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Weekend Box Office 💰 September 15 - 17, 2023 : 9月15日~17日の全米映画ボックスオフィスTOP5


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

ディスカバリー、つまりワーナーは推定の数字を多めに公表のあと、実際の売り上げは減る傾向に対し、ディズニーは逆に推定の数字は控えめに公表のあと、実際の売り上げは増える傾向にある…

第1位 (1) 「ザ・ナン 2」(3,850万ドル)

$14,730,000−(3,743館/$3,935)−$56,523,000


RT の評論家の支持率 45 % / Metacritic スコア 48 / 出口調査の CinemaScore C+

…のパターンの違いを踏まえると、第1位と第2位の作品の順序は実際は逆さまかもしれませんが、先週の初公開から約−55%の観客を失ったものの、垂直落下になりがちのホラー映画の公開2週めとしては少なめの集客減に抑えることができた「ザ・ナン 2」が、わずか約23万ドルの僅差ながら…


ケネス・ブラナー監督が自ら名探偵ポアロに扮して、主演を兼ねたアガサ・クリスティー原作シリーズがホラーの領域に踏み込んだ第3作め「ア・ホーンティング・イン・ヴェニス」とのホラー映画対決?!を制して、ひとまず「全米2週連続の第1位」と宣伝できる実績をモノにしました…!!

…と書けば、タイッサ・ファーミガとストーム・リードちゃんの若い尼ちゃんらに負けた名探偵のポアロは「オリエント急行殺人事件」(2017年)のデイジー・リドリー、前作「ナイル殺人事件」(2022年)のガル・ガドットに匹敵する目玉キャストのヒロインとして、元ブラック・ウィドウのスカーレット・ジョハンソンと現ブラック・ウィドウのフローレンス・ピュー、「ソー」シリーズのナタリー・ポートマンテッサ・トンプソンあたりのマーベルのヒロインを起用すべきだったんじゃないの…?!などとツッコミを食らいそうですが…、

第2位 (初) 「ア・ホーンティング・イン・ヴェニス」(6,000万ドル)

$14,500,000−(3,305館/$4,387)−$14,500,000


RT の評論家の支持率 79 % / Metacritic スコア 63 / 出口調査の CinemaScore B

不振の Disney+ の配信シリーズ「アメリカン・ボーン・チャイニーズ」のミシェル・ヨーと、Hulu / Disney+ の配信シリーズ「オンリー・マーダーズ・イン・ザ・ビルディング」のティナ・フェイを目玉キャストにした「ハロウィーン・パーティー」(1969年出版)の映画化のオープニング成績の約1,450万ドルは、前作「ナイル殺人事件」の不発の同成績の約1,289万ドル(3,280館)からは持ち直したものの…、

「オリエント急行殺人事件」の封切り成績の約2,868万ドル(3,341館)と比べると、ほぼ半額か…の引き続き残念な結果となっていますが、製作費が1億ドル突破のブロックバスターだった前作の挫折を踏まえ、「ア・ホーンティング・イン・ヴェニス」の製作費は約6,000万ドルにまで縮小されましたから、世界総額の封切り成績としては、その小さくなった映画の規模に見合う約3,720万ドルを稼いだ第3作めが大きな痛手を被ることはないかも…ですが、それにしても…、


多彩な容疑者たちの顔ぶれのアンサンブル・キャストが見どころの真犯人探しの謎解きモノとしては、やはり、出演者たちが連日のようにテレビやイベントに登場しての宣伝活動が興行の成否を分ける重要だというのに、前作は主演男優に起用したアーミー・ハマーの私的な女性スキャンダルが人肉を食べたかもしれないスキャンダルに発展して、充分に宣伝することができず、この第3作めは脚本家と俳優の両組合のストライキのせいで、宣伝活動は出来ず…の不運続きだけに…

作品そのものは一定の好評を維持しているのに売れない名探偵ケネス・ブラナー監督はお気の毒…と言うしかありませんが、しかし、そもそもストになったのは、ディズニーを含めた大手映画スタジオが創り手と出演者に正当な報酬を支払わず、上から目線で支配しようとするブラック企業化した腐敗が原因ですから、興行不振も配信不振も身から出たサビの自業自得…かもしれませんね…。


第3位 (2) 「イコライザー 3」(7,000万ドル)

$7,235,000−(3,528館/$2,051)−$73,679,930

RT の評論家の支持率 76 % / Metacritic スコア 57 / 出口調査の CinemaScore A



$4,700,000−(3,678館/$1,278)−$18,572,000

RT の評論家の支持率 28 % / Metacritic スコア 34 / 出口調査の CinemaScore B


第5位 (5) 「バービー」(1億4,500万ドル)

