,500万ドルは、今年2023年公開の新作としては、マーベルの今夏のヒット作「ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー Vol.3」の封切り成績の約1億1,841万ドル(4,450館)、「スパイダーマン」のアニメ「アクロス・ザ・スパイダーバース」の同成績の約1億2,066万ドル(4,313館)どころか、今のところ今年最大のヒット作として、年間興行成績ランキング第1位の「ザ・スーパー・マリオ・ブラザーズ・ムービー」の封切り成績=約1億4,636万ドル(4,343館)すらも超えた今年最大のオープニング・ヒットの新記録です…!!


第2位 (初) 「オッペンハイマー」(1億ドル)

$80,500,000−(3,610館/$22,299)−$80,500,000

RT の評論家の支持率 94 % / Metacritic スコア 89 / 出口調査の CinemaScore A


クリス監督の「オッペンハイマー」の封切り成績については、上 ↑ の🔗文字のリンクか、集客に大きく貢献しているのは言うまでもない下 ↓ のアイアンマンをタップしてください…!!


第3位 (2) 「サウンド・オブ・フリーダム」(1,450万ドル)

$20,140,647−(3,285館/$6,131)−$124,748,584

RT の評論家の支持率 76 % / Metacritic スコア 60 / 出口調査の CinemaScore A+

キリスト教の信者の方々に向けて、ロリコン退治の実話を描いた宗教映画「サウンド・オブ・フリーダム」は、いまのアメリカの間違った愛国心を抱きがちの右翼の勢力からも支持されていることもあり、トータルの興行成績が、ついに1億ドルを突破した約1億2,475万ドルに達しましたから、第5位の「インディアナ・ジョーンズ 5」に迫りそうな勢いだけに、ハリソン・フォードはナチよりもロリコンと戦ったほうがよかったのでは…?!などと、ひどいジョークが言われそうですね…。



$19,500,000−(4,321館/$4,513)−$118,753,000

RT の評論家の支持率 96 % / Metacritic スコア 81 / 出口調査の CinemaScore A

先週の初登場第1位から、「バービー」と「オッペンハイマー」の強力な新作2本のみならず、ロリコン退治の宗教映画にも圧倒されて、いきなり第4位にまで、スゴい転落(↓)だけにヤバい…!!


…といった感じの「ミッション: インポッシブル」の第7作め「デッド・レコニング Part 1」ですが、しかし、海外市場に注目を転じると、トム・クルーズの人気は国際的に絶大だけに世界総額の封切り成績は早くも約3億7,085万ドルに達していますから、そんなに絶望的でもありません…!!



$6,700,000−(2,885館/$2,322)−$159,018,862

RT の評論家の支持率 68 % / Metacritic スコア 57 / 出口調査の CinemaScore B+


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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Weekend Box Office 💰 July 14 - 16, 2023 : 7月14日~16日の全米映画ボックスオフィスTOP5


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。


$56,200,000−(4,327館/$12,988)−$80,004,000

RT の評論家の支持率 96 % / Metacritic スコア 81 / 出口調査の CinemaScore A


「ミッション: インポッシブル 7」の封切り成績については、上 ↑ の 🔗 文字のリンク、または下 ↓ のポスターをタップしてください…!!


第2位 (3) 「サウンド・オブ・フリーダム」(1,450万ドル)

$27,000,000−(3,265館/$8,270)−$85,498,581

RT の評論家の支持率 76 % / Metacritic スコア 60 / 出口調査の CinemaScore A+

キリスト教の信仰をテーマにした宗教映画ながら、児童を拉致しては国境を越えて、いわゆる児ポの製作者や小児性愛者など…つまりロリコンに売り渡す人身売買組織の撲滅に取り組んでいる実在の人物の役にジム・カヴィーゼル(「パッション・オブ・ザ・クライスト」2004年)が扮した…

犯罪実話の映画化の題材は興味深い「サウンド・オブ・フリーダム」は先週の初登場第3位から、ひとつ浮上し、トータルの売り上げが早くも約8,550万ドルに達していますから、どうやら1億ドル突破の大ヒットになりそうだけに、えッ、ちょっと待って!!、DC ヒーロー映画の「シャザム 2」=国内の最終的な成績が約5,764万ドルや、ホラー映画のヒット作「スクリーム 6」=約1億816万ドル、お友だちロボットの恐怖が話題になった「メーガン」=約9,504万ドルなどよりも、ロリコン退治の神さま映画のほうがヒットになるの…?!という今夏の驚きの異変です…!!


第3位 (1) 「インシディアス: ザ・レッド・ドア」(1,600万ドル)

$13,000,000−(3,188館/$4,078)−$58,086,000

RT の評論家の支持率 37 % / Metacritic スコア 45 / 出口調査の CinemaScore C+




$12,000,000−(3,865館/$3,105)−$145,359,865

RT の評論家の支持率 68 % / Metacritic スコア 57 / 出口調査の CinemaScore B+


第5位 (4) 「エレメンタル」(2億ドル)

$8,700,000−(3,235館/$2,689)−$125,289,287

RT の評論家の支持率 76 % / Metacritic スコア 59 / 出口調査の CinemaScore A


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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Weekend Box Office 💰 July 7 - 9, 2023 : 7月7日~9日の全米映画ボックスオフィスTOP5


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

もう約12年も前の2011年に第1作めが封切られた「インシディアス」シリーズが、ランバート家の恐怖の物語を描いた続編の第2作めと同時に、この「ザ・レッド・ドア」の前作にあたる「チャプター 2」は、2013年公開でしたから…、

