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Watch ▶ the Trailer for Asif Kapadia's Dystopian Sci-Fi Horror '2073' starring Samantha Morton and Naomi Ackie


伝説的 F1 ドライバーの故アイルトン・セナ選手(1994年没)の生涯を追った「セナ」(2010年)や、若干27歳の若さで夭逝した歌手の故エイミー・ワインハウスさん(2011年没)の生き様を描いた「エイミー」(2015年)といったドキュメンタリー映画の傑作の創り手として知られる一方…

劇映画の「アリとニコ」(2016年)や、Netflix の配信シリーズ「マインドハンター」などの演出も手がけ、フィクションとノンフィクションの両方をこなしているアシフ・カパディア監督が…、

テリー・ギリアム監督が、ブルース・ウィリスやブラッド・ピットを起用した SF スリラー映画の傑作「12 モンキーズ」(1995年)の元ネタとして知られる故クリス・マルケル監督(2012年没)の短編映画「ラ・ジュテ」(1962年)を同じく元ネタとして…、


得意のドキュメンタリーと劇映画とをひとつにしたフィクションとノンフィクションの虚実がないまぜの実験的な最新作「2073」を、現地のイタリアでは明日の9月3日(火)に第81回めのヴェネツィア映画祭で世界初のお披露目をする配給の Neon が予告編をリリースしてくれました…!!、映画のタイトル通り未来の2073年の…


ディストピア化したニュー・サン・フランシスコから、過去の2024年つまり現実の現在をふり返る「2073」は、あろうことか極右翼の新しいファシズムが崇められて、世界の指導者の中には独裁者や、独裁者を目指す者たちが現われ、人びとは IT の進んだ技術によって、監視と管理され、つまり容易に支配されて、民主主義は衰退しようとしているばかりか、ウソにまみれたニュースに振りまわされ、気候変動の脅威にも晒されている現在…、

自分が買い取ったソーシャル・メディアを通じて、誤情報や不適切な発言を拡散し、世界の人びとを混乱させることまで含めて「言論の自由」だと言い張る過度に極端かつ無責任な自由主義者や、自分たちさえ良ければ…と独裁と支配を目指す政治家ども、そして、何もかもを呑み込んで、これからの経済を牛耳っては、搾取を続けて、富を独占し、取り返しのつかないところまで貧富の格差を拡大しようとしている IT 大手といった「時の権力者(社)」の横暴などを、2024年の今とめなければ、約半世紀後の2073年にはどういう世界になってしまうのか…?!

アシフ・カパディア監督が、この映画は「警告」なんです…という「2073」の出演者は、「マイノリティ・リポート」(2002年)の予知能力者 “ プリコグ ” として知られるサマンサ・モートン、主演作のサイコ・スリラー映画「ブリンク・トゥワイス」が現在全米公開中のナオミ・アッキーといった顔ぶれ!!、今のところ「2073」の封切りや配信リリースの日程は未定ですが、まさに現実に寄り添って、真に迫った SF ホラーの未来世界をお楽しみに…!!


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Watch ▶ the Teaser Trailer for Steven Soderbergh's Ghost Story 'Presence' starring Callina Liang 👻


マイカ・モンローとニコラス・ケイジが共演し、今年2024年最も恐ろしいホラー映画!!と絶讃の小品「ロングレッグス」の国内のいまの時点での興行成績(約6,763万ドル)が、あろうことか、アニヤ・テイラー=ジョイ主演の「マッドマックス」の「フリオーサ」の最終的な成績(約6,748万ドル)を超えたことから、まさに「この夏最も話題の映画」に推しあげる宣伝に大成功した…

配給の Neon が、スティーヴン・ソダーバーグ監督の実験的なホラー映画の最新作「プレゼンス」の先行版の予告編とポスターを初公開し、来年2025年お正月の1月17日北米限定公開のあと、その1週間後の24日に全米公開の予定を明らかにしてくれました!!と言っても、予告編もポスターも…


パンデミックを予言した映画として、コロナ禍中に話題になった「コンテイジョン」(2011年)や「オーシャン'ズ・イレブン」(2001年)、「エリン・ブロコビッチ」(2000年)などのソダーバーグ監督の代表作のタイトルが並べられているだけ…であり、肝心の「プレゼンス」の内容については何も紹介されていませんが…、


