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Watch ▶ the Trailer for Susanna Fogel's Reality Winner Comedic Biopic 'Winner' starring Emilia Jones and Kathryn Newton


映画の賞としては、もう価値がなくなってしまったので、記事に採りあげることをやめてしまったアカデミー賞の最優秀作品賞の歴代受賞作のうち、心の深いところの琴線に触れてくる人間ドラマの真にハートウォーミングな感動作は、1994年開催の第67回の受賞作「フォレスト・ガンプ」以来だったかもしれない…

…などと、2021年開催の第94回の最優秀作品賞に選ばれた「CODA」に感激し、涙ぐんでしまった映画通の方は、その「CODA」の主人公のルビーをステキに演じたエミリア・ジョーンズが実在の問題人物に扮したばかりか、美人ゴルファーのキャスリン・ニュートン選手(「アビゲイル」2024年)が、エミリアの妹の役を演じてくれたとあっては…、


今年2024年初めのサンダンス映画祭のプレミア上映が不評に終わり、すでに失敗作の烙印を押されてしまっている…とわかっていても、エミリアとキャスリンの共演だったら、とりあえず観たいかもしれない実話の映画化「ウィナー」を、北米で来月9月13日に限定公開と同時に配信リリースする配給のヴァーティカルが披露してくれた予告編をご覧ください!!、この「ウィナー」は…


そもそもはロシア諜報組織 KGB の工作員として、情報戦を得意とし、その手練手管を使って、政界進出するや、いまの独裁者の地位にのしあがったプーチンがソーシャル・メディアを通じて、国内外の事情に干渉し、政治や経済のみならず、あろうことか「スター・ウォーズ」に関しても、世論を操ろうとしているのは、もはや誰もが知っている日常茶飯事の現実ですが、同様の手段で…

2016年のアメリカ大統領選挙にロシアが干渉し、選挙の勝敗を操作してしまった!!という驚きの国家機密を、NSA つまり国家安全保障局に勤めていた立場から知ってしまい、この許しがたい情報を国民は知るべきよ!!と思って、リークするや当然、情報漏洩の罪で、2017年に逮捕された実在の人物のリアリティ・ウィナーの生き様をコメディ・タッチに描いたブラックな実話映画です!!

…と書けば、エッチなお姉さんとしても人気のシドニー・スウィーニー「エニワン・バット・ユー」2023年)が主演し、本当は演技派の実力を発揮して、同じくリアリティ・ウィナーの役を演じた配信映画「リアリティ」(2023年)と同じ実話を描いた競合作みたいなものか!!となるため、シドニー・スウィーニーとエミリア・ジョーンズのリアリティ・ウィナーぶりを比較して、どちらがよりリアリティがあるか?!のウィナーつまり勝者を観極めるのが、映画通の方にとっては…


お楽しみになりそうな「ウィナー」のメガホンをとったのは、ミラ・クニスとケイト・マッキノンがコンビを組んだスパイ映画のアクション・コメディ「ザ・スパイ・フー・ダンプド・ミー」つまり「私を捨てたスパイ」(2018年)のスザンナ・フォーゲル監督。共演者の顔ぶれは…、

「プロミシング・ヤング・ウーマン」(2020年)などのコニー・ブリットン、二日酔いコメディの「ハングオーバー」シリーズで知られるザック・ガリフィアナキス、「トップガン 2」(2022年)のダニー・ラミレス。とりあえず、「CODA」のエミリア・ジョーンズが主演なら、それだけで大満足だし、今年2024年は大統領選挙の年だけに、過去の同選挙でのロシアの干渉について、コメディ・タッチの実話映画を通して、軽く学べるなら観てみたい…!!という方々は、ご覧になられてみてはいかがでしょう…!!


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Weekend Box Office 💰 March 29 - 31, 2024 : 3月29日~31日の全米映画ボックスオフィスTOP5


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

いわゆる「新日正統派ストロングスタイル」の流れをくむ「カール・ゴッチ直伝」の投げ技を放つゴジラが登場!!などと「昭和プロレス」にちなんだ言い方もできる…

前作「Vs. コング」(2021年)から続けて、連投のメガホンをとったアダム・ウィンガード監督が「ショーワ」つまり日本語で言うと「昭和」をテーマのひとつにして、俗に「怪獣プロレス」などと揶揄されたりもする「昭和ゴジラ」のストロングスタイル?!を採り入れたことが、賛否の物議をかもして、ソーシャル・メディアの大きな話題になった、つまりバズった口コミが、功を奏したのかもしれませんが…、

第1位 (初) 「ゴジラ x コング : ザ・ニュー・エンパイア」(1億3,500万ドル)

$80,000,000−(3,861館/$20,720)−$80,000,000


RT の評論家の支持率 55 % / Metacritic スコア 47 / 出口調査の CinemaScore A-

当日券が爆売れしてるレジェンダリー・ピクチャーズ製作の「ゴジラ x コング : ザ・ニュー・エンパイア」を、キリストの復活を讃えるイースターの復活祭の連休だけに、動員が見込める書き入れ時の勝負作として、全米公開した配給のディスカバリーが公表した封切り成績は、約8,000万ドルの大ヒットでした…!!


