Posts

Showing posts with the label Last Breath

Weekend Box Office 💰 March 7 - 9, 2025 : 3月7日~9日の全米映画ボックスオフィス


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

単に娯楽のモンスター映画ではなく、そのモンスターに、韓国のひとたちが抱える反米感情を託したことで、社会派映画としても成立した傑作「ザ・ホスト(グエムル)」(2006年)、ひとつの同じ列車でも車両が違えば、様子は異なる…という設定に、いま大きな問題の「階級社会」の理不尽を託して、近年の SF 映画の最高傑作のひとつに位置づけられた「スノーピアサー」(2013年)の…

韓国映画界を代表する創り手のポン・ジュノ監督が、最近では「ザ・バットマン」のヒーローとして知られるロバート・パティンソンを起用し、命がけの危険な仕事を押しつけられ、死亡するも、いわゆるクローンのコピー人間として、何度でも生き返っては、また死んでしまう…


…という主人公ミッキーたちの姿を描くことで、いまの「金持ち」の「資本家」の「経営者」や「大企業」は、自分たちだけが儲けて、肥え太ることしか考えておらず、肝心の「働くひと」は「使い捨て」だから、いったい「仕事のやり甲斐」は、どこに行ってしまったのか、まったんの「働くのひと」たちに「人生の充足感」なんて、あり得るわけがない…といった「行き過ぎた資本主義」を風刺した…

第1位 (初) 「ミッキー 17」(1億1,800万ドル)

$19,100,000−(3,807館/$5,017)−$19,100,000


RT の評論家の支持率 79 % / Metacritic スコア 72 / 出口調査の CinemaScore B

「ミッキー 17」を封切ったディスカバリーつまり昔はワーナーが公表した封切り成績は、期待されていた 2,000万ドル台の半ばに届かなかったどころか、2,000万ドルを下まわった約1,910万ドルの残念な不発の沈没だったことから、ブロックバスター映画級の公称の製作費の約1億1,800万ドルに、宣伝費を追加した総額のコストの 2億ドル強を回収するのは難しいだろう…と、赤字がほぼ確定の失敗作に位置づけられる見込みになってしまいましたが…、


複数の同一人物のミッキーたちを巧みに演じ分けたロバート・パティンソンの演技達者ぶりは観るに値すると絶賛ですし、映画の出来栄えは、おおむね好評なので、内容的には必ずしも失敗作ではありませんが、しかし、それでも「スノーピアサー」のようにシリアスな SF 映画ではなく、この「ミッキー 17」は「コメディ」だったことで、客足が鈍ったばかりか、観客からもややガッカリされて、出口調査のスコアが低めの “ B ” を与えられ、また「コメディ」にしたことで…、

「行き過ぎた資本主義」の社会派のテーマも薄まってしまった…などと評され、ポン・ジュノ監督の別の代表作の「パラサイト」(2019年)のような過激な社会批判の作品を期待していたファンにとっても、ややガッカリの肩すかしに受けとめられているようですから…、

SF コメディ映画に仕上げたことが不発の原因か…と考えることもできそうですし、この人は映画ではなく、政治の話ばっかりだから、もうウンザリ…と言われるマーク・ラファロが演じた政治家のマーシャルは明らかに、下 ↓ の「キャプテン・正アメリカ」の「正」とは?!でふれた「ロシアメリカ」の「赤い帽子」の「オレンジ色の狂人」のパロディだと指摘されたことで、現実のニュースやソーシャル・メディアで、「オレンジ色の狂人」や「マスク真大統領」を見かけるだけでも不愉快なのに、どうして、それをわざわざ、お金を払い、映画館で観なければならないのかと、マーク・ラファロの政治色のところが嫌われた…の事情に加えて…、

虫のたぐいが苦手のひとは、物語の舞台の惑星のニヴルヘイムに生息しているクリーチャーを目の当たりにすることができませんね…。


「キャプテン・正アメリカ」の「正」って、どういうこと?!と疑問されて当然ですが、つまり…


$8,500,000−(3,480館/$2,443)−$176,584,423

RT の評論家の支持率 51 % / Metacritic スコア 42 / 出口調査の CinemaScore B-

フロリダ産のストロベリー🍓だと?!、フロリダと言えば、あの「オレンジ色の狂人」が地元としているところだろ!!、そんな汚染されたところで採れたものが食えるか!!💢と…、