自分はもう「インシディアス」シリーズはやり終えて、とっくに過去のものになった…と思っていたパトリック・ウィルソンは第5作め(※第3作め第4作めはプリクエールの別の物語)への出演依頼を断るつもりだったそうですが、しかしながら、監督業に進出したい…と機会を窺っていた希望を当然、知っていた代理人から、ジョシュ・ランバートの役をあらためて演じるだけではなく、君が監督を兼ねてはどうか…?!と「インシディアス 5」を監督デビュー作にする提案を持ちかけられたことで、出演辞退するはずの考え方が一転し…、

撮影に取りかかる前に出演した「ムーン・フォール」(2022年)と「アクアマン 2」の現場でも、実は「インシディアス 5」の構想を練って、脚本の書き直しに取り組むなど、自分が希望する父と息子の絆の物語をどう描けばよいのか?!と、父と娘の絆を描いた現代版「炎の少女チャーリー」の「ファイアースターター」(2022年)の脚本家スコット・ティームズと密に打ち合わせしていた経緯をジャーナリストのブライアン・デイヴィッズの取材に応じて語った新人監督のパトリック・ウィルソンの努力が実を結び…、

第1位 (初) 「インシディアス: ザ・レッド・ドア」(1,600万ドル)

$32,650,000−(3,188館/$10,242)−$32,650,000


RT の評論家の支持率 37 % / Metacritic スコア 45 / 出口調査の CinemaScore C+

あろうことか、先週初登場第1位「インディアナ・ジョーンズ 5」の首位連覇を阻止して、想定外の初登場第1位に輝いた「ザ・レッド・ドア」が稼いだ封切り成績の約3,265万ドルは、前述のシリーズの人気がピークだった「チャプター 2」が記録した約4,027万ドル(3,049館)に次いで、2番めの封切りヒット!!ですから…、


ディズニーの今夏の勝負作「インディアナ・ジョーンズ 5」と、次の金曜日の7月14日から全米公開のパラマウント映画の今夏の勝負作「ミッション: インポッシブル」第7作め「デッド・レコニング Part 1」とに挟まれて、とうていヒットしそうにない封切りのタイミングを選んだことからも特に期待はせず、諦らめ気味?!だった製作・配給のソニピとしては、いきなり製作費の約1,600万ドルを取り返すメドがついた、うれしい大誤算となっています!!、なお、父と息子の絆が焦点のホラー映画ですが、お母さん役すなわち妻役のローズ・バーン(↓)も当然、出演しています…!!


現在80歳の後期高齢者のハリソン・フォードが当たり役の冒険王をあらためて演じる…!!というアクション映画としては、えッ、何を言ってるの…?!と疑問されても仕方のない売り込みの…


$26,500,000−(4,600館/$5,761)−$121,205,329

RT の評論家の支持率 68 % / Metacritic スコア 57 / 出口調査の CinemaScore B+

「ザ・ダイヤル・オブ・デスティニー」に製作費と宣伝費をあわせた推定のコストの約4億5,000万ドル、つまり約639億3,861万8,926円もの巨額を投じたからには、世間の当たり前の見方に反し、大ヒット!!を確信していたに違いないディズニー・ルーカスフィルムの読みは、やっぱりハズレだったらしく、「インディ・ジョーンズ 5」は今夏最大どころか、今年2023年最大の興行的失敗作の巨額赤字映画になるかもしれません…。過去の人気映画の価値を台なしにしかねない映画の懐メロ「懐かシネマ」のノスタルジー商法は、そろそろ、やめてはどうか…と思います…。


メル・ギブソンが監督した「ザ・パッション・オブ・ザ・クライスト」(2004年)の神さまのキリスト役で知られるジム・カヴィーゼルが主演をつとめて、人身売買をテーマにしたミニシリーズの「ヒューマン・トラフィッキング」(2005年)などのミラ・ソルヴィーノが共演した…

第3位 (初) 「サウンド・オブ・フリーダム」(1,450万ドル)

$18,219,879−(2,952館/$6,172)−$40,207,249


RT の評論家の支持率 76 % / Metacritic スコア 60 / 出口調査の CinemaScore A+

「サウンド・オブ・フリーダム」は一見すると、アクション・スリラー映画めいていますが、実際はキリスト教の信者の方向けの信仰をテーマにした宗教映画ですから、CIA をはじめフツーの映画サイトでは採りあげられない作品です。しかしながら、ジム・カヴィーゼル演じてる実在の人物の主人公ティム・バラード氏は、そもそもは国土安全保障省の捜査員として、ネットを通じて、児童をたぶらかしては性的餌食にするロリコンの小児性愛者の摘発に取り組んでいたものの…、


正規の法的執行機関では限界があり、国境を越えて、拉致した児童を人身売買する組織に太刀打ちし切れない…と、業を煮やした挙げ句、ヴィジランテの組織の O.U.R.(オペレーション・アンダーグラウンド・レイルロード)を起ち上げた人ですから、そうした犯罪実話は興味深いのですが…、

強引なおとり捜査や、明らかに越権すぎる国外に出向いての活動のほか、ロリコンを捕まえているのに、ロリコン大王の元大統領のトランプ容疑者とつながっていたり、根拠のない陰謀論を煽る…などする O.U.R. には疑問の目も向けられているため、うさん臭い側面もある…と承知して、うかつに感動や支持をしたりしてはいけません…。


第4位 (2) 「エレメンタル」(2億ドル)

$9,600,000−(3,650館/$2,630)−$109,191,880

RT の評論家の支持率 76 % / Metacritic スコア 59 / 出口調査の CinemaScore A



$8,000,000−(3,023館/$2,646)−$357,668,000

RT の評論家の支持率 95 % / Metacritic スコア 86 / 出口調査の CinemaScore A


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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