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Billy's footnotes 💬 Day 72


80年代に人気を博した TV シリーズ「俺たち賞金稼ぎ!!、フォール・ガイ」をもとにして、ライアン・ゴズリングとエミリー・ブラントが共演した…

アクション・コメディ映画の話題作「ザ・フォール・ガイ」(5月3日全米公開)のサウス・バイ・サウスウエスト映画祭バージョンの新しいポスター!!



映画館で封切られるのか?!、それとも、いきなり配信するのか?!の取り扱いについては伝えられていませんが、Amazon 傘下の MGM が製作するとなれば、Prime Video のオリジナル映画になるのは間違いのない…

アダム・シャンクマン監督(「魔法にかけられて 2」2022年)がメガホンをとるファミリー向けのクリスマス映画のアクション・コメディ「ザ・マン・ウィズ・ザ・バッグ」に、いまの Amazon Prime Video を代表する大ヒット作「リーチャー」シリーズのアラン・リッチソンとアーノルド・シュワルツェネッガーが出演して、新旧のアクション・スターがタッグを組む夢の顔合わせが発表されました…!!


よい子へのプレゼントが詰まった魔法のバッグを盗まれたサンタが、それを取り返すため、あろうことか、わるい子のリストから見つけた元泥棒のヴァンスと、彼の娘の助けを借りることに…!!というお話の「ザ・マン・ウィズ・ザ・バッグ」で、アランとアーニーのどちらが、どっちの役を演じるか?!は明らかにされていませんが、サンタはおじいさんですから、76歳のシュワちゃんがサンタ役では…!!と容易に予想できますね…!!、映画の完成をお楽しみに…!!


テキサス州のオースティンで昨日の週明け月曜日(3月11日)に、サウス・バイ・サウスウエスト映画祭で、世界初公開のプレミア上映を催した監督デビューの主演作「モンキー・マン」(4月5日全米公開)が…


インドが舞台の「ジョン・ウィック」と言われるアクションの迫力はもちろんのこと、深い内容のドラマをもあわせ持ち、それをよどみなく展開するペース配分も巧みに上手い!!などと絶賛されたデヴ・パテル監督に与えられた映画の格付けサイト Rotten Tomatoes での…


ジャーナリストの支持率は、まだ5名の評価だけですが、満点の100%!!だけに、これまで通りの名優のみならず、これからは名監督としても期待を寄せられるのでは…!!と赤丸急上昇です!!


ヨアヒム・ローニング監督(デイジー・リドリー主演の「ヤング・ウーマン・アンド・ザ・シー」北米5月31日限定公開)が、カナダのバンクーバーを製作拠点にして撮影を進めている「トロン」シリーズ再々起動の第3作め「アレス」のロケに登場したジャレッド・レト演じる人工知能の存在のアレスです…!!


前2作とは違い、電脳世界のプログラムの存在が、ご覧のように、あたかも物理的な存在として、現実の世界に現われて、生身の人間と相対するのが「アレス」の見どころのようですが、「トロン」らしさは欠いてしまうかも…?!




昨2023年の夏に発表した「オッペンハイマー」の映画賞をめぐる仕事をようやく終えたクリス監督が、次回作の企画に着手し、シナリオの執筆に取りかかったことが伝えられました…!!、どんなアイディアを思いついたのか?!、続報に乞うご期待ですが、とりあえず、ホラー映画ではないはずですね!!、なお、その謎の次回作は、1960年代に人気を博したパトリック・マクグーハン主演のイギリスのテレビシリーズ「ザ・プリズナー(邦題「プリズナーNo.6」)」(↓)のリメイクではないか?!とのウワサも伝えられています…!!


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Billy's footnotes 💬 Elizabeth Olsen's Birthday (Day 47)


カリフォルニアでは今日の週末の金曜日の2月16日は…

火曜日の13日(Day 44)に、新しい主演作の企画「ラブ・チャイルド」の話題をお伝えしたスカーレット・ウィッチのリジーが、1989年にカリフォルニアで生まれたお誕生日です…!!



ガイ・リッチー監督に起用された戦争実話のアクション・コメディ映画「ザ・ミニストリィ・オブ・アンジェントゥルマンリィ・ウォーフェア」つまり「紳士にあるまじき卑劣なこともやってのける特別な戦争行為をまかなう野郎ども」が、今春4月19日全米公開のエイザ・ゴンザレスさんが主演した SF スリラー映画「アッシュ」の権利を、Amazon Prime Video が高値をつけて、買いあげました…!!、この「アッシュ」は…、

おととしの2022年の夏に、テッサ・トンプソンとジョー・ゴードン=レヴィットが共演することで注目の企画として、お伝えをしたヒップホップ・ミュージシャンの Flying Lotus つまり、スティーヴン・エリソンがメガホンをとったことでも話題の作品です…!!


