*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。
CIA はキリスト教の信者の方向けの宗教の映画は紹介しませんが、Amazon Prime Video を代表する配信シリーズの大ヒット作
「リーチャー」の主人公のタフガイ、ジャック・リーチャーとして人気のアラン・リッチソンが主演をつとめ、第3位に初登場したライオンズゲート配給の…
実話の映画化
「オーディナリー・エンジェルス」つまり「あなたの身近にいる天使たち」は、特に優れた映画ではないものの、宗教映画の創り手のジョン・ガン監督(「ジーザス・レボリューション」2023年)は、あくまでも実在の人物と彼らの生き様を描くことに焦点を当て、神さまについては、ほとんど、ふれられておらず、アラン・リッチソンとヒラリー・スワンクの演技が観客の目を惹きつけることで、宗教とは無関係のふつうのドラマ映画として、一般の映画ファンの鑑賞に耐えられる程度の出来栄えには仕上がっている…
…などと評され、映画に登場する実在の人物がキリスト教徒だから、そこにこじつけて、宗教映画に見せかけることで、製作費をねん出したのかな…?!とも考えられる「ふつうの映画」だと受けとめることが出来そうですし、リーチャーの主演作なら観たい!!というファンの方は多いと思うので、例外的に紹介すると封切り成績は約650万ドルの「オーディナリー・エンジェルス」は…、
今から約30年前の1994年のケンタッキー州のルイビルを舞台にして、ヒラリー・スワンク(「ミリオン・ダラー・ベイビー」2004年)演じる酒びたりの美容師シャロンが、妻に先立たれた男やもめのエド=アラン・リッチソンが、母=ナンシー・トラヴィス(「スリー・メン・アンド・ア・ベイビー」1987年)の助けを借りながら、ふたりの娘を育てるため懸命に働いてはいるものの、次女のミシェルが肝臓移植を必要とする病いを患っていることで、その医療費の負担が重くのしかかり、シンパパのエドは苦境に立たされている…
…といった悲しい現実に心を突き動かされ、エドを助けるためのチャリティのキャンペーンを始めることで、自分自身も酒びたりの人生から立ち直ろうとし、そうしたシャロンの善意を困惑しながらも受け入れたエドに、待ちに待った娘ミシェルが臓器提供を受けられる機会の朗報が届けられるのですが、折しも運悪く歴史的な大寒波の猛吹雪に襲われてしまう…!!の展開から、リーチャーですから当然、エドはタイムリミットの12時間のうちに娘を病院まで送り届ける命がけのドライブに飛び出していく…!!
宗教映画は信仰の側面を別にして、物語の内容にのみ着目をすれば、いわゆる「泣ける話」が多いため、その手の感動実話を好む観客層の中高年の女性に向けて宣伝されていることで、ヒラリー・スワンクがポスターに大きく登場していますが、アラン・リッチソンのファンの方も充分に楽しめるらしい「オーディナリー・エンジェルス」で…、
まさに天使のような娘のミシェル役のエミリー・ミッチェルちゃんは、そのカワイさだけあって、「プリシラ」(2023年)では、素敵な
ケイリー・スペニーちゃんの娘役、つまり…
Amazon Prime Video の配信シリーズ「ザ・ターミナル・リスト」(2022年)などの女優ライリー・キーオのお母さんとしても知られた故リサ・マリー・プレスリーの役でした!!、なお、出口調査のシネマスコアが、これより上はない最高の “ A+ ” になっていますが、神さまが絡むと観客の多くが無条件に最高の評価をつけるため、けして信じてはいけません…!!
$13,500,000−(3,597館/$3,753)−$71,189,000
昨2023年は労使が罵りあいを続けて、脚本家と俳優の両組合のストが長期におよび、映画やドラマを製作する本来の仕事をろくにしなかったため、今年2024年は劇場公開映画が不足する興行不況に見舞われる自業自得…の予想どおりに振るわない今年公開の映画としては年間興行ランキングの…
いまのところ第1位の
「ミーン・ガールズ」の記録=約7,213万ドルに対して、先週の初登場第1位に続けて、今週も第1位の連覇を果たしたレゲエの神さまの音楽伝記映画は、その売りあげの総額が早くも約7,119万ドルに達したことで、ひとまず年間興行ランキングでも第1位の王座に登りつめそうですが、「ミーン・ガールズ」と「ボブ・マーリー」のどちらの映画も、次の週末の3月1日に
「デューン」の後編「Part 2」が映画館に登場したら、即座にサンドワームに呑み込まれてしまいそうですね…!!
$11,575,000−(1,949館/$5,939)−$11,575,000
$6,500,000−(3,020館/$2,152)−$6,500,000
$6,000,000−(4,013館/$1,495)−$35,446,000
シドニーがスパイダーウーマンのコスチュームを身に着けずに、いつものセクシー女優として、肌の露出度高めの映画を作ったほうが儲かったじゃないか…と後悔したくなるようなマーベルのヒーローものとは思えない公開2週めにして、早くも興行の寿命が尽きた感…の「マダム・ウェブ」は、いきなり第4位にまで垂直落下しています…。
$3,000,000−(2,434館/$1,233)−$120,446,000
🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。
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