6,000万ドル台の予想を大きく超えた「ニュー・エンパイア」が叩き出した封切り成績の約8,000万ドルは、今年2024年の全米興行では、今月3月のはじめに同じくディスカバリーが封切った同じくレジェンダリー・ピクチャーズ製作「デューン 2」が記録した今年最大封切り成績の約8,251万ドルに迫った今年2番めの封切り大ヒット!!、そして…、


ハリウッド版「ゴジラ」と言うよりは、今やゴジラも登場する「コング」シリーズと言ったほうがよさそうな怪獣バースの作品としては、恐竜バースの「ジュラシック」シリーズの新しい創り手に就任したギャレス・エドワーズ監督が「東宝のゴジラ」の「日本映画」を意識し、怪獣王を恐怖の守護神として、シリアスに描いたことで、ゴジラ・ファンから大絶賛された全米再上陸の第1作め「ゴジラ」(2014年)が記録した約9,319万ドル(3,952館)に次いで、怪獣バース史上でも2番めの封切り大ヒット!!

…ですから、キングギドラ、モスラ、ラドンの出現が見どころだった「キング・オブ・ザ・モンスターズ」(2019年)の封切り成績の約4,778万ドル(4,108館)と、コロナ禍の影響を受け、封切り同時配信の「配信映画」の扱いだった前述の「Vs. コング」の同成績=約3,220万ドル(3,064館)の低迷から大きく巻き返したことになりますが、ただし…、


キング・コングが初登場した「スカル・アイランド」(2017年)の封切り成績の約6,103万ドル(3,846館)は、物価高騰のご時世にあわせて、いまのお金の価値にすると約7,753万ドルに相当する大ヒット!!になるため、それと同等の封切り成績を「ニュー・エンパイア」が稼いだことで、怪獣バースはパンデミックも含めた浮き沈みのすえ、ようやく元の軌道に戻ったのかな?!と受けとめることもできるのかもしれません。なお、東宝の本家「ゴジラ」の最も新作の…

「マイナス・ワン」(2023年)を除いて、それよりも前の過去の「ゴジラ」シリーズでは、やはり「昭和ゴジラ」に注目し、実験映画の趣きがあった「ゴジラ対ヘドラ」(1971年)がお気に入りのほか、「平成ゴジラ」のなかでは最も「昭和ゴジラ」的な「vs デストロイア」(1995年)に感激したと語っているアダム・ウィンガード監督の「ハリウッド版の昭和ゴジラ」を意識した…

「ニュー・エンパイア」は、ジャーナリストからは CG の怪獣プロレスのバカバカしい幼稚な映画と冷笑され、こんなもの観るのはお金と時間の無駄使い…と酷評されていますが、20代の半ばから30代の半ばまでの男性の観客が半数以上を占めた封切り興行の観客全体の約96%以上つまり、ほぼ全員が期待どおり!!あるいは期待以上!!と回答して、大絶賛の支持を集めた出口調査の…

スコアはサイコー!!に近い “ A- ” ですから、問題?!の「ゴジラ・スープレックス」について、ジャーナリストと一般大衆の観客の見方は大きくかけ離れ、観客は「怪獣プロレス」が気に入ったらしい大ヒット!!からすると、アダム・ウィンガード監督の「ショーワ」にこだわる!!の取り組みはビジネスの面においては、とにもかくにも話題になって、ウケることで、当日券が爆売れのいきなり集客!!の結果へとつながる大正解になったのかもしれませんね。



$15,700,000−(4,345館/$3,613)−$73,401,000

RT の評論家の支持率 42 % / Metacritic スコア 46 / 出口調査の CinemaScore B+


第3位 (2) 「デューン : Part Two」(1億9,000万ドル)

$11,100,000−(3,437館/$3,230)−$252,390,000

RT の評論家の支持率 94 % / Metacritic スコア 79 / 出口調査の CinemaScore A


第4位 (3) 「カンフー・パンダ 4」(8,500万ドル)

$10,200,000−(3,582館/$2,848)−$151,652,000

RT の評論家の支持率 70 % / Metacritic スコア 56 / 出口調査の CinemaScore A-


第5位 (4) 「イマキュレト」(900万ドル)

$3,265,000−(2,362館/$1,382)−$11,128,192

RT の評論家の支持率 73 % / Metacritic スコア 56 / 出口調査の CinemaScore C

第1位のハリウッド版のショーワ・ゴジラと同じく、映画の内容の辻つまや出来栄えはさておき、とにもかくにも話題になって、バズることで、集客する!!というソーシャル・メディアを意識したらしい今なりの映画作りの姿勢については賛否がわかれると思いますが…、

エッチなお姉さんの愉快なシドニー・スウィーニーだけに、そのトンデモ?!が許される感のある「イマキュレト」は、ホラー映画お決まりの公開2週めの垂直落下ではなく、4割を切った約−39%の集客減ですから、まずまずの健闘です…!!、キリストの復活を讃えるイースターの…


復活祭の連休だけど、神の復活とかあるわけない…という宗教なんか信じない方向け?!の「イマキュレト」を、あろうことか、女性の牧師さんたちと一緒にシドニーが鑑賞する…!!


…という挑戦的に愉快な宣伝活動のプロモ・ビデオをあわせて、お楽しみください…!!

🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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Weekend Box Office 💰 March 22 - 24, 2024 : 3月22日~24日の全米映画ボックスオフィスTOP5


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

エッチなお姉さんのシドニー・スウィーニーが製作・主演のいきなり話題騒然のトンデモ・ホラー映画「イマキュレト」が第4位に初登場ですが当然、トンデモのネタバレは書きません…!!


