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Weekend Box Office 💰 August 23 - 25, 2024 : 8月23日~25日の全米映画ボックスオフィスTOP5


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

第1位 (2) 「映画ならではの内容の感動ではなく、ファンが望んだヒーローに扮して、あのスターが登場!!とか、あのキャラクターがまさかの復活!!といった必ずしも必要とは言えないカメオ出演を売りの客寄せパンダにして、カンタンに濡れ手に粟の金儲けを狙うカメオ商法の流行について、DC スタジオのガン社長つまり「ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー」シリーズのガン監督が「カメオポルノ」つまり言わば「カメオ中毒」と苦言を呈して、眉をひそめ、日本を舞台にした「ザ・ウルヴァリン」とウルヴァリンの物語の終わりの完結編「ローガン」で知られるマンゴールド監督は、映画は本来はひとつの物語を描くものなのに、ユニバースがクロスオーバー!!とか言って、物語が終わることなく、ダラダラと引っぱって継続されたり、終わったはずなのに再開したり、死んだはずの人物が「並行世界の別の…」とか言い張る口実で、あろうことか生き返って、とどのつまり金儲けのためにまた働き始めるご都合主義の矛盾のモヤモヤと底なしの金への執着の強欲、そして、過去の映画への裏切りなどについて、それらは映画の「物語の死」を意味する…と語り…と、えッ?!、そもそもヒーロー映画とは無関係のスコセッシ監督たち古参の高齢のひとたちだけでなく、マーベルの過去の傑作を手がけたヒーロー映画の名監督たちがマーベルを否定して、背を向け始めたのか…?!も深刻な問題だけど、あの宣伝の下ネタはひどすぎる…アタマがおかしい変態としか思えない…となり、まともな映画ファンはもちろん、マーベル大好きだったひとたちも、マーベル・シネマティック・ユニバースにさようなら…となってしまった映画」(2億ドル超)

$18,300,000−(3,840館/$4,766)−$577,203,366

RT の評論家の支持率 79 % / Metacritic スコア 56 / 出口調査の CinemaScore A


第2位 (1) 「エイリアン: ロミュラス」(8,000万ドル)

$16,200,000−(3,915館/$4,138)−$72,639,383

RT の評論家の支持率 81 % / Metacritic スコア 64 / 出口調査の CinemaScore B+

いま「時のひと」のケイリー・スペニーちゃんが主演の「エイリアン」シリーズの復活作「ロミュラス」の公開2週めの集客減は約−61%ですから、公開順に言えば前作の「コブナント」(2017年)の2週めの集客減=約−71%を大きく超えたものの、さらに前作の「プロメテウス」の約−59%には僅差とは言え、残念ながら及びませんでしたし、いまの2週めの時点での売り上げも…、


約7,264万ドルの「ロミュラス」は、約5,744万ドルの「コブナント」には勝ったものの、やはり、約8,937万ドルを稼いでいた「プロメテウス」には負けてしまっていますから、最終的には「エイリアン」史上最もヒットした第1位に位置づけられている「プロメテウス」に次ぐ、2番めのヒット作に落ち着くことになるかもしれませんね。なお、全世界の興行成績の総額としては…、


早くも2億ドルを突破した約2億2,544万ドル!!ですから、製作費の約8,000万ドルは回収できたも同然だけに、その海外での売り上げを予想外に押しあげてくれた「ロミュラス」がお気に入り!!の中国の観客に向けて、フェデ・アルヴァレズ監督が感謝のメッセージを発したのも当然か…!!となっています…!!

