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Weekend Box Office 💰 March 29 - 31, 2024 : 3月29日～31日の全米映画ボックスオフィスTOP5


＊各数字は週末成績－(公開館数/平均売上げ)－トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

いわゆる「新日正統派ストロングスタイル」の流れをくむ「カール・ゴッチ直伝」の投げ技を放つゴジラが登場！！などと「昭和プロレス」にちなんだ言い方もできる…

前作「Vs. コング」（2021年）から続けて、連投のメガホンをとったアダム・ウィンガード監督が「ショーワ」つまり日本語で言うと「昭和」をテーマのひとつにして、俗に「怪獣プロレス」などと揶揄されたりもする「昭和ゴジラ」のストロングスタイル？！を採り入れたことが、賛否の物議をかもして、ソーシャル・メディアの大きな話題になった、つまりバズった口コミが、功を奏したのかもしれませんが…、

第1位 (初) 「ゴジラ x コング : ザ・ニュー・エンパイア」(1億3,500万ドル)

$80,000,000−(3,861館/$20,720)−$80,000,000


★RT の評論家の支持率 55 % / Metacritic スコア 47 / 出口調査の CinemaScore A-

当日券が爆売れしてるレジェンダリー・ピクチャーズ製作の「ゴジラ x コング : ザ・ニュー・エンパイア」を、キリストの復活を讃えるイースターの復活祭の連休だけに、動員が見込める書き入れ時の勝負作として、全米公開した配給のディスカバリーが公表した封切り成績は、約8,000万ドルの大ヒットでした…！！


6,000万ドル台の予想を大きく超えた「ニュー・エンパイア」が叩き出した封切り成績の約8,000万ドルは、今年2024年の全米興行では、今月3月のはじめに同じくディスカバリーが封切った同じくレジェンダリー・ピクチャーズ製作「デューン 2」が記録した今年最大封切り成績の約8,251万ドルに迫った今年2番めの封切り大ヒット！！、そして…、


ハリウッド版「ゴジラ」と言うよりは、今やゴジラも登場する「コング」シリーズと言ったほうがよさそうな怪獣バースの作品としては、恐竜バースの「ジュラシック」シリーズの新しい創り手に就任したギャレス・エドワーズ監督が「東宝のゴジラ」の「日本映画」を意識し、怪獣王を恐怖の守護神として、シリアスに描いたことで、ゴジラ・ファンから大絶賛された全米再上陸の第1作め「ゴジラ」（2014年）が記録した約9,319万ドル（3,952館）に次いで、怪獣バース史上でも2番めの封切り大ヒット！！

…ですから、キングギドラ、モスラ、ラドンの出現が見どころだった「キング・オブ・ザ・モンスターズ」（2019年）の封切り成績の約4,778万ドル（4,108館）と、コロナ禍の影響を受け、封切り同時配信の「配信映画」の扱いだった前述の「Vs. コング」の同成績＝約3,220万ドル（3,064館）の低迷から大きく巻き返したことになりますが、ただし…、


キング・コングが初登場した「スカル・アイランド」（2017年）の封切り成績の約6,103万ドル（3,846館）は、物価高騰のご時世にあわせて、いまのお金の価値にすると約7,753万ドルに相当する大ヒット！！になるため、それと同等の封切り成績を「ニュー・エンパイア」が稼いだことで、怪獣バースはパンデミックも含めた浮き沈みのすえ、ようやく元の軌道に戻ったのかな？！と受けとめることもできるのかもしれません。なお、東宝の本家「ゴジラ」の最も新作の…

「マイナス・ワン」（2023年）を除いて、それよりも前の過去の「ゴジラ」シリーズでは、やはり「昭和ゴジラ」に注目し、実験映画の趣きがあった「ゴジラ対ヘドラ」（1971年）がお気に入りのほか、「平成ゴジラ」のなかでは最も「昭和ゴジラ」的な「vs デストロイア」（1995年）に感激したと語っているアダム・ウィンガード監督の「ハリウッド版の昭和ゴジラ」を意識した…

「ニュー・エンパイア」は、ジャーナリストからは CG の怪獣プロレスのバカバカしい幼稚な映画と冷笑され、こんなもの観るのはお金と時間の無駄使い…と酷評されていますが、20代の半ばから30代の半ばまでの男性の観客が半数以上を占めた封切り興行の観客全体の約96％以上つまり、ほぼ全員が期待どおり！！あるいは期待以上！！と回答して、大絶賛の支持を集めた出口調査の…