お金をかけた宣伝がねつ造した勢いではなく、実際に映画を観た観客のこの映画はおもしろい!!のお薦めの口コミからヒットした近年まれの真の大ヒット作「エニワン・バット・ユー」の大成功で知られるエッチなお姉さんの…

1997年生まれの現在26歳のシドニーが、12歳のときに暮らしていたワシントン州のスポケーンで、いわゆる低予算ホラーのゾンビ映画のコメディ「ゾンビーズ・オブ・マス・デストラクション」(2010年)がロケを行うにあたって、地元在住の子役を探していると知り、オーディションを受けてみたい!!と思ったことから…、


弁護士のお母さんと医療関係の仕事に就いているお父さんの堅実な両親の承諾を得るため、両親が納得する交渉の手段として、女優になるための五か年計画書を提出し、説き伏せたそうですから、エッチなお姉さんの愉快な女優のキャラとは違って、実は幼いころから計画を練って行動する知恵のある冷静なひとだったらしいシドニーが…、

ソニー・マーベルの戦うヒロイン映画の勝負作「マダム・ウェブ」に出演したのは、女優としてのキャリアを積むためではなく、2020年に起業した製作会社のフィフティ・フィフティ・フィルムズの代表として、ソニピつまりコロムビア・ピクチャーズの経営陣の上層部と話ができるコネを築くことが目的だったので、「マダム・ウェブ」が不評のすえ、興行的に沈没しても、ビジネスパーソンの自分にとっては意味のある成功だった!!と語るシドニー社長が…、

過去の2014年にオーディションを受けるも、企画が頓挫して、作られなかったホラー映画の権利を買いあげて、脚本家を雇用し、シナリオの内容を改めると同時に「ザ・ヴォイヤァズ」(2021年)でも組んだ間柄のマイケル・モーハン監督を巻き込んで、製作費が約900万ドルの低予算ホラーの映画プロジェクトをまとめあげ、出資者(社)を募り、自ら主演をつとめ自主製作したトンデモ・ホラー映画の配給権を売却し、儲けた!!

第4位 (初) 「イマキュレト」(900万ドル)

$5,360,000−(2,354館/$2,277)−$5,360,000


RT の評論家の支持率 73 % / Metacritic スコア 56 / 出口調査の CinemaScore C

…という経緯から、映画エンタメ業界関係者(社)は、シドニー社長の映画ビジネスの手腕のほうにこそ注目した「イマキュレト」を、フィフティ・フィフティ・フィルムズから買った配給の Neon が公表した封切り成績は約536万ドルだけ…のパッとしない結果ですし…、


もしも、また再びスパイダーウーマンのジュリア役を演じるのであれば、「スパイダーマン」の本流シリーズのヒロインの MJ つまりミシェル・ジョーンズ役のゼンデイヤと共演したいと語る根拠のゼンデイヤと共演して、シドニーの顔と名前が世間に知られることになった出世作の TV シリーズ「ユーフォリア」の視聴者層とよく似た…

女性の観客が男性の観客を上まわって、半数以上を占め、その女性たちのうちの約4分の3が、18歳から30代半ばまでの若い世代だった…とつまり、エッチなお姉さんキャラの女優シドニーは意外にも同世代の同性から支持されてることが窺える「イマキュレト」の封切り興行の観客全体のうち、約6割弱しか満足しておらず、周囲に鑑賞を薦めますかの問いには約3割しか前向きに回答していないため、出口調査のスコアは、ホラー映画のお決まりの “ C ” ながら…、

大衆向けのエッチなお姉さんのウケ狙いのキャラとは正反対の実は映画通の玄人に支持される演技派の本格女優のシドニーだけに、むしろジャーナリストのほうが高評している逆転の評価の「イマキュレト」は前述のように製作費の回収が容易のいわゆる低予算ホラーですし…、

マイケル・モーハン監督と組んだ Amazon 配信の前作「ザ・ヴォイヤァズ(観察者)」が、そんなわけないだろ!!とツッコミを入れずにはいられない大ドンデン返し?!のくり返しのトンデモ・スリラーだったのと同様に、要するに今の時代はウケて、ソーシャル・メディアでバズればいいんでしょ?!と、シドニー社長が割り切った感の「イマキュレト」も、そんなわけないだろ!!の…

トンデモ展開のあげく、過激な結末にいたる映画のネタバレが、この週末の大きな話題になっていますから、このあとの配信市場でヒットするのは間違いなさそうだけに、ブロックバスター映画の大作は別として、中規模以下の映画にとって、映画館で封切りの興行は実際のところ、配信リリースに向けて、作品に箔をつけるための「宣伝活動」でしかないと指摘されてる実態を踏まえると…


物語の辻つまや作品の出来栄えの質はさておき、とにもかくにも、人びとがビックリして、話題のネタになるような映画を安く作り、SNS でバズって、配信で儲ける!!という、若いだけあって、いまの時代の世相にマッチしたシドニー社長の映画ビジネスのお手並みに、映画エンタメ業界関係者(社)が、これは見習わなければ…となるのも納得!!が、このいきなり話題作にバケた「イマキュレト」から言えるオチかということになりますね…!!、ちなみに「イマキュレト」の…