そして、下 ↓ はゼノモーフと戦い疲れたらしく、爆睡中💤のレインです…🤭

ハリウッドの女優なのに身長は約155cm のちっちゃめだから、立ちっぱなしの疲れた足を肘かけにあげると、ソファにピッタリはまって、寝れるサイズのケイリー・スペニーちゃんです💕


第3位 (3) 「イット・エンズ・ウィズ・アス」(2,500万ドル)

$11,850,000−(3,839館/$3,087)−$120,824,000

RT の評論家の支持率 59 % / Metacritic スコア 54 / 出口調査の CinemaScore A-


第4位 (初) 「ブリンク・トゥワイス」(2,000万ドル)

$7,323,661−(3,067館/$2,388)−$7,323,661


RT の評論家の支持率 79 % / Metacritic スコア 66 / 出口調査の CinemaScore B-

おととしの2022年のクリスマスに、ソニピが年末年始の勝負作として、大々的に公開したナオミ・アッキー主演の故ホイットニー・ヒューストンの生き様を描いた音楽伝記映画の「アイ・ウァナ・ダンス・ウィズ・サムバディ」の封切り成績はトンデモない沈没の約470万ドル(3,625館)。

チャニング・テイタムがスカーレット・ジョハンソンのお相手をつとめた Apple TV+ の配信映画「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」を今夏の勝負作のひとつとして、大々的に公開したソニピが稼ぐことができた封切り成績は、1,000万ドルにも満たない約940万ドル(3,356館)の沈没…。

…でしたから、そのともに前作が沈没のナオミ・アッキーとチャニング・テイタムを主演にして、「ザ・バットマン」(2022年)のキャットウーマンとして知られるゾーイ・クラヴィッツが初監督に挑んだデビュー作のいわゆる Amazon Prime Video の劇場公開映画にあたる「ブリンク・トゥワイス」を封切った Amazon MGM が公表した封切り成績の約732万ドルは、まぁ、そんなものか…と妙に納得できてしまうかもしれない「アイ・ウァナ・ダンス・ウィズ・サムバディ」と「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」の中間でしたが、ただし…、


「アイ・ウァナ・ダンス・ウィズ・サムバディ」と「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」のどちらも、けして絶不評ではなかったように、ゾーイ・クラヴィッツ監督は新人監督にありがちの複数のやや多い登場人物のさばき方には難が観受けられるものの、サイコ・スリラー映画として、ジャーナリストから一定の評価を得られていますし、出口調査でも約4分の3の観客が支持しているので、Amazon Prime Video の配信が始まったら、試しにご覧になれば…などと書けば…、

Amazon Prime Video の劇場公開映画だから遅かれ早かれ、プライム会員の方は自宅にいながら、追加料金なしで楽しめる…とわかり切っているので、映画館でヒットしないのは当たり前の配信に向けての宣伝活動の封切りか…と考えると、こうした映画興行ランキングにはもう、あまり意味や価値がありませんね…。


ソニピが封切った第5位の「ザ・フォージ」は、キリスト教の信者の方向けの宗教作品ですから、ふつうの映画サイトでは採りあげられないため、いきなり第8位に飛んで…


ハリウッド版「攻殻機動隊」の「ゴースト・イン・ザ・シェル」(2017年)で知られるルパート・サンダース監督が、「It(イット)」シリーズのビル・スカルスガルドを主演に起用し、いわくつきのダークヒーローを復活した…

第8位 (初) 「ザ・クロウ」(5,000万ドル)

$4,600,000−(2,752館/$1,672)−$4,600,000


RT の評論家の支持率 21 % / Metacritic スコア 29 / 出口調査の CinemaScore B-

「ザ・クロウ」はご覧のように映画館で封切らないほうがよかったかも…の即死ですから、配給のライオンズゲートは同名人気ゲームの映画化「ボーダーランズ」に続けて、今夏の勝負作が不発…の痛すぎる結果だけに、今年2024年のサマーシーズンは完璧に惨敗に終わった悪夢の夏…となっています…。



🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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Weekend Box Office 💰 July 12 - 14, 2024 : 7月12日~14日の全米映画ボックスオフィスTOP5


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

第1位 (1) 「デスピカブル・ミー 4」(1億ドル)