スコアはサイコー！！に近い “ A- ” ですから、問題？！の「ゴジラ・スープレックス」について、ジャーナリストと一般大衆の観客の見方は大きくかけ離れ、観客は「怪獣プロレス」が気に入ったらしい大ヒット！！からすると、アダム・ウィンガード監督の「ショーワ」にこだわる！！の取り組みはビジネスの面においては、とにもかくにも話題になって、ウケることで、当日券が爆売れのいきなり集客！！の結果へとつながる大正解になったのかもしれませんね。



$15,700,000−(4,345館/$3,613)−$73,401,000

★RT の評論家の支持率 42 % / Metacritic スコア 46 / 出口調査の CinemaScore B+


第3位 (2) 「デューン : Part Two」(1億9,000万ドル)

$11,100,000−(3,437館/$3,230)−$252,390,000

★RT の評論家の支持率 94 % / Metacritic スコア 79 / 出口調査の CinemaScore A


第4位 (3) 「カンフー・パンダ 4」(8,500万ドル)

$10,200,000−(3,582館/$2,848)−$151,652,000

★RT の評論家の支持率 70 % / Metacritic スコア 56 / 出口調査の CinemaScore A-


第5位 (4) 「イマキュレト」(900万ドル)

$3,265,000−(2,362館/$1,382)−$11,128,192

★RT の評論家の支持率 73 % / Metacritic スコア 56 / 出口調査の CinemaScore C

第1位のハリウッド版のショーワ・ゴジラと同じく、映画の内容の辻つまや出来栄えはさておき、とにもかくにも話題になって、バズることで、集客する！！というソーシャル・メディアを意識したらしい今なりの映画作りの姿勢については賛否がわかれると思いますが…、

エッチなお姉さんの愉快なシドニー・スウィーニーだけに、そのトンデモ？！が許される感のある「イマキュレト」は、ホラー映画お決まりの公開2週めの垂直落下ではなく、4割を切った約−39％の集客減ですから、まずまずの健闘です…！！、キリストの復活を讃えるイースターの…


復活祭の連休だけど、神の復活とかあるわけない…という宗教なんか信じない方向け？！の「イマキュレト」を、あろうことか、女性の牧師さんたちと一緒にシドニーが鑑賞する…！！


…という挑戦的に愉快な宣伝活動のプロモ・ビデオをあわせて、お楽しみください…！！

🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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Title Announcement Teaser for Adam Wingard’s 'Godzilla x Kong: The New Empire' ■ ハリウッド版「ゴジラ」通算第5弾にあたる「Vs. コング」続編の頂上決戦の第2ラウンドのシリーズ10周年記念作が、正式の副題「ザ・ニュー・エンパイア」を発表した最も最初の先行版の予告編をリリース ! !


スカーレット・ウィッチのリジーを主演女優にして、2014年に封切られたハリウッド版「ゴジラ」の第1作めから祝・10周年記念！！にあたる来年2024年春の3月15日に全米公開予定の…

「Vs. コング」（2021年）から続けて、アダム・ウィンガード監督が連投のメガホンをとった続編の正式のタイトル「ゴジラ x コング: ザ・ニュー・エンパイア」の発表！！を目的とした約35秒だけのとても短い先行版の予告編を、製作のレジェンダリー・ピクチャーズがリリースしました…！！


前作から引き続き、レベッカ・ホール扮するアイリーン博士と、ブライアン・タイリー・ヘンリー扮する陰謀論者のバーニーが再登場する「ザ・ニュー・エンパイア」の人間キャラの主人公に起用されたのは、アダム監督の代表作「ザ・ゲスト」（2014年）のダン・スティーヴンスですが…、


「シャンチー」（2021年）の中では最も重要の難しい役だったシャンチーのお母さんを見事に演じ切ったファラ・チェンさんがどんな役どころで登場してくれるのか？！が、映画通の方にとっては、ひとつの見どころになるのかもしれませんね…！！


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♦ Spider-Man: Into the Spider-Verse by Luke T. Benson


Spider-Man: Into the Spider-Verse by Luke T. Benson

「スパイダーマン」のアニメ映画「イントゥ・ザ・スパイダーバース」（2018年）のお待ちかねの続編の「アクロス・ザ・スパイダーバース」は来年2023年夏の6月2日から全米公開です…！！


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Trailer for Lila Neugebauer's PTSD Drama 'Causeway' starring Jennifer Lawrence and Brian Tyree Henry ■ アフガン帰還兵の戦争後遺症の苦悩と再起をテーマにして、製作・主演のジェンの名演技が話題になってる感動作「コーズウェイ」の予告編 ! !