封切り成績の約536万ドルは、ふつうに見れば、沈没の惨敗ですが、しかし、主に小品の異色作を取り扱うところが、同業他社の A24 と似ているため、混同してしまう映画ファンの方もいるかもしれない配給の Neon が、これまでに最も成功したヒット作は…

パク・ソダムたん「パラサイト」(2019年)が稼いだ約5,337万ドルですが、そのポン・ジュノ監督が貧富の格差を描いた問題作が、たったの3館だけの限定公開からスタートして、封切り成績は約39万ドルだったように、まずは限定公開から…が常の Neon が、いきなり全米公開に踏み切った「イマキュレト」は、同社にとっては、同社史上最大の封切りヒット!!と言える結果にはなっています。



$45,200,000−(4,345館/$10,403)−$45,200,000

RT の評論家の支持率 42 % / Metacritic スコア 46 / 出口調査の CinemaScore B+

温故知新のレガシー・シリーズの第1作め、つまり前作「アフターライフ」(2021年)の封切り成績=約4,401万ドル(4,315館)を超えた「ゴーストバスターズ」史上2番めの封切りヒット!!

…などと煽るマスコミの書き方について、「ゴーストバスターズ」史上最大の封切りヒットを叩きだした女版「ゴーストバスターズ」(2016年)の同成績の約4,602万ドルは、インフレを考慮し、いまのお金の価値に換算すると約5,968万ドルのヒットだったことになるけれど…、


それでも製作費を回収できず、赤字のため、その第1作めだけで終わった女版の大失敗や、前作の「アフターライフ」が全米公開された約3年近い前の2021年秋頃はまだ、人々がコロナ感染を警戒していたため、今ひとつの成績でも大目に見てもらえたのと、女版の失敗の前例をもとに製作費を約半分に近い約7,500万ドルにまで引き下げたことで、辛うじて、首の皮がつながった…


…の経緯を振り返ると、懲りずにまた製作費を引き上げて、1億ドル突破のブロックバスター映画に戻した「フローズン・エンパイア」の封切り成績の約4,520万ドルが、「ゴーストバスターズ」シリーズ史上2番めの封切りヒット!!だなどと自慢げに言うことができるのか…?!の判断は…、

CIA のご愛読者の賢明なみなさんにお任せしますが、製作・配給のソニピは、エッチなお姉さんのシドニー・スウィーニー、イザベラ・マーセッドちゃん、そして、この「ゴーストバスターズ」にも出演のセレステ・オコナーちゃんたち若い素敵な女優たちを集めましたよ!!のアピールが功を奏しなかったマーベルの戦うヒロイン映画「マダム・ウェブ」の不発に続けて…、

マッケンナ・グレースちゃん、エミリー・アリン・リンドちゃん、そして、前述のセレステ・オコナーちゃんたち若い素敵な女優たちを集めました!!が取り柄の「フローズン・エンパイア」も、パッとしない感じですし、大衆向けに当たり障りなく作られただけの緩急に欠ける退屈なブロックバスター映画の典型みたいな大味のただの「商品」のように酷評した声が少なくないものの…、

封切りに駆けつける観客の大多数は「ゴーストバスターズ」の熱心なファンですから、出口調査では約8割の観客が支持の好評価ながら、ただし、「アフターライフ」の約9割からは低下していますから、仮りにシリーズを継続するのであれば、映画の規模を再び縮小して、マッケンナ・グレースちゃん演じる主人公のフィービーに焦点をしぼり、温故知新の「知新」を描くことに努めたほうがよいのかもしれませんね…。


第2位 (2) 「デューン : Part Two」(1億9,000万ドル)

$17,600,000−(3,437館/$5,121)−$233,359,000

RT の評論家の支持率 94 % / Metacritic スコア 79 / 出口調査の CinemaScore A


第3位 (1) 「カンフー・パンダ 4」(8,500万ドル)

$16,800,000−(3,805館/$4,415)−$133,237,000

RT の評論家の支持率 70 % / Metacritic スコア 56 / 出口調査の CinemaScore A-


第4位 (初) 「イマキュレト」(900万ドル)

$5,360,000−(2,354館/$2,277)−$5,360,000

RT の評論家の支持率 73 % / Metacritic スコア 56 / 出口調査の CinemaScore C


第5位 (3) 「アーサー・ザ・キング」(1,900万ドル)

$4,360,000−(3,003館/$1,452)−$14,630,255


RT の評論家の支持率 65 % / Metacritic スコア 55 / 出口調査の CinemaScore A

マーク・ウォールバーグが主演をつとめ、「シャンチー」のシムと「ワイルド・スピード」シリーズのナタリー・エマニュエルが共演し、先週の初登場第3位だったスポーツ感動実話の犬映画は…


観客の大多数が支持しただけに、もっと大ヒットしてもよいのに第5位に転落…の矛盾の状況も、「イマキュレト」でふれたように、映画館の興行は、このあとの配信市場に向けての「宣伝活動」にしか過ぎない…と見なす売り手の側が集客の努力を積極的にしないのに加えて、映画鑑賞料金が高騰したことで、特別な価値を打ち出した「イベント映画」にしか足を運ばなくなってきた観客の側も、この映画は配信で観ればいいと判断したからだ…などとも言われています…。ですから…、

えッ?!、シドニー・スウィーニー「エニワン・バット・ユー」観てないの?!、どうして?!ぐらいに口コミの圧が強くならないと、もうダメなのかもしれませんね…。


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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Billy's footnotes 💬 Day 83



こと話題の点においては、その過激な結末が採りあげられて、この週末に同日全米公開のブロックバスター映画「ゴーストバスターズ」を超えている感のある…


シドニー・スウィーニー製作・主演のトンデモ・ホラー映画の小品「イマキュレト」のポスターを描いてくれたのは、南米ブラジルのアーティストの NRib Design さんです…!!






