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Weekend Box Office 💰 March 8 - 10, 2024 : 3月8日~10日の全米映画ボックスオフィスTOP5


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

ドリームワークス・アニメの別の代表作の「シュレック」シリーズの絵コンテを手がけて、成功に貢献し、ひとまず完結編にあたる第4作めの「シュレック・フォーエバー・アフター」(2010年)のメガホンを託されたマイク・ミッチェル監督を起用して…、

同じくドリームワークス・アニメの代表作と同時に、声の主演のジャック・ブラックの代表作としてもあげられる「カンフー・パンダ」シリーズを復活した第4作めを配給したユニバーサル映画が公表した封切り成績は約5,830万ドルでした…!!となれば…、

第1位 (初) 「カンフー・パンダ 4」(8,500万ドル)

$58,300,000−(4,035館/$14,449)−$58,300,000


RT の評論家の支持率 70 % / Metacritic スコア 56 / 出口調査の CinemaScore A-

もう約16年も遠い昔の2008年夏に公開された第1作めの同成績の約6,024万ドル(4,114館)に次ぐシリーズ2番めの封切り大ヒットを叩き出した完全復活!!と、マスコミが書きたてそうですが、約8年前の2016年1月に全米公開された…


前作「3」の封切り成績は約4,128万ドル(3,955館)でしたから、それを現在のお金の価値に換算すると、およそ約5,354万ドルになるため、確かにシリーズ2番めの封切り大ヒットには間違いないものの、おおむね横ばいの成績を維持できたことで、シリーズの人気は健在だった…ぐらいに受けとめたほうが妥当かもしれません。そして…、

家族で楽しめるキッズ向けアニメ映画の新作は、同じくユニバーサル映画が昨2023年末にメリー・クリスマス公開したイルミネーション作品「マイグレーション」以来の久しぶりですから、タイミングにも恵まれたヒットと言える「カンフー・パンダ 4」は、13歳から20代の半ばまでの若年層が約7割を占める観客のうちの約8割が好意的に支持し、12歳以下の児童に限れば、9割以上だけに、子どもはほぼ全員が、ジャック・ブラック現在54歳のパンダが大好き!!みたいなので…、

トム・クルーズ現在61歳の人気も、50代に突入し、老いが見え始めれば、尽きていくだろうから、ドル箱の「ミッション: インポッシブル」シリーズを継続するには世代交代が必要と考えたパラマウント映画が、約13年前の2011年公開「ゴースト・プロトコル」にジェレミー・レナーを起用し、主人公をイーサン・ハントからウィリアム・ブラントにバトンタッチさせる試みに失敗して、トムが現在も人気のように…、

「カンフー・パンダ」の主人公をパンダからキツネ…つまりシャンチーの相棒のノラ・ラムを声優に迎えた新キャラクターのジェンにバトンタッチさせたかったらしい世代交代の試みは果たせず、「カンフー・パンダ」の売りは「パンダ」なんだから当たり前の話として、これからもジャック・ブラックのパンダのポーが活躍しそうですが、それにしても、そもそも生身の人間と違い、老けていったりはしないアニメのキャラに世代交代は必要ですか…?!


第2位 (1) 「デューン : Part Two」(1億9,000万ドル)

$46,000,000−(4,074館/$11,291)−$157,028,000

RT の評論家の支持率 94 % / Metacritic スコア 79 / 出口調査の CinemaScore A

ヴィルヌーヴ監督は砂漠の惑星から、いったん離れて、アタマを切り替え、別の映画に取り組んだあと、あらためて「デューン」シリーズに向きあいたいそうですから…、


次の第3作め「砂漠の救世主」の製作が実際に始まるのは数年先…のことになりそうですが、その「デューン 3」が結局、作られないというのであれば、ニュースだけれど、「3」が製作決定!!はわかりきっているから、もう特に伝えてくれなくてもいいですよ…


…と「デューン」ファンの方が確信するかもしれない公開2週めの大ヒット!!の成績の約4,600万ドルを叩き出した「2」は、パンダのせいで首位連覇こそ果たせなかったものの、先週の初登場の第1位!!から集客をわずか約−44%しか失っておらず、製作費の約1億9,000万ドルに対して…、

現時点での世界総額の売り上げは約3億6,753万ドルですから、シリーズ継続が確実的となれば、「マッドマックス」を自分のものにした「フリオーサ」(5月24日全米公開)のアニヤ・テイラー=ジョイは、いずれは「デューン」も自分の代表作にしてしまうかもしれません…?!