タイ発の同名映画をリメイクした「バッド・ジーニアス」(2024年)などの注目の新人女優のカリーナ・リャン(↓)を主演に起用し、今年のサンダンス映画祭でお披露目されるや、高評価を博した「プレゼンス」は、ルーシー・リュー(「キル・ビル」シリーズ)とクリス・サリヴァン(「ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー Vol.2」2017年)が演じるレベッカとクリスの夫婦が、娘のクロエ(カリーナ)と息子タイラー(新人エディ・マデイ)を連れて、移り住んだ新居に…

「プレゼンス」つまり「存在」していたのは自分たちだけではなかった!!と気づくことに!!と書けば、いかにもベタな幽霊屋敷モノのあらすじになってしまうものの、しかし、予告編で示されたようにスティーヴン・ソダーバーグ監督が映画全体を幽霊の目線からの一人称で描いたことで、その実験的な取り組みが高評価されて、話題になっている作品です!!、冒頭でふれた今夏の真の大ヒット作「ロングレッグス」のように量産系ではない文字通りの「新作」が観たい!!といった映画通のマニアの方はお楽しみに…!!


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Weekend Box Office 💰 July 26 - 28, 2024 : 7月26日~28日の全米映画ボックスオフィスTOP5


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

宣伝プロモーションにおいて、とてもじゃないが、ここには書けない極めて下品かつ低俗の下ネタがほのめかされ、その常軌を逸した下ネタに対して、不満と疑問の声があがった時点から…

第1位 (初) 「ひどい下ネタがトラウマになり、映画の題名だけでも吐きそうになる人のため、何も書かない映画」(2億ドル超)

$205,000,000−(4,210館/$48,694)−$205,000,000

RT の評論家の支持率 79 % / Metacritic スコア 56 / 出口調査の CinemaScore A

成人向けの「18禁」の「ポルノ」の要素を含んだ作品の紹介は差し控える…の独自の決まりにもとづいて、この映画を採りあげるのをストップしたため、興行記事も書きません。大変に残念…


…ですが、その下ネタがトラウマになり、映画が封切られても、もう楽しめないし、写真や動画も吐きそうになるから観たくない…という方々の事情を鑑みて、彼女の地元のトロントでのプレミア上映に登場してくれたイマンちゃんの写真だけアップしておきますが…、

いわゆる「昭和のおじさん」に相当する製作者や主演の出演者たちは、もう時代が違う…と自分らの感覚を疑ったほうがよいかもしれませんし、賢者よりも俗物のほうが多いのは当たり前だから、優秀なひとたちは世の中で秀でることになる…は当たり前の現実を踏まえると、その俗物が多数派が反映されたソーシャル・メディアでウケようと媚びれば媚びるほど、低俗かつ低脳になりがちの自分を見失うリスクについても、誰もが冷静に考えたほうがよいかもしれません。


第2位 (1) 「ツイスターズ」(1億5,500万ドル超)

$35,300,000−(4,170館/$8,465)−$154,931,000

RT の評論家の支持率 78 % / Metacritic スコア 65 / 出口調査の CinemaScore A-

この「ツイスターズ」の主演カップルのグレン・パウエルとデイジー・エドガー=ジョーンズが、「ファンタスティック・フォー」の主演カップルだったら、同ヒーロー映画の話題はきっと今よりも盛り上がっていただろうな…


…と様々な意味において、低迷を持続のマーベルについて思うファンの方もいるはずの竜巻の異常気象が題材の作品だけに、今夏の酷暑を踏まえても、環境をもう破壊してはいけませんから、製作の現場では専門家を交えて、細やかな配慮を施したことが紹介(↓)された「ツイスターズ」は…


先週の封切り大ヒット!!からの集客減をまったく妥当の6割以下の約−57%に抑え、動員力を持続したことで、この週末の成績は約3,530万ドルですから、つまり「スパイダーマン」の…

アニメ「イントゥ・ザ・スパイダーバース」(2018年)の封切り成績=約3,536万ドル(3,813館)と同等の金額を公開2週めに稼いだのか!!と考えると、強力なライバル映画を相手に大健闘!!と称えることができそうです!!、ただし、仮りに公開時期を少し遅らせて、強力なライバル映画を回避しておけば、国内の最終的な成績が 3億ドルを突破!!の可能性もあり得たのかも…?!