ウェス・ボール監督(「メイズ・ランナー」シリーズ)の「猿の惑星」の新しいトリロジーの…


第1作めにあたる「キングダム・オブ・ザ・プラネット・オブ・ジ・エイプス」は、初夏の5月10日から全米公開です…!!

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Weekend Box Office 💰 March 1 - 3, 2024 : 3月1日~3日の全米映画ボックスオフィスTOP5


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

昨2023年の秋に予定していた全米公開を取り消し、この週末まで延期したのは、昨年に長期化した俳優組合のストの悪影響を受けて、「スパイダーマン」シリーズのゼンデイヤ、ブラック・ウィドウピュー、そして、エルビス・プレスリーつまりオースティン・バトラーといった人気のキャストたちが宣伝活動をできないから…という理由でしたが…、


昨年末の12月半ばに映画館に登場して以来、もう公開12週めというのに、この週末も TOP10 圏内の第8位に位置しているロングセラーの実績からすると、ファミリー向け大ヒット作「ウォンカ」を先に封切り、ティモシー・シャラメという新しいスターをより世間に認知してもらえたのも功を奏したかもしれない「デューン」の後編「Part 2」の封切り成績は…

第1位 (初) 「デューン : Part Two」(1億9,000万ドル)

$81,500,000−(4,071館/$20,020)−$81,500,000


RT の評論家の支持率 94 % / Metacritic スコア 79 / 出口調査の CinemaScore A

製作費が巨額の約1億9,000万ドル超の今年2024年最初のブロックバスター映画の大作だけあって、今年最大のオープニング・ヒット!!を叩き出した約8,150万ドルでした…!!と書けば…、


なんだ…いきなり大台の1億ドル突破じゃないのか…、「デューン 2」が撤退した昨年秋に公開された製作費たったの約2,000万ドルの同名のホラー・サバイバル・ゲームの映画化「ファイブ・ナイツ・アット・フレディー'ズ」の同成績の約8,000万ドル(3,675館)とあまり変わらないじゃないか…と、期待はずれの肩すかしを食らったような気になる方もいるかもしれませんが…、

封切り興行の観客全体の約8割近くが25歳以上であり、25歳から40代半ばまでの観客が半数以上を占めて、25歳以下の若い女性は 1割もいない…という出口調査の結果を踏まえると、冒頭でふれたゼンデイヤ、ピュー、オースティン・バトラー、そして、ティモシー・シャラメといった若いスターたちの人気よりは、本格志向のヴィルヌーヴ監督の「デューン」の世界に酔いしれたい…!!という大人の観客からマニアックに支持されている向きが窺えるわけですから…、

「ファイブ・ナイツ・アット・フレディー'ズ」の実績と同等の結果を鑑みると昨年秋に封切っても、やっぱり同じような成績だったのでは…?!といった公開延期にともなう宣伝費の無駄使いが気になったりもしますが、ゲームのプレイヤーのマニアにだけウケればいいとハナから小さな市場向けを割り切ったホラー・サバイバル・ゲームの映画化の興行の寿命は、その狙いにそって、せいぜい 2週めまで…だったのに対して…、


ソーシャル・メディアのネタバレなんか見ない大人の観客は封切り興行に焦って、駆けつけたりはしない傾向や、封切り成績の半分近くを IMAX などのプレミアム上映の売り上げが占めていることを踏まえると、そうしたプレミアム上映の割高のチケット代に見合う自分のお気に入りの席を利用できるまで待ちます…という人が少なくなさそうな「デューン 2」は、高額のチケットがジワジワと売れ続けるロングセラーになるのでは…?!と期待できそうですから、マーベルのヒーロー映画のような大爆発の封切りヒットでなかったのは、今ひとつの出足…ではなく、映画の性質と観客の鑑賞の傾向にそった必然かもしれません。そして、そうした…

ヴィルヌーヴ監督の砂漠の惑星の映像美を存分に楽しみたい観客が、昔ながらのふつうの上映ではなく、IMAX シアターなどを好む傾向からすると、そうしたプレミアム上映をより長く利用できるタイミングを狙い、映画の潜在的な集客力をフルに引き出すために公開延期したのであれば、納得かもしれませんね。なお、封切り成績が約4,101万ドル(4,125館)だった2021年公開の前作は配信と同時封切りの「配信映画」の扱いだったことが物議をかもした経緯があるため、後編はいきなり封切り成績が 2倍近くに飛躍した…!!などと、声高に比較するのはためらわれます…。


第2位 (1) 「ボブ・マーリー : ワン・ラブ」(7,000万ドル)

$7,430,000−(3,390館/$2,192)−$82,771,000

RT の評論家の支持率 43 % / Metacritic スコア 43 / 出口調査の CinemaScore A


第3位 (3) 「オーディナリー・エンジェルス」(???ドル)