反米感情の高まりのせいで、まるで売れないアメリカ産を値下げして、激安の叩き売りにしても、やっぱり誰も買わないから、スーパーマーケットも生産者も大弱り…😔

お寿司と海鮮料理のお店では、悪の枢軸のならず者国家の「ロシアメリカ」から仕入れた水産物はお出ししていません…。

…などと現在のホワイトハウスのオレンジ色の狂人の大統領(イーロン・マスク真大統領(ロシアの独裁者のプーチン))たちのまるでロシアの民芸品のマトリョーシカ人形のような入れ子の構造になっているらしい…

…と、隣国カナダのみならず、世界の諸国から後ろ指を指されて、「ロシアメリカ」と名づけられ、ロシアと水面下で手を組み、自由世界を脅かす脅威の存在になってしまった…とか、まことしやかに言われている真偽はさておき、抗議殺到の「いまのアメリカ」は、とりあえず、本来のアメリカの在り方ではない…、明らかにバグっている…と思われますから…、


国外の敵はもちろん、国内の敵もみんな、キャプテン・アメリカがやっつけてほしい!!

…と、マーベルやヒーロー映画のファンたち、そして、まともなアメリカのひとは願っていることを踏まえると、前述のストロベリーの生産者や漁業のひとたちに罪があるとは言えないトバッチリですし、アメリカだったら全部ダメ!!💢と決めつけるのではなく、きちんと区別をして、本来の正しいアメリカは「正アメリカ」とし、間違った愛国心にかられて、あたかもカルト教団と、その狂信者のようになってしまったものは、世間の言い方に沿って、「ロシアメリカ」と書き分けたほうがいいのかな…と考えました。よって、「正アメリカ」の映画やスターはふつうに紹介しますが、「ロシアメリカ」が良くないかたちで関係したり、それに相当するものは、例え、それがメジャーなスターが主演のブロックバスター映画の超話題作だったとしても、できるだけ採りあげないように努めます。「宗教の映画」は紹介しません…と同じですね。それにしても「正アメリカ」と「ロシアメリカ」の区別をするだなんて…、

本当に変な時代になってしまい、もうついていけない…というか、ついていきたくはない感じですが、ケイリー・スペニーちゃん熱演!!の必見の問題作「シビル・ウォー」(2024年)のように「正アメリカ」と「ロシアメリカ」は、いずれ内戦を始めることになるんでしょうか…?!😔


第3位 (2) 「ラスト・ブレス」(2,380万ドル)

$4,200,000−(3,090館/$1,359)−$14,657,000


RT の評論家の支持率 77 % / Metacritic スコア 65 / 出口調査の CinemaScore B+


第4位 (3) 「ザ・モンキー」(1,100万ドル)

$3,900,000−(2,955館/$1,320)−$31,003,297

RT の評論家の支持率 77 % / Metacritic スコア 63 / 出口調査の CinemaScore C+


第5位 (4) 「パディントン・イン・ペルー」(9,000万ドル)

$3,850,000−(3,085館/$1,248)−$36,959,000

RT の評論家の支持率 94 % / Metacritic スコア 65 / 出口調査の CinemaScore A


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

🔄 Please reload the individual page when content won't show. / コンテンツが表示されない時は投稿のページを個別に再読み込みしてください。

Weekend Box Office 💰 February 28 - March 2, 2025 : 2月28日~3月2日の全米映画ボックスオフィス


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

いまから約13年前の2012年に潜水士のクリス・レモンズさんが、北海の水面下100メートルの暗黒の冷え切った海底に取り残され、しかもタンクの空気は残りわずかだった…という絶体絶命の状況から奇跡的に救出された実話を採りあげたドキュメンタリー映画「ラスト・ブレス」(2019年)が絶賛された創り手のアレックス・パーキンソン監督が…、

第2位 (初) 「ラスト・ブレス」(2,380万ドル)