第3位 (初) 「イマジナリィ」(1,200万ドル)

$10,000,000−(3,118館/$3,207)−$10,000,000

RT の評論家の支持率 35 % / Metacritic スコア 35 / 出口調査の CinemaScore C+

殺し屋ロリータのヒットガールを演じた当時12歳のクロエ・モレッツちゃんがいきなり超人気者になった「キック・アス」(2010年)の期待絶大の続編(2013年)のメガホンを託されるも失敗し、シリーズが終了を迎えるハメになった戦犯として知られるジェフ・ワドロウ監督は…、

その後に手がけたホラー映画の「トゥルース・オア・デア」(2018年)と「ファンタジー・アイランド」(2020年)も、パッとしなかったんだから、どうせ、この新作も大したことないだろう…

…と、イマジナリィできて当然なのに、お金を払った自分のことを観客たちが呪っている…と見なせる低レベルの出口調査のスコア “ C+ ” を与えられ、レビューでも酷評されている…


ブラムハウス・ホラーの「イマジナリィ」を全米公開した配給のライオンズゲートが公表した封切り成績は、黒字が見込める想定通りの成功をおさめた!!と評価できる約1,000万ドルでした!!と、つまり…、



安い製作費の約1,200万ドルを使って、当たりさわりのないホラー映画をパパっと作るローリスクの手っ取り早いビジネスですから、映画の「作品」と言うよりは「商品」を手がたく仕上げる職人として、ジェフ・ワドロウ監督は重宝されている…ということかと解釈できる…

テーゲン・バーンズ16歳がかわいい「イマジナリィ」は、18歳から30代半ばまでの観客が約6割を占めて、そのうち女性が半数を超えているので、見た目の印象にそって、男性よりは女性の関心を集めたらしい結果となっています。


第4位 (初) 「カブリーニ」(5,000万ドル)

$7,565,038−(2,840館/$2,664)−$7,565,038

RT の評論家の支持率 90 % / Metacritic スコア 51 / 出口調査の CinemaScore A

イタリア系アメリカ人のカソリックの修道女であり、聖人とされる故フランシス・ザビエル・カブリーニを描いた宗教映画。製作費が約5,000万ドルですから、やや規模の大きな作品ですね。


第5位 (2) 「ボブ・マーリー : ワン・ラブ」(7,000万ドル)

$4,060,000−(2,764館/$1,469)−$89,328,000

RT の評論家の支持率 43 % / Metacritic スコア 43 / 出口調査の CinemaScore A


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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Weekend Box Office 💰 February 23 - 25, 2024 : 2月23日~25日の全米映画ボックスオフィスTOP5


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

CIA はキリスト教の信者の方向けの宗教の映画は紹介しませんが、Amazon Prime Video を代表する配信シリーズの大ヒット作「リーチャー」の主人公のタフガイ、ジャック・リーチャーとして人気のアラン・リッチソンが主演をつとめ、第3位に初登場したライオンズゲート配給の…

実話の映画化「オーディナリー・エンジェルス」つまり「あなたの身近にいる天使たち」は、特に優れた映画ではないものの、宗教映画の創り手のジョン・ガン監督(「ジーザス・レボリューション」2023年)は、あくまでも実在の人物と彼らの生き様を描くことに焦点を当て、神さまについては、ほとんど、ふれられておらず、アラン・リッチソンとヒラリー・スワンクの演技が観客の目を惹きつけることで、宗教とは無関係のふつうのドラマ映画として、一般の映画ファンの鑑賞に耐えられる程度の出来栄えには仕上がっている…

…などと評され、映画に登場する実在の人物がキリスト教徒だから、そこにこじつけて、宗教映画に見せかけることで、製作費をねん出したのかな…?!とも考えられる「ふつうの映画」だと受けとめることが出来そうですし、リーチャーの主演作なら観たい!!というファンの方は多いと思うので、例外的に紹介すると封切り成績は約650万ドルの「オーディナリー・エンジェルス」は…、