$44,650,000−(4,449館/$10,036)−$211,102,000

RT の評論家の支持率 54 % / Metacritic スコア 50 / 出口調査の CinemaScore A


第2位 (初) 「ロングレッグス」(公称は 1,000万ドル以下、恐らくは500万ドル以下)

$22,600,000−(2,510館/$9,004)−$22,600,000

RT の評論家の支持率 88 % / Metacritic スコア 78 / 出口調査の CinemaScore C+

イタリア映画の歴史に遺る…のみならず、世界の映画人にいま現在も大きな影響を与え続けている異才の故フェデリコ・フェリーニ監督がメガホンをとり、今から約59年も昔の1965年に封切られたファンタジックなコメディ映画「魂のジュリエッタ」(↓ 予告編)…


…の「悪夢のディズニー」と、かつて例えられたフェリーニ監督らしい奇妙奇天烈の摩訶不思議なイメージからインスピレーションを得て、連続殺人鬼は男でも女でもなく、同時にどちらでもある両性具有あるいは半陰陽のキャラクターにしたい!!と思った仕掛け人のプロデューサーでもある怪優ニコラス・ケイジが自らに課した役作りにもとづいて…、

グラム・ロックに傾倒していた…の設定が与えられたそうですから、欧米で言えば故デヴィッド・ボウイさん、日本で言えば故忌野清志郎さんのような男性だけれど、アーティストがメイクをしているのが当たり前の音楽ジャンルだけに、メイクをする連続殺人鬼…


…の異様な見た目を託された特殊メイクのアーティスト、ハーロウ・マクファーレーン(「デッドプール 2」2018年)は、映画の物語の始まりの1970年代から80年代頃にかけてのオレゴン州の田舎なんかで、選択的形成外科手術つまり美容整形をくり返し何度も受けて、とり返しのつかない状況になったら、どんな顔になってしまうのか…?!の恐ろしいコンセプトから新しいホラー・キャラクターを創造することにした「ロングレッグス」が…


まさかのこの夏、最も話題の映画に躍り出た!!だけに、当初に予定した限定公開ではなく、やや小規模ながらも、2,510館で上映の全米公開に踏み切った Neon が公表した封切り成績は期待値の 1,000万ドル以下の900万ドル前後だろう…を大きく超え、その2倍以上を稼いだ、やっぱり、まさかの驚きの約2,260万ドルでした…!!、よって…、

笑顔が絶えない異色のホラー映画!!として、おととしの2022年公開映画を代表する話題作に躍り出た「スマイル」の封切り成績の約2,261万ドル(3,650館)と、ほぼ同じ金額を稼いだことになるため、「ロングレッグス」は「スマイル」の思いがけないサプライズの大ヒットを再現した!!


…と言えることになりますが、その「スマイル」の製作費が約1,700万ドルだったのに対し、「ロングレッグス」の製作費は1,000万ドル以下…とだけ、あいまいに公称されて、具体的な金額は明らかにされてないものの、恐らくは 500万ドル以下のかなり低予算では…?!と推定されているので、仕掛け人のプロデューサーのニコラス・ケイジは、いきなり製作費を回収の大儲けじゃないか!!の大成功だけに、今年2024年最も商業的に成功した映画の第1位に躍り出る可能性がありそうな…

「ロングレッグス」の封切り成績の約2,260万ドルは、2017年創業の歴史の浅い配給会社の Neon にとっては、エッチなお姉さんのシドニー・スウィーニーが仕掛け人のプロデューサーをつとめ、自ら主演して、話題騒然になったトンデモ・ホラー映画「イマキュレト」が今春3月の全米公開で叩き出した…などと大げさには言えない Neon 史上最大の封切り大ヒット…と言うよりは小ヒットの約534万ドル(2,354館)の記録を大きく更新して、新たに同社史上最大の封切り大ヒット作の頂点に昇りつめた…!!どころか、この封切りの週末の3日間だけで…、

「イマキュレト」の最終的な国内での売り上げの約1,576万ドルを超えた「ロングレッグス」は、ポン・ジュノ監督の「パラサイト」(2019年)が記録した Neon 史上最大ヒットの約5,337万ドルをも超えて、新たに Neon を代表する看板タイトルに位置づけられるのではないでしょうか…?!