そのテッサとジョーがともに降板して、エイザ・ゴンザレスさんとアーロン・ポール(テレビシリーズ「ウエストワールド」)が共演した「アッシュ」(↑↓写真)は、はるか彼方の惑星で目覚めた宇宙飛行士のエイザ・ゴンザレスさんが、宇宙ステーションの仲間が皆殺しにされた惨劇が起きたことを知るや、救援のため駆けつけたとして、都合よく現われた宇宙飛行士のアーロン・ポールが実は真犯人ではないか?!と疑心暗鬼にかられる一方、アーロン・ポールもまた皆殺しの真犯人は、ひとりだけ生き残ったエイザ・ゴンザレスさんではないか?!と、お互いに疑惑する物語。

その現在は仕上げの作業中の「アッシュ」の評判を、ヨーロピアン・フィルム・マーケットで聞きつけた Amazon が、およそ 1,000万ドルに近い値をつけて、全世界で配信する権利を取得したそうですから、期待が持てるのかも…?!!、なお、共演者として、インドネシアの格闘映画スター、イコ・ウワイスも参戦しています!!、Prime 会員の方は「アッシュ」の完成をお楽しみに…!!



今世紀つまり、いまの21世紀に公開された映画のなかで、最も重要な作品と言われる「オッペンハイマー」について、その映画の題材にふさわしい程度のホラー色の要素を盛り込んだのは間違いありませんと、BFI(英国映画協会)の催しに登場したクリス・ノーラン監督が語ったうえで…

いずれホラー映画を作りたいと希望しているんです!!と述べたことが、話題になっています!!


クリス監督によれば、ハリウッドの大手映画スタジオは好んで、ホラー映画を量産してるが、他のジャンルの映画では、彼らが眉をひそめて、拒否するような資質のネタがホラー映画では許されていること。観客を直感的な反応にうながすホラー映画は、どう映画を作りこなすのか、その映画の作り込み方の映画的な仕掛けに依存しているから、それに取り組むのはとても面白いこと。などが、ホラー映画を作ってみたいと思う動機ですが、しかしながら…、

真に良質のホラー映画作りを目指すためには、とりわけ類まれの異例のアイディアが必要ですが、そういう珍しいネタはまず、ほとんどありませんし、ぼくも見つけられてはいません。だそうですから、ホラー映画を本格的に作ってはみたいものの、いまのところ、その映画にするホラーのネタがない…というオチとなっています…!!

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Billy's footnotes 💬 Day 26


Oppenheimer by Phil Shelly



「スラムドッグ・ミリオネア」や「ホテル・ムンバイ」の若き名優デヴ・パテルが、インドの猿神 ハヌマーンの神話から構想した原案をもとに、初めてのメガホンをとった監督デビューの主演作であり…、

インドを舞台にした「ジョン・ウィック」と例えられている復讐映画「モンキー・マン」を、今春4月5日から全米公開するユニバーサル映画が、アクション満載の予告編を初公開しました…!!、下 ↓ の 🔗 リンク先の紹介記事をご覧ください!!


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Billy's footnotes 💬


スカーレット・ジョハンソンのナターシャ・ロマノフが初登場(「アイアンマン 2」2010年)するよりも前どころか、マーベル・シネマティック・ユニバースの第1作めにあたる「アイアンマン」(2008年)が封切られるよりも前の…

2004年にライオンズゲートが企画したマーベルの戦うヒロイン映画「ブラック・ウィドウ」の構想を託された脚本家のデヴィッド・ヘイター、つまりザック・スナイダー監督の「ウォッチメン」(2009年)や、「X-Men」の旧シリーズの脚本家によれば…、


わずか12歳の少女の時に、自分を殺人兵器に育てた当時ソ連のスパイ組織 レッド・ルームと戦うことを決意したナターシャが、冷戦下の核軍拡競争の渦中に活躍する物語だったそうですから…、

Disney+ は、その作られなかった「ブラック・ウィドウ」のシナリオをもとに、ミラ・ジョヴォヴィッチの愛娘エヴァーちゃんが再びナターシャを演じる「ヤング・ブラック・ウィドウ」シリーズを作っては…?!と思わずにはいられませんね…!!


「レオン」(1994年)や「エア・フォース・ワン」(1997年)、そして、「ザ・フィフス・エレメント」(1997年)といった…

1990年代を代表する人気映画の悪役を演じたことで、当時は悪役俳優のようにも思われがちだった名優ゲイリー・オールドマンが、芸能レポーターのジョシュ・ホロウィッツのポッドキャスト番組にゲスト出演して…、


悪役はもうたくさん…と、その頃のぼくは思っていたから、ぼくのマネージャーが、クリス監督に「巡査部長のジム・ゴードン役はどうでしょう?」と提案して、クリス監督が「なるほど、それは面白そうだね」となったから、ぼくと監督が話し合って、ゴードン役に決まったんだけれど、ぼくはスケアクロウだったかもしれないね。

…というわけで、オッペンハイマーが演じた「バットマン・ビギンズ」(2005年)の悪役のひとりのスケアクロウを最初に打診されたのは自分だった過去の経緯を、ゲイリー・オールドマンが明らかにしてくれました…!!