$3,965,000−(3,012館/$1,316)−$626,122,000

RT の評論家の支持率 90 % / Metacritic スコア 80 / 出口調査の CinemaScore A


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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Weekend Box Office 💰 September 8 - 10, 2023 : 9月8日~10日の全米映画ボックスオフィスTOP5


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

映画の格付けサイト Rotten Tomatoes の支持率を左右する評論家やジャーナリストに認定されている書き手の一部が、宣伝会社からワイロを受けとって、ウソの称賛をねつ造したフェイクの肯定評を投稿していたインチキの実態がマスコミに暴露されましたから、あくまでも参考に…と以前より言ってきたように、支持率はひとつの目安でしかない…と、あらためて理解し、鵜呑みはしないでください…😔

第1位 (初) 「ザ・ナン 2」(3,850万ドル)

$32,600,000−(3,728館/$8,745)−$32,600,000

RT の評論家の支持率 45 % / Metacritic スコア 48 / 出口調査の CinemaScore C+


「ザ・ナン 2」の封切り成績については、上 ↑ の🔗文字のリンク、または下 ↓ の恐怖の尼さんがいっぱい 😱 の写真をタップしてください…!!


第2位 (1) 「イコライザー 3」(7,000万ドル)

$12,100,000−(3,965館/$3,052)−$61,845,408

RT の評論家の支持率 76 % / Metacritic スコア 57 / 出口調査の CinemaScore A



$10,000,000−(3,650館/$2,740)−$10,000,000

RT の評論家の支持率 28 % / Metacritic スコア 34 / 出口調査の CinemaScore B

デヴィッド・フィンチャー監督がメガホンをとって、ジョディ・フォスターを主演に迎え、娘役のクリステン・スチュワートちゃん当時12歳がカワイイ!!と大注目されたアイドル誕生?!のスリラー映画「パニック・ルーム」が封切られた約21年前の…と書けば、すごい昔の話ですね…!!と実感できそうな…


2002年春に公開されるや、えッ?!、ギリシャ系ヒロインの結婚をめぐるギリシャ系家族の騒動を描いた小品のインディーズ映画なのに、ギリシャとは無関係のトム・ハンクスとリタ・ウィルソンの仲よし夫婦が仕掛け人のプロデューサーなの?!というミスマッチが話題になっただけでなく、トム・ハンクスとメグ・ライアンが共演をした「めぐり逢えたら」(1993年)と「ユー・ガット・メール」(1998年)が大好きな人たちが、うんうん!!、トム・ハンクスの作品だ!!と納得するロマコメだったことで、社会現象的なブームを巻き起こし、「スパイダーマン」「ロード・オブ・ザ・リング」「スター・ウォーズ」、そして、「ハリー・ポッター」に次いで、2002年の全米公開映画の興行成績の年間ランキング第5位=約2億4,144万ドルを稼ぐ驚きの特大ヒット作に発展した…


「マイ・ビッグ・ファット・グリーク・ウェディング」の原作・脚本・主演を兼ねた才女のニア・ヴァルダロスが、ついに自らメガホンもとった第3作めが、1,000万ドルに届かないだろう…の低い期待値をどうにかクリアして、第3位に初登場!!となっています…!!、プロデューサーは当然、トム・ハンクスとリタ・ウィルソンです…!!


第4位 (初) 「ジャヴァン」(3,800万ドル)

$6,191,506−(813館/$7,616)−$7,555,773

RT の評論家の支持率 93 % / Metacritic スコア -- / 出口調査の CinemaScore ?


ボリウッドを代表するスターのシャー・ルク・カーンが、社会の腐敗を正す世直しの人助けのために悪事も厭わない過激なヴィジランテの主人公に扮したアクション・スリラー映画「ジャヴァン」、つまり英語にすると「ソルジャー」が、外国語のヒンディー語の作品どころか…、


全米公開とは、ちょっと言い難い813館だけでの封切りなのに、南アジア系、つまりインド・パキスタン系の観客に支持されて、第4位に初登場!!ですから、マーベル初の南アジア系の戦うヒロイン、ミズ・マーベルイマンちゃんが活躍する「ザ・マーベルズ」(今秋11月10日全米公開)も同じく印パの人たちに支持されるとよいのですが…!!


第5位 (2) 「バービー」(1億4,500万ドル)

$5,900,000−(3,281館/$1,798)−$620,511,857

RT の評論家の支持率 90 % / Metacritic スコア 80 / 出口調査の CinemaScore A


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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