大手の焼き直しばっかりの量産型ハリウッド映画にはもう、うんざり…、真に「新しい」意味での新作映画を観せてくれ!!と思う18歳から30代半ばまでのいまの若い観客たちが座席の7割以上を占める「ロングレッグス」は、ホラー映画のお決まりとして、出口調査のシネマスコアは “ C+ ” と低め…ですが、おおむね約7割の観客が支持していることを踏まえると…、


今年2024年最も最恐のホラー映画の必見作!!、ホラー映画の歴史に残る新たな傑作の誕生!!などと、これまでにお伝えしてきた前評判を大きく裏切ることはなく、観客は一定の支持を示して、ホラー映画の新たな定番を受け入れていますから、まるで超能力者それとも霊能力者みたいな鋭いカンのよさを買われて、未解決事件を託され、連続殺人鬼のロングレッグスとは何者なのか?!の謎解きに挑むことになった主人公の FBI 捜査官のリー・ハーカー役のマイカ・モンローと…、

その問題の連続殺人鬼を演じた仕掛け人のニコラス・ケイジ、そして、創り手のオズ・パーキンス監督(「グレーテルとヘンゼル」2020年)の株はこれから赤丸急上昇は間違いありませんね…!!


第3位 (2) 「インサイド・アウト 2」(2億ドル超)

$20,748,000−(3,815館/$5,439)−$572,592,077

RT の評論家の支持率 92 % / Metacritic スコア 74 / 出口調査の CinemaScore A



$11,800,033−(3,378館/$3,493)−$116,229,000

RT の評論家の支持率 84 % / Metacritic スコア 68 / 出口調査の CinemaScore B+


第5位 (初) 「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」(1億ドル)

$10,000,000−(3,356館/$2,980)−$10,000,000

RT の評論家の支持率 68 % / Metacritic スコア 52 / 出口調査の CinemaScore A-

自らプロデュースも手がけたヒロインの初代ブラック・ウィドウのスカーレット・ジョハンソンは40代目前の現在39歳。お相手のチャニング・テイタム(「マジック・マイク」シリーズ)も、もう44歳のしっかりとオジサンだけに、観客のおよそ半数が45歳以上…

…とロマコメにしては、観客の年齢層が高め…の Apple TV+ の配信映画「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」の配給を請け負ったソニピが公表した封切り成績は、低めの期待値の1,200万ドルにすら届かなかった約1,000万ドルでした…。


巨額の1億ドルを超える製作費が投じられた!!とロマコメなのに、ブロックバスター映画の大作にあたるばかりか、スカーレット・ジョハンソンとチャニング・テイタムの2大スター共演!!にもかかわらず、同日に封切られたインディーズ映画のいわゆる低予算ホラー「ロングレッグス」に完敗か…の見た目はかなりガッカリの「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」の沈没ですが…、


封切り興行の観客全体の9割近くが支持をし、女性の観客に限れば、9割を超える…とつまり、ほぼ全員が好意的に受けとめた好評ですから、創り手のグレッグ・バーランティ監督は失敗どころか…むしろ、お手柄を讃えられて、然るべきですが、しかし、それでも不入りなのは…、

前述のように、この「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」は劇場公開映画ではなく、Apple TV+ の配信映画なので、せいぜい 2〜3週間もすれば、配信リリースされて、iPhone でも観ることができるため、どうして、わざわざ安くもない鑑賞料金を払って、映画館に出かけるの…?!の事情ですから、要するにハナから大ヒットなど期待されてはおらず、のちの配信リリースに向けてのあくまでも「宣伝活動」としての映画館での封切りですね…。