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Billy's footnotes 💬


今夏の7月14日に始まった俳優組合のストライキはいつになったら終わって、「デッドプール 3」など期待の映画やドラマの撮影が再開されるの…?!と気になっている映画ファンの方は少なくないはずですが、映画スタジオと製作会社を束ねた業界団体 AMPTP を代表し、俳優組合との労使交渉にあたっている…

ディズニーのボブ・アイガー氏、Netflix のテッド・サランドス氏、ディスカバリーつまり昔はワーナーのデビッド・ザスラフ氏、そして、ユニバーサル映画のドナ・ラングレー女史らが難航し続ける交渉に業を煮やし、自分たちの提示する条件を俳優組合側が来週中に受け入れず、さらにストを続けた場合、年内の労使交渉は凍結して越年し、来年2024年1月まで話し合いには応じない!!と威圧する脅迫のゆすぶりに打って出るつもりらしい腹の底まで真っ黒の呆れ返るブラックな業界の体質が報じられ、ハリウッド映画離れをうながす話題となっています…。


いまの時点ではソーシャル・メディアのウワサですから、大真面目に受けとめてはダメですが…、

「ラブ&サンダー」(2022年)が絶不評だった「雷神ソー」シリーズを仕切り直す第5作めの監督の人選をディズニー・マーベルが検討しているらしい…と話題になっています…!!


2008年公開でしたから、もう約15年も昔…の大ヒット作になりますが、DC コミックスを代表する悪役を演じた俳優たちの中では、やはり、この人が1番だ!!というバットマン・ファンが少なくない…

故ヒース・レジャーさん(2008年没・享年28歳)が、クリス監督の「ザ・ダークナイト」のためにジョーカーのメイクをしているメイキングの未公開写真が発掘され、話題になっています!!


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Billy's footnotes 💬


デューン」のヴィルヌーヴ監督が立ち直れないほどの衝撃を受けて、我にかえるまでに数日間を要した…と、これ以上はないほどの賛辞を贈ったクリス・ノーラン監督の「オッペンハイマー」は、いまの21世紀に公開された映画のうち最も重要な作品であり、映画史上の最高傑作のひとつ…

…に位置づけられた全世界必見作ながら、あろうことか核兵器使用をほのめかしたロシアには配給しないため、ロシアの人にとっては幻の映画ですが、その…、


「オッペンハイマー」を当然、偉大な傑作映画!!とワシントン・ポストのインタビューに応じ、ほめ讃えたスパイク・リー監督が、これは批判ではなくて、あくまでも私的なつぶやきと前置いたうえで、上映時間が約3時間もある長尺だから、いっぱいいっぱいなのはわかるけれど、あと数分つけ足して…、

日本と日本の人たちが原爆のせいで、どういう目に遭ったのかを観せるか、あるいは映画の最後に日本の被爆の現実を紹介してほしかった…と、つまり原爆をテーマとしながらも、唯一の被爆国の日本への言及が不足していることを画竜点睛のように思ったのかもしれませんが、差別される弱者の側の視点から物語ることが常の同監督らしいとも言えそうな見解として話題となっています!!

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Weekend Box Office 💰 September 1 - 3, 2023 : 9月1日~3日の全米映画ボックスオフィスTOP5


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

第1位 (初) 「イコライザー 3」(7,000万ドル)

$34,500,000−(3,965館/$8,701)−$34,500,000

RT の評論家の支持率 76 % / Metacritic スコア 57 / 出口調査の CinemaScore A


そうか!!、そういうことだったのか…!!と結末で感激したいファンの方は、SNS などでのネタバレに要注意の最終章の封切り成績については、上 ↑ の🔗文字のリンク、または下 ↓ のダコタ・ファニングをタップしてください…!!


第2位 (2) 「バービー」(1億4,500万ドル)

$10,649,746−(3,586館/$2,970)−$609,533,746

RT の評論家の支持率 90 % / Metacritic スコア 80 / 出口調査の CinemaScore A


第3位 (3) 「ブルー・ビートル」(1億400万ドル)

$7,270,000−(3,316館/$2,192)−$56,574,000

RT の評論家の支持率 76 % / Metacritic スコア 61 / 出口調査の CinemaScore B+

そもそも映画館で封切る予定はなかった配信映画だけれど、これはたぶん面白いだろう…!!と、コミックヒーロー映画のファンが期待した「ブルー・ビートル」の国内での成績が約5,657万ドルに達して…、


今春に封切られた「シャザム 2」の国内での最終的な成績の約5,764万ドルを超えるのが確実!!となっていますが、コミックヒーロー映画の面白味がわからないディスカバリーが製作を途中放棄して、スクラップにしたレスリー・グレイス主演の配信映画「バットガール」を完成して、映画館で封切っていたなら、「シャザム 2」と「ブルー・ビートル」はもちろん、「ザ・フラッシュ」よりもヒットしただろう…!!と、コミックヒーロー映画のファンは考えていますね…!!