今から約30年前の1994年のケンタッキー州のルイビルを舞台にして、ヒラリー・スワンク(「ミリオン・ダラー・ベイビー」2004年)演じる酒びたりの美容師シャロンが、妻に先立たれた男やもめのエド=アラン・リッチソンが、母=ナンシー・トラヴィス(「スリー・メン・アンド・ア・ベイビー」1987年)の助けを借りながら、ふたりの娘を育てるため懸命に働いてはいるものの、次女のミシェルが肝臓移植を必要とする病いを患っていることで、その医療費の負担が重くのしかかり、シンパパのエドは苦境に立たされている…


…といった悲しい現実に心を突き動かされ、エドを助けるためのチャリティのキャンペーンを始めることで、自分自身も酒びたりの人生から立ち直ろうとし、そうしたシャロンの善意を困惑しながらも受け入れたエドに、待ちに待った娘ミシェルが臓器提供を受けられる機会の朗報が届けられるのですが、折しも運悪く歴史的な大寒波の猛吹雪に襲われてしまう…!!の展開から、リーチャーですから当然、エドはタイムリミットの12時間のうちに娘を病院まで送り届ける命がけのドライブに飛び出していく…!!

宗教映画は信仰の側面を別にして、物語の内容にのみ着目をすれば、いわゆる「泣ける話」が多いため、その手の感動実話を好む観客層の中高年の女性に向けて宣伝されていることで、ヒラリー・スワンクがポスターに大きく登場していますが、アラン・リッチソンのファンの方も充分に楽しめるらしい「オーディナリー・エンジェルス」で…、

まさに天使のような娘のミシェル役のエミリー・ミッチェルちゃんは、そのカワイさだけあって、「プリシラ」(2023年)では、素敵なケイリー・スペニーちゃんの娘役、つまり…

Amazon Prime Video の配信シリーズ「ザ・ターミナル・リスト」(2022年)などの女優ライリー・キーオのお母さんとしても知られた故リサ・マリー・プレスリーの役でした!!、なお、出口調査のシネマスコアが、これより上はない最高の “ A+ ” になっていますが、神さまが絡むと観客の多くが無条件に最高の評価をつけるため、けして信じてはいけません…!!


第1位 (1) 「ボブ・マーリー : ワン・ラブ」(7,000万ドル)

$13,500,000−(3,597館/$3,753)−$71,189,000


RT の評論家の支持率 43 % / Metacritic スコア 43 / 出口調査の CinemaScore A

昨2023年は労使が罵りあいを続けて、脚本家と俳優の両組合のストが長期におよび、映画やドラマを製作する本来の仕事をろくにしなかったため、今年2024年は劇場公開映画が不足する興行不況に見舞われる自業自得…の予想どおりに振るわない今年公開の映画としては年間興行ランキングの…


いまのところ第1位の「ミーン・ガールズ」の記録=約7,213万ドルに対して、先週の初登場第1位に続けて、今週も第1位の連覇を果たしたレゲエの神さまの音楽伝記映画は、その売りあげの総額が早くも約7,119万ドルに達したことで、ひとまず年間興行ランキングでも第1位の王座に登りつめそうですが、「ミーン・ガールズ」と「ボブ・マーリー」のどちらの映画も、次の週末の3月1日に「デューン」の後編「Part 2」が映画館に登場したら、即座にサンドワームに呑み込まれてしまいそうですね…!!



$11,575,000−(1,949館/$5,939)−$11,575,000


RT の評論家の支持率 78 % / Metacritic スコア -- / 出口調査の CinemaScore B+


第3位 (初) 「オーディナリー・エンジェルス」(???ドル)

$6,500,000−(3,020館/$2,152)−$6,500,000

RT の評論家の支持率 80 % / Metacritic スコア 58 / 出口調査の CinemaScore A+



第4位 (2) 「マダム・ウェブ」(8,000万ドル)

$6,000,000−(4,013館/$1,495)−$35,446,000

RT の評論家の支持率 13 % / Metacritic スコア 27 / 出口調査の CinemaScore C+

製作費が安価の約2,500万ドルのロマコメ「エニワン・バット・ユー」が昨2023年末から息の長いヒットを続けて、世界総額の興行成績が2億ドルを突破!!のシドニー・スウィーニーとソニピとしては…、