$3,850,000−(3,020館/$1,275)−$12,561,122

RT の評論家の支持率 80 % / Metacritic スコア 58 / 出口調査の CinemaScore A+

この週末に NBC テレビの長寿コメディ番組「SNL」つまり「サタデー・ナイト・ライヴ」に登場し、「わたしはシドニー・スウィーニーです。みなさん、わたしを「エニワン・バット・ユー」か「ユーフォリア」で観たことがあるかもしれないけれど、でも絶対に「マダム・ウェブ」は観てないわよね!!」といった自虐的なジョークが苦笑を誘って、ウケた大人気の…

シドニー出演作なのに沈没の第4位のソニー・マーベルの戦うヒロイン映画をはさんで…、


第4位 (4) 「マダム・ウェブ」(8,000万ドル)

$3,200,000−(3,116館/$1,027)−$40,442,000

RT の評論家の支持率 13 % / Metacritic スコア 27 / 出口調査の CinemaScore C+

第3位と第5位は共にキリスト教の信者の方向けの作品ですが、子役のエミリー・ミッチェルちゃんがかわいい実話の映画化「オーディナリー・エンジェルス」は…、

神父が登場して、神と悪魔について語り、必死に祈りはじめる展開がお決まりの悪魔祓いのホラー映画より宗教色が薄いと冗談が言われていること、Amazon Prime Video の配信シリーズの大ヒット作「リーチャー」のアラン・リッチソンが主演であることなどから、フツーの映画サイトでも紹介されるのに対して、「ザ・チョーズン」は採りあげられません…。


第5位 (初) 「ザ・チョーズン シーズン 4 : エピソード ⑦〜⑧」(???ドル)

$3,154,905−(2,204館/$1,431)−$3,915,535

RT の評論家の支持率 -- % / Metacritic スコア -- / 出口調査の CinemaScore --


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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Weekend Box Office 💰 February 23 - 25, 2024 : 2月23日~25日の全米映画ボックスオフィスTOP5


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

CIA はキリスト教の信者の方向けの宗教の映画は紹介しませんが、Amazon Prime Video を代表する配信シリーズの大ヒット作「リーチャー」の主人公のタフガイ、ジャック・リーチャーとして人気のアラン・リッチソンが主演をつとめ、第3位に初登場したライオンズゲート配給の…

実話の映画化「オーディナリー・エンジェルス」つまり「あなたの身近にいる天使たち」は、特に優れた映画ではないものの、宗教映画の創り手のジョン・ガン監督(「ジーザス・レボリューション」2023年)は、あくまでも実在の人物と彼らの生き様を描くことに焦点を当て、神さまについては、ほとんど、ふれられておらず、アラン・リッチソンとヒラリー・スワンクの演技が観客の目を惹きつけることで、宗教とは無関係のふつうのドラマ映画として、一般の映画ファンの鑑賞に耐えられる程度の出来栄えには仕上がっている…

…などと評され、映画に登場する実在の人物がキリスト教徒だから、そこにこじつけて、宗教映画に見せかけることで、製作費をねん出したのかな…?!とも考えられる「ふつうの映画」だと受けとめることが出来そうですし、リーチャーの主演作なら観たい!!というファンの方は多いと思うので、例外的に紹介すると封切り成績は約650万ドルの「オーディナリー・エンジェルス」は…、


今から約30年前の1994年のケンタッキー州のルイビルを舞台にして、ヒラリー・スワンク(「ミリオン・ダラー・ベイビー」2004年)演じる酒びたりの美容師シャロンが、妻に先立たれた男やもめのエド=アラン・リッチソンが、母=ナンシー・トラヴィス(「スリー・メン・アンド・ア・ベイビー」1987年)の助けを借りながら、ふたりの娘を育てるため懸命に働いてはいるものの、次女のミシェルが肝臓移植を必要とする病いを患っていることで、その医療費の負担が重くのしかかり、シンパパのエドは苦境に立たされている…


…といった悲しい現実に心を突き動かされ、エドを助けるためのチャリティのキャンペーンを始めることで、自分自身も酒びたりの人生から立ち直ろうとし、そうしたシャロンの善意を困惑しながらも受け入れたエドに、待ちに待った娘ミシェルが臓器提供を受けられる機会の朗報が届けられるのですが、折しも運悪く歴史的な大寒波の猛吹雪に襲われてしまう…!!の展開から、リーチャーですから当然、エドはタイムリミットの12時間のうちに娘を病院まで送り届ける命がけのドライブに飛び出していく…!!

宗教映画は信仰の側面を別にして、物語の内容にのみ着目をすれば、いわゆる「泣ける話」が多いため、その手の感動実話を好む観客層の中高年の女性に向けて宣伝されていることで、ヒラリー・スワンクがポスターに大きく登場していますが、アラン・リッチソンのファンの方も充分に楽しめるらしい「オーディナリー・エンジェルス」で…、

まさに天使のような娘のミシェル役のエミリー・ミッチェルちゃんは、そのカワイさだけあって、「プリシラ」(2023年)では、素敵なケイリー・スペニーちゃんの娘役、つまり…

Amazon Prime Video の配信シリーズ「ザ・ターミナル・リスト」(2022年)などの女優ライリー・キーオのお母さんとしても知られた故リサ・マリー・プレスリーの役でした!!、なお、出口調査のシネマスコアが、これより上はない最高の “ A+ ” になっていますが、神さまが絡むと観客の多くが無条件に最高の評価をつけるため、けして信じてはいけません…!!