第3位 (2) 「デスピカブル・ミー 4」(1億ドル)

$14,200,000−(3,610館/$3,934)−$290,972,000

RT の評論家の支持率 54 % / Metacritic スコア 50 / 出口調査の CinemaScore A


第4位 (3) 「インサイド・アウト 2」(2億ドル超)

$8,300,000−(3,150館/$2,635)−$613,406,731

RT の評論家の支持率 92 % / Metacritic スコア 74 / 出口調査の CinemaScore A


第5位 (4) 「ロングレッグス」(1,000万ドル以下、恐らくは500万ドル以下)

$6,765,000−(2,730館/$2,478)−$58,618,928

RT の評論家の支持率 88 % / Metacritic スコア 78 / 出口調査の CinemaScore C+

第2位の「ツイスターズ」も大ヒット!!だけに、この夏の注目の女優のひとりと言えるキアナン・シプカちゃん(「トータリー・キラー」2023年)が存在感を発揮してくれた…

「ロングレッグス」は公開3週めにして、国内の売り上げの総額が約5,862万ドルに達したことで、配給の Neon にとっては、これまで同社史上最大ヒット作のポン・ジュノ監督の韓国映画「パラサイト」(2019年)が記録した成績の約5,337万ドルを突破して、ニコラス・ケイジの殺人鬼がついに新たに Neon 史上最大ヒット作!!の王座に昇りつめました…!!


オズ・パーキンス監督(「グレーテルとヘンゼル」2020年)のマイカ・モンロー主演作の製作費は恐らく500万ドルより少ないだろう…と推定され、いったい、どんなホラー映画なのか?!、容易に察することができない謎めいた予告編と不気味なイメージとをソーシャル・メディアに巧みに投稿することで、「ロングレッグス」を「この夏最も話題の作品」にまで押し上げた Neon の宣伝費は、たったの1,000万ドル以下と伝えられていますから…、


実際の映画の製作費と宣伝費を足した総額のコストですら、1,500万ドルも使われていないかも…と考えると、昔から言われてるように映画はやっぱり内容の独創的なアイディアと、それをどう売り込むか?!の知恵次第というのが、あらためて証明された「ロングレッグス」のヒットですね!!


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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Weekend Box Office 💰 July 12 - 14, 2024 : 7月12日~14日の全米映画ボックスオフィスTOP5


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

第1位 (1) 「デスピカブル・ミー 4」(1億ドル)

$44,650,000−(4,449館/$10,036)−$211,102,000

RT の評論家の支持率 54 % / Metacritic スコア 50 / 出口調査の CinemaScore A


第2位 (初) 「ロングレッグス」(公称は 1,000万ドル以下、恐らくは500万ドル以下)

$22,600,000−(2,510館/$9,004)−$22,600,000

RT の評論家の支持率 88 % / Metacritic スコア 78 / 出口調査の CinemaScore C+

イタリア映画の歴史に遺る…のみならず、世界の映画人にいま現在も大きな影響を与え続けている異才の故フェデリコ・フェリーニ監督がメガホンをとり、今から約59年も昔の1965年に封切られたファンタジックなコメディ映画「魂のジュリエッタ」(↓ 予告編)…


…の「悪夢のディズニー」と、かつて例えられたフェリーニ監督らしい奇妙奇天烈の摩訶不思議なイメージからインスピレーションを得て、連続殺人鬼は男でも女でもなく、同時にどちらでもある両性具有あるいは半陰陽のキャラクターにしたい!!と思った仕掛け人のプロデューサーでもある怪優ニコラス・ケイジが自らに課した役作りにもとづいて…、

グラム・ロックに傾倒していた…の設定が与えられたそうですから、欧米で言えば故デヴィッド・ボウイさん、日本で言えば故忌野清志郎さんのような男性だけれど、アーティストがメイクをしているのが当たり前の音楽ジャンルだけに、メイクをする連続殺人鬼…


…の異様な見た目を託された特殊メイクのアーティスト、ハーロウ・マクファーレーン(「デッドプール 2」2018年)は、映画の物語の始まりの1970年代から80年代頃にかけてのオレゴン州の田舎なんかで、選択的形成外科手術つまり美容整形をくり返し何度も受けて、とり返しのつかない状況になったら、どんな顔になってしまうのか…?!の恐ろしいコンセプトから新しいホラー・キャラクターを創造することにした「ロングレッグス」が…