シドニーがスパイダーウーマンのコスチュームを身に着けずに、いつものセクシー女優として、肌の露出度高めの映画を作ったほうが儲かったじゃないか…と後悔したくなるようなマーベルのヒーローものとは思えない公開2週めにして、早くも興行の寿命が尽きた感…の「マダム・ウェブ」は、いきなり第4位にまで垂直落下しています…。


第5位 (4) 「マイグレーション」(7,200万ドル)

$3,000,000−(2,434館/$1,233)−$120,446,000

RT の評論家の支持率 69 % / Metacritic スコア 58 / 出口調査の CinemaScore A


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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🟡 February 20, 2024 (Tue)


ロサンゼルス在住のアーティストの Tooty Mcfruitypoots こと、アシュレイ・スコットさんが…


チョークを使って、約1時間半(↓)をかけて描いてくれた Netflix のアニメ・シリーズ「ブルー・アイ・サムライ」です…!!


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🟡 February 16, 2024 (Fri)


セリフは「白いドレスの女」(1981年)のキャスリーン・ターナー、歌唱は「忍冬の花のように」(1980年)のエイミー・アーヴィングと…

1980年代のハリウッド映画を代表する女優ふたりが一緒に声優をつとめていましたね…!!


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Billy's footnotes 💬 Day 7


Spider-Man: Across the Spider-Verse by Joseph K.Roman





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Billy's footnotes 💬



あのマーベルのヒーローやヒロインたちが「もしも…」「…だったら…」の並行世界をテーマにしたアニメの配信シリーズ「What If...?」のシーズン②(全9話)は…、


北米では明日ですが、日本のカレンダーでは今日の12月22日の金曜日から連続9日間毎日1話配信のメリー・マーベル・クリスマス!!、マーベル・ファンの方はお楽しみに…!!



いよいよ来週の月曜日の12月25日、つまりクリスマスから全米公開のアダム・ドライヴァー主演のイタリアを代表する自動車ブランドの創立者 エンツォ・フェラーリの生き様を…


「ヒート」(1995年)などの男映画の名匠マイケル・マン監督が描いた伝記映画「フェラーリ」の新しいポスターです…!!

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Weekend Box Office 💰 December 15 - 17, 2023 : 12月15日~17日の全米映画ボックスオフィスTOP5


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

「デューン」(2021年)の続きの「後編」(新年2024年3月1日全米公開)が楽しみなティモシー・シャラメを主演に起用して、「パディントン」シリーズのポール・キング監督が…、

第1位 (初) 「ウォンカ」(1億2,500万ドル)

$39,000,000−(4,203館/$9,279)−$39,000,000


RT の評論家の支持率 84 % / Metacritic スコア 66 / 出口調査の CinemaScore A-

故ロアルド・ダール作の児童文学「チョコレート工場の秘密」(1964年出版)の前日譚のプリクエールにあたる「始まりの物語」を独自に創作した、つまりオリジナル・ストーリーのミュージカル映画「ウォンカ」の封切り成績は約3,900万ドルでした…!!


ミュージカル映画ですよ!!と言うと、今どきの観客は引いて、興味を示さず、観たがらない…というテスト試写から学んだ教訓をもとに、ミュージカルの要素をあえて封印し、 ジーン・ワイルダー主演の名作「夢のチョコレート工場」(1971年)と、ティム・バートン監督の代表作「チャーリーとチョコレート工場」(2005年)の両映画のプリクエールにあたるファンタジー映画として宣伝した方針が功を奏した格好の「ウォンカ」は…、

「デューン」の封切り成績の約4,101万ドル(4,125館)と同等の4,000万ドル〜4,500万ドルの範囲を稼ぐのでは…?!と予想されていましたから、約3,900万ドルの結果は、わずかとは言え期待値の最低に届かず、ティモシー・シャラメとしては主演作の封切り成績の自己ベスト記録を更新できなかったわけですが、しかしながら出口調査では…、

封切りの観客全体の4割に近い25歳以下の若年層が “ A ” のスコアを与える好評ですし、この映画のメインのターゲットの12歳以下の児童に限れば、9割近くが大よろこびして、約7割のキッズたちが面白かったよ!!と言いふらすつもりだそうですから、さすがは「パディントン」の監督だけに、口コミに大きな期待が持てるため…、