$7,800,000−(3,018館/$2,584)−$7,800,000


RT の評論家の支持率 77 % / Metacritic スコア 65 / 出口調査の CinemaScore B+

その同じ救出劇の実話をあらためて、劇映画に仕立てた「ラスト・ブレス」を全米公開した配給のフォーカス・フィーチャーズつまりユニバーサル映画が公表した封切り成績は、おおむね想定通りと言える約780万ドルでした…!!、35歳以上の大人の世代が半数以上を占める封切り興行の観客の約6割が絶対お薦めの「ラスト・ブレス」は、特に際立った傑作ではないものの…、


現実に起きた事故の映画化ですから当然、物語にはリアリティがあるし、ウディ・ハレルソンや、シム・リュウつまりシャンチー、前述の潜水士クリスさん役のフィン・コールらの真に迫った熱演に支えられ、映画館に出かけるに値する観応えを堪能できる佳作あるいは良作として、ジャーナリストから好評を博して…、


映画の格付けサイト Rotten Tomatoes での「鑑賞券を購入したことが確認されているユーザー」の支持率は、90%を超えていますから、大人向けの何かドラマチックな映画を観たいと思うけれど、なに観よう?!と迷ったときは、この「ラスト・ブレス」を選べば、ひとまず大きな期待ハズレはないのかもしれません…!!


ワシントン州のワナッチーという街で、先週の火曜日の2月25日の夜の午後8時ちかくに、映画館のリバティ・シネマの場内の天井の一部が、いきなり崩落!!の恐ろしい事故(↓)が発生するも…

その事故当時に映画を観ていた観客がふたりしかいなかったため、幸いにして、大事には到らず、負傷者はいなかった…という、ちょっとビックリのニュースが伝えられ、その「観客がふたり」の映画が「キャプテン・アメリカ : ブレイブ・ニュー・ワールド」だったことから、やっぱり、マーベルはもう流行っていないし、コミックヒーロー映画のブームは終わったんだなぁ…という印象を思いがけず与えてしまった…


$15,000,000−(3,800館/$3,947)−$163,696,598

RT の評論家の支持率 51 % / Metacritic スコア 42 / 出口調査の CinemaScore B-

アンソニー・マッキー主演作は封切りから、3週連続の第1位を達成!!ですから、そのランキングの首位独占は、マーベルらしい快進撃と言えるものの、この週末の売り上げがもう1,000万ドル台だけに、興行の寿命の果てが見えてしまっています…。そのため、あらためて注目を集めるテコ入れの必要があると判断されたのか?!、ディズニー・マーベルはクライマックスの見せ場のキャップとハルクの対決シーンの本編クリップ(↓)をリリースする宣伝に打って出ましたが…、


いまの時点の国内の成績が約1億6,370万ドルの「ブレイブ・ニュー・ワールド」は 2億ドルを突破できず、マーベル作品のなかでは不発のように言われた「アントマン」第1作め(2015年)の国内の最終的な成績の約1億8,020万ドルや、まだパンデミック渦中だったため、封切りと同時に有料の配信だった「ブラック・ウィドウ」(2021年)の同成績の約1億8,365万ドルあたりと同等の結果になってしまうかもしれません。よって、巨額の実際の製作費の約3億ドルは回収されず、赤字の沈没映画になりそうな気配からすると、確かにマーベル人気はもう過去のものだし、コミックヒーロー映画のブームは終わった…と言われても仕方ありませんが…、

しかし、「キャプテン・アメリカ 4」上映中に映画館の天井が崩落したワシントン州のワナッチーは、おととしの2023年の人口が約3万6,000人に満たない街ですから、日本で言えば、北海道の網走ぐらいの人口か…と理解すると、平日の火曜日の夜に観客がふたり…だったからと言って、上映されていた映画が特に不人気の不入りの作品だとも言えないのでは…?!