第4位 (1) 「グラン・ツーリスモ」(6,000万ドル)

$6,550,000−(3,856館/$1,699)−$28,660,546

RT の評論家の支持率 60 % / Metacritic スコア 46 / 出口調査の CinemaScore A


第5位 (4) 「奥本海黙」(1億ドル)

$5,520,000−(2,543館/$2,171)−$308,551,000

RT の評論家の支持率 94 % / Metacritic スコア 89 / 出口調査の CinemaScore A

パンデミック明け初の…という言い方をしてもよいのかどうか?!は、ちょっと微妙ですが、いずれにしろ、ハリウッドからの超久しぶりのお客さまとして、クリス監督が中国に来てくれた…!!

…というクリス監督大歓迎!!の盛り上がりも影響していそうですが、その世界最大の映画市場で封切られるや、現地の観客から、ほぼ満点の出口調査の絶賛スコアを与えられて、大ヒット!!の「奥本海黙」の世界総額の売り上げが約8億5,298万ドルに達して、「インセプション」(2010年)の約8億2,579万ドルを超えたことで、「ダークナイト・ライズス」(2012年)の約10億8,223万ドル、「ダークナイト」(2008年)の約9億9,873万ドルに次いで、クリス監督史上3番めの大ヒット作!!の位置づけにまで浮上しました…!!


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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Weekend Box Office 💰 August 25 - 27, 2023 : 8月25日~27日の全米映画ボックスオフィスTOP5


日本の映画館でも「映画の日」と銘打ち、鑑賞料金を値引きするサービスデーが実施されているのと同様に、アメリカで今日の日曜日の8月27日は「全米映画の日」として、どこの映画館で、どの映画を、どのような上映形態で観ても、ぜんぶ一律にたったの4ドル、つまり約586円ですから…

多くの映画館が満員御礼となり、売店のコンセッションの売り上げは跳ねあがるでしょうが、肝心のチケット代は大きく値下げされたため、この週末の興行成績の数字は、その「全米映画の日」の影響を受けたものになっているのを念頭に置いて頂きたいのと…、

*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

初登場第1位の PlayStation 製作・ソニピ配給「グラン・ツーリスモ」の封切り成績はフェイクだ…とまでは言わないものの、いわゆる「全米初登場第1位と宣伝したい詐欺」のトリックですから、実際はおそらく「全米映画の日」の恩恵を受けた「バービー」の首位返り咲きが本当だろうと理解したほうがよさそうです…!!

ウルヴァリンのヒュー・ジャックマンが悪役を演じて、2015年の春に全米公開された同じくソニピ作品「チャッピー」の封切り成績が約1,335万ドル(3,201館)の沈没だったことで失脚し、干されていた感のあるニール・ブロムカンプ監督のようやくの復帰作と言える「グラン・ツーリスモ」の封切り成績はフェイクだ…の込み入った事情は…、

「バービー」と「オッペンハイマー」が同時に大ヒット!!のブームが最高潮のタイミングに公開しても見向きされないのは火を見るよりも明らか…に重ねて、全米映画俳優組合のストのせいで、出演者の俳優たちが宣伝活動できない…の二重苦?!から、約2週間前の8月11日全米公開をキャンセルして、この週末の25日(金)封切りに遅らせることにしたソニピは…、


「グラン・ツーリスモ」の出来栄えには自信があったので、俳優たちが宣伝活動できない…を補うための宣伝活動として、複数回の先行特別上映のイベントを催すことで、イチ早く映画を観た観客が SNS を通じて、面白かった!!の口コミを拡げてくれるかも…と、いわゆるバズることを期待したわけですが、その有料の先行特別上映会からの売り上げに…

第1位 (初) 「グラン・ツーリスモ」(6,000万ドル)

$17,300,000−(3,856館/$4,487)−$17,300,000


RT の評論家の支持率 60 % / Metacritic スコア 46 / 出口調査の CinemaScore A

とうてい前夜とは言えない木曜日(24日)の午後2時に上映をスタートした前夜祭興行の売り上げを足した約530万ドルを初日の金曜日の成績に含めてしまいましたから、そのように水増しされた封切り成績の約1,730万ドルから約530万ドルを引くと、週末3日間の本当の成績は約1,200万ドルにまで下がってしまい、実際は第3位の「ブルー・ビートル」にも敗北した第4位の沈没デビューか…

…の結果となり、ニール・ブロムカンプ監督は前述の「チャッピー」=製作費は約4,900万ドルよりも高額の約6,000万ドルを費やした「グラン・ツーリスモ」が、負け犬系のベタなスポ根映画として、観客にはウケて、好評ながら興行的にはまた明らかに敗退…となってしまいます…。

そもそもは初日の金曜日に日付けが変わった真夜中の午前0時1分に始まるものだった前夜祭興行の上映開始が徐々に前倒しされて、「グラン・ツーリスモ」のように木曜日の午後2時頃に始まるのが当たり前の現状からすると、全米公開映画の初日は金曜日ではなく、木曜日が本当では?!、それなのにどうして「初日は金曜日」や、実際は週末4日間の成績なのに「週末3日間」の封切り成績と映画スタジオは言い張り続けて、水増しした「週末3日間の封切り成績」を公表し続けるのか…?!

