映画やドラマに出演した俳優たちが、言わば基本給の出演料のほかに興行成績に応じた歩合い給のボーナスや、Blu-ray の発売、テレビでの放送または再放送と出演作がくり返し使用される、つまり二次使用、三次使用…に応じても追加の報酬が支払われたりもするギャラの仕組みを…、
映画好きの方はご存知かと思いますが、Netflix や Disney+ といった配信サービスでは、映画の興行成績やテレビの視聴率にあたるものが実際のところ存在しておらず、いったい、どれだけ観られたのか?!、再生回数は公表されずに隠し通されているため、前述のような追加の報酬は発生せず、そもそも人気商売だけに仕事がある時ない時の浮き沈みの波がある俳優たちは、以前のように過去の実績にもとづいた印税的な収入に頼ることができず、貯えを切り崩して、生活をやりくりするしかなくなり、貧困層へとおちいっていくのに、Netflix やディズニーの重役たちが法外な年俸を受けとっている貧富の格差は、いずれ映画やドラマをダメにしてしまうが…、
映画スタジオやテレビ局は、だったらもう、ひとの創り手や俳優に頼らず、人工知能の生成系 AI を使って、映画やドラマを作ればいい…と考え始めたのをとめて、配信のデジタル時代の現状に応じた新しい報酬のシステムを構築しなければならない…というのが、ハリウッドにストップをかけた全米脚本家組合と全米映画俳優組合がストライキを決行するにいたったわけのあらましですが…、
イマンちゃん主演の「
ミズ・マーベル」(2022年)でも使われたタイのバンコクのスタジオを拠点にして、製作準備が進められていた Hulu / Disney+ の「
エイリアン」の配信シリーズは果たして、ストの渦中に撮影を開始することができるのか…?!と動向が注目されているニュースを…、
約10日前にお伝えしましたが、全米映画俳優組合のストが始まるよりも前に抜擢を受け、出演契約を結んでいた主演の ↑ アレックス・ローサー(「ザ・フレンチ・ディスパッチ」2021年)と、サミュエル・ブレンキン(Netflix「ドラキュラ」2020年)の両者をはじめとする主な出演者が非組合員だったことで、水曜日の7月19日にクランクインできたそうです!!(via
Deadline)、ただし…
主演女優に抜擢された ↑ シドニー・チャンドラー(ハリウッド版「ゴジラ」シリーズのカイル・チャンドラーの娘)を含めた計3名の組合所属の出演者は撮影に参加できないため、今後のストの行方に応じて、撮影のスケジュールを組み直したり、あるいは人選を見直すなどの必要に迫られるかもしれませんが、この「エイリアン」の配信シリーズのために雇われた現地のタイ人のスタッフと出演者をあわせた約400名が、アメリカのストのトバッチリを受けて、失業をする最悪の事態が免れたのはよかったですね…!!
🔄 Please reload the individual page when content won't show. / コンテンツが表示されない時は投稿のページを個別に再読み込みしてください。