第2位 (初) 「ラスト・ブレス」(2,380万ドル)

$7,800,000−(3,018館/$2,584)−$7,800,000

RT の評論家の支持率 77 % / Metacritic スコア 65 / 出口調査の CinemaScore B+


第3位 (2) 「ザ・モンキー」(1,100万ドル)

$6,376,000−(3,227館/$1,976)−$24,617,349

RT の評論家の支持率 77 % / Metacritic スコア 63 / 出口調査の CinemaScore C+

先週の初登場の第2位から、新作「ラスト・ブレス」に圧されて、順位をひとつ下げた「ザ・モンキー」は、この公開2週めの集客減が約−55%ですから、垂直落下もあり得るホラー映画としては動員を持続することができた上々の成果となっています…!!、よって、オリヴィア主演の…


「ハート😍アイズ」に続けて、今年2025年公開ホラー映画の傑作のひとつ!!のお薦めの口コミが拡がっているようですから、創り手のオズ・パーキンス監督は今やホラーの匠として、映画ファンの間では、すっかり認知された感ですね!!と、「ザ・モンキー」は面白いらしいぞ!!と前評判から良かっただけに当然、「パクリのいわゆる Z 級サイテー映画」を、あえて売りとする…


低予算映画の製作プロダクション アサイラムが、すぐにパクってくれたチープなお猿さん殺人鬼が登場するホラー映画「ザ・ジョリー・モンキー」の予告編(↑)をチラとご覧ください…!!


第4位 (3) 「パディントン・イン・ペルー」(9,000万ドル)

$4,500,000−(3,705館/$1,215)−$31,359,000

RT の評論家の支持率 94 % / Metacritic スコア 65 / 出口調査の CinemaScore A


第5位 (4) 「ドッグ・マン」(4,000万ドル)

$4,200,000−(3,055館/$1,375)−$84,060,000

RT の評論家の支持率 76 % / Metacritic スコア 64 / 出口調査の CinemaScore A


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

🔄 Please reload the individual page when content won't show. / コンテンツが表示されない時は投稿のページを個別に再読み込みしてください。

Billy's footnotes 💬 Day 338


デイジーが演じる主人公の元軍人の窓拭き清掃人ジョーイが、超高層ビルを舞台にして、悪徳企業の祝賀会を襲撃した過激な世直しのテロリストと戦いながら、悪徳企業の不正をも暴く…!!ことから…

デイジー・リドリー主演版の「ダイ・ハード」?!と言われてきたマーティン・キャンベル監督(ダニエル・クレイグ主演「007」の「カジノ・ロワイヤル」2006年)のアクション映画の最新作「クリーナー」の北米での配給権を…


ルル・ウィルソンちゃん主演の「ベッキー」シリーズなどで知られる新興の配給会社のクィヴァが取得し、新年2025年2月21日の封切り日を発表しました!!、クィヴァは、2019年創業のマイナーな配給会社ですから、全米規模の大々的な公開ではなく、限定公開の小規模な封切り…

…になるかと思われますが、いずれにしろ、デイジーの待望のアクション映画の「クリーナー」は新春リリース!!の世に出るタイミングが決まったのは朗報ですね。ファンの方はお楽しみに!!




潜水士のクリス・レモンズさんが、北海の水面下100メートルに取り残されて、絶体絶命の窮地におちいった事故での救出の経緯を追ったドキュメンタリー映画「ラスト・ブレス」を…、

2019年に発表し、注目されたアレックス・パーキンソン監督が、その2012年に起きた事故の救出劇の実話をあらためて、自ら劇映画化しただけに、セルフ・リメイクと言えなくもない同名のサバイバル・スリラー映画「ラスト・ブレス」を…、


来春の新年2025年2月28日に全米公開するフォーカス・フィーチャーズ、つまりユニバーサル映画がいきなり観応えのある予告編を初公開してくれました…!!


事故に遭った潜水士クリスさんの役に起用されたのは、テレビシリーズ「アニマル・キングダム」などのフィン・コール。共演者は、「スリー・ビルボーズ・アウトサイド・エビング, ミズーリ」(2016年)のウディ・ハレルソン、巨大なサメと戦う「メグ」シリーズのクリフ・カーティス、「ア・クワイエット・プレイス」シリーズなどのジャイモン・フンスー、「ジャック・ポット」(2024年)などのアジア系脇役として、都合よく使われてるシム・リュウといった顔ぶれです!!

🔄 Please reload the individual page when content won't show. / コンテンツが表示されない時は投稿のページを個別に再読み込みしてください。