…と、もう誰もが疑問に思っていて、興行成績のランキングはフェイク・ニュースだ…と言われても仕方ないだけに、フェイク・ニュースまがいは CIA Movie News のメインのサイトには掲載しない方針から、この全米映画ボックスオフィスTOP5 はココに移ったわけですが、大手映画スタジオのお金の流れは不透明で、詐欺めいている…のを踏まえると、脚本家と俳優の両組合がストを決行して、それが長期化し解決できそうにない業界破綻?!も当たり前か…というオチになりますね…!!


第2位 (2) 「バービー」(1億4,500万ドル)

$17,100,000−(3,736館/$4,577)−$594,801,000

RT の評論家の支持率 90 % / Metacritic スコア 80 / 出口調査の CinemaScore A


第3位 (1) 「ブルー・ビートル」(1億400万ドル)

$12,765,000−(3,871館/$3,298)−$46,309,000

RT の評論家の支持率 76 % / Metacritic スコア 61 / 出口調査の CinemaScore B+


第4位 (3) 「オッペンハイマー」(1億ドル)

$9,000,000−(2,872館/$3,134)−$300,024,000

RT の評論家の支持率 94 % / Metacritic スコア 89 / 出口調査の CinemaScore A

国内の成績が、ついに3億ドルを突破!!し、「インセプション」(2010年)の約2億9,258万ドルを超えて、「ダークナイト」(2008年)=約5億3,499万ドルと「ダークナイト・ライズス」(2012年)=約4億4,814万ドルに次ぐ、クリス監督史上3番めのヒット作!!


…の位置づけにたどり着いた「オッペンハイマー」は、ディズニーの「ザ・リトル・マーメイド」の約2億9,776万ドルと、ディズニー・マーベルの「ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー Vol.3」の約3億5,900万ドルとに挟まれた今年2023年の全米公開映画としては、年間ランキングの暫定の第5位となっています…!!



$6,100,000−(3,145館/$1,940)−$98,143,000

RT の評論家の支持率 96 % / Metacritic スコア 74 / 出口調査の CinemaScore A


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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Weekend Box Office 💰 August 18 - 20, 2023 : 8月18日~20日の全米映画ボックスオフィスTOP5


配信と違って、映画館は天気の影響を受けてしまいますから、ハリケーン・ヒラリーの西海岸接近にともない、この週末は出かけずに念のため、災害の備えをしようか…という人たちもいたに違いないことを念頭において、各映画の成績はお手柔らかに見てあげてください…⛈

*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

第1位 (初) 「ブルー・ビートル」(1億400万ドル)

$25,400,000−(3,871館/$6,562)−$25,400,000

RT の評論家の支持率 76 % / Metacritic スコア 61 / 出口調査の CinemaScore B+


「ブルー・ビートル」の封切り成績については、現在28歳だけれど、地元ブラジルの芸能界で子役からキャリアをスタートしたので、芸歴23年!!のギョーカイ大ベテランのヒロイン、ジェニー役のブルーナ・マルケジーニ ↓ をタップするか、上 ↑ の 🔗 文字のリンクをタップして下さい!!


第2位 (1) 「バービー」(1億4,500万ドル)

$21,500,000−(4,003館/$5,371)−$567,132,865

RT の評論家の支持率 90 % / Metacritic スコア 80 / 出口調査の CinemaScore A


第3位 (2) 「オッペンハイマー」(1億ドル)

$10,600,000−(3,321館/$3,192)−$285,221,735

RT の評論家の支持率 94 % / Metacritic スコア 89 / 出口調査の CinemaScore A

世界総額の成績が「インターステラー」(2014年)の約6億4,780万ドルを超えて、ついに7億ドルを突破し、約7億1,782万ドルにまで達した「オッペンハイマー」は…、

出演者のひとりのラミ・マレックが、伝説的ロック・バンドのクイーンの故フレディ・マーキュリー役を演じた「ボヘミアン・ラプソディ」(2018年)が記録した伝記映画史上最高の大ヒット!!の世界総額の興行成績の約8億8,221万ドルに次ぐ、歴代第2位!!だけに、果たして、原爆の父の故 J. ロバート・オッペンハイマー博士が故フレディ・マーキュリーを超えるのか…?!


…の期待が寄せられることになりますが、いずれにしろ、ラミ・マレックは伝記映画の歴代興行成績の世界ランキング第1位と第2位の両方に出演した伝記映画の名優ということになりますね…!!



$8,425,000−(3,004館/$2,805)−$88,130,087

RT の評論家の支持率 96 % / Metacritic スコア 74 / 出口調査の CinemaScore A


第5位 (初) 「ストレイズ」(4,600万ドル)

$8,300,000−(3,223館/$2,575)−$8,300,000

RT の評論家の支持率 54 % / Metacritic スコア 55 / 出口調査の CinemaScore B+

アフリカ系のマイルス・モラレスが主人公の「スパイダーマン」の並行世界のアニメ映画シリーズのみならず、やはり動物ネタの「コケイン・ベア」が今春の全米公開で大ウケした仕掛け人コンビのプロデューサー、フィル・ロードとクリス・ミラーが…、