これからのクリスマスと年末年始の休暇を通して、動員を持続し、今年2023年の大ヒットの人気作のひとつに発展しそうですが、ただし、前述のティム・バートン監督の今とは真逆の季節の真夏に封切られて、のちに主演作の「ソウル・サーファー」(2011年)が大ヒットになるアナソフィア・ロブちゃんがカワイイ!!と話題になった出世作「チャーリーとチョコレート工場」の封切り成績の約5,618万ドル(3,770館)は…、

現在のお金の価値に換算すると約8,762万ドルにあたりますから、今年を代表する特大のヒット作「オッペンハイマー」が同じく夏場に叩き出した封切り成績の約8,246万ドル(3,610館)よりも「チョコレート工場」で盛りあがっていたのか…!!

…となるため、鑑賞料金が大きく値上がりしたことも踏まえると、やはり、映画は昔ほどにはもう動員できないのかなぁ…という別の結論にもたどり着くかもしれません…。



$5,800,000−(3,291館/$1,762)−$145,238,861

RT の評論家の支持率 61 % / Metacritic スコア 53 / 出口調査の CinemaScore B+


第3位 (1) 「ザ・ボーイ・アンド・ザ・ヘロン」(???万ドル)

$5,172,602−(2,325館/$2,225)−$23,143,285

RT の評論家の支持率 96 % / Metacritic スコア 92 / 出口調査の CinemaScore A-



第4位 (3) 「ゴジラ・マイナス・ワン」(1,500万ドル以下)

$4,880,000−(2,622館/$1,861)−$34,257,586

RT の評論家の支持率 97 % / Metacritic スコア 79 / 出口調査の CinemaScore A


第5位 (4) 「トロールズ・バンド・トゥギャザー」(9,500万ドル)

$4,000,000−(3,157館/$1,267)−$88,663,000

RT の評論家の支持率 60 % / Metacritic スコア 53 / 出口調査の CinemaScore A


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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Billy's footnotes 💬


フェイクのファンメイドのように見えますが、ダコタ・ジョンソン主演のソニピ版の…

マーベル・ユニバースの最新作「マダム・ウェブ」のホントに公式のポスターの最初の1点めを、ソニピが初公開してくれました…!!、シドニー・スウィーニー、セレステ・オコナー、そして、イザベラ・マーセッドちゃんのスパイダーウーマンたちが活躍する「マダム・ウェブ」を手がけたのは、Netflix のマーベル・シリーズ「ジェシカ・ジョーンズ」などの S. J. クラークソン監督です。全米公開は新年2024年春の2月14日(水)のバレンタイン・デーから!!


アニメの配信シリーズ「What If...?」シーズン ② の来週末12月22日(金)配信開始に向けて、現地のバーバンクで昨日の週明け月曜日(11日)に、プレス向けの試写会イベントを催した Disney+ が新年2024年配信の新たなラインナップとして、ブラック・パンサーのアニメ「アイズ・オブ・ワカンダ」のリリースを予定していることを発表しました…!!、公式のあらすじによれば…、

ワカンダの歴史を通して、勇敢な戦士たちが世界の各地に出向き、ヴィブラニウムを使って造られた品を回収してきた危険な任務の物語が描かれるそうです…!!、「ブラック・パンサー」シリーズのファンの方はお楽しみに…!!

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Weekend Box Office 💰 December 8 - 10, 2023 : 12月8日~10日の全米映画ボックスオフィスTOP5


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

今年2023年のアメリカ映画界の最も大きな出来事は、俳優と脚本家の両組合のストライキが長期化して、映画やドラマの製作が、ほとんどストップした金銭闘争をめぐる罵りあいの恥さらしですから、その内輪もめのツケがまわってきて、ハリウッドの映画スタジオから映画館への新作の供給が減ってしまった…

…と、つまり早い話が上映できる新作映画がないから、過去の人気作「ダイ・ハード」(1988年)や、「ラブ・アクチュアリー」(2023年)などをひっぱり出してのリバイバル上映や、外国の映画に頼ることに…という全米映画興行の致し方ない事情が背景にあるわけですが、それにしても…、