第1位 (1) 「ボブ・マーリー : ワン・ラブ」(7,000万ドル)

$13,500,000−(3,597館/$3,753)−$71,189,000


RT の評論家の支持率 43 % / Metacritic スコア 43 / 出口調査の CinemaScore A

昨2023年は労使が罵りあいを続けて、脚本家と俳優の両組合のストが長期におよび、映画やドラマを製作する本来の仕事をろくにしなかったため、今年2024年は劇場公開映画が不足する興行不況に見舞われる自業自得…の予想どおりに振るわない今年公開の映画としては年間興行ランキングの…


いまのところ第1位の「ミーン・ガールズ」の記録=約7,213万ドルに対して、先週の初登場第1位に続けて、今週も第1位の連覇を果たしたレゲエの神さまの音楽伝記映画は、その売りあげの総額が早くも約7,119万ドルに達したことで、ひとまず年間興行ランキングでも第1位の王座に登りつめそうですが、「ミーン・ガールズ」と「ボブ・マーリー」のどちらの映画も、次の週末の3月1日に「デューン」の後編「Part 2」が映画館に登場したら、即座にサンドワームに呑み込まれてしまいそうですね…!!



$11,575,000−(1,949館/$5,939)−$11,575,000


RT の評論家の支持率 78 % / Metacritic スコア -- / 出口調査の CinemaScore B+


第3位 (初) 「オーディナリー・エンジェルス」(???ドル)

$6,500,000−(3,020館/$2,152)−$6,500,000

RT の評論家の支持率 80 % / Metacritic スコア 58 / 出口調査の CinemaScore A+



第4位 (2) 「マダム・ウェブ」(8,000万ドル)

$6,000,000−(4,013館/$1,495)−$35,446,000

RT の評論家の支持率 13 % / Metacritic スコア 27 / 出口調査の CinemaScore C+

製作費が安価の約2,500万ドルのロマコメ「エニワン・バット・ユー」が昨2023年末から息の長いヒットを続けて、世界総額の興行成績が2億ドルを突破!!のシドニー・スウィーニーとソニピとしては…、

シドニーがスパイダーウーマンのコスチュームを身に着けずに、いつものセクシー女優として、肌の露出度高めの映画を作ったほうが儲かったじゃないか…と後悔したくなるようなマーベルのヒーローものとは思えない公開2週めにして、早くも興行の寿命が尽きた感…の「マダム・ウェブ」は、いきなり第4位にまで垂直落下しています…。


第5位 (4) 「マイグレーション」(7,200万ドル)

$3,000,000−(2,434館/$1,233)−$120,446,000

RT の評論家の支持率 69 % / Metacritic スコア 58 / 出口調査の CinemaScore A


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

🔄 Please reload the individual page when content won't show. / コンテンツが表示されない時は投稿のページを個別に再読み込みしてください。

Weekend Box Office 💰 February 16 - 18, 2024 : 2月16日~18日の全米映画ボックスオフィスTOP5


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

ディズニーの CEO ボブ・アイガー氏からのとにかく何でもいいから大量生産しろ!!という命令に従わざるを得なかった…とされる事情があったらしい…のは気の毒ですが、「アベンジャーズ」級の大きな期待を寄せられながら、その作品の出来栄えが世に出してよいレベルではなかったことで、ボブのせいでマーベルは終わったな…とか、Disney+ はサブスクする価値がない、シネマティック・ユニバースの仕掛け人は、これまでのケヴィン・ファイギから若いイマンちゃんにバトンタッチしてほしい…などと言われる結果になった配信シリーズ「シークレット・インベージョン」(2023年)は大失敗作だっただけに…

サイテーの悪役だったグラヴィクとして、CIA のご愛読者のみなさんには知られるキングズレー・ベン=アディールを主人公の故ボブ・マーリー(1981年没・享年は若干36歳)の役に起用し、妻のリタ・マーリーさん役には同じくマーベル・シネマティック・ユニバースの現在の新しい X-Menバイナリィとして知られるラシャナ・リンチを起用して…、

第1位 (初) 「ボブ・マーリー : ワン・ラブ」(7,000万ドル)

$27,700,000−(3,539館/$7,827)−$45,571,000


RT の評論家の支持率 43 % / Metacritic スコア 43 / 出口調査の CinemaScore A

マーク・ウォールバーグ主演の実話の映画化「ジョー・ベル」(2020年)で知られるレイナルド・マーカス・グリーン監督が手がけた音楽伝記映画を、先週の水曜日の2月14日に愛の全米公開したパラマウント映画が公表した週末3日間の封切り成績は約2,770万ドル、初日からの計5日間を通しての売り上げは約4,557万ドル、そして、アメリカでは明日の月曜日(19日)の大統領の日の祝日を含めた計6日間の成績としては、もう確実に5,000万ドルを超えるのは間違いないことで…、


つまり、大統領の日のお休みを含めたロング・ウィークエンドの映画興行を制覇したわけですが、女性が半数以上を占める観客全体のうち約3割の観客がカップルであることから、いわゆるデート映画として、主にアラサーの男女から好まれ、出口調査では 9割以上…ですから、ほぼ全員が満足できた!!として、極めて好評価の「ボブ・マーリー : ワン・ラブ」の…