まさかのこの夏、最も話題の映画に躍り出た!!だけに、当初に予定した限定公開ではなく、やや小規模ながらも、2,510館で上映の全米公開に踏み切った Neon が公表した封切り成績は期待値の 1,000万ドル以下の900万ドル前後だろう…を大きく超え、その2倍以上を稼いだ、やっぱり、まさかの驚きの約2,260万ドルでした…!!、よって…、

笑顔が絶えない異色のホラー映画!!として、おととしの2022年公開映画を代表する話題作に躍り出た「スマイル」の封切り成績の約2,261万ドル(3,650館)と、ほぼ同じ金額を稼いだことになるため、「ロングレッグス」は「スマイル」の思いがけないサプライズの大ヒットを再現した!!


…と言えることになりますが、その「スマイル」の製作費が約1,700万ドルだったのに対し、「ロングレッグス」の製作費は1,000万ドル以下…とだけ、あいまいに公称されて、具体的な金額は明らかにされてないものの、恐らくは 500万ドル以下のかなり低予算では…?!と推定されているので、仕掛け人のプロデューサーのニコラス・ケイジは、いきなり製作費を回収の大儲けじゃないか!!の大成功だけに、今年2024年最も商業的に成功した映画の第1位に躍り出る可能性がありそうな…

「ロングレッグス」の封切り成績の約2,260万ドルは、2017年創業の歴史の浅い配給会社の Neon にとっては、エッチなお姉さんのシドニー・スウィーニーが仕掛け人のプロデューサーをつとめ、自ら主演して、話題騒然になったトンデモ・ホラー映画「イマキュレト」が今春3月の全米公開で叩き出した…などと大げさには言えない Neon 史上最大の封切り大ヒット…と言うよりは小ヒットの約534万ドル(2,354館)の記録を大きく更新して、新たに同社史上最大の封切り大ヒット作の頂点に昇りつめた…!!どころか、この封切りの週末の3日間だけで…、

「イマキュレト」の最終的な国内での売り上げの約1,576万ドルを超えた「ロングレッグス」は、ポン・ジュノ監督の「パラサイト」(2019年)が記録した Neon 史上最大ヒットの約5,337万ドルをも超えて、新たに Neon を代表する看板タイトルに位置づけられるのではないでしょうか…?!


大手の焼き直しばっかりの量産型ハリウッド映画にはもう、うんざり…、真に「新しい」意味での新作映画を観せてくれ!!と思う18歳から30代半ばまでのいまの若い観客たちが座席の7割以上を占める「ロングレッグス」は、ホラー映画のお決まりとして、出口調査のシネマスコアは “ C+ ” と低め…ですが、おおむね約7割の観客が支持していることを踏まえると…、


今年2024年最も最恐のホラー映画の必見作!!、ホラー映画の歴史に残る新たな傑作の誕生!!などと、これまでにお伝えしてきた前評判を大きく裏切ることはなく、観客は一定の支持を示して、ホラー映画の新たな定番を受け入れていますから、まるで超能力者それとも霊能力者みたいな鋭いカンのよさを買われて、未解決事件を託され、連続殺人鬼のロングレッグスとは何者なのか?!の謎解きに挑むことになった主人公の FBI 捜査官のリー・ハーカー役のマイカ・モンローと…、

その問題の連続殺人鬼を演じた仕掛け人のニコラス・ケイジ、そして、創り手のオズ・パーキンス監督(「グレーテルとヘンゼル」2020年)の株はこれから赤丸急上昇は間違いありませんね…!!


第3位 (2) 「インサイド・アウト 2」(2億ドル超)

$20,748,000−(3,815館/$5,439)−$572,592,077

RT の評論家の支持率 92 % / Metacritic スコア 74 / 出口調査の CinemaScore A



$11,800,033−(3,378館/$3,493)−$116,229,000

RT の評論家の支持率 84 % / Metacritic スコア 68 / 出口調査の CinemaScore B+


第5位 (初) 「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」(1億ドル)

$10,000,000−(3,356館/$2,980)−$10,000,000

RT の評論家の支持率 68 % / Metacritic スコア 52 / 出口調査の CinemaScore A-

自らプロデュースも手がけたヒロインの初代ブラック・ウィドウのスカーレット・ジョハンソンは40代目前の現在39歳。お相手のチャニング・テイタム(「マジック・マイク」シリーズ)も、もう44歳のしっかりとオジサンだけに、観客のおよそ半数が45歳以上…