第1位はスタジオジブリの宮崎アニメ、第2位は故深作欣二監督の東映映画「バトル・ロワイアル」(2000年)が元ネタの「ザ・ハンガー・ゲームズ」、第3位は東宝が自ら全米公開した「ゴジラ」と、トップ 3 が日本のカルチャーですから、これでは全米の興行ランキングではなく、日本のランキングみたいじゃないか…といった日本祭りのジャパン・ウィークエンド?!で…、

第1位 (初) 「ザ・ボーイ・アンド・ザ・ヘロン」(???万ドル)

$12,836,313−(2,205館/$5,821)−$12,836,313


RT の評論家の支持率 96 % / Metacritic スコア 92 / 出口調査の CinemaScore A-

「オタクの聖地」として、北米のオタクに崇められる「オタクの神の国」の神々のひとりの宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」を「ザ・ボーイ・アンド・ザ・ヘロン」つまり「少年とサギ」と題して、全米公開した配給の GKIDS が公表した封切り成績は約1,284万ドルでした…!!


いわゆる「ミヤザキ・アニメ」として、これまでに北米で最もヒットしたのは、同監督がシナリオを手がけ、米林宏昌監督がメガホンをとって、2012年春に全米公開された「アリエッティ(借りぐらしのアリエッティ)」が稼いだ約1,919万ドル、その次は宮崎駿監督自身がメガホンをとった「Ponyo」は「ポンヨ」じゃなくて、「ポニョ」だってば…!!の「崖の上のポンヨ」(2009年)の約1,509万ドル、そして、第3位は映画史上の名作のなかの名作のひとつに位置づけられる「スピリテッド・アウェイ」つまり「千と千尋の神隠し」(2002年)の約1,005万ドルですから…、

封切り成績だけで約1,284万ドルを稼いだ「少年とサギ」が、「アリエッティ」「ポンヨ」「スピリテッド・アウェイ」の前述のそれぞれの最終的な成績を超えて、新たに「ミヤザキ・アニメ」=スタジオジブリの北米での最大ヒット作に発展するのはもう間違いないはずです!!、ただし…、

東西2大都市のニューヨークでもロサンゼルスでもなく、なぜか、ボストンの映画館で最もヒットしている「少年とサギ」は、18歳から30代半ばの青年層の観客が約8割を占め、出口調査のスコアは “ A- ” の絶賛ながら、周囲に鑑賞を薦めるかとなると、その割合はやや低めの60%ちょっとですから、口コミにもとづいて、成績を大きく伸ばすことは期待できそうにないため…、


「ザ・バットマン」シリーズのロバート・パティンソン、「ザ・ダークナイト」トリロジーのクリスチャン・ベール、ブラック・ウィドウのフローレンス・ピュー「キャプテン・マーベル」シリーズのジェンマ・チャンあるいは「エターナルズ」シリーズのジェンマ・チャン、元ジェダイの騎士のマーク・ハミル、「デューン」シリーズのバティスタ、それから、「ザ・ボーイズ」の凶暴なキミコとして、北米のオタク・ファンに人気の福原かれんさんといった豪華なボイス・キャストを集めまくった「少年とサギ」は…、

「ミヤザキ・アニメ」の最大ヒット作にはなっても、人気においては「マイ・ネイバー・トトロ」(1988年)や「キキ'ズ・デリバリー・サービス」(1989年)を超えることはなさそうですね…。



$9,400,000−(3,665館/$2,565)−$135,655,926

RT の評論家の支持率 61 % / Metacritic スコア 53 / 出口調査の CinemaScore B+


第3位 (3) 「ゴジラ・マイナス・ワン」(1,500万ドル以下)

$8,342,710−(2,540館/$3,285)−$25,344,044

RT の評論家の支持率 97 % / Metacritic スコア 79 / 出口調査の CinemaScore A

ハリウッド版「ゴジラ」の最新作「ゴジラ x コング: ザ・ニュー・エンパイア」(2024年春4月12日全米公開)がリリースした予告編の記事を作らなくっちゃ…!!と思いつつ、その予告編に対する北米のゴジラ・ファンのリアクションが当然、期待をするエキサイトの声はあったものの…、


「ゴジラの新作の…あ…えっと…マイナス・ワンなんだけど…」と、バービー化?!して、ピンクになった「アメリカのゴジラのピンキー・ゴジラちゃん」は、そっと見なかったことにして、それよりも「日本の本物のゴジラ」のほうに注目しよう…!!