クリステン・ウィグとアニー・マモローのコンビが主演したコメディ映画「バーブ・アンド・スター」(2021年)のジョシュ・グリーンバウム監督を起用して、本来であれば子ども向けのはずの「しゃべる犬映画」を大人向けに仕上げた「ストレイズ」を配給したユニバーサル映画としては…


前述の「コケイン・ベア」に続く大ヒットを期待したはずですが、声優にお笑いの大御所ウィル・フェレルはじめ、ジェイミー・フォックス、グレタ・リー、アイラ・フィッシャー、ランドール・パークら豪華な声ぶれをそろえたものの、大人の観客が「しゃべる犬映画」を観るはずもなく…、

そんなに安くはない製作費の約4,600万ドルに対して、封切り成績は沈没のたったの約830万ドルでしたから、ユニバーサル映画は第3位のクリス・ノーラン監督の「オッペンハイマー」の大ヒットが稼いでくれた儲けが、この「しゃべる犬映画」で帳消しか…などと言われても仕方のない結果となっています…。

🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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Billy's footnotes 💬


オッペンハイマー」が大ヒット中のクリス・ノーラン監督は「ワイルド・スピード」を観るのをやめられない!!と、同シリーズの大ファンを公言しているだけに、ただの映画ファンとしては、俗っぽい娯楽作がフツーに大好きの人ですが…、

そのクリス監督がスポーツ・キャスターのリッチ・アイゼンの番組で「テレビをつけて、たまたま放送していたら、そのまま観ずにはいられない映画は?!」と尋ねられ、故スタンリー・キューブリック監督の作品だったら、どれも観ずにはいられない!!と、世間が勝手にイメージするクリス監督像にそったような答えを返したのに加えて…、


「コメディ映画の傑作も観ずにはいられない、ぼくにとっては「タラデガ・ナイツ」だね!!」と、2006年公開のウィル・フェレルとジョン・C・ライリーの「俺たち」コンビのタイトルをあげたことが意外に思われて、話題になっていますが…、


しかし、アダム・マッケイ監督の「タラデガ・ナイツ」はコメディ映画の最高傑作のひとつだ!!と知っている爆笑の経験をされた映画ファンの方は、クリス監督の映画の好みを聞いて、むしろ、当たり前に思ったのでは…!!


サンドラ・ブロックがアカデミー賞の最優秀主演女優賞に選ばれた大ヒット作「ザ・ブラインド・サイド」(2009年)は、のちに NFL で活躍をするアメフトの才能に秀でたマイケル・オアー選手が高校生のとき、アフリカ系によくある話として、恵まれない環境にいるのを知った白人のテューイ夫妻が養子縁組して支え、成功に導いたとする善意を描いたスポーツ感動実話の映画化でしたが…


しかし、実際はテューイ夫妻は、オアー選手を家族とする養子縁組はしておらず、単にオアー選手の権利を横どりできる後見人制度の抜け穴を悪用しただけであり、映画と原作にあたる伝記本から得られた利益はテューイ家が独占して、当のオアー選手には1ドルも与えられなかった…。


…と、ひと言で言えば、現実は詐欺だったのに、前述のようにスポーツ感動実話の「白人の善意の美談」と誤認されている「ウソの事実」を訂正する嘆願書を、オアー選手がテネシー州の裁判所に提出しました…😔

オアー選手の嘆願のほうが「本当の事実」だった場合、実話の映画化と宣伝したワーナー、つまりディスカバリーも詐欺の片棒を担いだことになりますし、サンドラ・ブロックはタチの悪い白人の女…、いま俗に言うところの “ カレン ” を演じて、オスカーを受賞したことになります…。

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Weekend Box Office 💰 August 4 - 6, 2023 : 8月4日~6日の全米映画ボックスオフィスTOP5


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

第1位 (1) 「バービー」(1億4,500万ドル)

$53,000,000−(4,178館/$12,685)−$459,381,000

RT の評論家の支持率 90 % / Metacritic スコア 80 / 出口調査の CinemaScore A


第2位 (初) 「メグ 2 : ザ・トレンチ」(1億2,900万ドル)

$30,000,000−(3,503館/$8,564)−$30,000,000

RT の評論家の支持率 29 % / Metacritic スコア 40 / 出口調査の CinemaScore B-

同日に封切られたディスカバリーの「バービー」とユニバーサル映画の「オッペンハイマー」が同時に大ヒット!!の驚きの大ブームの状況に、これは太刀打ちできそうにない…と判断したらしいソニピが、映画俳優組合のストという、そもそもピンハネをするブラック企業の自分たちが招いた身から出たサビの事態も含めて、「グラン・ツーリスモ」の全米公開を8月11日から25日に約2週間の延期をしたのとは裏腹に…、


どうせ半分は中国資本で作られた中国映画みたいなモノだし、出来栄えの評価も芳しくないから…と軽く扱うことにしたのか?!、自社の「バービー」に海洋アクション映画「メグ」の第2作め「ザ・トレンチ」をブツケたディスカバリーが公表したオープニング成績は約3,000万ドルでしたから、前作の同成績の約4,540万ドル(4,118館)から大きく数字を下げてしまいましたが…、


ウー・ジン(「ウルフ・オブ・ウォー」シリーズ)を国際的なスターとして売り出したい中国側の芸能界の都合から、超巨大なサメとのバトルを生き延びたヒロインのスーイン(リー・ビンビン)は死んだ…とされた設定に、前作のファンが複雑な心境の続編の封切り成績の予想は2,500万ドル前後だったので、ひとまず期待を超えた手堅いヒットを果たした「メグ 2」の世界総額の封切り成績は本国?!の中国で約2,050万ドルを稼いだのを含めて、約1億4,200万ドルとなっています…!!