このように映画館での封切りはもう「興行」ではなく、配信の「宣伝活動」の「イベント」の意味に変わりつつある側面を否めないため、もはや興行成績の数字に頓着しても仕方がないので、この毎週続けてきた興行成績の記事も今年2024年いっぱいで終わりかなぁ…と考えざるを得ない「時代の移り変わり」ですが、ただし…


それでも「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」の観客のうち約3割は Apple TV+ のサブスク会員ですから、すぐに配信で観ることができるとわかっていても、映画はやっぱり映画館の大きなスクリーンで鑑賞したい!!と、昔ながらの劇場体験を大切に思う映画ファンの方々がいてくれるらしいのは、ありがたい救いと言えそうです…。


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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Watch ▶ the Trailer for Zoë Kravitz's Directorial Debut Mystery Thriller 'Blink Twice' starring Naomi Ackie and Channing Tatum


そもそもは「プッシー・アイランド」つまり、いわゆる「ヤリ部屋」ならぬ「ヤリ島」を意味するタイトルにすることで、そうした男性の本能にもとづく低俗なカルチャーは世間体をはばかって、鳴りを潜め、おもてに出てこなくなったにしかすぎず、現実にはいまも続いている…

…ことを訴えたかった新人監督のゾーイ・クラヴィッツ、つまり、「ザ・バットマン」(2022年)のキャットウーマンでしたが、そんな題名だったら世間体をはばかって、宣伝できないだろ…と言われていただけに案の定、「ブリンク・トゥワイス」に改められたサイコ・スリラー映画の予告編を…


Amazon MGM つまり Amazon Prime Video が初公開してくれました…!!、共同執筆したシナリオをもとに初監督に挑戦のゾーイ・クラヴィッツが、彼女の私生活での婚約者チャニング・テイタムを起用した「ヤリ島」は…、


ナオミ・アッキー(「ミッキー 17」来年2025年1月31日全米公開)が演じる主人公のフリーダが、ただのウェイトレスの自分とは属する階級が違うチャニング・テイタムが演じる IT 業界の成功者の大富豪スレーター・キングから誘われ、その大富豪が所有するプライベート・アイランドでの豪華なバケーションに同行したまではよかったものの、次第に奇妙な出来事に遭遇したフリーダは夢のような楽園の島に隠された秘密を暴かなければ、生きて帰ることはできないと覚るハメに…!!

…といった「ヤリ島」の共演者は、クリスチャン・スレーター、アドリア・アルホナ、ハーレイ・ジョエル・オスメント、アリア・ショウカット、カイラ・マクラクラン、ジーナ・デイヴィス…。この Amazon Prime Video の劇場公開映画の全米封切りは今夏終わりの8月23日の予定です…!!

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Watch ▶ the Trailer for Greg Berlanti's Rom-Com 'Fly Me to the Moon' starring Scarlett Johansson and Channing Tatum


いまから約2年前の2022年春にお伝えした初代ブラック・ウィドウのスカーレット・ジョハンソンが仕掛け人のプロデューサーをつとめて、彼女とは長年の親友の間柄の同じく初代のキャプテン・アメリカのクリス・エヴァンズと共演する宇宙開発をテーマにした企画の「プロジェクト・アルテミス」は…、


現実に進められている「アルテミス計画」が、月を人類の宇宙拠点として、商業地に開拓し、さらに火星にも人類を送る壮大な宇宙進出プロジェクトであるのにくわえて、Apple スタジオつまり Apple TV+ が、巨額の約121億6,000万円を投じて、映画の企画を買いあげたことから…、

宇宙開発をテーマにして、アクションの見せ場を盛り込んだスペース・アドベンチャーのブロックバスター映画の超大作に違いない!!と、マーベル・ファンはもとより映画ファンが大きな期待を抱きましたが…、