計6日間の封切り興行の成績として予想される5,000万ドル超は、音楽伝記映画の人気に火をつけた「ボヘミアン・ラプソディー」(2018年)の週末3日間の封切り成績の約5,106万ドル(4,000館)と同等ですし、そのクイーンの故フレディ・マーキュリーの成功に続け!!とばかりにパラマウント映画が封切ったエルトン・ジョンの音楽伝記映画「ロケットマン」(2019年)の週末3日間の封切り成績は約2,573万ドル(3,610館)でしたから、レゲエの神さまはエルトン・ジョンを超えたことになりますし…、

「デューン」の後編「Part 2」が来月3月1日から全米公開のオースティン・バトラーの人気を決定づけた音楽伝記映画のヒット作「エルビス」(2022年)の週末3日間の封切り成績の約3,121万ドル(3,906館)にも迫っているため、前述のマーベルの悪役グラヴィクではなくて、「ワン・ナイト・イン・マイアミ」(2020年)のマルコム X の人として、映画ファンに記憶されてるキングズレー・ベン=アディールは、ボブ・マーリーの人!!としても認知されることになりそうですね…!!


ミズ・マーベルイマンちゃんが面白かわいい大活躍の「ザ・マーベルズ」が、Disney+ から配信されたことで、映画館には行かなかったマーベル好きのサブスク会員たちが、自分たちの聞いていた評判とは違って、確かに傑作ではないが、まずまずの出来栄えの楽しい良作だった!!、映画館に行かなかったのは、ホラー作家のスティーヴン・キングも指摘した偏見をまじえたウソの評判に騙された失敗!!

…と再評価されてる「ザ・マーベルズ」は、どうして全米映画興行で振るわず、沈没したのか?!の理由のひとつとしては、ソーシャル・メディアの汚染のひとつの「新しい女性差別」に毒されたから…という見方をする人たちが少なくありませんが、そうした女性の創り手が女性たちを主演にした映画は観ない…、マーティン・スコセッシ監督のように映画を観ずに完全否定を決めつける…

…といった人たちが増えてしまった…と言われる現在の社会の病みも多少は関係しているとは思われますが、男女の比率としては、ほぼ五分五分ながら、わずかに多い男性の観客のうち、25歳以上は半数の約5割が支持をし、25歳以下の男性は半数以下の約4割しか支持しない…に対して…、


女性の観客では、25歳以上も以下も、ほぼ同じの約6割が支持ですから、男性よりも同性の女性のほうが好意的だったのは確かですが、どっちにしろ男女のどちらからも特に支持はされておらず、出口調査のスコアは、この映画を選んだ自分に後悔し、無駄使いを嘆くレベルの “ C+ ” だった…

第2位 (初) 「マダム・ウェブ」(8,000万ドル)

$15,150,000−(4,013館/$3,775)−$23,355,000


RT の評論家の支持率 13 % / Metacritic スコア 27 / 出口調査の CinemaScore C+

ソニピ版マーベル・ユニバースの戦うヒロイン映画「マダム・ウェブ」を、「ボブ・マーリー」でも書いたように、大統領の日を含めた連休の勝負作!!として全米公開した製作・配給のソニピが公表した週末3日間の封切り成績が、えッ?!、マーベル作品なのに?!と目を疑う約1,515万ドルだったことから…、

ソニピとしては、同社版のマーベル・ユニバースの失敗作と言われる「モービウス」(2022年)が記録したサイテー封切り成績の記録=約3,901万ドル(4,268館)を大きく更新したワーストの不発ですし…、

前述のイマンちゃん「ザ・マーベルズ」が記録したマーベル・シネマティック・ユニバース史上サイテーの不発の封切り成績=約4,611万ドル(4,030館)が、まるで大ヒット!!に見えてしまう結果となっています…。と書けば当然、「マダム・ウェブ」は大赤字になってしまうのか…!!


…と思われそうですが、ところが、コミックヒーローものとしては製作費が安めの約8,000万ドルしか使われていない「マダム・ウェブ」の世界総額の封切り成績は約4,906万ドルですから、製作費を回収する収支の釣り合いが見込めるため、赤字の可能性は低そうです…!!、よって、この見た目は不発の「マダム・ウェブ」の続編や、スピンオフなどの関連作が作られることになったとしても驚きではありません!!、なお、安めの製作費の約8,000万ドルは…、

ソニピが発表した公称の数字であり、実際は 1億ドル以上が使われたはず!!という指摘もありますが、ソニピは、その 1億ドル以上の製作費から、税金の控除を受けたあとの実際の支出の金額を発表しているため、同社が取り返すべき「マダム・ウェブ」の製作費は約8,000万ドルです…!!


第3位 (1) 「アーガイル」(2億ドル超)

$4,720,000−(3,647館/$1,294)−$36,468,000

RT の評論家の支持率 35 % / Metacritic スコア 36 / 出口調査の CinemaScore C+


第4位 (5) 「マイグレーション」(7,200万ドル)

$3,750,000−(2,455館/$1,527)−$114,828,000

RT の評論家の支持率 69 % / Metacritic スコア 58 / 出口調査の CinemaScore A


第5位 (初) 「ザ・チョーズン シーズン 4 : エピソード ④〜⑥」(???ドル)

$3,443,070−(2,228館/$1,545)−$4,220,036

RT の評論家の支持率 -- % / Metacritic スコア -- / 出口調査の CinemaScore --

フツーの映画サイトでは紹介しないキリスト教の信者の方向けの宗教作品です…。


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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