第3位 (2) 「オッペンハイマー」(1億ドル)

$28,700,000−(3,612館/$7,946)−$228,519,000

RT の評論家の支持率 94 % / Metacritic スコア 89 / 出口調査の CinemaScore A

今年2023年公開映画の最高傑作のひとつ!!の域を超えて、今世紀の最高傑作!!とか、映画史上の最も重要な作品のひとつ!!とまで称賛され始めただけに、今後の様々な映画賞の発表では…

最優秀作品賞 「オッペンハイマー」
最優秀監督賞 クリス・ノーラン
最優秀主演男優賞 キリアン・マーフィー
最優秀主演女優賞 エミリー・ブラント
最優秀助演男優賞 ロバート・ダウニー Jr.

…といった結果をひんぱんに目にするのでは…?!と期待され始めた原爆の父の苦悩を描いた約3時間のシリアスなドラマ映画が、あろうことかマーベルの大ヒット作「ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー」の第1作め(2014年)と同じペースの公開15日めに超大台の2億ドルを突破!!

いまの時点で国内の成績が約2億2,852万ドルの「オッペンハイマー」は、結末は夢か否か?!の「インセプション」(2010年)の最終的な同成績の約2億9,258万ドルを超えるかも…ですから、「ザ・ダークナイト」(2008年)=約5億3,499万ドル、「ザ・ダークナイト・ライズス」(2012年)=約4億4,814万ドルに次いで、クリス監督史上3番めのヒット作!!に発展するかもしれない…


「オッペンハイマー」の世界総額の成績は約5億5,289万ドルに達していますから、「インターステラー」(2014年)=約6億4,780万ドルに次いで、いまのところクリス監督史上5番めのヒット作!!の位置づけです!!、なお、「インターステラー」より上位の3作品は言うまでもなく、「ザ・ダークナイト・ライズス」、「ザ・ダークナイト」、そして、「インセプション」ですね…!!



$27,950,000−(3,513館/$7,956)−$43,023,000

RT の評論家の支持率 96 % / Metacritic スコア 74 / 出口調査の CinemaScore A

「スパイダーマン」の実写映画の製作を他社のディズニーに委託したソニピが、自分たちはアニメ映画の製作に取り組んで、「イントゥ・ザ・スパイダーバース」(2018年)を大成功させたのを見たパラマウント傘下のニコロデオンが、あぁ、その手があったか…!!とばかりに…、


Amazon の過激なヒーローもの「ザ・ボーイズ」シリーズや、ソニピのアニメ映画「ソーセージ・パーティ」(2016年)などをプロデュースして、大ヒットに導いた実績を持つ「ニンジャ・タートルズ」マニアのお笑い芸人セス・ローゲンを仕掛け人に起用し、ソニピが Netflix に転売したアニメ映画の傑作「ザ・ミッチェルズ vs.ザ・マシーンズ」(2021年)を共同監督したジェフ・ロウ監督…


…にメガホンを託した「ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ」の映画の最新作「ミュータント・メイヘム」、つまり「ミュータントの大騒動」を全米公開したパラマウント映画が公表した週末3日間のオープニング成績は約2,795万ドルでしたが、「バービー」と「オッペンハイマー」の2強を警戒して、週の半ばの水曜日を初日にした8月2日からの計5日間の封切り成績としては約4,302万ドルの大成功!!のしてやったりの結果となっています…!!


第5位 (3) 「ホーンテッド・マンション」(1億5,000万ドル)

$8,971,000−(3,740館/$2,399)−$42,021,000

RT の評論家の支持率 41 % / Metacritic スコア 48 / 出口調査の CinemaScore B+


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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Weekend Box Office 💰 July 28 - 30, 2023 : 7月28日~30日の全米映画ボックスオフィスTOP5


*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

第1位 (1) 「バービー」(1億4,500万ドル)

$93,000,000−(4,337館/$21,443)−$351,403,000

RT の評論家の支持率 90 % / Metacritic スコア 80 / 出口調査の CinemaScore A


第2位 (2) 「オッペンハイマー」(1億ドル)

$46,200,000−(3,647館/$12,668)−$174,060,000

RT の評論家の支持率 94 % / Metacritic スコア 89 / 出口調査の CinemaScore A

2018年夏に「X-Men」スピンオフのヒーロー映画の話題作として封切られるや、大人向けのR指定作品ながら、前作(2016年)を上まわる大ヒットになった「デッドプール 2」の公開2週めの成績は約4,346万ドル(4,349館)でしたが…、