ニューヨーク出身の1985年生まれのブロードウェイの舞台の名演出家のライラ・ノイゲバウアーは、過去にテレビシリーズのエピソードを監督した経験はありましたが…、

ジェンを製作・主演に迎えて、ついに長編映画のメガホンをとった本格的な監督デビュー作「コーズウェイ」を配給する A24 が、予告編を披露してくれたので、映画通の方はチェックしておいてください…！！


先月9月に開催された第47回めのカナダ・トロント国際映画祭のプレミア上映で、自ら仕掛け人として、この映画をセルフ・プロデュースしたジェンの演技が絶賛されて、高評価を博した「コーズウェイ」は、ニュー・オーリンズを舞台にして、アフガン帰還兵のリンジーの戦争後遺症の苦悩と再起を描いて、前向きに踏み出していく物語。ジェンが演じる主人公のエンジニアのリンジーは、アフガニスタンで、いわゆる即席爆弾の爆発に晒され、脳に損傷を負ったことから帰国して、エンジニアへの復職を目指すも、戦争後遺症に苛まれているばかりか、家族とも緊張関係の状況を診た医師からストップをかけられ、無難なプール清掃の仕事をするハメに…。


…といった折り、クルマが故障したことで、修理工のジェームズ＝ブライアン・タイリー・ヘンリー（「エターナルズ」2021年）と出会ったリンジーは、ジェームズもまた過去のトラウマに苦しんでいることを知り、ともに傷ついた魂を抱えて、コーズウェイ＝土手道を歩む者同士が寄りそい、友情を育むことで、お互いに癒されていく感動作だそうです…！！、Apple TV+ から配信の「コーズウェイ」は来月11月4日の金曜日にリリース！！

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Water Break Clip from 'Bullet Train' starring Brad Pitt ■ 伊坂幸太郎さん原作のアクション・コメディ「バレット・トレイン」のかれんさんが、格闘中のブラッド・ピットに水分補給してあげる本編シーンの愉快なクリップをリリース ! !


現地のハリウッドでは今日の週明けの月曜日の8月1日に、TCL チャイニーズ・シアターを利用して、プレミア上映を行う「バレット・トレイン」が、そのイベントに先がけて…、


ブラッド・ピットとアーロン・テイラー＝ジョンソンのバトルの最中に、「ザ・ボーイズ」で人気の素敵なかれんさんが登場する本編シーンを披露してくれたので、この猛暑のおり、どんな時でも水分補給は大事だ…！！と、あらためて、みなさんも熱中症にはお気をつけください…！！


シャンチーのシムや、ミズ・マーベルのイマンちゃんといったアジア系の才能を大胆に起用して、マーベルが大成功している実績を踏まえると、日本発の原作の映画化の日本を舞台にした作品なんだから、アジア系や日本人の俳優をもっと使うべきだったんじゃないの？！のツッコミも食らっているデヴィッド・リーチ監督の「バレット・トレイン」は、今週末の8月5日から全米公開です！！

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New Image of Brad Pitt from David Leitch's Action Movie 'Bullet Train' ■ 伊坂幸太郎さんの原作を、デヴィッド・リーチ監督が映画化したクレイジー・アクション「バレット・トレイン」のブラッド・ピットは自分探しの真っ最中 ! !


伊坂幸太郎さん作の原作小説は「マリアビートル」ですが、それを「バレット・トレイン」としたことで、「まるでハードボイルドなアクション映画のように聞こえると思うんだけれど…」

「でも実際はバカウケの大盛りあがりするコメディ・タッチのアクション・スリラーなんだ！！」と、英国の映画マガジン エンパイアの取材に応じて、ジャッキー・チェンの愉快なカンフー映画を参考にしたことを語ってくれたデヴィッド・リーチ監督（「デッドプール 2」2018年）が、主人公に相当する殺し屋の天道虫に扮したブラッド・ピットの新しい写真を披露してくれました…！！、英語では「弾丸列車」つまり「バレット・トレイン」と呼ばれる日本の新幹線を舞台にして…、


