*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。
ドリームワークス・アニメの別の代表作の「シュレック」シリーズの絵コンテを手がけて、成功に貢献し、ひとまず完結編にあたる第4作めの「シュレック・フォーエバー・アフター」(2010年)のメガホンを託されたマイク・ミッチェル監督を起用して…、
同じくドリームワークス・アニメの代表作と同時に、声の主演のジャック・ブラックの代表作としてもあげられる「カンフー・パンダ」シリーズを復活した第4作めを配給したユニバーサル映画が公表した封切り成績は約5,830万ドルでした…!!となれば…、
$58,300,000−(4,035館/$14,449)−$58,300,000
もう約16年も遠い昔の2008年夏に公開された第1作めの同成績の約6,024万ドル(4,114館)に次ぐシリーズ2番めの封切り大ヒットを叩き出した完全復活!!と、マスコミが書きたてそうですが、約8年前の2016年1月に全米公開された…
前作「3」の封切り成績は約4,128万ドル(3,955館)でしたから、それを現在のお金の価値に換算すると、およそ約5,354万ドルになるため、確かにシリーズ2番めの封切り大ヒットには間違いないものの、おおむね横ばいの成績を維持できたことで、シリーズの人気は健在だった…ぐらいに受けとめたほうが妥当かもしれません。そして…、
家族で楽しめるキッズ向けアニメ映画の新作は、同じくユニバーサル映画が昨2023年末にメリー・クリスマス公開したイルミネーション作品「マイグレーション」以来の久しぶりですから、タイミングにも恵まれたヒットと言える「カンフー・パンダ 4」は、13歳から20代の半ばまでの若年層が約7割を占める観客のうちの約8割が好意的に支持し、12歳以下の児童に限れば、9割以上だけに、子どもはほぼ全員が、ジャック・ブラック現在54歳のパンダが大好き!!みたいなので…、
トム・クルーズ現在61歳の人気も、50代に突入し、老いが見え始めれば、尽きていくだろうから、ドル箱の
「ミッション: インポッシブル」シリーズを継続するには世代交代が必要と考えたパラマウント映画が、約13年前の2011年公開「ゴースト・プロトコル」にジェレミー・レナーを起用し、主人公をイーサン・ハントからウィリアム・ブラントにバトンタッチさせる試みに失敗して、トムが現在も人気のように…、
「カンフー・パンダ」の主人公をパンダからキツネ…つまり
シャンチーの相棒のノラ・ラムを声優に迎えた新キャラクターのジェンにバトンタッチさせたかったらしい世代交代の試みは果たせず、「カンフー・パンダ」の売りは「パンダ」なんだから当たり前の話として、これからもジャック・ブラックのパンダのポーが活躍しそうですが、それにしても、そもそも生身の人間と違い、老けていったりはしないアニメのキャラに世代交代は必要ですか…?!
$46,000,000−(4,074館/$11,291)−$157,028,000
ヴィルヌーヴ監督は砂漠の惑星から、いったん離れて、アタマを切り替え、別の映画に取り組んだあと、あらためて「デューン」シリーズに向きあいたいそうですから…、
次の第3作め「砂漠の救世主」の製作が実際に始まるのは数年先…のことになりそうですが、その「デューン 3」が結局、作られないというのであれば、ニュースだけれど、「3」が製作決定!!はわかりきっているから、もう特に伝えてくれなくてもいいですよ…
…と「デューン」ファンの方が確信するかもしれない公開2週めの大ヒット!!の成績の約4,600万ドルを叩き出した「2」は、パンダのせいで首位連覇こそ果たせなかったものの、先週の初登場の第1位!!から集客をわずか約−44%しか失っておらず、製作費の約1億9,000万ドルに対して…、
$10,000,000−(3,118館/$3,207)−$10,000,000
殺し屋ロリータのヒットガールを演じた当時12歳の
クロエ・モレッツちゃんがいきなり超人気者になった「キック・アス」(2010年)の期待絶大の続編(2013年)のメガホンを託されるも失敗し、シリーズが終了を迎えるハメになった戦犯として知られるジェフ・ワドロウ監督は…、
その後に手がけたホラー映画の「トゥルース・オア・デア」(2018年)と「ファンタジー・アイランド」(2020年)も、パッとしなかったんだから、どうせ、この新作も大したことないだろう…
…と、イマジナリィできて当然なのに、お金を払った自分のことを観客たちが呪っている…と見なせる低レベルの出口調査のスコア “ C+ ” を与えられ、レビューでも酷評されている…
ブラムハウス・ホラーの「イマジナリィ」を全米公開した配給のライオンズゲートが公表した封切り成績は、黒字が見込める想定通りの成功をおさめた!!と評価できる約1,000万ドルでした!!と、つまり…、
安い製作費の約1,200万ドルを使って、当たりさわりのないホラー映画をパパっと作るローリスクの手っ取り早いビジネスですから、映画の「作品」と言うよりは「商品」を手がたく仕上げる職人として、ジェフ・ワドロウ監督は重宝されている…ということかと解釈できる…
テーゲン・バーンズ16歳がかわいい「イマジナリィ」は、18歳から30代半ばまでの観客が約6割を占めて、そのうち女性が半数を超えているので、見た目の印象にそって、男性よりは女性の関心を集めたらしい結果となっています。
第4位 (初) 「カブリーニ」(5,000万ドル)
$7,565,038−(2,840館/$2,664)−$7,565,038
イタリア系アメリカ人のカソリックの修道女であり、聖人とされる故フランシス・ザビエル・カブリーニを描いた宗教映画。製作費が約5,000万ドルですから、やや規模の大きな作品ですね。
$4,060,000−(2,764館/$1,469)−$89,328,000
🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。
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