やはり、同じく集客がやや難しくなる大人向けのR指定どころか、映画館の座席の回転率がよいとは言えない約3時間の長い上映時間を使って、原爆開発者の苦悩という地味なテーマをシリアスに描いたドラマ映画が娯楽満載のエンタメに徹した「デッドプール 2」を超えるなんて…!!と驚きの公開2週めの成績=約4,620万ドルを稼いだクリス監督の「オッペンハイマー」は…、


国内での売り上げが早くも約1億7,406万ドルに達し、戦争をテーマにした点が共通する「ダンケルク」(2017年)の国内の最終的な成績の約1億9,007万ドルに迫り、世界総額の成績が4億ドルを超えたので、製作費の約1億ドルを回収するのは間違いありませんから、映画は映画館で上映してこそ価値がある!!の正論の主張をクリス監督が自ら証明してくれた…!!と言えそうですね!!


第3位 (初) 「ホーンテッド・マンション」(1億5,000万ドル)

$24,200,000−(3,740館/$6,471)−$24,200,000

RT の評論家の支持率 41 % / Metacritic スコア 48 / 出口調査の CinemaScore B+

ディズニーランドの同名アトラクションをあらためて再映画化するにあたり、当初に起用したギレルモ・デル・トロ監督とライアン・ゴズリングのコンビを続けていれば、ライアン・ゴズリングは「バービー」に主演せず、同映画の大ヒットの影響を受けることはなかったかもしれない…


…ので、ギレルモ・デル・トロ監督の悪夢の「ホーンテッド・マンション」を作るべきだったかもしれないディズニーが公表したジャスティン・シミエン監督(「ディア・ホワイト・ピープル」2014年)の「ホーンテッド・マンション」の封切り成績は、3,000万ドルは超えるはず!!の予想に反して、まったく期待ハズレの約2,420万ドルだったことから…、


エディ・マーフィを主演に担ぎ出すも、興行が不発に終わり、シリーズ化には到らなかった2003年公開の旧作「ホーンテッド・マンション」の封切り成績=約2,428万ドル(3,122館)と同等の同じ結果のくり返しになってしまいましたが、約20年も昔の…

2003年当時の約2,428万ドルは現在のお金の価値に換算すると約3,983万ドルになるため、そのウケなかった旧作と似たようなコメディを作っても同じ失敗のくり返しだから、ギレルモ・デル・トロ監督のようなホラー映画の達人の斬新なヴィジョンの持ち主に託すべきだったのでは…?!という誰でもわかりそうなことが、ディズニーの重役にはわからなかった「ホーンテッド・マンション」の鑑賞を周囲にも薦めたいと回答した観客は約6割しかいなかったので、客足が伸びるとは思えないロザリオ・ドーソン主演作は、Disney+ での配信ヒットに望みを託すしかなさそうです…。


第4位 (3) 「サウンド・オブ・フリーダム」(1,450万ドル)

$12,409,300−(3,411館/$3,638)−$148,972,065

RT の評論家の支持率 76 % / Metacritic スコア 60 / 出口調査の CinemaScore A+



$10,725,000−(3,191館/$3,361)−$139,233,000

RT の評論家の支持率 96 % / Metacritic スコア 81 / 出口調査の CinemaScore A


第6位 (初) 「トーク・トゥ・ミー」(450万ドル)

$10,028,632−(2,340館/$4,286)−$10,028,632

RT の評論家の支持率 95 % / Metacritic スコア 76 / 出口調査の CinemaScore B+

キャンドルに火を灯して、エンバーミングつまり防腐処理された手と握手し、「わたしに話しかけてください」と言えば、霊がやって来るから「あなたを受け入れます」と言って、霊を憑依させる戦慄の体験を味わうものの、90秒を過ぎないうちにキャンドルの火を消し、「もう扉を閉じます」と霊を追い払わなければ、霊がこの世にとどまってしまう…!!


…という降霊会にハマった若者たちの恐怖を描いたオーストラリア発の大絶賛を博しているホラー映画「トーク・トゥ・ミー」を、いわゆる “ A24 ホラー ” つまり映画通や若者に支持される現代的に新しい趣向のホラー映画のブランドの新作として封切った配給の A24 が公表した封切り成績は、いかんせん上映館数が少ないため、「ミッション: インポッシブル」に僅差で敗れた第6位でしたが、映画通の方はぜひ、これから観る予定のラインナップに加えておいてください…!!

「トーク・トゥ・ミー」をデビュー作として、メガホンをとった将来性に期待大の新人監督は、YouTuber の RackaRacka として知られる双子のダニーとマイケルのフィリッポウ兄弟です…!!


🍿映画鑑賞料金は昔は、どの作品も同じ横並びが、今は例えば、話題の大作は IMAX や 4DX 上映もあるなど、つまり顧客単価の複雑化が進み、小品が動員で勝っても、興行成績の数字では大作を上まわることができない場合もあり得るため、ランキングの順位が興行の成否や人気を示しているとは限らず、配信の事情も影響しますから、あくまで、ひとつの目安として、受けとめて下さい。

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