…の不満の声が少なくなかったため、記事を作るヤル気を失ってしまいましたが、そのアメリカの観客が、ゴジラ抜きでもよい映画!!とゴジラとは無関係に大絶賛の「マイナス・ワン」は…、


冒頭のようにアメリカ映画の新作が少ない…の事情もありますが、上映期間の延長が決まり、スクリーンの数が約232館も増えたことで、先週と同じ第3位をキープ!!です。公開2週めの時点での売り上げは約2,533万ドルですから、怪獣ではなく、恐竜が大暴れ!!を売りにして、今春に話題になったアダム・ドライヴァー主演の「65」の最終的な成績の約3,206万ドルは超えるのでは…?!


第4位 (4) 「トロールズ・バンド・トゥギャザー」(9,500万ドル)

$6,200,000−(3,451館/$1,797)−$83,081,775

RT の評論家の支持率 60 % / Metacritic スコア 53 / 出口調査の CinemaScore A


第5位 (5) 「ウィッシュ」(2億ドル)

$5,300,000−(3,410館/$1,554)−$49,412,846

RT の評論家の支持率 50 % / Metacritic スコア 48 / 出口調査の CinemaScore A-


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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Weekend Box Office 💰 November 24 - 26, 2023 : 11月24日~26日の全米映画ボックスオフィスTOP5


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

日本の大晦日と言えば紅白歌合戦と同様に、アメリカのサンクスギビングと言えばディズニー!!が伝統だけに当然、ディズニーの長編アニメ映画の第62作め「ウィッシュ」が初登場第1位!!

…になるかと思いきや、それを阻止したディズニーの古典アニメ実写化シリーズの最新作「白雪姫」(再来年2025年3月21日全米公開予定)の白雪姫のレイチェル・ゼグラーちゃん!!が…


$28,820,000−(3,776館/$7,632)−$98,370,000


RT の評論家の支持率 61 % / Metacritic スコア 53 / 出口調査の CinemaScore B+

主演女優の「ザ・バラッド・オブ・ソングバーズ・アンド・スネークス」の封切り成績は、ジェンが主演した「ザ・ハンガー・ゲームズ」の旧シリーズの同成績と比べて、見劣りの結果でしたが、しかし、観客の満足度は高く、口コミが期待できるため、動員を持続するのでは…と先週に書きましたが、この公開2週めの集客減の割合いはたったの約−35%ですから…、


どうやら、「ザ・ハンガー・ゲームズ」シリーズのファンのみなさんは封切りに駆けつけるのではなく、連休のお楽しみとして、映画館に出かけるのはとっておかれたようですね!!、なお、国内の売り上げが大台の1億ドル突破目前の約9,837万ドルに達している「スズメとヘビのバラッド」は、最終的に「ワイルド・スピード 10」=約1億4,596万ドル、「クリード 3」=約1億5,625万ドルあたりと同等の1億5,000万ドル前後の大ヒットに落着するのでは…と期待できそうです…!!


第2位 (初) 「ナポレオン」(2億ドル)

$20,400,000−(3,500館/$5,829)−$32,500,000

RT の評論家の支持率 61 % / Metacritic スコア 64 / 出口調査の CinemaScore B-

1992年公開の名作「テルマ&ルイーズ」、続編の第2作めの製作が来年2024年秋の全米公開つまり次のサンクスギビングの連休を目指して進められている「グラディエーター」、そして、ヴェノムのトム・ハーディも出演していた戦争映画の傑作「ブラック・ホーク・ダウン」(2001年)の3本で、これまでに計3回も…

アカデミー賞の最優秀監督賞の候補にあげられながら、受賞を逃しているリドリー・スコット監督は、そもそもは著者の私的なブログに連載されていた SF 小説を映画化した「ザ・マーシャン」(2015年)が、オスカーの最優秀作品賞の候補に選ばれるも、やっぱり、受賞を逃したことで…、