実際に出来あがった映画は確かに宇宙開発がテーマだったものの、過去の1960年代の冷戦下を舞台にして、当時のソ連を相手に宇宙開発を競っていたアメリカの航空宇宙局つまり NASA が、威信を保つために宣伝のエキスパートのケリー=スカーレット・ジョハンソンを雇い入れたことから…、

アポロ11号を絶対に月面着陸させろ…!!の重大な使命を託されていた打ち上げ責任者のコール=チャニング・テイタムはシッチャカメッチャカになるばかりか、万一の失敗の事態に備えて、あろうことか、政府は月面着陸のフェイクの映像をでっち上げろ!!と、ケリーに命じることに…!!


…と、スペース・アドベンチャーのアクションものかと思われた「プロジェクト・アルテミス」の題名を改めた配信映画の「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」が、言わば他愛のないロマコメだったことが、Apple TV+ から映画館への配給を託されたソニピが初公開した予告編によって、まったく明らかになりました…!!


チャニング・テイタムのファンの方にとっては、よかったものの、当初に予定された初代キャップのクリスが降板したことで、マーベル・ファンの方はガッカリのロマコメ「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」は、ソニピの今夏の勝負作として、7月12日から全米公開!!、メガホンをとったのは、いわゆるアローバースの DC ヒーローのテレビシリーズの仕掛け人として、大成功をおさめたグレッグ・バーランティ。共演者は「ジョン・ウィック」の配信シリーズ「ザ・コンチネンタル」などのコリン・ウッデル、「ヴェノム」シリーズのウディ・ハレルソンほか…です。

iPhone をはじめとする Apple 製品のユーザーのみなさんとしては、こんな他愛のないロマコメ映画の企画に約121億6,000万円も投じる余裕があるなんて、企画を売ったスカーレット・ジョハンソンは大儲けだろうけれど、その前に製品を値下げしろよ…と、腑に落ちないかもしれませんね…。

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Weekend Box Office 💰 February 10 - 12, 2023 : 2月10日~12日の全米映画ボックスオフィスTOP5


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

スポーツの大イベントの NFL 頂上決戦のスーパーボウルが開催される週末は、映画館にとっては、テレビに観客を奪われて、空席が目立つことになる閑古鳥の鳴く閑散の週末ですが、しかし…

第1位 (初) 「マジック・マイク'ズ・ラスト・ダンス」(4,900万ドル)

$8,200,000−(1,500館/$5,467)−$8,200,000


RT の評論家の支持率 46 % / Metacritic スコア 51 / 出口調査の CinemaScore ?

そこであえて、主演女優のヒロインのサルマ・ハエック 56歳と同世代のスーパーボウルへの関心が薄い女性の観客を狙い、そもそもは HBO Max の配信映画として製作したチャニング・テイタムとスティーヴン・ソダーバーグ監督がコラボした「マジック・マイク」シリーズの蛇足の第3作めと言われる「ラスト・ダンス」を…


小規模の控えめな全米公開の1,500館で封切ったディスカバリーが公表したオープニング成績は、1,000万ドルにも満たない約820万ドルの不発ですが、それでも前述のように閑散の週末ですから、初登場第1位になったので、このあとの配信リリースでは、全米興行ランキングの初登場第1位!!と書くことができるトリックになりますが、そんなに安くない製作費の約4,900万ドルを回収するのは難しそうですね…。なお、男性ストリップの映画として、センセーショナルにもてはやされ、優れた青春ドラマだった第1作め(2012年)の封切り成績は約3,913万ドル(2,930館)、第2作めの「XXL」(2015年)の同成績は約1,286万ドル(3,355館)でした。


第2位 (3) 「アバター: ザ・ウェイ・オブ・ウォーター」(推定4億6,000万ドル)

$6,884,000−(3,065館/$2,246)−$646,919,731

RT の評論家の支持率 78 % / Metacritic スコア 69 / 出口調査の CinemaScore A


ひとつ上の第2位の同じくジェームズ・キャメロン監督の「アバター」第2弾「ザ・ウェイ・オブ・ウォーター」の世界総額の興行成績が約22億1,352万ドルにまで上昇していますから…、

第3位 (初) 「タイタニック 25周年記念版」(製作費の約2億ドルは現在のお金では約3億7,427万ドルに相当します)

$6,400,000−(2,464館/$2,597)−$665,763,000


RT の評論家の支持率 88 % / Metacritic スコア 75 / 出口調査の CinemaScore ?