…とロマコメにしては、観客の年齢層が高め…の Apple TV+ の配信映画「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」の配給を請け負ったソニピが公表した封切り成績は、低めの期待値の1,200万ドルにすら届かなかった約1,000万ドルでした…。


巨額の1億ドルを超える製作費が投じられた!!とロマコメなのに、ブロックバスター映画の大作にあたるばかりか、スカーレット・ジョハンソンとチャニング・テイタムの2大スター共演!!にもかかわらず、同日に封切られたインディーズ映画のいわゆる低予算ホラー「ロングレッグス」に完敗か…の見た目はかなりガッカリの「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」の沈没ですが…、


封切り興行の観客全体の9割近くが支持をし、女性の観客に限れば、9割を超える…とつまり、ほぼ全員が好意的に受けとめた好評ですから、創り手のグレッグ・バーランティ監督は失敗どころか…むしろ、お手柄を讃えられて、然るべきですが、しかし、それでも不入りなのは…、

前述のように、この「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」は劇場公開映画ではなく、Apple TV+ の配信映画なので、せいぜい 2〜3週間もすれば、配信リリースされて、iPhone でも観ることができるため、どうして、わざわざ安くもない鑑賞料金を払って、映画館に出かけるの…?!の事情ですから、要するにハナから大ヒットなど期待されてはおらず、のちの配信リリースに向けてのあくまでも「宣伝活動」としての映画館での封切りですね…。


このように映画館での封切りはもう「興行」ではなく、配信の「宣伝活動」の「イベント」の意味に変わりつつある側面を否めないため、もはや興行成績の数字に頓着しても仕方がないので、この毎週続けてきた興行成績の記事も今年2024年いっぱいで終わりかなぁ…と考えざるを得ない「時代の移り変わり」ですが、ただし…


それでも「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」の観客のうち約3割は Apple TV+ のサブスク会員ですから、すぐに配信で観ることができるとわかっていても、映画はやっぱり映画館の大きなスクリーンで鑑賞したい!!と、昔ながらの劇場体験を大切に思う映画ファンの方々がいてくれるらしいのは、ありがたい救いと言えそうです…。


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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Watch the Full Trailer for Osgood Perkins' Serial Killer Horror 'Longlegs' Starring Maika Monroe and Nicolas Cage


サスペンスの神さまの故アルフレッド・ヒッチコック監督が、いまで言うメンタル・ヘルスの問題に着目して、サイコ映画やサイコ・ホラー映画と呼ばれるジャンルを開拓し、のちのホラー映画に大きな影響をおよぼして、ホラー映画の在り方を変えてしまった…!!と言われてる映画史上最も問題作のひとつの「サイコ」(1960年)に主演…

…したトニパキつまり故トニー・パーキンス、あるいは故アンソニー・パーキンスの息子として、オズ・パーキンス監督(「グレーテルとヘンゼル」2020年)が生まれたのが、1974年でしたから、「サイコ 2」(1983年)では、お父さんの子どもの頃の姿として、リトル・ノーマン・ベイツの役を演じた現在50歳の同監督が、自分の生まれた年を物語の背景にしたのか…!!


…ということになる 1974年の物語を描いて、今年2024年公開のホラー映画のなかでは恐らく、最も恐ろしい作品になるのでは…?!の話題が先行しまくっている「ロングレッグス」が新しい予告編を披露してくれたので、ホラーに限らず映画通の方はチェックしておいてください…!!


ホラー映画好きの方には「イット・フォロウズ」(2015年)で知られるマイカ・モンローが演じる新人ながら有能な FBI 捜査官リー・ハーカーが、連続殺人鬼によるものとされる未解決事件の捜査に駆り出され、オカルトがらみの証拠を見つけたことで、事件の謎が深まると同時に自分と殺人鬼との間には私的なつながりがあるらしいと気づいたリーは、次の一家惨殺のみな殺しを防ぐために急き立てられていく…!!

…と、あらすじでは紹介されてるものの、仕掛け人のプロデューサーを兼ねたニコラス・ケイジが演じた連続殺人鬼は、いったい、どのようにサイコな人物なのか?!などの詳細は伏せられているミステリアスな「ロングレッグス」は、北米では今夏7月12日から限定公開の予定です…!!


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