自分と同じ殺し屋たちを相手にバトル・ロワイアルを戦うことになる天道虫は、同監督によれば「自分の居場所を思案している人物なんだ…」とのことで、「彼は自分の周囲で、恐ろしい出来事が起きているというのに、実存的な危機を抱え込んでいる…」だそうですから、自分は何者であり、どうあるべきなのか？！、自分の存在の意味や人生を見失いかけて、悩んでいる自分探しの人物像に観客は共感を覚えて、主人公にあたる天道虫に感情移入していくことになるそうです…！！

ソニピの今夏の勝負映画の「バレット・トレイン」は、7月15日から全米公開！！、予告編と紹介記事はコチラです…！！

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First Trailer for David Leitch's Action Movie 'Bullet Train' starring Brad Pitt 💥🚅




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Marvel’s Eternals arriving to Disney+ on January 12 ■ クロエ・ジャオ監督のマーベルのヒーロー映画「エターナルズ」は、北米では明後日ですが、🇯🇵では明日の水曜日の1月12日に、Disney+ 配信スタートです ! !




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Eternals not be screening Several Arab Countries ■ クロエ・ジャオ監督のマーベル超大作「エターナルズ」が、アラブ方面では問題視されて、封切りを見合わせる上映中止に… ! !


この週末から全米公開のクロエ・ジャオ監督のマーベルのコミックヒーロー映画の超大作「エターナルズ」が、サウジアラビア、クウェート、カタール、バーレーン、オマーンなどアラブ方面では上映されない中止になりました。「エターナルズ」がアラブで禁止の理由は、性行為の描写、同性愛者の男性同士のキスに加えて、宇宙から古代の地球に来た超人たちの描き方が神もしくは預言者の冒涜にあたる…といった宗教上の問題などです。


こうしたアラブ方面からの反発に対して、製作・配給のディズニーは映画の一部をカットするなど表現をやわらげるのではなく、だったら観ないでいいですよ！！と、あえて興行的に損失をかぶる売り上げ減の方を選びましたが、しかし、一部の国や地域では独自の基準にもとづく検閲により、現地でカットされて上映になるようです…。

それぞれの国や地域、民族が育んできた文化や伝統は大切ですし、昔ながらの価値観が古臭いダメなものとも限りませんが、異文化や異なる価値観を完全に拒否してしまうのはどうかと思います。

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♦ The Eternals by Julien Rico Jr




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New 'Protect' Spot for Chloé Zhao's 'Eternals' featuring LGBTQ+ Family ■ 「ノーマッド・ランド」のクロエ・ジャオ監督のマーベルのヒーロー映画の超大作「エターナルズ」が、シネマティック・ユニバース初の同性愛者のヒーローの男同士の夫婦をチラ見せした新しいデジタル・スポット ! !


7,000年以上も昔に地球にやって来たエイリアンの超人種族たちが、かつて団結していた過去の古代の出来事と、そのあと、バラバラに分裂して、それぞれ個々に人間の社会で暮らしていた超人たちが、自分たちと同じように天界人セレスティアルの遺伝子実験から誕生したディヴィアンツの脅威を目前にして、地球を救うために再び団結を目指す現代の出来事…のふたつの異なる時代の物語が描かれるらしい…

「エターナルズ」の現代のほうの出来事として、主人公のセルシ＝ジェンマ・チャンが、イカリス＝リチャード・マッデンをともない、ファストス＝ブライアン・タイリー・ヘンリーのもとを訪れたところ、近代アメリカ映画の最高傑作のひとつ「ザ・ヴィジター（扉をたたく人）」（2008年）で知られるハーズ・スレイマンが演じる建築家の夫と一緒にファストスが育てている息子の少年が…


「マントのヒーローのイカリスが目から光線を出すのをテレビで観た！！」と興奮気味に言うのに対して、「マントはしてないけどね…」とイカリスが淡々と答える、ちょっとユーモラスなシーンを含めた新しいデジタル・スポットを披露することで、この「エターナルズ」が…、


社会の現実の多様性を反映することが、フィクションの映画にも求められる現代の事情に応じて、シネマティック・ユニバース史上初の同性愛者のヒーローも活躍することを、ディズニーがチラと紹介したマーベルの最新作は来月の11月5日から全米公開！！

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