映画史上第3番めの特大ヒット作に位置づけられている「タイタニック」のいまの時点での同成績の約22億1,439万ドルは追い抜かれて、第4位に降格するのは時間の問題ですが、しかし…、


レオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットの悲劇の恋人たちが、1997年の初公開で稼いだ約18億4,320万ドルは、お金の価値の変化のインフレ率を踏まえると、いまの約34億4,929万ドルに値するトンデモない超ウルトラ特大ヒットでしたから、封切り当時の「タイタニック」ブームの大爆発!!を知っているベテランの映画ファンの方々が、「アバター 2」が「タイタニック」よりも大ヒットって本当?!と疑問して、実感できないのも無理はありませんし、近年の映画は物価高騰の鑑賞料金の違いのおかげで、大ヒットしているかのように見えているだけにしか過ぎない数字のトリックの目の錯覚か…現実に動員した観客のひとの数は別の話…というオチになりそうですね!!


第4位 (2) 「80(エイティ)・フォー・ブレイディ」(2,800万ドル)

$6,000,000−(3,939館/$1,523)−$24,970,000


RT の評論家の支持率 64 % / Metacritic スコア 54 / 出口調査の CinemaScore A-

女性はスーパーボウルはじめスポーツへの関心が薄いなどと決めつけるなんて、まったく男性目線からの女性を低く見た時代錯誤…とばかりに、単に女性どころか高齢のおばあさんだって、スーパーボウルに熱狂してしまうコメディの配信映画のチケットを値引きして…、


スーパーボウルのタイミングにあわせて、映画館で封切ったパラマウント映画のディスカウントの戦略が功を奏し、先週の初登場首位を飾ったシャマラン監督の「ノック・アット・ザ・キャビン」が第6位に転落し、ランキングから消えたのに対して、おばあさんたちは公開2週めも大健闘!!



$5,500,000−(3,227館/$1,704)−$158,495,205

RT の評論家の支持率 95 % / Metacritic スコア 75 / 出口調査の CinemaScore A


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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Weekend Box Office 💰 February 18 - 20, 2022




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Trailer for 'The Lost City' with Sandra Bullock, Channing Tatum ■ サンドラ・ブロックとチャニング・テイタムの迷コンビが主演のおバカなアクション・コメディ「ザ・ロスト・シティ」の予告編 ! !


サンドラ・ブロックが演じるロマンス・アドベンチャー小説の人気作家ロレッタが、彼女が生んだヒーローのダッシュに扮して、小説の表紙を飾っているモデルのアラン=チャニング・テイタムと一緒に、新刊発売の宣伝プロモーションのツアーに出かけたところ…


元ハリー・ポッターのダニエル・ラドクリフ扮するイカれた億万長者が現われ、ロレッタが小説の中に描いた古代の失われた都市に眠る財宝に導くことを求めて、彼女の身柄を拉致したことから、ヒーローのダッシュ気取りのアランが救出に向かうのですが、見かけ倒しのアランとは違い、まさにダッシュのようにワイルドなブラッド・ピットが活躍するようですね…!!


「バンド・オブ・ロバーズ」(2015年)で知られるアーロンとアダムの二―兄弟監督がメガホンをとった現代版の「ロマンシング・ストーン」(1984年)と例えられている「ザ・ロスト・シティ」は新年2022年春の3月25日全米公開!!

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