もう引退が目前かも…と世間が見なし始める高齢の85歳なのに、オスカー像をひとつも受けとっていませんから、3部作のトリロジーだったのに不評につき、第2作めの「コブナント」(2017年)で終わった「エイリアン」のプリクエールのあと、どうやらオスカー獲りに焦点を切りかえたらしい「オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド」(2017年)、「ザ・ラスト・デュエル」(2021年)、「ハウス・オブ・グッチ」(2021年)に続く…、


“ もう晩年のリドリー・スコット監督がアカデミー賞受賞の望みを託して、それっぽい映画を連発する ” シリーズの最新作?!みたいにも言われる Apple TV+ の配信映画「ナポレオン」を、集客が期待できる感謝祭のサンクスギビングの連休の勝負作として、劇場公開した配給のソニピが公表した週末3日間の封切り成績は、期待値を超えた約2,040万ドルでした…!!


サンクスギビングの連休が始まった先週水曜日の11月22日に封切られた約2時間37分の長尺の大作「ナポレオン」の計5日間の連休を通しての成績としては、当初の沈没気味の予想の約2,200万ドルを大きく超えた約3,250万ドルですから、興行的には期待を上まわったことになりますが…、

さすがはリドリー・スコット監督だけあって、合戦シーンは迫力の観ごたえながら、ドラマの展開には、やや退屈し、あくびが出てしまう…と評価は今ひとつの「ナポレオン」は、25歳以上の男性が半数以上を占めた封切り興行の観客の約7割が映画の途中で寝てしまった…のに、同じく約7割が肯定的に支持をするものの、周囲に鑑賞を薦めるかと問われると、半数以上がお薦めはできない…の出口調査の結果ですから、オスカー獲りは難しいかもしれませんが、しかし…、

封切り興行の観客全体の2割にも満たない少数派の18歳から24歳の若年層の観客に限れば、肯定的な評価の支持は約8割以上にまで上昇しますから、自分もそれぐらいの年齢ですという若い人は、歴史のお勉強の意味も含めて、映画館にお出かけになられてもよいかもしれませんね…!!


第3位 (初) 「ウィッシュ」(2億ドル)

$19,500,000−(3,900館/$5,000)−$31,700,000

RT の評論家の支持率 50 % / Metacritic スコア 48 / 出口調査の CinemaScore A-

急激な物価高騰に対する生活防衛や、人工知能の生成系 AI がクリエイターの仕事を奪いそうな危機感の状況から、ストライキを起こした脚本家と俳優の両組合員の要望の「ウィッシュ」について…

「非現実的な要求」とコメントしたことがもとで、組合側と真っ向対立する悪徳のブラック企業の印象になってしまったディズニーの CEO ボブ・アイガー氏が、時給換算すれば100万円に相当する巨額の「非現実的」な報酬を受けとっていることが、世論のやり玉にあげられ…、


映画やドラマの創り手や出演者らの報酬をピンハネして、ディズニーだけが儲ける商法だったら、100年続くのは当たり前…と「ディズニー100周年記念」に水を差されたばかりか、組合員の願いの「ウィッシュ」を拒否して、どんな願いも叶えないディズニーが、どんな願いも叶う魔法の王国を舞台にしたアニメの「ウィッシュ」だなんて、ひとをバカにしているのか…!!


…と、人びとの願いを封じ込めて、管理していることから悪役に位置づけられるマグニフィコ王(声優はクリス・パイン)のモデルは、ボブ・アイガー氏じゃないの…?!とおちょくられている「ウィッシュ」よりもドリームワークス・アニメの「トロールズ」を観ようぜ…!!

…などと罵られ、アニメの見た目も内容も AI が生成したかのように魅力を欠いた「ウィッシュ」が案の定、沈没して、2億ドル超えの製作費に見合わない週末3日間の封切り成績の約1,950万ドルを含めた連休5日間の売り上げは約3,170万ドルでした…。


第4位 (2) 「トロールズ・バンド・トゥギャザー」(9,500万ドル)

$17,520,000−(3,893館/$4,500)−$64,468,000

RT の評論家の支持率 60 % / Metacritic スコア 53 / 出口調査の CinemaScore A


第5位 (3) 「サンクスギビング」(1,500万ドル)

$7,150,000−(3,204館/$2,232)−$24,193,000

RT の評論家の支持率 83 % / Metacritic スコア 63 / 出口調査の CinemaScore B-


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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